2016年4月には調剤報酬改定があり、保険薬局の経営は一層厳しいものとなることが予想されています。

 

増収となっている薬局の多くは薬価の高い「ソバルディ錠」や「ハーボニー配合錠」などの処方を受け付けたからという理由がほとんどです。

 

処方箋分業が頭打ちとなり、かつ保険財政が逼迫しているこの時代に調剤薬局の経営が右肩上がりで良くなっていくということは考えられません。

仕事ができない、能力の低い薬剤師を雇っておくほど利益が出る状況ではないのです。

ですが、薬剤師の供給には地域間の格差があり、都市部ではほぼ充足しつつありますが地方はまだまだ薬剤師不足です。そのためまだ能力の低い薬剤師が淘汰されません。

 

能力が高く仕事のできる薬剤師と能力が低くてなんとなく仕事をしている薬剤師の給与差が少ないことが、仕事ができる薬剤師のモチベーションを下げる一因になっていると考えられます。

 

薬剤師の仕事は患者さんから評価されるべきです。ですが、営業などと違い薬剤師の仕事は数字で評価されにくいという特徴があります。(調剤過誤は0が基本ですから少なくても評価されません。多ければ評価は当然下がります。)

 

巷にはブラック薬局といわれる薬局も存在しています。(ここでいうブラック薬局とは働く従業員にとってのブラックという意味です。)

 

個人としての薬剤師は優れていてもその薬局(会社)自体が良くないため能力を発揮できていない薬剤師も少なくありません。

 

「誠実な仕事ができる環境にある薬局で、最大限薬剤師としての能力を生かして患者さんに貢献したい。」

 

そう考えている薬剤師が報酬をしっかり得られるような情報を提供していきたいと考えています。

 

まずは自分がいま置かれている状況を把握し、変えられるものは変えていく努力をする。

自分一人の力で変えられなければ他の人の力を借りて変えるよう試みる。

それでもだめなら薬局(会社)を出る覚悟で各薬剤師が行動を起こしていけば、おのずと「ブラック薬局」は減っていくと思います。

 

個々の薬局がさらに優れたものになって行くことで患者さんからの評価も上がり、結果的には薬剤師の評価が高まって調剤報酬のアップにつながるはずです。

それを最終目標に頑張って行きたいと思います。