管理薬剤師の年収・管理薬剤師手当相場│年収大幅アップの3要件
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管理薬剤師に興味がある一般薬剤師

管理薬剤師になると管理薬剤師手当がついて年収がアップすると聞きました。

実際どのくらいの年収がもらえるのでしょうか。年収相場を教えてください。

薬局の薬剤師が昇進する最初のステップは管理薬剤師です。管理薬剤師手当がいくらもらえるのか気になる方もいるでしょう。

管理薬剤師になると、仕事も責任も大幅に増えますので、管理薬剤師手当が割に合うと感じるかは人それぞれです。

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今回は管理薬剤師手当の相場と、管理薬剤師になったら本当に年収がアップするのか、必要な3つの要件について解説していきます。

本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • 管理薬剤師手当の相場
  • 管理薬剤師の年収相場
  • 管理薬剤師に昇進すると最も年収がアップする3つの要件
自己紹介

pharma_di(ファマディー)

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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

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結論
管理薬剤師手当の相場は、月額3~6万円程。管理薬剤師の年収相場は550万円から800万円となっています。

一般薬剤師から管理薬剤師に昇進して年収がアップする要件は、管理薬剤師手当が高額であること、管理薬剤師にも残業代がしっかりとつくこと(みなしや上限なし)、給与テーブルが変更になり基本給もアップすることの3つです。

管理薬剤師手当の相場は3万円~6万円程度

管理薬剤師になるとそれまでと比べて仕事量が増え、そして責任が重くなります。

それに対する手当が管理薬剤師手当です。

管理職手当の相場は3万円から6万円程度です。

ちなみに私がもらっている管理薬剤師手当は月60,000円です。前の会社の管理薬剤師手当は月50,000円でした。

あなたの薬局の管理薬剤師手当はいくらなのかは就業規則に定められているはずです。今すぐ確認しましょう。

管理薬剤師手当の相場は月額30,000円から60,000円

調剤併設ドラッグストアの場合100,000円というところもあります。

管理薬剤師になるにはこちらをどうぞ。

管理薬剤師の給料・年収相場

管理薬剤師の年収相場は550万円から800万円

管理薬剤師の年収は、職場や地域によっても大きく異なります。また、勤続年数や年齢、評価によっても異なります。

一般薬剤師との年収比較

一般薬剤師と管理薬剤師の年収を比較すると、管理薬剤師の方が約100万円から200万円程度高くなります。

これは、後述する管理薬剤師手当や残業手当が増えること、基本給が上がり、賞与(ボーナス)が高くなることが主な要因です。

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管理薬剤師は一般薬剤師よりも責任や業務量が多く、残業や休日出勤をすることも多いため、割に合わないと感じることもよくあります。

管理薬剤師になると年収は大幅アップ

一般薬剤師から管理薬剤師に昇進すると年収はどのくらいアップするのかを見ていきます。

管理薬剤師に昇進するとどのくらい年収がアップするのか。

次の3つの要件に当てはまる数によって年収アップ幅が違ってきます。

  • 管理薬剤師手当の額
  • 管理薬剤師が残業すると残業代は支給されるのか
  • 給与テーブル自体が変更するかしないか

管理薬剤師手当の額

一般職から管理薬剤師に昇進すると、管理薬剤師手当という形で給与に反映されることがほとんどです。

例えば管理薬剤師手当が月額50,000円だった場合、年収にすると60万円アップするということです。

管理薬剤師が残業すると残業代は支給されるのか

管理薬剤師手当の他にもう1つ確認すべきは管理薬剤師の残業代の扱いがどうなっているかです。

残業手当とは、定められた労働時間を超えて働いた場合に支給される手当のこと。

管理薬剤師になると売上や利益などの経営管理や分析を行ったりトラブル対応や人事管理を行ったりすることが多くなり、残業時間がほぼ確実に増えます。

会社によっては管理薬剤師に対して残業代が支払われないところもありますので注意してください。

また、みなしで一定の残業代が出るところや残業代に上限が設けられているところもあります。

例えば月に10時間分の残業代がみなしで付くという薬局がありますが、言い方を変えれば10時間以上残業をしても残業代がもらえないということです。

自分の薬局もしくは転職先の薬局はどうなっているかを確認しておきましょう。

残業が多い薬局の一般薬剤師が昇進して管理薬剤師になったら年収が下がったという事もよくある話です。

給与テーブル自体が変更するかしないか

管理薬剤師手当、残業の有無に加えてもう一つ大事な点が、管理薬剤師に昇進すると給与テーブル自体が変わるかどうかです。

昇進することによって管理薬剤師用の給与テーブルに変わるのであればそれに伴って基本給もアップします。

基本給がアップすればそれを基に計算されるボーナスの額もアップします。

管理薬剤師の年収・管理薬剤師手当相場│年収大幅アップの3要件(まとめ)

管理薬剤師に昇進して最も年収が上がるのは

  • 管理薬剤師手当が高額であること
  • 管理薬剤師にも残業代がしっかりとつくこと(みなしや上限なし)
  • 給与テーブルが変更になり基本給もアップすること

この3つの条件がそろった会社なら、一般薬剤師から管理薬剤師に昇進することで年収の大幅なアップが期待できます。

以下の薬剤師転職サイトなら、その薬局の管理薬剤師手当の額や残業代がつくかどうか、給与計算についても調査してくれます。


転職後に管理薬剤師への昇進を目指すのなら、この3つの要件を満たすかどうかを確認してみてください。必ず役に立つはずです。