
門前医療機関の診察終了時間のところでも出てきましたが、診療科によって薬局の業務内容は大きく違ってきます。
診療科別に門前薬局の特徴を挙げてみました。
耳鼻科・小児科
ドライシロップや液剤の調剤が多い。小児科は冬場特に大混雑。耳鼻科は冬場から春先の花粉症シーズンまで大混雑。子供の比率が多く、親の仕事が終わった夕方~夜に患者のピークがあることも。連休明けは混雑。
残業が多い。
眼科
点眼液の処方が多いため調剤にかかる時間は少ない。
白内障の手術を実施していると、その時間帯は処方箋がほぼ出ない。
皮膚科
ステロイド+保湿剤など軟膏やクリームの混合調剤が多い。混合用の機械が導入されていないと腱鞘炎になる場合も。
整形外科
湿布やクリームの外用剤が中心。鎮痛薬やリウマチ、骨粗鬆症の内服薬の処方もある。
精神科
散剤の調剤や一包科調剤の比率が比較的多いため、調剤に時間がかかる。服薬指導時に気を遣う場合も。
診療科別門前薬局の特徴を簡単に挙げて見ましたが、もちろん全ての薬局が当てはまるわけではありません。
薬局見学をする機会があれば、普段良く受けている処方箋の内容を聞いてみるのもよいでしょう。