薬剤師の退職金制度一覧│退職金がもらえる薬局と退職金なしの薬局
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退職金について考えていなかった薬剤師

今の会社に入るときに退職金のことなんて全く考えていませんでした。

そもそも退職金はもらえるのでしょうか?

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このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • あなたの薬局の退職金制度はどれ?
  • こんな薬局で働いているなら要注意
自己紹介

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私は転職経験2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師です。
1回目は転職大失敗。2回目の転職活動では薬剤師転職サイトのコンサルタントの方に大変お世話になりました。そのおかげで転職に成功し、転職1年目の年収は600万円超。現在の年収は880万円です。⇒薬剤師になってからの年収推移公開

薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。自らの体験談を基にしてこの記事を書いています。

結論
退職金がもらえるかもらえないかは、薬局がどの退職金制度を採用しているかによって決まります。

退職金がもらえるようになるまで転職を待とうか悩んでいる薬剤師はこちらが参考になるかもしれません。

あなたの薬局の退職金制度はどれ?退職金は4種類

突然ですが、あなたの薬局には退職金制度はありますか?


退職金制度は大きく5種類に分けられるのですが、どの退職金制度が採用されているか知っていますか?

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薬局の退職金制度を見ていきましょう。大手調剤チェーンやドラッグストアがどの退職金制度を採用しているかも調べてみました。

薬局で採用されている退職金制度一覧

  • 退職一時金制度
  • 確定給付企業年金制度
  • 確定拠出年金制度
  • 前払い退職金制度
  • 中小企業退職金共済制度
  • 退職金制度なし

退職一時金制度

退職一時金制度とは、企業が内部で積み立てを独自で行い、従業員が退職する際に支払う一時金のこと。


企業独自の制度なので様々なタイプがありますが、おおむね次のような方法で退職金の支給額が決定されることが多いです。

定額制

勤続年数によって支給される退職金の額が決定される方法。

最終給与比例制

退職時の給与に勤続年数などに応じた支給率を乗じて給付額を算定する方法。

ポイント制

勤続年数や経験役職、資格などに応じたポイントを計算して退職金の額を計算する方法。

確定給付企業年金制度

確定給付企業年金制度とは、企業が外部に掛金を拠出することで積み立てておき、従業員が退職したあとに支給される制度です。


掛金は、基本的に企業側が負担し、掛金の運用も企業が行います。


運用の成績が良くても悪くても、給付される金額が確定されています。

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給付される金額が確定しているから確定給付企業年金制度と呼ばれています。

確定拠出年金制度

確定拠出年金制度とは、企業が外部に掛金を拠出することで積み立てておき、従業員が退職したあとに支給される制度です。


DCや401Kなどと呼ばれています。


さきほどの確定給付企業年金制度との大きな違いは、掛金の運用方法は従業員が選択することです。


支給される金額は運用の結果によって決まります。そのため、運用リスクは従業員が負うことになります。

 確定拠出年金制度の薬局から転職をする際の注意点
確定拠出年金制度を採用していた薬局を退職しても60歳になるまではそのお金を引き出すことができません。


転職先の薬局も確定拠出年金制度を採用している
転職先の薬局が確定拠出年金制度を採用している場合、今まで退職金のために運用してきた資産を転職先の制度に移管することになります。

転職先の薬局は確定拠出年金制度を採用していない
転職先の薬局が確定拠出年金制度を採用していない場合、今まで退職金のために運用してきた資産を個人型確定拠出年金(iDeCo(イデコ))に移換することになります。

個人型確定拠出年金(iDeCo(イデコ))の口座を持っていない場合は新たに開設をしなくてはなりません。

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拠出する金額が確定しているから確定拠出年金制度と呼ばれています。

前払い退職金制度

前払い退職金制度とは、在職中の給与・賞与に退職金相当額を上乗せして先に支給する制度です。


退職金に相当する額を先に給与等で受け取りますので、毎月の手取り額が増えるというメリットがあります。

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定年まで長く働くつもりのない薬剤師にとっては前払い退職金制度の薬局に勤務したほうが得するケースが多いですね。

前払い退職金制度にはデメリットもあります。


前払いされた退職金相当額も賃金(給与所得)として全額が所得税・住民税の課税対象となります。


そのため、退職後に一時金として退職金を受け取る場合と比べて税金の負担が重くなってしまいます。

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退職金を前払いで先に受け取っていますので退職する時には「退職金」の支給はありません。
老後に必要な資金は、前払いで受け取ったお金を投資に回すなどして自分で準備をしておきましょう。

前払い退職金を確定拠出年金の掛け金にすることができる制度の薬局もあります。


この制度の薬局であれば、退職金を前払いとして先にもらうか確定拠出年金にするかを自分で決めることができます。

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給料が高いからこの薬局に入社にしたのに、実は前払い退職金制度で給料が高く見えるだけだったということもあります。

転職の際には気を付けましょう。

中小企業退職金共済制度

退職金共済制度とは、企業が共済と契約を結び、毎月掛金を払って退職金を積み立て、退職時に支給する制度です。


大手以外の薬局では、中小企業退職金共済制度を利用しているところが多いようです。


もし薬局が倒産した場合でも、退職者は共済から退職金を受け取ることができます。

退職金制度なし

個人薬局や数店舗だけの小規模チェーン薬局では退職金制度が無いところもあります。

退職金をもらうことはできませんので、積み立てなどをして自分で老後の準備をしておきましょう。


今の給料が満足できる水準であれば良いですが、そうでなければ生涯賃金的には結構きびしいかもしれません。

求人票や募集要項に退職金ありと書いていなくても、確定給付企業年金確定拠出年金と書かれていれば退職金の制度があるということですから大丈夫です。

薬局・ドラッグストアの退職金制度

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上でも書きましたが、確定拠出年金制度のある薬局から転職をするなら確定拠出年金制度のある薬局へ転職したほうが退職金の移管が簡単です。

ちなみに、調剤薬局事務であっても制度は同じである場合がほとんどです。


薬剤師だけがもらえるという意味ではありません。


調剤薬局事務であっても要件を満たせば退職金が支給されます。

こんな薬局で働いているなら要注意

この記事を読んでくれているあなたはまだ若いから退職金のことなどまだ深く考えていないかもしれません。


老後の事より今の給料の方が大事という意見が多いことでしょう。


想像してみてください。


定年間近になってから『あてにしていた退職金がもらえない!』と気づいたらどうですか。


それでは遅すぎるのです。

「いやいや、どうせ定年まで働くつもりはないし。」という声も聞こえてきます。


制度によっては、定年まで働かなくても転職で退職する際に退職金が支給されます。

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そうなんですね!

退職金制度はとても重要であることがお分かりいただけたと思います。

まずはあなたの薬局の退職金制度がどういったものなのかを調べてみましょう。


退職金制度については、就業規則に記載されているはずです。


就業規則がどこにあるかわからない場合は上司に聞いてみましょう。

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うちの薬局の退職金制度について調べてみます。

あなたの薬局の退職金制度が以下に当てはまるなら注意が必要です。

 こんな薬局で働いている薬剤師は要注意!

  • 退職金制度無し
  • 前払い退職金制度だったのに給料が相場より高くない
  • 調べてもわからない・教えてくれない・濁された

残念ながら当てはまってしまったあなた。今の給料の他に退職金が支給されることは無いと考えておきましょう。

そんな薬局で働くことになってしまったあなたでもまだ大丈夫です。


今から老後資金を準備する時間はたくさんあります。


生涯賃金をもっと増やす方法もあります。

現時点での給料に満足しているし、退職金が無くても平気。


すでに老後資金もしっかり準備しているから退職金は別にいらない。


そんな薬剤師ならこのままで大丈夫です。


そうでない薬剤師なら、一度将来設計について考えてみたほうが良いでしょう。

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 まとめ

薬局の退職金制度を調べてみましょう。

  • 退職一時金制度
  • 確定給付企業年金制度
  • 確定拠出年金制度
  • 前払い退職金制度
  • 中小企業退職金共済制度

いずれかの退職金制度を採用しているはずですが、退職金制度が無い薬局もあります。

退職金ありと書かれていなくても、上の5つのどれかが書いてあれば退職金制度があるということです。


退職金制度が無かった、前払い退職金制度だったのに給料が相場より高くない、調べてもわからない・聞いたのに教えてくれない、濁された・・・。


こんな薬局だったら、このまま安心して長く働くことは難しいかもしれませんね。

あなたは、今の給料にそれほど不満を感じていないかもしれません。


今は不満を感じていなくても、これから結婚をして子供ができて、教育資金も必要になって、家も買ってとお金はますます必要になってきます。


それでも今の給料のままで大丈夫であると言い切れるでしょうか?


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