

パート薬剤師として働きたい人
パート薬剤師として働きたいのですが、この前は面接で落とされてしまいました。
何とか良い条件で採用してもらいたいのですがどうすればよいでしょうか。

このような薬剤師の疑問に答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- パート薬剤師として好条件で採用されるために必要な5つの事
- パートで働きたい薬剤師こそ薬剤師転職サイトを使うべき3つの理由

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。
転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
→詳しい自己紹介
薬剤師パートを募集している薬局は減少傾向【採用は厳選】
コロナの影響もあって、調剤薬局に持ち込まれる処方せんの枚数が減少しています。
今までは午前中に1名パート薬剤師が必要だったけど、今ではパート薬剤師無しでも大丈夫になってしまったという薬局も少なくありません。
こういった理由により、パート薬剤師を募集している調剤薬局は減少傾向となっています。
とはいえ、パート薬剤師にとって厳しい状況というわけでもありません。
薬剤師を正社員ではなく、パートで雇いたいと考える調剤薬局もまだまだあるからです。
今までは正社員薬剤師3名だったのを、今後は正社員2名と午前中のみパート1名で回すといった具合です。
薬剤師3名のところを2.5名で回していくイメージですね。
こういった薬局では、パート薬剤師を主戦力として考えています。
従来の忙しい時のサポートという位置づけからは大きな変化です。
パート薬剤師を主戦力と考えるようになってからは、パート薬剤師は採用時に厳選されているというのが現状です。
薬剤師パートの採用事情
- 薬剤師パートを募集している薬局は減少傾向。
- 正社員からパートに切り替えるなどの理由で、パート薬剤師の求人はまだまだある
- パート薬剤師は主戦力としている薬局が増加しており、採用を厳選している
コロナ前は「薬剤師なら誰でもよい」というような状況もまだ残っていましたが、今は違います。
パート薬剤師の売り手市場は終わりました。
応募するだけで自動的に内定が出るようなことはありません。
現在のパート薬剤師の転職事情を良く理解し、パート薬剤師として好条件で採用されるためにはどうすればよいかをまとめました。
薬剤師がパートとして好条件で採用されるために必要な5つの事
- 自分の能力・強みをアピールする
- 薬局が求めている働き方ができることをアピールする
- 採用条件を交渉する
- より多くの薬剤師パート求人に触れる
- 長期間勤務可能であることを伝える
自分の能力・強みをアピールする
薬剤師パートを募集している薬局に電話をすれば、簡単な面接を経て即入社が可能だったことも過去にはありました。
今はそうはいきません。
先ほども書いたように、薬局は薬剤師の採用を厳選しています。
パートも同様です。
この薬局に入社をしたらどういった貢献ができるのか、自分にはどのような能力があって、どのような強みがあるのかをしっかりとアピールしてください。
前職ではどのような仕事や取り組みをしていたでしょうか。
何科の処方せんを多く扱っていたでしょうか。
過去の経験から得た知識や、得意としていることをとにかくアピールしていきましょう。
自分の強みをアピールできない薬剤師はパートであっても採用されません。
コミニュケーションスキルが低いと判断されてしまいます。
薬局が求めている働き方ができることをアピールする
薬局があなたに対して求めていることは何でしょう。
それを理解しなければ、好条件で採用されることは不可能です。
薬局が探しているのは、夕方も勤務してくれる薬剤師でしょうか。
土日も出勤してくれる薬剤師でしょうか。
休日当番も出てくれる薬剤師でしょうか。
正社員と同様、責任のある仕事もやってくれる薬剤師でしょうか。
薬剤師が不足しがちな曜日や時間帯に勤務可能な薬剤師なら、時給アップの交渉も可能です。
あなたが相手側のニーズに合った働き方ができるならば、好条件で採用される確率が格段に高まります。
平日の午前中しか働けません。
残業は無理です。
棚卸には出られません。
休日当番も出られません。
これでは採用されるのは難しいでしょう。
採用条件を交渉する
求人票に記載されている時給はあくまでも目安です。
能力や経験によっても薬剤師パートの時給が変わります。
自分の能力や経験、ニーズに合った働き方ができることをアピールし、時給アップなどの条件を交渉しましょう。
交渉しなければ、薬局の言いなりの時給で働くことになってしまいます。
交渉するタイミングとして適切なのは、内定が出た直後~入社を承諾するまでの間。
勤務開始後に時給アップの交渉しても、受け入れられることはまず無理です。
より多くの薬剤師パート求人に触れる
3つの薬局の求人から選ぶのと、30の薬局の薬局の求人から選ぶのとではどちらが好条件の求人を見つける可能性が高いでしょうか。
当然後者ですね。
選択肢は多いに越したことはありません。
長期間勤務可能であることを伝える
薬局にとって一番痛いのが、採用した薬剤師がすぐに辞めてしまうことです。
長期間勤務可能であることをしっかりアピールしましょう。
薬剤師パートを採用する時に薬局が気にするのは、配偶者の転勤の有無です。
配偶者が転勤族で、入社2~3年で退職してしまうパート薬剤師が非常に多いからです。
『夫は転勤のない会社に勤めています。家も建てたばかりなので引っ越すこともありません。』
面接でこれを聞いた採用担当者は安心をして、あなたを採用することでしょう。
パートで働きたい薬剤師こそ薬剤師転職サイトを使うべき3つの理由
薬剤師転職サイトを使うのは正社員で転職をする薬剤師だけと考えてはいないでしょうか。
実は、パートで働きたい薬剤師も薬剤師転職サイトを利用しています。
パートで働きたい薬剤師こそ、薬剤師転職サイトに登録すべきです。
その理由は、薬剤師転職サイトに登録すると、薬剤師がパートとして好条件で採用されるために必要な5つの事が全て達成されるから。
自分の力だけでは探しきれない豊富な求人に触れることができる
薬剤師転職サイトに登録すると、あなたがお住まいの地域の薬剤師パートの求人事情を知ることができます。
希望を伝えると、薬剤師転職サイトが持っている豊富なパート薬剤師求人から、あなたに合った求人を厳選して紹介してくれます。
自分の力だけでは見つけられなかった求人も、薬剤師転職サイトに登録しておけば出会えるチャンスが広がります。
薬局側のニーズを知ることができる
薬剤師パートを豊富にもっている薬剤師転職サイトは、薬局側がどんな薬剤師を採用したがっているかというニーズを把握しています。
その情報を基に面接対策をすることが可能です。
求めている働き方ができそうな薬局だけに応募するということもできますね。
希望条件に合った働き方を提案してくれる
フルタイムで働くのは厳しいけど短時間なら働ける。
週5日働くのは厳しいけど、週4日くらいならフルタイムで働ける。
正社員は無理だし、パートでしか働けない。
と考えてしまう薬剤師が少なくありません。
でも本当はもっと良い働き方があるかもしれません。
スキルがあるあなたなら、派遣で働いた方がもっと時給が高い。
週休3日の正社員求人があるのでそちらの方が良いのでは
薬剤師転職サイトに登録して転職活動を始めると、こういった働き方の提案をしてもらえます。
パート薬剤師にこだわりすぎず、視野を広げると選択肢も広がります。
充実したサポートを受けられる(日程調整や条件交渉の代行、履歴書・面接サポートなど)
求人の紹介はもちろん、薬局見学や面接の日程調整の代行、求人票に対する質問、給与などの条件交渉の代行など、転職活動中から転職後まで専任の担当者がサポートしてくれます。
一番難しいのは採用条件の交渉ではないでしょうか。
採用面接の時に条件の事を切り出すのは勇気が必要です。
内定の連絡が来たときに時給アップをお願いできるでしょうか。
自分では難しいかなと思うような交渉事も、薬剤師転職サイトの担当者があなたの代わりに全てしてくれます。
パートで働きたい薬剤師が好条件で採用されるためには、薬剤師転職サイトへの登録が必須ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
同じ地域でパートの求人を探している薬剤師は何人いるでしょうか。
のんびりしているとその薬剤師に求人を取られてしまいます。
迷っているうちにも、また1つ薬局の求人が埋まりました。
パート薬剤師としてより良い条件で採用されるためには、まずは多くの求人情報に触れること。
他の薬剤師に先を越されないように、早めに行動を!
パート薬剤師こそ薬剤師転職サイトの利用を!
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求人が見つかりやすいばかりか、交渉によって時給や時間などさらにあなたの希望に近づきやすくなります。
薬剤師が必要だったら派遣薬剤師を入れれば良いのではと思う方もいるでしょう。
調剤薬局としては派遣薬剤師を入れるには費用が掛かりすぎるため、よほどの緊急事態でない限り薬剤師を派遣してもらおうとは考えないのが現状です。
そういった意味でも、パート薬剤師のニーズはまだまだあるのです。
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