新型コロナウイルスの感染拡大により、対応に大変お疲れの薬剤師も多いと思います。
病院薬剤師は院内感染予防、ドラッグストア薬剤師はマスクや消毒薬の問い合わせ対応などで通常業務以外に仕事が増えているのではないでしょうか。
サージカルマスクや消毒用エタノールは本当に入ってきませんね。
注文すら受け付けてくれません。
医療従事者用のマスクも底をつきかけています。
緊急事態宣言が発令されても薬局は休業要請の対象外となっていますし、時短開局(時短営業)も原則認められていません。
0410対応、オンライン服薬指導など新たな業務も増えてきていますし、患者さんや薬局スタッフに対する感染予防策を講じなければなりません。
さらに、スタッフの子供が通う学校が休校になり出勤できない。
保育園が休園となってしまった。
家族がコロナウイルスに感染して自宅待機で出勤できない。

このような理由により、限られたスタッフで薬局の業務を回さなくてはならない状況となっているところも少なくありません。

あなたが勤務している薬局ではいかがでしょうか。

薬局でできる新型コロナウイルス対策

薬剤師のテレワーク、在宅勤務

薬局の薬剤師はテレワークや在宅勤務はほとんど無理ですね。

本社勤務や採用や教育に携わる薬剤師ならテレワークや在宅勤務も可能でしょうが、調剤に従事する薬剤師にとっては不可能でしょう。

毎朝の検温、体調報告システム

発熱後も勤務をしてしまい、他人に感染させてしまいクラスターとなってしまった事例があります。
体調や発熱は自己申告のみではなく、しっかり報告させるシステムはあるでしょうか?

少なくとも発熱や咳の症状があるスタッフが勤務してはいけません

薬局待合室の工夫

  • 薬局内を換気する
  • 待合室のイスの間隔を広げる
  • 入口に消毒用エタノールを置く
  • 飛沫を防ぐために投薬カウンターをアクリル板や透明シートで仕切る
  • 薬局内の給茶機や血圧計、雑誌、新聞、子供用おもちゃ等はすべて撤去する
  • ドアノブや手すり、自動ドアのボタンなど不特定多数の人が触れるものをこまめに消毒する。
こういった工夫で感染を予防していくしかありませんね。

スタッフの意識改革

  • 不要不急の外出をしない
  • 正しい手洗い方法の理解とうがい手洗いの徹底
  • 通勤を公共交通機関から自家用車等に切り替える
  • 休憩中の感染リスクにも注意する

薬局事務はウイルスについて正しく理解していない場合もありますので薬剤師がしっかり教えてあげましょう。食事中はマスクを外しますので注意が必要です。

今は薬局(会社)としての危機対応を見るチャンス

薬局として(会社として)新型コロナウイルスへの取り組みは何かされているでしょうか。

例えば、
薬局で働くスタッフ用のマスクの備蓄は十分にありましたか?
マスクや消毒用エタノールの配給はありましたか?
新型コロナウイルスの疑いのある患者さんに対応する際に使用する防護服やフェイスシールドは間に合ったでしょうか。

手指消毒用高濃度エタノール製品次亜塩素酸水等の代替品の確保はしてくれましたか?

そしてその動きは早いですか?

今は危機管理、対応力を見る絶好のチャンスでもあります。

もしこんなときに感染をしたくないからと社長が自宅で自己隔離してしまったらどうでしょうか?

本社機能が停止してしまい、指示命令系統が壊れていたら?

まさかとは思いますが、緊急事態宣言が発令されている時に実際に人が集まる研修や会議などはしていませんよね。

発熱があるにも関わらず、薬剤師が足りないから出勤を求められたら。
クラスターとなってしまったら大変です。他のスタッフやその家族にも大きな迷惑をかけてしまいます。

スタッフの自己防衛のみに頼っているような薬局や全く対策を講じない薬局であればすぐに見限ったほうがよいでしょう。

そんな薬局(会社)で長く働いていくことははっきり言って今後厳しいです。