
うつ病で休職中の薬剤師
私はうつ病と診断されて、現在休職しています。
治療を続けていてよくなってきてはいるのですが、元の職場に復帰をしてもまた症状が悪化しそうです。
だって原因となる人がまだいるんです‥‥。
どうしたら良いでしょうか。
- 仕事に復帰するタイミングがわからない……。
- 仕事に復帰しようと焦ってしまう……。
- どうやって職場に復帰すればよいのだろう……。
あなたはこのようなことで悩んでいませんか?
実は仕事への復帰のタイミングを間違えると再び休職になってしまう危険性があります。
特に薬剤師は、「調剤ミスが許されない」という極度のプレッシャーや、閉鎖的な人間関係の中で、一人で責任を抱え込みやすい職種です。厚生労働省の「患者調査」でも精神疾患の患者数は増加傾向にあり、現場の薬剤師がメンタルヘルスを崩すケースは決して珍しいことではありません。



無理せずゆっくりと復帰へ向けて体を休めましょう。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
うつ病になってしまう薬剤師さんの気持ちは良くわかります。
なぜなら、私もうつ病になって約半年間の休職をしたことがあるからです。
幸い早めに受診をすることができましたので、回復も比較的早くて良かったと主治医に言われました。
半年で休職から復帰できたのも、一般的には早い方だそうです。
それでも完全に前の状態に戻ったと思えたのは、復帰をしてから半年ぐらい後の事。
うつ病はそれくらい長い時間が必要な病気です。
長く付き合っていかなければなりません。
薬剤師の世界は狭く、一度「休職」というラベルを貼られると居心地が悪く感じることもあるでしょう。
しかし、管理薬剤師としての過度な責任や特定ドクターとの人間関係から解放されるだけで、劇的に症状が改善するケースも私は多く見てきました。
結論
うつ病になったからといって、薬剤師は薬剤師。転職は可能です。転職先選びには、うつ病が悪化したり再発したりしないような環境の職場を選びましょう。
また、休職から職場復帰するには、職場の環境調整が必要。状況が変わっていない職場に戻ることはうつ病悪化や再発の可能性が高く、大変危険です。異動もしくは転職での対応が必須となります。
うつ病になった薬剤師は転職できる?
うつ病が安定していれば薬剤師転職は十分可能。
薬剤師の有効求人倍率は依然として高く、うつ病の既往があっても「現状が安定していること」を客観的に示せれば転職は十分可能です。ただし、自己判断での強行突破は禁物。プロのキャリアアドバイザーを介して、残業なし・門前以外の「ゆとり求人」を狙うのが定石です。


事情があって元の職場には戻れない場合にはどうすればよいでしょう。
むしろ、元の職場に戻れない場合の方が多いかもしれません。
上司や先輩からのパワハラが原因でうつになったのに、その職場に戻ったらまた悪化してしまうでしょう。
その場合には異動もしくは転職で対応するしかありません。
うつ病であっても、薬剤師や薬剤師。転職は可能です。
うつ病の薬剤師が転職で悩んだり迷ったりすることをまとめてみました。
- 体調が悪い時に重大な決定を下さない
- 休職中のことを聞かれたらどう答えるべきか
- うつ病の事を隠すべきか、伝えるべきか
- うつ病発症のきっかけを聞かれたらどう答えるべきか
薬局経営者や採用担当者が最も恐れるのは「入社後すぐに再発して欠員が出ること」です。逆に言えば、「なぜ前職で発症したのか(例:過度な連続勤務)」と「今回の職場ではなぜ大丈夫なのか(例:複数薬剤師体制)」のロジックが通っていれば、既往歴だけで不採用にするケースは減っています。
体調が悪い時に重大な決定を下さない
体調が悪い時に転職などの重大な決定を下してはいけません。
というのも、うつ病で体調が悪い時には頭が正常に働きません。
そんな状況で重要な決定をしてはいけないのです。
転職をするかどうか、また転職先をどこにするかなどの重要な決定については、体調がある程度戻った時に行ってください。
体調が悪い時には正常な判断ができず、転職に失敗する恐れがあります。
「今の職場から逃げ出したい」という一心で、年収や処方箋枚数(一人あたり1日40枚以上など)を無視して決めてしまうのが一番の失敗パターンです。
休職中のことを聞かれたらどう答えるべきか
有給休暇を使ってやすんでいただけならブランクは発生しません。
履歴書にも休職の事まで書く必要はありませんから、休職の事を聞かれることは無いでしょう。
問題は、退職をしてから日が経っている場合。
ブランクが発生していますので、履歴書上空白の期間ができてしまいます。
面接ではほぼ確実にブランク期間について聞かれます。
病気の治療に専念していたと回答しましょう。
その際、単に「病気でした」で終わらせるのではなく、「現在は完治(または寛解)しており、業務に支障がない」という主治医の診断があることを定量的に付け加えると信頼性が増します。
うつ病のことは隠した方が良い?
面接でうつ病の事を隠した方が良いのか、正直に伝えたほうが良いのか迷うかもしれません。
これについては、伝えるべきです。
その理由は次の通り。
- 受診日に休みをもらう必要があるから
- 安定剤など眠気を催す薬服用中の場合、会社には安全配慮義務があるから
うつ病の治療中であることに加えて、以下の事も伝えておきましょう。
- 薬の服用は継続しているが症状は改善している
- 主治医からも仕事復帰について許可をもらっている
- 業務には差し支えない状態である
ここまでしっかり伝えれば、うつ病の既往があるというだけで面接で落とされることは無いでしょう。
うつ病発症の原因について聞かれたらどうする?
原因について聞かれたら、全部話す必要はないが嘘をつく必要もありません。
ちょっといろいろな事が重なってしまって・・・と濁しておきましょう。
ここぞとばかりに前の会社のひどいところを言い連ねてはいけません。
ネガティブな理由は「個人のスキルの問題」にすり替えず、「残業1日3時間以上が常態化していた」「一人薬剤師で休憩が取れなかった」などの物理的環境に留めるのが面接のコツです。
うつ病で休職中の薬剤師が復帰する際の注意すべきこと5選
復職は短時間・残業なしで負荷を段階的に戻す。
復帰時は「以前の自分」を基準にしないことが鉄則です。薬剤師は調剤・監査・服薬指導とマルチタスクを要求されるため、脳の疲労が激しい仕事です。まずは「処方箋に触れる時間を物理的に削る」ことから始めましょう。


復帰に先んじて主治医から以下の事を言われていました。
うつ病で休職中の薬剤師が復帰する際の注意すべきこと5選
- 絶対に無理はしないように
- 焦ってはいけない
- 復帰は短時間勤務から
- 残業は禁止
- しんどくなったら休む
薬局長時代、復帰した薬剤師さんに一番苦労させたのは「疑義照会」でした。復帰直後は決断力が鈍っているため、疑義をかけるかどうかの判断に時間がかかり、それがストレスで悪化する例があります。「迷ったら隣の薬剤師に即相談する」というルールを事前にチームで共有しておくのが再発防止の隠れた秘訣です。
絶対に無理をしてはいけない
とにかく無理をしないこと。
私の経験上、これが一番大切です。
休職していた時は調子が良かったのに、仕事に復帰をしたとたんに悪化した経験があるからです。
事前に言われていたので、そういうものと割り切って考えることができたので落ち込まなくて済みました。
休んでいた分を取り戻そうと、無理をしてはいけません。
焦ってはいけない
『とにかく無理をしない』の次に重要なのが焦らないこと。
復帰直後は頭が全く働きません。
今までは普通にできていたことができないのです。
この点についても事前に主治医より、「今までのようには頭が働かないと思うがそういうものだからがっかりしないように」と言われていました。
こういうものだと思っておきましょう。
早く元に戻そうと焦ってはいけません。
無理をすることになり、かえってうつ病が悪化する原因になってしまいます。
復帰は短時間勤務から
仕事の復帰は短時間から。
復帰後しばらくの間は短時間勤務で、残業もせずに仕事をしていました。
仕事を休んでいる期間は体力が落ちていることと、薬による眠気があったからです。
いきなり8時間のフル勤務ははっきり言って無理です。
体を慣らすためにも、できれば午前中だけなどの短時間勤務から始めましょう。
調剤報酬上の「地域支援体制加算」などを算定している多忙な薬局では、短時間勤務が難しい場合もあります。その際は、無理に元の職場に固執せず、協力体制のある職場への異動を検討すべきです。
残業は禁止
無理をしてはいけないと同じ意味ですが、残業をしてはいけません。
業務終了時間が来たら帰る。
これが大事です。
患者さんがいるから、仕事が残っているからと残業をしてはいけません。
残業をする=無理につながるからです。
時間が来たらすぐに帰りましょう。
しんどくなったら休む
仕事に復帰すると症状が悪化することがあります。
しんどい時には無理をしないで休みましょう。
早めに休むことで、症状を悪化させるのを防ぐことができます。
みんなに迷惑をかけるからと無理をしてしまうと、症状が悪化して最悪の場合また休職という事にもなりかねません。
しんどいと思ったら休みましょう。
うつ病から復帰をするために休職中にやるべきこと3選
休職中は生活リズムを整え回復を最優先にする。
休職期間は「ブランク」ではなく「リチューニング(調整)」の期間です。焦って新薬の勉強会に参加するよりも、決まった時間に起きる・散歩するといった「生活リズムの固定」が、薬剤師としての現場復帰への最短ルートになります。


うつ病から復帰をするために休職中にやるべきこと3選
- まずはゆっくり休む
- 体調が回復してきたら勉強を始める
- 無理のない程度に運動する
まずはゆっくり休む
まずはゆっくり休むこと. 治療に専念してください。
決まった時間に朝起きて、決まった時間に夜寝ること。
朝起きたらパジャマから着替えましょう。他に何もできない場合はそれだけで十分です。
体調が回復してきたら勉強を始める
体調が回復してきたら読書などで勉強を始めます。ここでも無理は禁物です。
本を読んでも内容が頭に入ってこないこともあるでしょう。そういう時は無理をせずに休んでください。
復帰を焦る薬剤師さんの中には、休職中に最新の診療報酬改定の資料を読み込んでしまう方がいます。しかし、うつ病の状態では情報の整理ができず、逆に「自分はもう知識がついていけない」と絶望してしまうリスクがあります。勉強を再開するなら、まずは自分の好きな疾患領域や、日経DIのコラムを1つ読む程度の「成功体験」からスタートさせてください。
無理のない程度に運動する
これは仕方のない事なのですが、休職していると仕事をしているときに比べて体を動かさなくなります。
その結果太りやすくなりますので注意が必要。
外を散歩するなど、なるべく無理のない範囲で体を動かし、体力が落ちないようにしておきましょう。



休職中に体重が5kgも増えてしまいました・・・
うつ病に関してよくある質問(FAQ)
不安は主治医と職場へ共有し無理のない選択をする。
Q1: うつ病になった薬剤師は転職できますか?
A1: はい、可能です。薬剤師は国家資格であり需要が非常に高いため、既往歴があっても「現在は寛解しており業務に支障がない」と判断されれば、多くの薬局や企業で採用されます。
Q2: 休職中のことを面接でどう答えるべきですか?
A2: 「体調を崩し、治療に専念していました。現在は主治医からも就業許可が出ており、万全の体制で復職を希望しています」と、ポジティブな現状をセットで伝えましょう。
Q3: うつ病のことは隠すべきですか?
A3: 隠さず伝えることを推奨します。特に受診のための休暇調整や、薬の副作用による影響(眠気など)がある場合、会社側が安全配慮義務を果たすために必要な情報だからです。
Q4: 傷病手当金をもらいながら転職活動をしてもいいですか?
A4: 可能です。ただし、内定が出て入社日が決まると、その前日分までで支給は終了します。経済的な不安を解消してから活動することをおすすめします。
Q5: 離職票の理由は「自己都合」になりますか?
A5: 正当な理由(病気療養)がある場合、特定理由離職者として認められ、失業保険の給付制限が解除される可能性があります。ハローワークで相談しましょう。
Q6: 認定薬剤師の単位が休職中に切れてしまいます。
A6: 休職期間中は単位取得が難しいですが、復職後にe-ラーニング等で再取得可能です。まずは健康を優先し、キャリアの立て直しは体調が戻ってからで遅くありません。
Q7: どのような職場が再発しにくいですか?
A7: 一人薬剤師を避ける、処方箋集中率が低い(面対応)、残業管理が厳格な大手チェーンなどが候補に挙がります。反対に「門前で常にピリピリしている薬局」は避けたほうが無難です。
Q8: 職場復帰時に注意すべきことは何ですか?
A8: 焦らず短時間勤務から始めること、残業をしないこと、そして「以前の自分のように完璧にこなそうとしないこと」が最も重要です。
Q9: 管理薬剤師への復帰を打診されたら?
A9: 復帰直後は管理薬剤師などの責任ある立場は避けるべきです。会社に事情を話し、まずは一般薬剤師(スタッフ)として現場感覚を取り戻すことを優先してください。
Q10: 休職中にやるべきことは何ですか?
A10: まずは徹底的な休養です。体調が戻ってきたら、決まった時間に起きるなどの生活リズムの構築と、無理のない範囲での運動・散歩を心がけましょう。
うつ病になった薬剤師は転職できる?職場復帰の注意点(まとめ)
うつ病療養は休養優先、復職は環境調整が必須。


うつ病になってしまったらまずはゆっくり休むこと。治療に専念してください。
焦ってはいけません。とにかく休むことが一番大切です。
嫌だと思うことは何もしないでとにかく休む。
これが回復への一番の近道です。
体調がよくなってきて、主治医の許可が下りればいよいよ職場復帰となります。
復帰については職場環境の調整が必須。
うつ病の原因になった人がいるところに復帰しても再発するのは目に見えています。
そうならないよう会社には配慮してもらいましょう。
それが無理な場合は転職で対応します。
うつ病の治療を続けながらの転職活動は、頭も使うし体力も使うしで大変です。
薬剤師転職サイトのコンサルタントになるべく多くの事を任せてしまいましょう。
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「今の環境のままでは壊れてしまう」と感じているなら、それはあなたの心が発している危険信号です。今の職場に固執して無理を続けることは、薬剤師免許という宝物を一生使えなくしてしまう大きな機会損失に繋がります。
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