

うつ病で休職中の薬剤師
私はうつ病と診断されて、現在休職しています。
治療を続けていてよくなってきてはいるのですが、元の職場に復帰をしてもまた症状が悪化しそうです。
だって原因となる人がまだいるんです‥‥。
どうしたら良いでしょうか。
- 仕事に復帰するタイミングがわからない……。
- 仕事に復帰しようと焦ってしまう……。
- どうやって職場に復帰すればよいのだろう……。
あなたはこのようなことで悩んでいませんか?
実は仕事への復帰のタイミングを間違えると再び休職になってしまう危険性があります。

無理せずゆっくりと復帰へ向けて体を休めましょう。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。

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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。
管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。
私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。
ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。
このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
うつ病になってしまう薬剤師さんの気持ちは良くわかります。
なぜなら、私もうつ病になって約半年間の休職をしたことがあるからです。
幸い早めに受診をすることができましたので、回復も比較的早くて良かったと主治医に言われました。
半年で休職から復帰できたのも、一般的には早い方だそうです。
それでも完全に前の状態に戻ったと思えたのは、復帰をしてから半年ぐらい後の事。
うつ病はそれくらい長い時間が必要な病気です。
長く付き合っていかなければなりません。
うつ病になったからといって、薬剤師は薬剤師。転職は可能です。転職先選びには、うつ病が悪化したり再発したりしないような環境の職場を選びましょう。
また、休職から職場復帰するには、職場の環境調整が必要。状況が変わっていない職場に戻ることはうつ病悪化や再発の可能性が高く、大変危険です。異動もしくは転職での対応が必須となります。
うつ病になった薬剤師は転職できる?
事情があって元の職場には戻れない場合にはどうすればよいでしょう。
むしろ、元の職場に戻れない場合の方が多いかもしれません。
上司や先輩からのパワハラが原因でうつになったのに、その職場に戻ったらまた悪化してしまうでしょう。
その場合には異動もしくは転職で対応するしかありません。
うつ病であっても、薬剤師や薬剤師。転職は可能です。
うつ病の薬剤師が転職で悩んだり迷ったりすることをまとめてみました。
- 体調が悪い時に重大な決定を下さない
- 休職中のことを聞かれたらどう答えるべきか
- うつ病の事を隠すべきか、伝えるべきか
- うつ病発症のきっかけを聞かれたらどう答えるべきか
体調が悪い時に重大な決定を下さない
体調が悪い時に転職などの重大な決定を下してはいけません。
というのも、うつ病で体調が悪い時には頭が正常に働きません。
そんな状況で重要な決定をしてはいけないのです。
転職をするかどうか、また転職先をどこにするかなどの重要な決定については、体調がある程度戻った時に行ってください。
体調が悪い時には正常な判断ができず、転職に失敗する恐れがあります。
休職中のことを聞かれたらどう答えるべきか
有給休暇を使ってやすんでいただけならブランクは発生しません。
履歴書にも休職の事まで書く必要はありませんから、休職の事を聞かれることは無いでしょう。
問題は、退職をしてから日が経っている場合。
ブランクが発生していますので、履歴書上空白の期間ができてしまいます。
面接ではほぼ確実にブランク期間について聞かれます。
病気の治療に専念していたと回答しましょう。
うつ病のことは隠した方が良い?
面接でうつ病の事を隠した方が良いのか、正直に伝えたほうが良いのか迷うかもしれません。
これについては、伝えるべきです。
その理由は次の通り。
- 受診日に休みをもらう必要があるから
- 安定剤など眠気を催す薬服用中の場合、会社には安全配慮義務があるから
うつ病の治療中であることに加えて、以下の事も伝えておきましょう。
- 薬の服用は継続しているが症状は改善している
- 主治医からも仕事復帰について許可をもらっている
- 業務には差し支えない状態である
ここまでしっかり伝えれば、うつ病の既往があるというだけで面接で落とされることは無いでしょう。
うつ病発症の原因について聞かれたらどうする?
原因について聞かれたら、全部話す必要はないが嘘をつく必要もありません。
ちょっといろいろな事が重なってしまって・・・と濁しておきましょう。
ここぞとばかりに前の会社のひどいところを言い連ねてはいけません。
うつ病で休職中の薬剤師が復帰する際の注意すべきこと5選
復帰に先んじて主治医から以下の事を言われていました。
うつ病で休職中の薬剤師が復帰する際の注意すべきこと5選
- 絶対に無理はしないように
- 焦ってはいけない
- 復帰は短時間勤務から
- 残業は禁止
- しんどくなったら休む
絶対に無理をしてはいけない
とにかく無理をしないこと。
私の経験上、これが一番大切です。
休職していた時は調子が良かったのに、仕事に復帰をしたとたんに悪化した経験があるからです。
事前に言われていたので、そういうものと割り切って考えることができたので落ち込まなくて済みました。
休んでいた分を取り戻そうと、無理をしてはいけません。
焦ってはいけない
『とにかく無理をしない』の次に重要なのが焦らないこと。
復帰直後は頭が全く働きません。
今までは普通にできていたことができないのです。
この点についても事前に主治医より、「今までのようには頭が働かないと思うがそういうものだからがっかりしないように」と言われていました。
こういうものだと思っておきましょう。
早く元に戻そうと焦ってはいけません。
無理をすることになり、かえってうつ病が悪化する原因になってしまいます。
復帰は短時間勤務から
仕事の復帰は短時間から。
復帰後しばらくの間は短時間勤務で、残業もせずに仕事をしていました。
仕事を休んでいる期間は体力が落ちていることと、薬による眠気があったからです。
いきなり8時間のフル勤務ははっきり言って無理です。
体を慣らすためにも、できれば午前中だけなどの短時間勤務から始めましょう。
残業は禁止
無理をしてはいけないと同じ意味ですが、残業をしてはいけません。
業務終了時間が来たら帰る。
これが大事です。
患者さんがいるから、仕事が残っているからと残業をしてはいけません。
残業をする=無理につながるからです。
時間が来たらすぐに帰りましょう。
しんどくなったら休む
仕事に復帰すると症状が悪化することがあります。
しんどい時には無理をしないで休みましょう。
早めに休むことで、症状を悪化させるのを防ぐことができます。
みんなに迷惑をかけるからと無理をしてしまうと、症状が悪化して最悪の場合また休職という事にもなりかねません。
しんどいと思ったら休みましょう。
うつ病から復帰をするために休職中にやるべきこと3選
うつ病から復帰をするために休職中にやるべきこと3選
- まずはゆっくり休む
- 体調が回復してきたら勉強を始める
- 無理のない程度に運動する
まずはゆっくり休む
まずはゆっくり休むこと。治療に専念してください。
決まった時間に朝起きて、決まった時間に夜寝ること。
朝起きたらパジャマから着替えましょう。他に何もできない場合はそれだけで十分です。
体調が回復してきたら勉強を始める
体調が回復してきたら読書などで勉強を始めます。ここでも無理は禁物です。
本を読んでも内容が頭に入ってこないこともあるでしょう。そういう時は無理をせずに休んでください。
無理のない程度に運動する
これは仕方のない事なのですが、休職していると仕事をしているときに比べて体を動かさなくなります。
その結果太りやすくなりますので注意が必要。
外を散歩するなど、なるべく無理のない範囲で体を動かし、体力が落ちないようにしておきましょう。

休職中に体重が5kgも増えてしまいました・・・
うつ病になった薬剤師は転職できる?職場復帰の注意点 Q&A
Q1: うつ病になった薬剤師は転職できますか?
A1: うつ病であっても薬剤師の転職は可能です。転職先選びでは、うつ病が悪化しない環境の職場を選ぶことが重要です。
Q2: 休職中のことを面接でどう答えるべきですか?
A2: 休職の理由は「病気の治療に専念していた」と答えると良いです。正直に伝えることが重要です。
Q3: うつ病のことは隠すべきですか?
A3: うつ病の治療中であることを伝えるべきです。受診日や薬の服用について会社の理解を得るためです。
Q4: 職場復帰時に注意すべきことは何ですか?
A4: 職場復帰時には無理をせず、短時間勤務から始めることが重要です。焦らず、しんどくなったら休むことも大切です。
Q5: 休職中にやるべきことは何ですか?
A5: 休職中には以下のことを心がけましょう:
- ゆっくり休む
- 体調が回復したら勉強を始める
- 無理のない程度に運動する
うつ病になった薬剤師は転職できる?職場復帰の注意点(まとめ)
うつ病になってしまったらまずはゆっくり休むこと。治療に専念してください。
焦ってはいけません。とにかく休むことが一番大切です。
嫌だと思うことは何もしないでとにかく休む。
これが回復への一番の近道です。
体調がよくなってきて、主治医の許可が下りればいよいよ職場復帰となります。
復帰については職場環境の調整が必須。
うつ病の原因になった人がいるところに復帰しても再発するのは目に見えています。
そうならないよう会社には配慮してもらいましょう。
それが無理な場合は転職で対応します。
うつ病の治療を続けながらの転職活動は、頭も使うし体力も使うしで大変です。
薬剤師転職サイトのコンサルタントになるべく多くの事を任せてしまいましょう。
- 求人探し
- 薬局見学の日程調整
- 求人の申し込み
- 面接・試験の日程調整
- 退職に向けてのアドバイス
- 面接対策
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