
今年1年間でいくら昇給しましたでしょうか。
うちの薬局の昇給額は3千円だった。うちのドラッグストアの昇給額は5千円。
今月から管理薬剤師になったので管理薬剤師手当が5万円付きました。
昇給、手当についていろいろな声が聞こえてきます。
最近昇給額が減った。ボーナスが減った。
会社が儲かっていないからでしょ?
あなたは自分の給料が上がらない原因・要因を理解しているでしょうか?
薬剤師の給料が上がらない原因・要因を分解していきましょう。
薬剤師の給料が上がらない原因1 薬局業界全体の要因
2年に1回の調剤報酬改定により同じ調剤をしても薬局の収入が減っています。国全体の医療費が増大しているため医療費削減で調剤報酬が減額されています。この流れは今後も続いていくでしょう。
この業界を選んでしまったわけですからどうしようもありません。
国は医療費削減、予防医療の充実にシフトしていますから、今後薬局は利益が出にくい方向に向かうことは間違いないでしょう。
薬剤師の給料が上がらない原因2 会社(薬局)の問題
経営的な問題
利益が十分に無いと昇給額や昇給率が抑えられてしまいます。
利益が減る要因
売上の減少(処方せん受付回数の減少、処方せん単価の下落、技術料の減少、OTCや医療機器の販売減など)。
費用の増加(人件費、管理費等)。
もっと詳しく見れば、
- 他の事業に手を出して思うように稼げていない(失敗している)
- 採用がうまくいかない(派遣薬剤師費用の増加、採用コストの増加)
- 社長、役員報酬が高額すぎる
- 機械化が進んでいない(人件費の増加)
など様々な要因が挙げられます。
自分(薬剤師)の要因
給料が思うように上がらないのはなにも業界、会社のせいだけではありません。ここが原因だということが少なくありません。
給料が上がらない(=評価されない)薬剤師の共通点
- 言われたことができない薬剤師
- 言われた事しかしない薬剤師
- コミュニケーション力が乏しい薬剤師
- 報告・連絡・相談ができない薬剤師
- プライドが高い薬剤師
- 自分が一番すごいと思っている薬剤師(それはだいたい間違っている)
- 自己評価が甘い薬剤師
- 患者さんが何を求めているかを理解していない薬剤師
- 上司が何を求めているかを理解していない薬剤師
- 仕事が遅い薬剤師
- 口ばかりで動かない薬剤師
- 文句ばかりの薬剤師
- ミスが多い薬剤師
- すぐ他人のせいにする薬剤師
- 要領が悪い薬剤師
- 変化を嫌う薬剤師
- 改善しようとしない薬剤師
このサイトをご覧の方は大丈夫ですよね。
周りの薬剤師が上記のような人ばかりだったら・・・
転職したくなります。
自分の給料があまり上がらない一番の大きな要因はどれでしょうか?
自分に原因が無いことを確認したら(まずはココ)、その次に自社の損益計算書を見て確認してみましょう。