大手調剤薬局の傘下に入る可能性が高い薬局の特徴6選【薬局売却M&A】
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調剤薬局で働く薬剤師

隣りの薬局が大手のチェーンと合併して薬局名が変わりました。

この前も別の薬局がチェーン調剤に買収されたみたいです。

うちの会社は大丈夫でしょうか。どこかに買収されてしまうのではないかと心配です。

  • うちの薬局は大手に買収されるらしい……。
  • うちの会社はこの先大丈夫なのだろうか……。
  • 最近やたらと知らない人が来るようになったけど何かある……。

あなたはこのようなことで悩んでいませんか?

実は最近薬局の買収や合併が増加しています。

pharma

あなたの薬局も買収や合併の話が進んでいるかもしれませんよ。

本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

自己紹介

pharma_di(ファマディー)

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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

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結論
調剤報酬見直しで薬局は利益を出しにくくなっています。薬局の廃業、合併が今後一段と加速しそうです。

あなたの薬局は大丈夫でしょうか。合併の話が出てきて焦ることの無いように、今からいろいろと調査をしておきましょう。

大手調剤薬局だからといって安心してはいけません。薬局の従業員ごと他社へ売却されてしまうケースもあるからです。

暇な薬局に転職しようとしている薬剤師は気を付けてください。

他社に売られやすい、他社の傘下に入る可能性が高い薬局の特徴

大手にいても安心してはいけない!他社へ売却されやすい薬局の特徴

調剤薬局の経営状況が悪化しています。

2021年の調剤薬局倒産件数はすでに過去最多となりました。

コロナによる受診抑制、調剤併設ドラッグストアの増加による競争激化、採用難による薬剤師や調剤事務の人件費負担増加、資金繰りの悪化など薬局が倒産する理由は様々です。

あなたの薬局の経営状況はいかがでしょうか。と言っても、調べたことが無いという薬剤師がほとんどだと思います。

薬局の経営状況が悪化してくると存続が難しくなる前に他社へ売却する、もしくは他社の傘下に入るという可能性が高まります。

一度調べてみても良いのではないでしょうか。


他社に売られやすい、他社の傘下に入る可能性が高い薬局の特徴をまとめてみました。

 他社に売られやすい、他社の傘下に入る可能性が高い薬局の特徴

  • 跡継ぎがいない
  • 社長が高齢
  • 社長の健康状態が良くない
  • 社長が忙しそう
  • 売上や利益が減少している(経営状況が悪化している)
  • 薬剤師の採用ができていない

社長の気持ちになって考えてみてください。

うちの会社(薬局)には私の跡を継がせるような人材が育っていない。

もう年だし若い時と同じようには働けない。

仕事が忙しい割に利益が出なくなってきている。

小さい会社には薬剤師が集まらないから採用も難しい。

「じゃあ、少しでも利益が出ている今のうちに大手のチェーン薬局に売却してしまおう!」

そう考えるのではないでしょうか。

薬局を畳んでしまうと門前の先生や患者さんに迷惑が掛かってしまいますし、従業員の雇用が守れません。

しかし、他社への売却であればすべて解決します。

社長は売却することでお金をもらえますし、忙しい業務からは解放されます。

社員はそのまま雇用を守ってもらえるでしょう。

患者さんにも迷惑はかかりません。

あなたの薬局は大丈夫でしょうか?

これらの特徴に当てはまっていたら、近い将来他社に売却されるか他社傘下に入ることになるでしょう。

利益率が低い薬局

度重なる調剤報酬の改悪や薬価の引き下げにより、調剤薬局業界全体で利益が出にくくなっています。

現段階ですでに利益が出ていない薬局は、今後さらに厳しい状況となるのは間違いありません。

利益の増加が見込めない場合には、チェーン店であっても他社へ売却される可能性が高まります。

ただし、赤字の額が大きい場合は買い手がつかず閉局となることもあります。個人薬局の場合には廃業です。

処方せん集中率が高い個人薬局

処方せん集中率が高い薬局は売上のほとんどを特定の医療機関に依存していることになります。

もしその医療機関が閉院したり移転した場合には薬局として存続するのは難しくなるでしょう。社長の考え次第では利益が出ているうちに売却する可能性もあります。

社長が高齢で跡継ぎがいない場合には特に注意が必要です。

競合店に患者さんを奪われている薬局

ドラッグストアの調剤併設店の増加や大手調剤薬局の出店により、競合店に患者さんを奪われている薬局も買収リスクが高まります。

患者さんを奪われているということは、いままでの患者さんの満足度が低かったということ。

一度離れた患者さんはもう戻ってこないでしょう。

その結果利益が出なくなり、経営不振に陥ります。他社に売却されるか閉局となるでしょう。

慢性的な薬剤師不足の薬局

必要な薬剤師を自社で採用できず、薬剤師が慢性的に不足している薬局も買収リスクが高いです。

薬剤師を採用できない場合には派遣を入れてなんとかするか、相場よりも高い給与を提示して薬剤師を採用しなくてはなりません。

人件費が高騰した結果、経営を圧迫して利益が出にくい状態となります。

飛び地にある薬局

チェーン薬局でありながら、1店舗だけ離れたところにある薬局も注意が必要です。

系列店と離れていると支援等での移動距離がかさみます。利益が出ていればよいですが、経営が悪くなってきたら真っ先に切られるでしょう。

門前医療機関の経営が変わった薬局

門前医療機関の経営母体が変わったとたんに売却もしくは買収されるケースがあります。

門前医療機関の「新経営者」と「ある薬局」がズブズブの関係の場合、薬局もうちでと「ある薬局」から買収の話がきます。

門前医療機関の経営母体の変更にも注意が必要です。

実際にここ数年、調剤薬局チェーンのM&Aが活発です。

今後さらに収益が悪化して赤字経営となったら売却額は下がってしまいますし、買ってくれる会社が見つかる可能性も低くなります。

だったら今のうちに売ってしまおうという考えが浮かぶのは当然です。

大手にいても安心してはいけない!他社へ売却されやすい薬局の特徴

大手にいても安心してはいけない!他社へ売却されやすい薬局の特徴
他社に売られやすい、他社の傘下に入る可能性が高い薬局の特徴に当てはまらない場合でも安心してはいけません。

社長が売りたいと思わなくても、他社が買いたいと言ってくることもあるからです。

また、チェーンの調剤薬局であっても注意が必要です。

 他社へ売却されやすい薬局の特徴

  • 売上が低迷している
  • 他の薬局から距離が離れている
  • 他社から購入したいという話が来ている

このような場合には他社へ売却されてしまう可能性があるからです。

従業員もセットで他社へ売却されてしまうこともあり得ます。

転職活動を開始することになっても慌ててしまわないように、常に自薬局の業績をチェックしておきましょう。

自薬局の業績をチェックしておくだけでも他薬局への売却の兆候をつかむことができます。

大手にいれば安心というわけではないが、個人薬局よりはだいぶマシ。

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