転勤や異動が無い薬剤師求人の探し方【実家暮らしや持ち家でも大丈夫】
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実家暮らしなのでなるべく転勤や異動が無い薬局が良いと考えている薬剤師

なるべく実家から通い続けたい。一人暮らしをすると大変そうだしお金がかかるし。転勤や異動が無い薬局が良いです。

チェーン薬局だと転勤や異動は絶対ありますよね?

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子供が小さいので転勤や異動が無い薬局が良いと考えている薬剤師

子供の保育園がやっと決まったので異動とか無理です。なるべく家の近くで働き続けたいのですが、そんな薬局ありますか?
チェーンの調剤薬局は転勤ありそうだから、個人経営の薬局しか選択肢は無いですかね?

転校するのは子供がかわいそう。

親の面倒を見なければ行けないので実家から離れることはできない。

単身赴任はしたくない。

様々な理由で、転勤や異動をしたくないと考える薬剤師も多い事でしょう。転勤や異動が無ければ、家を買うなどの将来設計が立てやすく、転勤や異動がない薬局への転職を希望する薬剤師が少なくありません。

また、実家暮らしの薬剤師や、すでに家を建てた薬剤師、お子さんが小さい薬剤師はなるべくなら異動や転勤をしたくないと思うでしょう。

異動や転勤をしたくないとつい個人薬局を選んでしまいがちですが、実はチェーン薬局でも異動や転勤をしなくて良い働き方ができるのです。

異動や転勤をしたくない薬剤師向けに、異動や転勤がない薬局求人の探し方を解説します。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

自己紹介

pharma_di(ファマディー)

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ストーリーズでは内容の濃い情報を発信中≫ ファマディー

全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

≫詳しい自己紹介

今回は、転勤や異動がない薬局の薬剤師求人の探し方と、『転勤・異動無し』求人の注意点についてまとめました。

結論
転勤や異動がない薬局となると個人薬局を選びがち。

しかし、チェーン調剤薬局でも転勤・異動無しの働き方を選択することができます。

そのかわり転勤可能な薬剤師と比べると給与は低くなってしまうこともありますので、よく比較検討して転職先を決めましょう。

≫【薬剤師求人の探し方】正しい方法なら転職先が必ず見つかる!

転勤・異動がない薬局のメリットとデメリット

転勤・異動がない薬局のメリットとデメリット

私は薬剤師の採用面接にも携わっていますが、ほぼ確実に「転勤や異動はありますか」「どのくらいの頻度や間隔で異動はあるのでしょうか?」と質問があります。

一軒家を購入済みであったり、子供を転校させたくないなど様々な理由があるようです。

転勤や異動がないと聞くと良い事ばかり思いつくかもしれませんが、そんな薬局で働くと思いがけないデメリットに気づくことがあります。

転職先を決める前にはデメリットについてもよく理解しておきましょう。

転勤・異動がない薬局で働くメリット

転勤や異動がない薬局で働くメリットは次のようなものがあります。

  • 将来設計が立てやすい
  • 面倒な引っ越しをしなくて済む
  • 子供を転校させなくて済む
  • 住み慣れた街を離れなくてよい

転勤や異動はなるべくなら少ないほうが良いと思っている薬剤師が多いのではないでしょうか。

怖いのはデメリットの方です。

転勤・異動がない薬局で働くデメリット

一方、転勤や異動がない薬局で働くことのデメリットもあります。

  • 人間関係が悪い時の逃げ場がない
  • 知識が偏る
  • 経験が積めない
  • マンネリ化してやる気が無くなる
  • 薬局の閉局
  • 転勤や異動可能な薬剤師よりも給料が安い

人間関係が悪い時の逃げ場がない

その薬局の人間関係が最悪だったらどうでしょう。

管理薬剤師が怖い。

お局さんがいていじめられる。

異動や転勤が無ければ逃げることができません。

知識が偏る

同じ薬局で何年も働き続けるとどうしても知識が偏ります。

近くに新しい病院でもできない限り、受ける処方もそう変わらないでしょう。

これでは知識が偏ってしまいます。

経験が積めない

同じ薬局で働き続けると経験が積めません。

だいたいいつも同じような毎日。

いろんなことが起こる薬局ではその対応力が身に付きます。

そういった経験が積めないと、将来困ることも。

マンネリ化してやる気が無くなる

同じ薬局で働き続けるとどうしてもマンネリ化してきます。

知識や経験の偏りとほぼ同じですが、毎日同じだと飽きてくるのは仕方のない事。

このマンネリ化に耐えられれば問題ありません。

薬局の閉局

薬局の売上低迷で赤字となった場合や門前医療機関が閉院してしまった場合、病院の移転などにより薬局自体が無くなるリスクもあります。

近隣の店舗に異動できれば良いですが、それができなければ退職となってしまいます。

医薬分業は頭打ち。

薬局が無くなるというリスクも頭に入れておきましょう。

転勤や異動が可能な薬剤師よりも給料が安い

チェーンの調剤薬局では、転勤や異動ができるエリアが広い程給与が高く設定されています。

逆に転勤や異動はせずに自宅から通う薬剤師の給与は低く設定されています。

これは、多くのチェーン調剤薬局で導入されている報酬体系。

年間で数十万円違うこともありますので、転職前によく確認しておく必要があります。

転勤や異動がない薬局のメリットとデメリットについて、ご理解いただけたと思います。

ここから、転勤や異動の無い薬剤師の求人について解説していきます。

薬剤師の異動・転勤の頻度や異動の理由についてはこちらにまとめましたのでご覧ください。

転勤や異動が無い薬剤師求人の注意点

転勤や異動が無い薬剤師求人の注意点

『転勤や異動が無し』という求人でも注意点があります。

  • 転勤・異動の定義の違い
  • 個人薬局の危険性

転勤・異動の定義の違い

会社によって転勤や異動の定義が異なっている場合がありますので気を付けましょう。


ある薬局では、「転勤や異動は無い」と言いながらも異動や転勤の指示が普通に出ます。

また、別の薬局では片道120分までは通勤圏内だからと別の薬局へ異動させられます。

転居を伴わないからと半ば強制的に異動させられる例も少なくありません。

また、薬剤師の採用が全く追い着いていない薬局では、「ほぼ毎日他薬局への手伝いに行かされて、結局異動と同じ」という薬剤師の声もありますので注意しましょう。

個人薬局の危険性

転勤や異動の無い薬局は個人経営のみ?

転勤や異動がない薬局と言われてすぐに思いつくのが、1~数店舗経営の個人薬局でしょう。

万一、異動になったとしても、その中のどこかの薬局だから大丈夫と考えるのも無理はありません。

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私は個人経営の薬局への転職ははっきり言っておすすめしません。

個人経営の薬局はお勧めしない理由は以下にまとめました。

加えて現在はコロナ禍で薬局の経営が状態が悪化しています。

大手の調剤薬局のように資本力があれば持ちこたえることができますが、最悪倒産や他社との合併ということも十分あり得ます。

合併してしまったり、今の薬局が閉局ということになったら結局異動するのと同じことです。

異動がないからと安易に個人経営の薬局へ転職することはやめましょう。

転勤や異動の無い薬剤師の求人の探し方

転勤や異動の無い薬剤師の求人の探し方

全国チェーンの調剤薬局でも、転勤や異動をしなくて済む方法はあります。

実際私が勤務している会社では、異動希望調査というものがあり、原則その希望に基づいた異動が行われます。

家庭の事情等で異動ができない薬剤師に強制的に異動させることはありません。

また、採用時に転勤可能なエリアを決めてその範囲でのみ異動があるという方法と取っているチェーンの薬局もあります。

但し、転勤や異動不可にすると給与が低く抑えらえれる点には注意しましょう。

とはいえ、最近は薬剤師の定期異動は減りました。

その理由はかかりつけ薬剤師制度です。

かかりつけ薬剤師になるには、「当該薬局に12カ月以上在籍していること」という要件を満たす必要があります。

定期的に異動をしているとかかりつけ薬剤師指導料の算定ができません。

このような理由から、チェーンの調剤薬局でも転勤や異動についてはかなり減少していますので、あまり心配しなくて大丈夫と言えます。

ここまでの内容を頭に入れた上で、転勤や異動の無い薬剤師求人を探してみましょう。

探し方の具体的な方法は次の通りです。

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