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使えない薬剤師への対処法|仕事ができない同僚に疲れたら


あの薬剤師まったく仕事ができないんです!
もうそのせいで余計な仕事が私に回ってきます。
なんなんですかね。あの薬剤師!!
「あの薬剤師がいる日だけ、なぜか仕事が倍に感じる」
「ミスの確認、患者さんへのフォロー、終わらない薬歴。結局、最後に残って片づけているのはいつも自分」
そんな毎日が続くと、相手への怒りだけでなく、「自分の心が狭いのかな」とまで考えてしまうことがあります。
でも、あなたが疲れているのは当然です。
薬剤師の仕事は、ひとりの遅れや確認不足で、患者さんを待たせたり、周りの仕事を増やしたりします。調剤、監査、服薬指導、疑義照会、薬歴、在庫管理。どれもチームで回しているからです。
本人は普通に働いているつもりでも、周囲は毎回その人の仕事を確認し直しています。その積み重ねで、こちらが先に限界を迎えるのです。
この記事では、仕事ができない薬剤師に振り回されている方へ、特徴の見極め方、現場で取れる対処法、そして自分の環境を守る判断基準を解説します。
使えない薬剤師への対処法は「相手を変える」より「負担を減らす」こと
使えない薬剤師への対処は相手を変えるより自分の負担を減らすことが重要。
使えない薬剤師への対処でまず考えるべきなのは、相手を無理に変えることではなく、あなたの負担と現場の混乱を減らすことです。
もちろん、新人薬剤師や経験の浅い薬剤師なら、教育や声かけで変わることがあります。最初から完璧に動ける人はいません。調剤スピードも、監査の視点も、患者さんへの説明力も、現場で少しずつ身につけていくものです。
ただ、何年も同じミスを繰り返している。注意しても返事だけで終わる。忙しい時間になると持ち場を離れる。報連相がなく、毎回まわりが確認に追われる。
そこまで続いているなら、「そのうち変わるはず」と待つだけでは、周りの薬剤師が先に疲れてしまいます。
まず問題行動と人格を分けて考える
対処するときは、相手の人格ではなく、実際に起きている行動を見てください。
「あの人はダメ」と考えると、怒りだけが膨らみます。そうではなく、「不足薬の共有がない」「同じ調剤ミスが続いている」「患者対応を避けている」「ピーク時に持ち場を離れる」と、事実に分けます。
事実で整理すれば、上司や管理薬剤師にも伝わります。単なる愚痴ではなく、「仕事に支障が出ている話」として相談の場に出せるからです。
我慢だけで解決しようとしない
我慢だけで何とかしようとすると、先に消耗するのはあなたです。
最初は「自分がフォローすればいい」と思うかもしれません。でも、それが毎日続くとどうでしょうか。
- 自分の薬歴が後回しになる
- 患者さんへの説明に集中できない
- ミスの確認に余計な時間を取られる
- 休憩時間が削られる
- 帰宅後もイライラが抜けない
- 出勤前から気が重くなる
ここまで来ると、「少し合わない同僚がいる」では済みません。薬歴も休憩も帰宅時間も、少しずつ削られています。
薬剤師の人間関係そのものを整理したい方は、こちらも参考になります。


仕事ができない薬剤師に多い特徴
仕事ができない薬剤師には作業の遅さ以外にも周囲を止める共通点がある。
仕事ができない薬剤師には、作業の遅さだけでなく、周りに迷惑をかけてしまう共通点があります。
ここでは、薬局や病院、ドラッグストアの現場で、周りに迷惑をかけてしまう薬剤師の特徴を整理します。


仕事が遅く、優先順位をつけられない
仕事が遅い薬剤師は、手の遅さよりも「今やるべき仕事」を見失っているケースがあります。
処方せんが一気に増えているのに、急ぎではない作業を続ける。患者さんが待っているのに、周囲の流れを見ない。監査待ちが積み上がっているのに、自分のペースを崩さない。
本人に悪気がなくても、その人のところで仕事の流れが止まります。
特に、最終鑑査の遅さが問題になっている場合は、慎重さなのか、知識不足なのか、段取りの悪さなのかを分けて見る必要があります。


知識不足や確認不足でミスを繰り返す
知識不足や確認不足で同じミスを繰り返す薬剤師は、周囲に強い緊張を与えます。
薬剤師の確認漏れは、患者さんにそのまま影響します。用量、相互作用、禁忌、重複、残薬、服薬状況。どれか一つでも抜けると、周りの薬剤師が安心して任せられません。
それなのに、同じ指摘を何度受けても改善しない。メモを取らない。調べない。分からないのに聞かずに進める。
こうなると、周囲は常に「この人の仕事をもう一度見ないと危ない」と感じます。任せたはずなのに、結局こちらがもう一度確認することになるのです。
報連相ができず、周囲の仕事を止める
報連相がない薬剤師がいると、次の人が動けません。
患者さんへの連絡は終わったのか。不足薬の発注は済んでいるのか。疑義照会の返答は共有されたのか。誰も把握していない状態では、次の対応が止まります。
しかも、報告がないままトラブルが表面化すると、リカバリーするのは周囲です。
薬局は小さなチームで動いています。返事、共有、相談。
この基本がないだけで、声をかけるのも嫌になりますよね。
忙しい場面で逃げる・協力しない
忙しい場面で逃げる薬剤師は、周囲の不満を一気に高めます。
午後のピーク、外来が重なる時間、在宅準備、薬歴の山。こういうときに限って、どこかへ消える。急ぎではない作業を始める。患者対応を避ける。休憩時間でもないのに持ち場を離れる。
本人は「少し離れただけ」と思っているかもしれません。でも残された側からすれば、たまった仕事を押しつけられている感覚になります。
これが続くと、「なぜ自分だけ頑張っているんだろう」と感じるのも当然です。
プライドが高く、指摘を受け入れない
プライドが高く指摘を受け入れない薬剤師は、何度伝えても同じことを繰り返します。
分からないことを聞かない。ミスを認めない。謝らない。患者さんやスタッフに迷惑をかけても、どこか他人事のように振る舞う。
このタイプは、周囲が丁寧に伝えても「自分は悪くない」と受け止めることがあります。こうなると、こちらがどれだけ丁寧に伝えても話が進みません。
薬剤師に必要なのは、知識だけではありません。自分の判断を振り返る力、分からないことを聞ける姿勢、チームで働く意識も同じくらい大切です。
自分に甘く、他人には厳しい
自分のミスは流すのに、他人のミスには強く当たる薬剤師もいます。
後輩や事務スタッフには厳しい。けれど、自分の確認漏れや患者対応の不備には触れない。こういう態度が続くと、周りはその人に本音を言わなくなります。
リーダーシップと威圧は別物です。
恐怖で動かす人がいる職場では、誰も何も言えません。
結果として、小さなミスや違和感が共有されず、より大きなトラブルにつながります。
使えない薬剤師を放置すると職場に起きること
使えない薬剤師の放置は周囲の負担増加と患者対応の質低下につながる。
問題のある薬剤師を放置すると、周りの薬剤師や事務スタッフがフォローに追われ、患者さんにも迷惑がかかります。
周囲の薬剤師に負担が偏る
最初に起きるのは、よく動く人への負担集中です。
仕事が早い人、責任感が強い人、患者さんへの対応が丁寧な人ほど、問題のある薬剤師のフォローを任されます。
「あの人に任せると不安だから、あなたが見ておいて」
この言葉が続くと、頼られているようで、実際には負担だけが増えます。
評価や給与に反映されないままフォロー役が固定されれば、不満が出るのは当然です。
患者対応や調剤の安全にも関わる
薬剤師の問題行動は、患者さんへの説明や調剤の安全にも関わります。
調剤や監査のミスが増える。患者さんへの説明が浅くなる。疑義照会や在庫確認が遅れる。待ち時間が長くなり、クレームにつながる。
職場内のイライラだけで済めば、まだよい方です。薬剤師の仕事は、最終的に患者さんの安心と安全につながっています。
だからこそ、「あの人が苦手」で終わらせず、実際にどんな支障が出ているのかを書き出してください。
まじめに働く人から疲れていく
問題が放置される職場では、まじめに働いている人から疲れていきます。
仕事をしない人がそのまま残り、フォローしている人だけが苦しくなる。上司に相談しても動かない。注意しても変わらない。
そんな状態が続けば、「この職場にいても報われない」と感じるのは自然です。
そして最悪の場合、本当に辞めてほしくない人から辞めていきます。
職場ストレスが同僚問題だけでなく、忙しさ・評価・雰囲気にも広がっている方は、こちらの記事も参考になります。


ここまで読んで、「今の職場を続けるべきか分からない」と感じた方は、一度立ち止まって状況を整理してみてください。
人間関係の悩みは、我慢していても解決するものではありません。
今のつらさは、職場を変えることで軽くなるかもしれません
今の職場がすべてではありません。人間関係や雰囲気が良い職場はあります。
まずは、働きやすい求人のある薬剤師転職サイトを探してみてください。
使えない薬剤師への現実的な対処法
使えない薬剤師への対処は記録、業務分担、上司共有を順番に進めることが基本。
使えない薬剤師への対処は、本人を責めるより、記録・業務分担・上司への共有を順番に進めることが基本です。


事実を記録する
まず、記録を残してください。
記録する内容は、できるだけ具体的にします。
- いつ起きたのか
- 何が起きたのか
- 誰に影響が出たのか
- 患者さんや業務にどんな支障があったのか
- その後、誰がどう対応したのか
たとえば、「またミスした」では伝わりません。
「〇月〇日、A薬の規格違いを監査で発見。本人へ共有したが、前月にも同じミスあり。最終確認を別薬剤師が実施」のように残します。
記録があれば、上司や管理薬剤師に相談するときに話が伝わります。感情ではなく、仕事に支障が出ている話として共有できるからです。
任せる業務と慎重に扱う業務を分ける
改善がすぐに見込めない場合は、任せる仕事を分けます。
すべての業務を同じように任せると、重大なミスや患者対応のトラブルにつながります。スピードが必要な業務、判断が必要な業務、患者さんへの説明が重要な業務は、慎重に割り振るべきです。
一方で、手順が決まっている作業や、チェック体制を組める業務なら任せられる場合もあります。
これは「問題のある人を放置する」ためではありません。患者さんや周りのスタッフを守るための分け方です。
上司・管理薬剤師・人事に相談する
個人で抱えきれない問題は、上司や管理薬剤師、人事に相談してください。
ただし、伝え方には注意が必要です。
「あの人が嫌いです」ではなく、「この業務で困っています」「同じミスが続いています」「患者さんへの対応に支障が出ています」と、実際に起きていることを伝えます。
相手が同僚ではなく、管理薬剤師や薬局長の場合は、対応の難しさが変わります。上司との相性や職場方針に悩んでいる方は、以下の記事も参考にしてください。


パート薬剤師・派遣薬剤師は勤務条件や契約も含めて見直す
パート薬剤師や派遣薬剤師の場合は、勤務時間・業務範囲・契約内容も含めて確認します。
パート薬剤師であれば、シフトや担当業務の調整が必要になることがあります。限られた時間で働く以上、任せる仕事を明確にしないと、周囲との不公平感が出ます。
派遣薬剤師の場合は、薬剤師派遣会社への共有が必要です。
感情的なクレームではなく、「どの業務で」「どんな支障が」「何回起きたのか」を記録と一緒に伝えてください。薬剤師派遣会社にも、具体的な記録があれば話が伝わります。
いじめやハラスメントに近い場合は我慢しない
相手の問題が、仕事の遅さや能力不足ではなく、いじめやハラスメントに近い場合は我慢してはいけません。
無視される。強い言葉で責められる。仕事を教えてもらえない。特定の人だけに負担が偏る。陰口や嫌がらせが続く。
こうした状況は、あなたの努力だけで解決する問題ではありません。
記録を残し、上司・人事・コンプライアンス窓口など、第三者を入れてください。職場内で解決しない場合は、社外の相談窓口も使ってください。
いじめに近い状態かもしれないと感じる方は、以下の記事で特徴と判断基準を確認してみてください。


改善しない職場では自分を守る選択が必要
改善しない職場では薬剤師自身が異動や転職で環境を守る選択が必要。
取れる対処をしても状況が変わらないなら、その人から離れる方法も考えてください。


何度言っても変わらない人はいます。管理者が問題を見て見ぬふりする職場もあります。まじめに働く人だけが我慢を続け、問題のある人はそのまま残る。残念ですが、そういう現場は存在します。
そのときに、「自分がもっと我慢すればいい」と抱え込まないでください。
異動希望は逃げではない
異動希望は逃げではありません。これ以上、仕事と体調を崩さないための行動です。
同じ会社でも、店舗が変われば人間関係、処方内容、忙しさ、管理薬剤師の方針は大きく変わります。
あの人と同じシフトに入るだけでつらい。出勤前から気分が沈む。自分の確認ミスまで増えてきた。
そこまで来ているなら、もう我慢だけで乗り切る段階ではありません。異動で解決できるなら、それは十分に価値のある選択で
す。
転職は最後の手段ではなく、職場を選び直す手段
異動が難しい場合や、会社全体に同じような問題がある場合は、転職も現実的な選択肢です。
転職というと、「逃げ」「負け」「我慢が足りない」と考えてしまう方もいます。
でも、仕事ができない同僚のフォローで疲弊し続け、自分の健康やキャリアまで削られるなら、その職場に残ることが本当に正解とは限りません。
転職は、嫌な人から逃げるためだけのものではありません。普通に集中して働ける職場を選び直すための手段です。
まだ転職する気が強くない方も、「今の職場に残るリスク」は知っておいて損はありません。
転職する気がない薬剤師ほど読んでほしい|今の職場に残る3つのリスク


次の職場で同じ悩みを繰り返さないために確認すること
次の職場で同じ悩みを繰り返さないためには、求人票だけで判断しないことが大切です。
職場見学では、人員体制、薬剤師同士の会話、管理薬剤師の雰囲気、忙しい時間帯の動きを見てください。
給与や休日だけを見て決めると、また同じような人間関係で悩む可能性があります。自分ひとりで職場の雰囲気まで把握しきれない場合は、薬剤師転職サイトを使い、職場環境を比較しておく方法もあります。
使えない薬剤師への対処法でよくある質問
使えない薬剤師への対処では記録範囲や相談先の判断を早めに整理する。
ここでは、仕事ができない薬剤師に振り回されている方が、特に悩みやすい疑問に答えます。
使えない薬剤師への不満は、どこから記録すべきですか?
患者対応、調剤ミス、報連相不足、業務放棄など、職場や患者さんに影響が出た場面から記録してください。
「態度が悪い」だけでは伝わりません。「〇月〇日、不足薬の共有がなく、患者さんへの連絡が遅れた」のように、日付・内容・影響を残すのがポイントです。
本人に注意しても変わらない場合はどうすればいいですか?
同じ注意を繰り返しても変わらない場合は、本人への声かけだけで抱え込まないでください。
記録を残し、管理薬剤師や上司に共有してください。個人同士の相性問題ではなく、仕事に支障が出ている話として伝えれば、配置や担当業務の相談に進めます。
仕事ができない薬剤師をフォローし続けるのは普通ですか?
一時的なフォローはどの職場にもあります。
しかし、毎日のように確認や尻ぬぐいが続いているなら、普通の助け合いとは言えません。
あなたの薬歴、患者対応、休憩時間、帰宅時間にまで影響が出ているなら、もう個人の我慢で片づける話ではありません。
同僚が原因で異動や転職を考えるのは甘えですか?
甘えではありません。
改善を求めても変わらない。出勤前から気が重い。自分の確認ミスまで増えてきた。そこまで来ているなら、異動や転職を考えてもおかしくありません。
薬剤師の仕事には集中力が必要です。毎日ストレスを抱えたまま働き続ければ、自分のミスにもつながります。
次の職場で同じような薬剤師に当たらないためには何を確認すべきですか?
求人票だけで判断せず、職場見学で人員体制、忙しい時間帯の動き、薬剤師同士の会話、管理薬剤師の雰囲気を確認してください。
自分ひとりで職場の雰囲気まで把握しきれない場合は、薬剤師転職サイトを使い、職場の雰囲気や離職状況を事前に確認する方法もあります。
まとめ|変わらない人に消耗し続けず、自分の環境を守ろう
変わらない薬剤師に消耗し続けず、自分の働く環境を守る選択肢を持つ。
使えない薬剤師が職場にいると、毎日の仕事は想像以上に疲れます。
調剤や監査のフォロー、報連相不足の確認、患者さんへのリカバリー、職場の空気の悪化。ひとつひとつは小さく見えても、毎日続けば確実に疲れます。
今回の要点を整理します。
- 使えない薬剤師への対処は、相手を責めるより事実を整理する
- 仕事が遅い、報連相がない、ミスを繰り返す場合は記録を残す
- 任せる業務と慎重に扱う業務を分け、患者さんと周りのスタッフを守る
- 個人で抱えず、上司・管理薬剤師・人事に相談する
- いじめやハラスメントに近い場合は我慢しない
- 改善しない職場では、異動や転職も自分を守る選択肢になる
私自身も、かつて「この人さえいなければ、もっと普通に働けるのに」と感じながら働いていた時期がありました。
何度も声をかけ、フォローし、記録も取りました。それでも変わらない。むしろ周囲の士気が下がり、自分の気持ちまで削られていきました。
そのときに気づいたのは、「変わらない人を変えること」に、自分の時間と健康を使い続ける必要はないということです。
今すぐ転職を決める必要はありません。
まずは、自分の状況を整理してください。今の職場に残るべきか。異動を相談すべきか。他の職場も見ておくべきか。
選択肢を持っているだけで、心は少し軽くなります。
もっと具体的に転職の流れや職場選びを整理したい方は、以下のロードマップも参考になります。
診断で今の状態を整理したあと、次の職場選びで見落としを減らしたい方におすすめです。
求人選び・見学・面接・内定判断で迷いたくない薬剤師へ
転職で後悔しないためには、求人の数よりも、確認する順番と判断軸が大切です。
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