

転職を考えている薬剤師
薬剤師転職サイトや転職エージェントを使わずに転職することもできますか?
登録しなくても転職できるなら自分のペースで転職活動できるかなと思って。

このような薬剤師の疑問に答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 薬剤師転職サイト・転職エージェントを使わない(登録しない)で転職する方法一覧
- 薬剤師転職サイト・転職エージェントを使わない(登録しない)で転職活動をしたらどうなったか(失敗談)
- うまく行った転職方法

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。
転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
→詳しい自己紹介
薬剤師転職サイト・転職エージェントを使わない(登録しない)転職する方法一覧
薬剤師が自ら持っている人脈に頼って転職先の薬局を探す(すべて自力で)
薬剤師が転職先を探すときに、自らの人脈に頼りすべて自力で行うという方法があります。
こういう薬剤師に向いています
友人・知り合いが多い薬剤師、行動力のある薬剤師、近隣の薬局に転職を考えている薬剤師
たとえば大学の同期に薬局に勤めている人はいませんか?連絡を取ってみて、薬局の評判を聞いてみるのも良いでしょう。
また、薬剤師会主催の勉強会や集まりで知り合いになった近隣薬局の薬剤師に話を聞いてみるのも良いと思います。
SNS(facebookやmixiなど)で薬剤師の知り合いがいれば情報をもらえることもあるでしょう。
人脈に頼って転職先を探すときの注意点
その薬局の薬剤師に強く誘われるときには要注意です!!
自分が辞めるつもりで後釜を探している可能性や、だれか入社させるともらえる報奨金目当ての場合もあります。
信頼できる仲である場合のみ話を聞きましょう。
また、すべて自力で行った場合は情報を得られる範囲が限られてしまいます。近隣の薬局に転職を考えているのであれば有用な方法にもなりますが、別の地方の薬局を探すには向いていない方法です。
効率性(時間と労力の少なさ) | ★★☆☆☆ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ★★☆☆☆ |
転職成功率 | ★★☆☆☆ |
給料アップ率 | ★★☆☆☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★☆☆☆☆ |
合計 | 9ポイント |
各薬局のホームページから求人情報を探してエントリーする
自力で各薬局のホームページから情報を得て、エントリーするという方法もあります。
こんな薬剤師に向いています
大手・中規模チェーン調剤に転職を考えている薬剤師、ネットを用いた情報収集が得意な薬剤師、自己アピールがうまい薬剤師、交渉術に長けている薬剤師
パソコンやスマートフォンで自分の好きな時に情報を検索することができ、自分のペースで転職活動を進めることができます。面接まではどこかに出向くといったことがないため、仕事でなかなか休みが取れない薬剤師でもこの方法は使えます。
ホームページから求人情報を探してエントリーするときの注意点
自力で薬局各社のWEBサイト(ホームページ)から情報収集していくのは大変労力と時間がかかります。また、WEBサイトを作成していない薬局の情報は得られません。
WEBサイトはその会社(薬局)が作成しています。さすがに嘘は書かれていないでしょうが、表面上の情報しか得られない場合が多いので注意が必要です。
薬剤師の給与に関しては、「※経験及び当社規定により優遇」といった記載が多く、本当のところどうなの?といった生の情報はWEBサイトだけでは得られないでしょう。
エントリーすれば、連絡が来て面接という流れになると思いますが、詳細な条件提示や給与の交渉、聞きづらいことは面接時にすべて自分でクリアにしていかなければなりません。
すべて自分で交渉できる薬剤師ならこの方法が良いと思います。
効率性(時間と労力の少なさ) | ★★★☆☆ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ★★★☆☆ |
転職成功率 | ★★★☆☆ |
給料アップ率 | ★★☆☆☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★★★★☆ |
合計 | 15ポイント |
ハローワークで薬剤師の求人情報を探す
ハローワークに通って自分の希望の薬局の求人情報を探すという方法があります。
薬剤師を採用したい場合、多くの薬局はまず最初にハローワークに求人を出します。
そして応募があった時に(パート薬剤師の場合はある程度の人数になったところで)面接を行い、採用するという流れになります。採用者が決まり次第、ハローワークの求人は取り下げます。
こんな薬剤師に向いています
近所の薬局で働きたい薬剤師、すぐにでも働き始めたい薬剤師、常勤ではなくパートで働きたいと考えている薬剤師。
あなたがお住まいの地域の薬局を探す場合で、特に早く職場を決めたい場合はハローワークの求人情報が一番強いと思います。
ハローワークで薬剤師の求人情報を探すときの注意点
自分が働きたいと思ったときに、条件を満たす求人があるかどうかはハローワークに行ってみないとわからない。
給与の交渉は難しい(求人情報に掲載された内容通りになる)。経験等で優遇となっていれば交渉できるがすべて自分で行わなくてはいけません。
効率性(時間と労力の少なさ) | ★☆☆☆☆ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ★★☆☆☆ |
転職成功率 | ★★★☆☆ |
給料アップ率 | ★★☆☆☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★★☆☆☆ |
合計 | 10ポイント |
医薬品卸の担当者から薬局の情報をもらって転職先の薬局を探す
医薬品卸の担当者から薬局の情報をもらって転職先の薬局を探す、もしくは卸さんに薬局を紹介してもらう
卸さんは直接その薬局に出入りしているため、そこではどういう薬剤師が働いているか、薬局雰囲気はどうか、忙しさはどんな感じかなどの「生の情報」を得ることが可能です。
さらに、卸さんは各薬局の支払い状況を把握しています。経営が危ない場合は、支払いサイトを短くするか、売掛金の額に制限をかける場合があります。
薬局の大まかな経営状態を把握していることも強みでしょう。
こんな薬剤師に向いています
今働いている薬局の近くで転職先を探そうと考えている薬剤師
医薬品卸の担当者からの情報で転職先の薬局を探すときの注意点
紹介してくれた薬局が実はその卸が経営している、もしくは傘下の薬局という場合もあります。セールストーク(勧誘)には十分気を付けてください。
現在仕事をしていない薬剤師にとっては卸さんとの付き合いはないでしょうからこの方法は使えないでしょう。
効率性(時間と労力の少なさ) | ★★★☆☆ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ★★☆☆☆ |
転職成功率 | ★★☆☆☆ |
給料アップ率 | ★★☆☆☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★☆☆☆☆ |
合計 | 10ポイント |
新聞の求人折り込みで転職先の薬局を探す
日曜日の新聞折り込みにはその地域の求人情報が入ると思います。その中で薬局の求人情報を探して転職する方法です。
こんな薬剤師に向いています
近所の薬局で働きたいと思っている薬剤師
新聞の求人折り込みで転職先の薬局を探すときの注意点
自分が希望する勤務地や条件の求人情報が載っている確率は低いです。
また、求人情報だけでは情報が少なすぎるため、詳細は面接時に自分で確認しなくてはいけません。給与の交渉等すべて自分で行う必要があります。
効率性(時間と労力の少なさ) | ★☆☆☆☆ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ★☆☆☆☆ |
転職成功率 | ★☆☆☆☆ |
給料アップ率 | ★★☆☆☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★★★★☆ |
合計 | 9ポイント |
新聞の広告欄で薬剤師の求人情報を探して転職する
新聞の広告欄にはごくまれに薬局の求人情報が掲載されていることがあります。この情報をもとに転職活動をする方法です。
こんな薬剤師に向いています
特になし
新聞の広告欄で薬剤師の求人情報を探すときの注意点
自分が希望する勤務地や条件の求人情報が載っている確率はゼロに等しいです。 この方法だけで転職先の薬局を探すことはほぼ無理でしょう。
効率性(時間と労力の少なさ) | ☆☆☆☆☆ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ☆☆☆☆☆ |
転職成功率 | ★☆☆☆☆ |
給料アップ率 | ★☆☆☆☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★★★★☆ |
合計 | 6ポイント |
薬学系雑誌に掲載されている求人情報から転職先の薬局を探す
薬剤師向け雑誌には薬局の求人広告が掲載されている場合があります。この情報をもとに転職先の薬局を探す方法もあります。
その広告の情報から転職先の薬局を探してもよいですが、注意点があります。
日経ドラッグインフォメーション(日経DI)などの薬剤師雑誌の無料版が薬局に配布されていると思います。 薬局勤務の薬剤師なら日経DIを知らない人はまずいないでしょう。 その中には薬局の求人広告が載っていますね。 今回の話は …
それはあくまでも広告だということ。当然良い事しか書かれていません。
薬剤師向け雑誌から転職先の薬局をさがすのであれば「求人広告」ではなく、各薬局の取り組みなどの紹介記事を参考にしましょう。
これは広告ではなく本当の内容です。
求人広告よりもそちらの情報のほうが転職先を探すうえでは参考になると思います。
こんな薬剤師に向いています
特になし。非効率的なのでお勧めしません。
この方法で転職する薬剤師はどのくらいいるのでしょうか。
注意点
自分が希望する勤務地や条件の求人情報が載っている確率はゼロに等しいです。
この方法のみで転職先の薬局を探すことは大変非効率です。薬剤師の求人広告ではなく、薬局の紹介記事の方を活用しましょう。
効率性(時間と労力の少なさ) | ★☆☆☆☆ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ★☆☆☆☆ |
転職成功率 | ★☆☆☆☆ |
給料アップ率 | ★☆☆☆☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★★★★☆ |
合計 | 8ポイント |
薬剤師転職サイト・転職エージェントを使わないで転職活動をしたらどうなったか(体験談)
薬剤師転職サイト・転職エージェントを使わずに転職活動をしたら起きたこと
- 自分の知っている範囲での薬局しか候補にあがらない
- 給与交渉や条件交渉がうまくできない
- 年収など、条件の相場観がわからない
- 転職先を効率的に探せない
- とにかく情報不足に陥る
- 求人票に書かれているが、本当のところがわからない
- 相談する人がいない
- 自分が本当は何を求めているのかがわからなかった
転職希望の薬局に直接応募したほうが採用されやすい?直接応募でも条件は変わらない?そんな疑問をもつ転職希望の薬剤師向けの記事です。ぜひご覧ください。
で、結局どの方法で転職に成功したかというと、「薬剤師転職サイト・エージェントのコンサルタントに相談した」です。
薬剤師転職サイトに登録して希望の薬局を紹介してもらう
とにかくまずは、薬剤師転職サイトに登録する。
薬剤師転職サイトに登録後、どんな薬局で働きたいのか、希望年収、勤務時間、勤務地、などの希望条件をコンサルタントに伝えると、自分の希望に合った薬局を複数紹介してくれます。
希望通りの薬局がない場合でも求人が出た時点ですぐに紹介してもらえます。
薬剤師が求人を探す方法をまとめました。事実、結果的に一番得する転職方法は、薬剤師転職サイトを利用して転職すること。転職薬剤師の8割以上が利用しています。
一番大変であろう「給与の交渉」などもすべて転職コンサルタントが代理で行ってくれます。
この記事で、薬剤師が転職時に給与交渉をすると年収は本当にアップするのかがわかります。転職時の給与交渉で薬剤師の年収がアップする理由、給与交渉でも年収がアップしない例、給与交渉に必要な武器についてまとめました。
残業の有無や有給の取りやすさなど、聞きづらいけど絶対に確認しておかなくてはいけないことも転職コンサルタントが代わりに聞いてくれます。
こんな薬剤師に向いています
給料を今よりも上げたいと思っている薬剤師、転職に失敗したくない薬剤師、働く場所にはこだわりたい薬剤師、給与の交渉など苦手だと思っている薬剤師
薬剤師転職サイトに登録して希望の薬局を紹介してもらうときの注意点
自分の希望通りの薬局がすぐにみつかるとは限りません。転職しようかどうか迷っているのであれば早めに登録しておきましょう。
条件の良い求人情報はすぐに採用者が決まってしまいます。早いうちから動いておくことが転職を成功する秘訣です。
効率性(時間と労力の少なさ) | ★★★★★ |
---|---|
転職先の見つけやすさ | ★★★★★ |
転職成功率 | ★★★★☆ |
給料アップ率 | ★★★★☆ |
安全性(バレるリスクの低さ) | ★★★★★ |
合計 | 23ポイント |
薬剤師転職サイトのメリットとデメリットを知りたい薬剤師向けに、現役管理薬剤師が解説。ほとんどの薬剤師の転職は転職サイト経由。その理由は・・・
薬剤師転職サイトの正しい選び方を知っていますか?どの薬剤師転職サイトを使って転職すれば失敗しないのか。どこに登録すればよいのか迷っている薬剤師向けです。この記事を読んでいただければ結論が出ます。ぜひご覧ください。
調剤薬局への転職におすすめの薬剤師転職サイトを、現役の管理薬剤師が厳選して5社紹介!正社員、パート、派遣と、それぞれにおすすめの薬剤師転職サイトがわかります。あなたの転職は成功間違い無し。
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