
同年代の薬剤師と比べて、私の年収は低いのでしょうか。仕事も責任も増えているのに、給与はほとんど変わりません。
職場では、同僚の年収を気軽に聞けません。
同期が管理薬剤師へ昇格した話や、転職で年収が上がった話を聞くと、「自分だけ給与が変わっていない」と焦ることもあるでしょう。
ただし、同年代の平均を下回っていても、あなたの努力が足りないとは限りません。
薬剤師の年収は、勤務先、役職、地域、勤務時間、残業時間、会社が定める昇給額によって変わります。成果を出していても、昇給額が小さい会社では給与が大きく増えません。
- 薬剤師全体の平均年収は566万7,900円
- 25~29歳の平均年収は494万7,600円
- 30~34歳の平均年収は533万1,900円
- 年齢別では45~49歳の675万8,400円が最も高い
- 平均以下でも、勤務条件が違えば一概に低いとはいえない
本記事では、2026年3月24日に公表された令和7年賃金構造基本統計調査を使用しています。
統計上の年収換算額を、本文では「平均年収」と表記します。
まず同年代の平均を確認し、そのあとで「本当に自分の年収は低いのか」を一緒に見ていきましょう。



私は薬剤師として25年以上勤務し、管理薬剤師を20年以上経験してきました。薬剤師の採用面接にも500名以上関わっています。採用時に見るのは年齢だけではありません。担当してきた仕事、責任の範囲、給与の内訳を合わせて判断します。詳しい経歴は薬剤師ファマディーのプロフィールに掲載しています。
薬剤師の年収・給料|平均・職場別相場と年収アップ方法を知りたい方はこちらをご覧ください。
薬剤師の平均年収を年齢別に一覧で確認
薬剤師の平均年収は年齢で異なり、45~49歳の675万8,400円が最も高い。
まずは、自分と同じ年代の平均年収を見てみましょう。
下表は、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」に掲載された、企業規模10人以上の一般労働者・薬剤師・男女計のデータをもとにしています。
平均年収は、次の式で算出しました。
きまって支給する現金給与額×12か月+年間賞与その他特別給与額
「きまって支給する現金給与額」には、基本給のほか、職務手当、通勤手当、家族手当、時間外勤務手当などが含まれます。
| 年齢 | 薬剤師の平均年収 | 前の年齢層との差 |
|---|---|---|
| 20~24歳 | 408万3,700円 | ― |
| 25~29歳 | 494万7,600円 | 86万3,900円増 |
| 30~34歳 | 533万1,900円 | 38万4,300円増 |
| 35~39歳 | 598万0,000円 | 64万8,100円増 |
| 40~44歳 | 595万2,000円 | 2万8,000円減 |
| 45~49歳 | 675万8,400円 | 80万6,400円増 |
| 50~54歳 | 642万9,900円 | 32万8,500円減 |
| 55~59歳 | 657万4,900円 | 14万5,000円増 |
| 60~64歳 | 550万0,700円 | 107万4,200円減 |
| 65~69歳 | 612万0,300円 | 61万9,600円増 |
| 70歳以上 | 446万9,700円 | 165万0,600円減 |
薬剤師全体の平均年収は566万7,900円
薬剤師全体では、きまって支給する現金給与額が月39万8,700円、年間賞与その他特別給与額が88万3,500円です。
年収へ換算すると、次の金額になります。
39万8,700円×12か月+88万3,500円=566万7,900円
自分の年代に加え、薬剤師全体の平均も一つの目安として見てください。
年齢別では45~49歳の675万8,400円が最も高い
今回の統計では、45~49歳の平均年収が最も高く、675万8,400円でした。
25~29歳の494万7,600円と比べると、差は181万800円です。
ただし、「45歳になれば年収675万円を超える」という意味ではありません。
年齢別の表だけでは、勤務先、担当業務、役職、勤続年数などの条件を分けて読めないためです。
年齢を重ねても平均年収は一直線には上がらない
35~39歳の平均年収は598万円ですが、40~44歳は595万2,000円です。
差は2万8,000円であり、40歳を過ぎると一人ひとりの給与が下がるという結果ではありません。
45~49歳から50~54歳では32万8,500円下がり、60~64歳から65~69歳では61万9,600円上がっています。
平均値の上下は、その年代に含まれる薬剤師の条件が変わった結果です。個人の将来年収が同じ動きをするとは限りません。
薬剤師の年齢別平均年収を見る前に知っておきたい4つの注意点
薬剤師の年収比較では、残業代、調査期間、就業形態、企業規模の確認が欠かせない。
平均年収は、自分の給与を考えるための目安です。
一方、統計の条件を見ずに比べると、「平均より低いから評価されていない」と誤解してしまいます。数字を見る前に、次の4点を押さえておきましょう。
1.平均年収には時間外勤務手当などが含まれる
本記事の計算に使った「きまって支給する現金給与額」には、時間外勤務手当や休日勤務手当なども含まれます。
年収600万円でも、毎月の残業代が大きな割合を占めているなら、基本給が高いとは限りません。
自分の給与と比べる際は、年収総額だけでなく、基本給、各種手当、残業代を分けて見ます。
2.月給と賞与の対象期間が異なる
月例賃金は2025年6月分ですが、年間賞与その他特別給与額は2024年1月から12月までの支給額です。
つまり、表の金額は2025年1月から12月までに実際に受け取った年収ではありません。
2025年6月の月給が12か月続いたと仮定し、前年1年間の賞与を加えた年収換算額です。
昇給、転職、休職、勤務時間の変更があった薬剤師は、源泉徴収票の年収と差が出ます。
3.一般労働者と短時間労働者は別の統計
本記事の年齢別表は、短時間労働者を除いた「一般労働者」のデータです。
一般労働者は、正社員と同じ意味ではありません。正社員・正職員かどうかという雇用形態と、一般労働者・短時間労働者という就業形態は別に区分されています。
育児や介護で勤務時間を短くしている場合、表の平均年収を下回るのは自然です。
時短勤務や勤務日数が少ない薬剤師は、年収総額ではなく、時給と勤務時間をそろえて比べます。
4.年齢別表は企業規模10人以上のデータ
本記事で使った年齢別表は、企業規模10人以上の事業所を対象としています。
企業規模5~9人の事業所は、別の統計表です。
小規模な個人薬局で働いている場合、今回の平均と勤務先の給与条件が大きく異なることもあります。
年齢以外に、職場、役職、手当、福利厚生までそろえて比べたい方は、薬剤師の年収は低すぎるのかを判断する7つの視点も確認してください。本記事では年齢別の数字を扱い、詳しい待遇の比べ方は関連記事へ分けています。


20代・30代・40代・50代・60代以降の平均年収の見方
薬剤師の年収は年代だけでなく、役職、勤務時間、担当業務、手当をそろえて判断する。
同じ平均年収でも、その金額になった背景は年代によって異なります。
ここでは年代ごとの数字を紹介しながら、自分の給与と比べる際に見る条件を整理します。
20代薬剤師は1年目の実収入と直接比べない
20~24歳の平均年収は408万3,700円、25~29歳は494万7,600円です。
6年制薬学部へ現役で進学した場合、薬剤師として働き始めるのは24歳前後になります。
ただし、新卒1年目の実収入と、20~24歳の平均年収は直接比べられません。
統計は6月の月給を12か月分へ換算し、前年の賞与を加えています。一方、4月入社の1年目を暦年で見ると、給与は4月から12月までの9か月分が中心です。
1年目は年収総額ではなく、月給、薬剤師手当、冬の賞与を個別に見てください。
20代では目の前の年収差だけでなく、複数科目の処方、在宅業務、後輩指導などの経験を積めているかも見ておきたいところです。
30代薬剤師は役職と勤務時間をそろえて比べる
30~34歳の平均年収は533万1,900円、35~39歳は598万円です。
30代では、同期の間でも給与差が大きくなります。
管理薬剤師や薬局長を任される薬剤師がいる一方、育児のために勤務時間を短くする薬剤師もいます。
全国転勤の有無、遠方店舗への応援、土日勤務、在宅業務の担当範囲も同じではありません。
「同期より50万円低い」と感じたときは、役職、勤務時間、残業時間、異動条件をそろえて比べます。
管理薬剤師へ昇格しても、手当の金額は会社ごとに異なります。管理薬剤師の年収相場と手当の記事では、役職手当、残業代、責任範囲の見方を解説しています。


40代薬剤師は経験年数より担当してきた仕事を見る
40~44歳の平均年収は595万2,000円、45~49歳は675万8,400円です。
40代になると、「薬剤師として長く働いているのに、給与が思ったほど上がっていない」と感じることもあるでしょう。
採用面接では、経験年数だけで年収を決めるわけではありません。
担当した店舗数や管理した薬剤師数、在宅業務、後輩教育、在庫管理、行政対応など、入社後に任せられる仕事を見ます。



採用を担当した際も、「薬剤師経験20年」という年数だけでは判断しませんでした。何を任され、どのような結果を出したのかを聞いています。年齢相応の年収を考えるときは、経験の中身まで書き出してみてください。
今の会社に役職の空きがなく、一般薬剤師の給与上限へ達している場合、本人の努力だけでは昇給額を変えられません。
50代薬剤師は基本給と手当を分けて見る
50~54歳の平均年収は642万9,900円、55~59歳は657万4,900円です。
年収600万円を超えていても、その多くを役職手当や時間外勤務手当が占めているケースがあります。
現在の年収総額だけでなく、基本給はいくらか、役職を外れた後に手当がどう変わるかも見ておきたいところです。
「今の職場に残っても昇給しない。でも50代で転職して年収が下がるのも怖い」と迷うのは自然なことです。
年収維持、休日、通勤時間、管理業務のうち、どの条件を優先するのか先に決めておきましょう。
60代以降は平均が動いた理由を一つに決めつけない
60~64歳の平均年収は550万700円、65~69歳は612万300円です。
65~69歳の金額が高いからといって、60代後半の薬剤師全体の給与が上がるとは限りません。
年齢別表だけでは、平均年収が上下した理由を一つに特定できないためです。
勤務先、役職、勤続年数など、年代に含まれる薬剤師の構成が異なれば、平均値も動きます。
また、本記事の表には短時間労働者を含めていません。60代以降も、年収総額、基本給、手当、勤務時間を分けて見てください。
自分の年収と年齢別平均を比べる3つの手順
薬剤師の年収比較は、勤務時間、給与内訳、職場と役職をそろえて行う。
年齢別平均を見たら、自分の給与も比較条件をそろえます。
確認するのは、勤務時間、給与の内訳、職場と役職の3項目です。
1.勤務時間と就業形態をそろえる
一般労働者の平均年収と、短時間勤務の薬剤師の年収は、同じ条件では比べられません。
勤務時間が短い場合は、年収総額に加えて時給も計算します。
たとえば、年収500万円の一般労働者と、年収400万円の週4日勤務では、後者の時給が高い場合もあります。
2.基本給・賞与・手当を分ける
源泉徴収票の年収だけでなく、給与明細と労働条件通知書も見ます。
- 基本給
- 薬剤師手当
- 管理薬剤師手当・役職手当
- 住宅手当・地域手当
- 時間外勤務手当・固定残業代
- 年間賞与
年収が平均以上でも、毎月の長時間残業で金額が増えているなら、基本給が高いとは限りません。
反対に、年収が平均を少し下回っていても、残業が少なく、年間休日や退職金制度が充実している職場もあります。
3.同じ職場・役職の薬剤師と比べる
調剤薬局、病院、ドラッグストア、企業では、給与の決まり方が異なります。
一般薬剤師と管理薬剤師を比べても、同じ条件にはなりません。
管理薬剤師として働いているなら、管理薬剤師同士で基本給、役職手当、残業代を比べます。
病院勤務なら、同規模の病院で働く、経験年数が近い薬剤師を基準にしてください。
公的な平均と給与明細の違いを知りたい方は、調剤薬局薬剤師の20代・30代の年収実例も参考になります。実際の基本給、管理薬剤師手当、残業代の推移を掲載しています。
- 同年代の平均と比べて、現在の年収はどの位置か
- 同じ雇用形態・勤務先・地域・役職で比べるとどうか
- 現在の年収と希望年収に、どのくらい差があるか
年齢、雇用形態、勤務先、地域、役職などを入力すると、現在の年収と目安が表示されます。
転職を決めるためではなく、「自分の給与はどの条件と比べるべきか」を確認するために利用してください。
同年代の平均より年収が低かったときに確認すること
薬剤師の年収が平均以下でも、昇給制度と今後3年間の見通しを先に確認する。
平均より低いとわかると、「このまま今の職場にいてよいのか」と不安になるでしょう。
しかし、最初から転職を前提に考える必要はありません。
先に、今の職場で給与が上がる条件と、今後3年間の見通しを確かめます。
今後3年間の昇給額と昇格条件を聞く
上司や人事へ、次の項目を質問してみましょう。
- 毎年の平均的な昇給額はいくらか
- 次の等級へ上がる条件は何か
- 管理薬剤師や薬局長の手当はいくらか
- 評価結果は基本給と賞与のどちらへ反映されるか
- 一般薬剤師の給与上限はいくらか
いきなり「給与を上げてください」と切り出す必要はありません。
「次の等級へ上がる条件を教えてください」と聞けば、今後の目標を確かめる質問として伝わります。
昇給の仕組みがなければ、あなたの努力不足ではない
成果を出しても給与が変わらない会社では、仕事量を増やすだけで年収を上げるのは困難です。
役職の空きがない。昇給上限へ達している。管理業務を任されても手当がつかない。
このような状態は、個人の能力ではなく会社の制度によるものです。
同年代の平均を下回った理由を、すべて自分の責任だと考えないでください。
今の職場で年収を上げる方法や、同じ条件の求人と比べる基準は、薬剤師転職で年収を上げる方法にまとめています。本記事では年齢別の確認までとし、具体的な改善方法は関連記事へ分けています。


半年以内に転職を考える場合は3つの金額を決める
半年以内の転職を考えており、薬剤師転職サイトの担当者へ希望条件を相談する予定がある方は、次の3つを書き出します。
- 源泉徴収票に記載された現在の年収
- 仕事内容と責任に見合うと考える希望年収
- 転職する場合に下回りたくない最低年収
希望年収の根拠として、管理経験、在宅経験、後輩教育、異動可能な地域、応援勤務や土日勤務への対応範囲も書き出しておきます。
求人で提示された基本給、賞与、手当を比べる際は、確認項目をまとめた資料も活用できます。
年収・手当・条件確認で損したくない薬剤師へ
提示年収だけで転職先を決めると、住宅補助・手当・固定残業代・昇給条件の違いに気づかないまま入社してしまうことがあります。
「薬剤師転職で損しない年収アップ交渉術」では、額面年収だけでなく、実質年収や条件確認のポイントを整理できます。
- 年収・住宅補助・手当をまとめて確認できる
- 固定残業代や昇給条件の見落としを減らせる
- 担当者へ条件を伝える文章テンプレートが使える
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薬剤師の年齢別平均年収に関するよくある質問
薬剤師の年齢別平均年収は、勤務条件と統計条件をそろえて判断する。
ここでは、年齢別の数字を見た薬剤師が迷う点に絞って回答します。
一般的な転職方法ではなく、「自分の年代の平均をどう判断するか」という疑問を取り上げました。
Q1.薬剤師1年目は20~24歳の平均年収と比べてよいですか?
薬剤師1年目の実収入と、20~24歳の平均年収は直接比べられません。
統計は2025年6月の月給を12か月分へ換算し、2024年の賞与を加えています。
一方、4月入社の1年目を暦年で見ると、給与は4月から12月までの9か月分が中心です。月給、薬剤師手当、冬の賞与を個別に見てください。
Q2.25~29歳で年収500万円なら平均以上ですか?
年収500万円は、25~29歳の平均494万7,600円をわずかに上回ります。
平均との差は5万2,400円です。残業時間や賞与の支給額によって逆転する範囲と考えてください。
基本給、各種手当、残業代、賞与を分けて比べます。
Q3.30~34歳で年収500万円は低いですか?
平均533万1,900円と比べると、33万1,900円低い金額です。
一方、残業なし、転勤なし、勤務時間が短いといった条件なら、500万円だけを見て低いとは判断できません。
病院勤務なら病院薬剤師、時短勤務なら同じ勤務時間の薬剤師を基準にします。
Q4.40~44歳の平均が35~39歳より低いのはなぜですか?
年齢別表だけでは、平均が下がった理由を一つに特定できません。
差は2万8,000円であり、40歳を過ぎると個人の給与が下がるという意味ではありません。
年代ごとに勤務先、役職、勤続年数などの構成が異なるため、平均値も変わります。
Q5.45~49歳の平均が高いのは、全員が高年収だからですか?
全員が675万8,400円を得ているわけではありません。
675万8,400円は平均値です。平均を上回る薬剤師もいれば、下回る薬剤師もいます。
自分と同じ勤務先、担当業務、勤務時間の薬剤師を基準にしてください。
Q6.50代薬剤師で年収600万円は低いですか?
50~54歳と55~59歳の平均を下回りますが、600万円だけで低いとは決められません。
一般薬剤師なのか管理職なのか、残業や転勤があるか、退職金制度があるかによって評価は変わります。
広い管理責任を負っているのに年収600万円なら、基本給と役職手当を分けて見てください。
Q7.年齢別平均年収に残業代は含まれますか?
本記事の平均年収には、時間外勤務手当などが含まれます。
計算に使った「きまって支給する現金給与額」には、基本給や各種手当に加えて、超過労働給与額も含まれるためです。
残業が多い職場と少ない職場を比べる際は、残業代を分けて見ます。
Q8.従業員5~9人の小規模な職場も年齢別平均に含まれますか?
本記事の年齢別表には含まれていません。
本記事で使った年齢別表は、企業規模10人以上の一般労働者が対象です。
企業規模5~9人の事業所は別表となるため、小規模な個人薬局と比べる場合は注意してください。
Q9.時短勤務の場合は年齢別平均とどう比べますか?
年収総額ではなく、勤務時間と時給をそろえて比べます。
一般労働者の平均年収をそのまま基準にすると、時短勤務の給与は低く見えます。
年間労働時間、時給、賞与、福利厚生を分けて見てください。
Q10.同年代の平均より低ければ転職した方がよいですか?
平均を下回ったことだけを理由に転職する必要はありません。
現在の勤務時間、役職、基本給、各種手当、賞与、今後3年間の昇給額を先に見ます。
昇給の仕組みがなく、同じ地域・同じ勤務条件の求人より明らかに低い場合は、転職先の条件と比べる段階です。
まとめ|年齢別平均は自分を責めるためではなく、給与を確認する基準
薬剤師の平均年収は自分を責める数字ではなく、給与条件を確認する基準である。
薬剤師全体の平均年収は566万7,900円です。
年齢別では、25~29歳が494万7,600円、30~34歳が533万1,900円、35~39歳が598万円でした。
今回のデータでは、45~49歳の675万8,400円が最も高い結果です。
ただし、平均年収はあなたの価値を決める数字ではありません。
勤務先、役職、勤務時間、残業代、賞与、会社が定める昇給額によって、同年代でも年収は変わります。
平均を下回っていたときは、次の順番で見てください。
- 同じ就業形態・勤務時間の薬剤師と比べる
- 基本給・賞与・各種手当・残業代を分けて見る
- 今後3年間の昇給額と昇格条件を確かめる
今の会社で昇給条件が明確なら、評価対象となる仕事を確認し、次の評価面談で伝えましょう。
一方、成果が給与へ反映されない、管理業務を任されても手当がつかない、給与上限へ達している場合は、あなたの努力ではなく会社の制度が原因です。
半年以内の転職を考えている方は、年収だけでなく、基本給、年間休日、固定残業代、管理薬剤師手当、異動範囲まで比べてください。
希望条件に合う求人へ応募する場合は、薬剤師転職サイトごとの求人情報、職場情報、年収交渉の支援も確認しましょう。
年収アップの相談先を探している方は、各薬剤師転職サイトの違いを比較してから選べます。
焦って転職先を決める必要はありません。
まずは、自分の年収の内訳と、今の職場で給与が上がる条件を見ることから始めましょう。
- 執筆者:薬剤師ファマディー
- 資格:薬剤師
- 薬剤師歴:25年以上
- 管理薬剤師経験:20年以上
- 薬剤師の面接経験:500名以上
- データ確認日:2026年7月12日
- 使用統計:令和7年賃金構造基本統計調査


参考資料
薬剤師の平均年収は、公的統計の対象条件と用語を確認して読み解く。
本記事の平均年収、統計の対象、給与項目の説明は、次の公的資料をもとにしています。



