【薬剤師でもかんたんにできる】薬局の経費削減方法10選│赤字脱却&利益確保で経営改善!
menaseru

赤字になってしまった薬局の管理薬剤師

患者さんの数が減ってきて単月で赤字に転落してしまいました。

このままではまずいです。なんとか赤字を解消して黒字に持って行きたいのですが、何から手をつければよいでしょうか。

調剤薬局業界は度重なる調剤報酬の改悪により、利益が出にくい構造となってしまいました。

利益が出なければ従業員の給料も下がります。ボーナスも期待できないでしょう。

そのため多くの薬局では経費削減の指示が出ています。

あなたの薬局でも経費削減の指示が出ているのではないでしょうか?

経費削減とは言われていなくても、残業はしないで早く帰るようになど別の言葉で指示が出ていると思います。

とにかく利益を出さないといけないが、何から手を付けたら良いのかわからない。

あなたも悩みを抱えているのではないでしょうか?

実は、薬局スタッフだけでかんたんに経費削減できることがたくさんあります。

pharma

今回は薬剤師にもかんたんにできる、薬局の経費削減について解説します。

 本記事の内容
この記事では次のことがわかります。

自己紹介

pharma_di(ファマディー)
私は、全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
私が薬剤師採用のために連絡を取っている、≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く20人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

≫詳しい自己紹介

結論
利益を確保するためには売上を増やすか経費を削減するか、またはその両方です。売上を増やすよりも経費を削減する方がかんたんです。薬剤師にもかんたんにできる経費削減方法を活用して利益を確保していきましょう。

≫薬局の売上・受付回数を増やす方法

≫儲かる調剤薬局を作る方法

薬局スタッフに経費削減の必要性を説明する

薬局スタッフに経費削減の必要性を説明する

まずは薬局スタッフに経費削減の必要性をわかりやすく説明しましょう。

利益が出ないとどうなるのか。

昇給や賞与が減ります。新しい調剤機器の導入もできません。

赤字が続くとどうなるのか。

人を減らされてしまうかもしれません。薬局の存続ができない事態にもなるでしょう。そうなったら困りますよね。

この状態が続くと具体的にどうなってしまうのか、スタッフに何が起こるのかをわかりやすく説明して理解してもらいましょう。

今日からやること
  • 経費削減の必要性について薬局スタッフ全員に説明して理解してもらう。

薬局スタッフ全員で経費削減に取り組む

薬局スタッフ全員で経費削減に取り組む

経費削減の必要性について理解してもらえたら、薬局のスタッフ全員で経費削減に取り組みましょう、

担当者を決めてその人だけが取り組んでも効果は期待できません。全員で経費削減に取り組むことで初めて効果が発揮されます。

みんなで経費削減に取り組めば、新たな経費削減案が出てくる効果も期待できます。

今日からやること
  • 薬局スタッフ全員で経費削減に取り組む。

薬剤師ができるかんたんな薬局の経費削減方法

薬剤師ができるかんたんな薬局の経費削減方法

薬剤師や事務スタッフにもできる、かんたんな経費削減方法です。

薬剤師や事務スタッフにもできる、かんたんな経費削減方法

  • 分包紙の幅を狭くする
  • 調剤廃棄ロスの削減
  • 期限切れ廃棄の削減
  • 不動品の処理
  • 残業時間を減らす
  • 無駄な印刷をしない
  • 医薬品在庫量を適正に保つ
  • 消耗品の在庫量を適正に保つ
  • 廃棄業者を使わない
  • その他

分包紙の幅を狭くする

一包化や散剤の分包の幅は何mmに設定しているでしょうか。なんとなく初期設定の70mmや80mmにしていませんか?

これを60mm(S)にするだけでかなりの節約となります。一包あたり1cmの節約です。たったそれだけかと思うかもしれませんが以外と効果があるものです。

印字している場合には同時にインクリボンの節約にもなります。ぜひ実施してみてください。

分包後の空包を少なく設定しておくとさらに節約できます。

pharma

うちの薬局では60mmで分包していますが、散剤が入りきらなかった例はこれまでにありません。

今日からやること
  • 分包機の設定を変更する

調剤廃棄ロスの削減

調剤廃棄ロスとは半錠の失敗や散剤の混合ミスなどで廃棄せざるを得ない薬のこと。

高薬価の薬を落としてしまったり、一包化中に噛んでしまったりといった経験があるのではないでしょうか。

調剤の失敗は起こり得ることですが、落下を防ぐことはできるはずです。

PTPを剥くときに秤量皿に出すと思いますが、秤量皿にぶっついて全部床に落とした経験はありませんか?

秤量皿の下にカゴを置いておくなどして、廃棄の薬を少しでも減らしていきましょう。

今日からやること
  • 秤量皿の下にカゴを置く
  • PTP除包機を購入する

期限切れ廃棄の削減

期限切れや経過措置期限切れで廃棄となる薬も減らしていきたいものの一つです。

薬局の規模によっても違いますが、年間で数十万円の廃棄となる場合もあります。この廃棄額を減らせばそのまま利益につながります。

医薬品の期限切れを減らすには以下の方法があります。

医薬品の期限切れを減らす方法

  • 使用期限の短いものから使用する
  • 使用期限の短いもの(1年以内や半年以内)のものには目印をつける
  • 出る見込みが無いものは他薬局へ移動させる

棚卸のタイミングで使用期限をチェックするのがオススメです。期限が短いものにはわかりやすい目印をつけておきます。

特に一包化調剤の機器内のカセットはチェックが漏れがちですので気を付けましょう。

使用期限を薬局スタッフ全員が気にするようになれば、期限切れの誤使用を防ぐこともできます。

今日からやること
  • 使用期限が短いものから使用することを徹底する
  • 使用期限が短くて使用する見込みの無い薬は他薬局へ移動させる

不動品の処理

一定期間処方されない薬は積極的に他薬局へ移動させましょう。

期間の設定は3カ月や6カ月、1年など在庫品目数によって設定します。不動品の一覧表を見ながら薬価の高いものから移動させていきましょう。

医薬品を移動させるには送料も結構な額になります。なるべくまとめて送りましょう。

送料をかけてまで送る必要があるかも考えましょう。

何かのついでにスタッフが運ぶ、クール便が必要な時期はなるべく移動させないなど、送料を節約することも必要です。

今日からやること
  • 薬局内の不動品を把握する
  • 高薬価の医薬品から他薬局に移動させていく

残業時間を減らす

利益貢献に最も効果が大きいのは残業時間の削減です。薬局スタッフの残業時間を減らしましょう。

ただ早く帰るように指示を出すだけではダメです。仕事量を減らす必要があります。

薬局の仕事量を減らすには5S活動が役立ちます。

≫薬局の5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)

残業時間の減らし方

  • 薬歴を速く書く
  • 明日でよい仕事は明日やる
  • シフトを見直す

薬剤師の残業理由で最も多いのは薬歴です。少しでも薬歴を速く書きましょう。

≫薬剤師の残業理由

≫薬歴を速く書く方法

業務時間内にできることはなるべくやり切り、閉局したらすぐに帰ります。

明日で良い仕事は明日に回す。こういう思い切りも必要です。

時間帯や曜日で薬剤師の過不足があるならシフトの見直しも必要でしょう。遅番を作るなどして残業を少しでも減らします。

今日からやること
  • 薬歴を速く書く
  • 明日でよいことは明日やる
  • 勤務シフトの見直しを行う

無駄な印刷をしない

薬局では薬袋や薬情、明細書など多くのものを印刷しています。印刷には用紙代のほかにトナー、インク代など費用が結構かかっています。

入力ミスが発生すると全て印刷しなおしに。とてももったいないですね。

無駄な印刷物を減らす努力をしていきましょう。

無駄な印刷物を減らす方法

  • 調剤明細書は不要な人を増やす
  • 資料は配布ではなく回覧形式もしくはPCやタブレットで閲覧する
  • 入力ミスを減らす
今日からやること
  • 調剤明細書が不要な人を増やす努力をする(声かけ、掲示物など)
  • 資料は配布ではなく回覧にする

医薬品在庫量を適正に保つ

医薬品の購入金額を減らすことも大切です。医薬品の購入金額を減らせば、それに伴う消費税の支払いが減るからです。

とはいえ、過度に在庫を減らすと欠品するリスクが増えますのでバランスが大切です。最近では出荷調整品が多く、多めに在庫を確保しておく必要もあるでしょう。

高額な医薬品だけは絞るなど、メリハリをつけた在庫管理をしていきましょう。

購入している医薬品の包装を小さくする、発注のタイミングを適正にするなどして医薬品の購入額を減らしましょう。

後発品の使用量を増やすことも医薬品在庫金額の削減につながります。先発品に比べて薬価が安いからです。

後発医薬品調剤体制加算のアップにもつながりますので、患者さんには後発品を積極的に薦めて行きましょう。

今日からやること
  • 高額医薬品の在庫量を絞る
  • 後発品の使用量を増やす(声かけ・掲示物など)

消耗品の在庫量を適正に保つ

薬局での消耗品費とは、事務用品などの購入代金です。本当に必要なものなのかどうか精査してから購入するようにします。

重複して購入してしまうことのないように、薬局内を整理整頓しておきましょう。

薬局内の整理整頓にも5S活動が役に立ちます。

≫薬局の5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)

今日からやること
  • 薬局内を整理整頓する
  • 必要なものを必要な量だけ購入する

処方せんの廃棄には廃棄業者を使わない

保管期限が切れた処方せんや薬歴はどのように処理をしているでしょうか。

清掃業者や廃棄物処理業者に回収してもらっている薬局も多いと思いますが、費用は妥当でしょうか。

少量であれば薬局でシュレッダーすればよいですし、市町村の焼却所に直接持参すれば事業用のごみも処理をしてくれるところもあります。

重さ単位での支払いとなりますのでかなりの節約が可能です。

今日からやること
  • 保管期限が切れた処方せん等は自治体の焼却所に直接持参して処理をする

その他

薬局の待合室に置く雑誌・書籍・新聞も経費削減に有効です。患者さんは本当に読んでいるでしょうか。新聞をやめるだけでも毎月3,000円以上削減可能です。

また、テレビを無くせばNHKに支払う受信料が不要になります。

公衆電話があればその固定費も削減できます。携帯電話保有率が高いので公衆電話は不要でしょう。

待合室に置いてあるものを一度よく見て、本当に必要かどうか考えてみましょう。

今日からやること
  • 薬局の待合室にある不要なものを減らす

薬剤師だけでは難しい薬局の経費削減方法

ここから先は薬剤師、管理薬剤師だけでは難しい薬局の経費削減策です。

本社やさらに上の責任者の方々の力が必要です。

薬局の家賃減額交渉

確認すべきは薬局の損益計算書の地代家賃賃借料の項目です。

開局当初から同じ家賃で借り続けているといったことはないでしょうか。建物や設備はだんだんと旧くなってきます。また周辺の家賃相場も変わってきているでしょう。

ここで思い切って大家さんに対して家賃の減額交渉を行ってみましょう。新型コロナウイルスが流行している今なら要請が通りやすいかもしれません。

実際に薬局の売上は落ちていますし、それに伴い利益も減っています。

患者用・従業員用の月極駐車場代の台数削減も効果が大きいものの一つです。無駄に多く借りている状態であれば適性な台数まで削減しましょう。

今日からやること
  • 薬局の家賃・駐車場の減額交渉をする

薬剤師会を脱退する

薬剤師会に支払う費用はかなりの額です。日本調剤のように薬剤師会を脱退する策もあります。

これは会社としての考えですから、各薬局で勝手に判断することは避けましょう。

人件費

薬局での費用のうち大きい割合を占めるのは何といっても人件費です。

薬局のスタッフでできることは残業を減らすこととシフトを見直すことだけ。

それでも人件費が予算よりも大きくオーバーしているなら、人を減らすかパートさんの契約を短く変更するか、派遣薬剤師を切るか。

これしか方法はありません。

管理薬剤師(薬局長・薬局責任者)には人を辞めさせるといった権限は当然ありませんので、上の人達との相談が必要です。

薬剤師を他薬局間でやりくりするとなると双方の薬局でシフト調整が必要となります。自薬局だけでは難しい問題ですね。

【薬剤師でもかんたんにできる】薬局の経費削減方法10選│赤字脱却&利益確保で経営改善!

【薬剤師でもかんたんにできる】薬局の経費削減方法10選│赤字脱却&利益確保で経営改善!

購入予定の調剤機器・備品・什器の購入を延期することも経費削減に有効です。やれることはなんでもやって利益を確保していきましょう。

利益が出なければボーナスを期待できません。

周りの薬局が利益を出せていない中で、しっかり利益を出せる管理薬剤師は評価が高まるだけでなく、ボーナスや昇給が期待できます。

今できることをしっかりと行い、しっかり評価と報酬を得ていきましょう。

すでに経費削減をいろいろやってきたが、もう薬局を閉めなければならないという薬局開設者の方もいるかもしれません。

大変つらい立場に置かれていると思いますが、あなたは薬剤師です。

40代でも50代でも60代でもまだまだ活躍の場はあります!

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