自己紹介
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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
pharma_di(ファマディー)
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。 私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。 ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。 このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
目次
薬歴を速く書く6つの方法とコツ

- 薬局内で薬歴記入のルールを統一する
- 箇条書きを多用して必要なポイントに絞って簡潔に書く
- 服薬指導終了直後にすぐ薬歴を書く
- 初回患者のアンケート用紙を薬歴記入に活かせるように改良する
- レセコン(電子薬歴)の機能を最大限に活用する
- 薬歴記入について勉強する
薬局内で薬歴記入のルールを統一する
多くの薬局ではSOAPで薬歴記入していると思います。 自己流で書くことなどをせず、決まった項目に決まった内容を記載しましょう。 薬局内で薬歴記入のルールを統一してください。 (1)Subjective data(主観的情報):患者さんの話した自覚症状や訴えなど (2)Objective data(客観的情報):処方内容の他、血圧や検査値など (3)Assessment(判断・評価):(1)と(2)の内容から得られる薬剤師としての判断、意見(相互作用・副作用)など (4)Plan(計画):服薬指導内容など 他の薬剤師が見てもわかりやすい記載をしましょう。前回の指導内容を受けて継続的な流れになっていることも重要です。 そして次回は何を確認して欲しいかも記載しておきましょう。 次回の指導で何を確認すればよいかが明確になっていれば、別の薬剤師が当たっても指導や確認が漏れてしまうことが無くなりますし、時間を節約することもできます。箇条書きを多用して必要なポイントに絞って簡潔に書く
記録に残す必要があることに絞って聞き、箇条書きも活用して完結に書きましょう。 薬歴に残すためにもなるべく具体的な質問をしましょう。「お変わりなかったですか?」と聞いても患者さんは何について答えればよいのかわかりません。 前回の薬で眠気が出たのか出なかったのか、だるさはあったかなかったかなど。開いた質問と、「はい」か「いいえ」で答えられる閉じた質問を両方活用していきます。 よくありがちなのが、薬や体調とは関係ない世間話を無駄にダラダラ書くこと。長すぎる記載は次回読むことになる薬剤師に迷惑です。とはいえ、世間話から思わぬ情報を得られる場合もありますので、生活背景などがわかるような情報のみに絞って記載しましょう。 患者とのやり取りをそのまま書くのではなく、箇条書きで簡潔に書くようにするだけでも時間短縮ができます。 それ以外の情報は思い切って捨てる勇気も必要です。 Pの計画や指導内容について、やったことを記録するという意味では箇条書きでも問題ありません。服薬指導終了直後にすぐ薬歴を書く
薬歴記載は患者さんに薬をお渡しした後にその場ですぐ記入するのが理想的。そうすれば未記入の薬歴が溜まることはありません。 服薬指導終了直後に薬歴を書きあげましょう。 難しいと思うかもしれませんが、やる気になればできます。 私が勤務している薬局は薬剤師4名で100から120枚の処方箋を応需していますが、服薬指導後にすぐ薬歴を書くという方式でも業務が滞ることはありません。 もちろん待ち時間が長くなりすぎることもありません。一部の時間帯では実施できないこともありますが、8割から9割は実施できています。 以前は、他に待っている患者さんがいる時には薬歴記入は後回しという意識でした。しかし、最終鑑査は一人で行いますので、薬局の待合室にいる患者さんの数よりも薬剤師の方が多ければ、余った薬剤師は薬歴を書いていても大丈夫なのです。 ではFAXが来たらどうするのかという意見もあるでしょう。処方せんを直接持参する方に比べればFAXの方は時間的余裕があります。 薬歴記入が終わった薬剤師が鑑査に着手すれば十分間に合います。 いやいや、うちは常に大混雑だから無理という意見もあるでしょう。 その場合はすぐに鑑査をする薬剤師と、薬歴を記入してから鑑査をする薬剤師に分けて時間帯で交代するなどしてはいかがでしょうか。 一人薬剤師だからそんなことは無理という方もいるでしょう。 薬歴記入を後回しにすればするほど、指導した内容や処方変更点などを忘れてしまう可能性が高まります。その場合は一文でも入力するか、メモを残しておきましょう。 メモがあれば、何を話したかをすぐに思い出せるでしょう。 指導内容や患者背景を思い出している時間はムダです 今まで多くの薬剤師を見てきましたが、薬歴記入が遅い人に共通しているのは、「動いていない時間が多い」ということ。 薬歴に何を書こうか?何の話をしたっけ?と、考えているだけで手が止まっている時間が多いのです。後回しにすればするほど思い出す時間が必要になりますので、その場で書く(全部でなく一部だけでも)事を心がけましょう。初回患者のアンケート用紙を薬歴記入に活かせるように改良する
薬歴に記入すべき項目はアンケートに全て記載してもらうなど様式を改良しましょう。 受診した理由や症状、薬剤師への質問も患者さんに事前に記載してもらうことで、服薬指導がスムーズに進みます。 電子薬歴の場合、入力項目の順番と初回アンケート用紙の項目の順番を合わせておくと転記スピードが上がってオススメです。レセコン(電子薬歴)の機能を最大限に活用する
電子薬歴には薬歴をスムーズに書くためのさまざまな機能が搭載されています。 使うと便利なレセコン電子薬歴の機能- 定型文登録
- 過去薬歴引用
- 添付文書引用
- 薬の説明書からの引用
- 音声認識入力
- 変換しづらい言葉を辞書登録しておく
- 何度も使う文書を辞書登録しておく
- 「Windowsキー」+「V」でクリップボードの機能を呼び出して使用する(windows10)
- ブラインドタッチを練習してタイピング速度を上げる
薬歴記入について勉強する
だらだらと何を書いているのかわからない薬歴は患者さんのためにもなりませんし、次に読む薬剤師の時間を奪います。 薬歴には何をどのように書くべきか。勉強には書籍が一番です。 おすすめの書籍を紹介しておきます。リンク
リンク
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薬歴は速やかに記載することとされている

管理薬剤師の協力が必要だが薬歴記載を早くする方法はある

混雑する時間帯だけでも薬剤師を増やしてもらう
- 薬剤師が少ない・足りていない
- 患者数が多い
- 閉局直前の時間帯に患者数が多い
- 投薬数が多くて記入しなければいけない薬歴の数が多い
電子薬歴端末を新しくしてもらう・増設してもらう
- 電子薬歴が使いにくい
- 入力できる端末数が少ない
- PCの動作・反応が遅い
薬歴記載による残業が発生してしまう原因

- 薬剤師が少ない・足りていない
- 患者数が多い
- 閉局直前の時間帯に患者数が多い
- 投薬数が多くて記入しなければいけない薬歴の数が多い
- 電子薬歴が使いにくい、入力できる端末数が少ない・足りていない
- まとまった時間が取れない
- 何を指導したかを思い出すのに時間がかかっている
- 他にもやることが多すぎて薬歴記入がついつい後回しになってしまう
- そもそも書くのが遅い(タイピング速度)
- 何を薬歴に書くべきかが理解できていない
- 新患が多いので記入に時間がかかる
- 患者さんに対してヒアリングができていない
未記入薬歴がたまりすぎてどうしても処理できなくなったら

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薬局で不正を見つけたら【内部告発・通報をすべき】公益通報のやり方 薬局の不正は内部告発または内部通報をすべき。薬剤師の名義貸しや無資格調剤、薬歴未記載、処方せんの付け替えや不正請求など、あなたが巻き込まれてしまわないためにも正しい調剤報酬の知識を付けておきましょう。不正をはたらく薬局からはすぐ転職で去るべきです。
〖薬歴が終わらない!たまる!〗書く時間がない時でも速く書ける6つの方法とコツQ&A
Q1: 薬歴がたまりやすい原因は何ですか? A1: 薬歴がたまりやすい原因は、次のような理由があります。- 患者対応が多忙
- 薬歴記載の後回し
- 効率的な書き方を知らない
- 電子薬歴の活用不足
- 薬局内で薬歴記入のルールを統一する
- 箇条書きを多用する
- 服薬指導直後に記入する
薬歴を速く書く6つの方法(まとめ)

- 薬剤師が少ない・足りていない→混雑する時間帯だけでも薬剤師を増やしてもらう
- 患者数が多い→混雑する時間帯だけでも薬剤師を増やしてもらう
- 閉局直前の時間帯に患者数が多い→混雑する時間帯だけでも薬剤師を増やしてもらう
- 投薬数が多くて記入しなければいけない薬歴の数が多い→混雑する時間帯だけでも薬剤師を増やしてもらう
- 電子薬歴が使いにくい、入力できる端末数が少ない・足りていない→新しい薬歴端末を導入・増設してもらう
- まとまった時間が取れない→服薬指導後にすぐ書く
- 何を指導したかを思い出すのに時間がかかっている→服薬指導後にすぐ書く
- 他にもやることが多すぎて薬歴記入がついつい後回しになってしまう→服薬指導後にすぐ書く
- そもそも書くのが遅い(タイピング速度)→レセコン機能を活用する
- 何を薬歴に書くべきかが理解できていない→薬局内でルールを統一・書籍などで再度学習する
- 新患が多いので記入に時間がかかる→初回アンケート用紙を改良する
- 患者さんに対してヒアリングができていない→書籍などで再度学習する
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