【新人・新卒薬剤師の必読本】勉強におすすめの書籍・雑誌・参考書一覧
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おすすめの本を知りたい薬剤師

新人の薬剤師におすすめの本を教えてください。

とにかく知識不足で迷惑をかけないように勉強したいんです!

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1年目の勉強が一番大事。たくさん勉強して早く一人前の薬剤師になりましょう!

ここでは、新人・新卒薬剤師やブランクのある薬剤師の勉強におすすめの書籍・雑誌・参考書をご紹介します。

もちろん、中堅やベテランの薬剤師にとっても非常に役立つ書籍や雑誌が満載です。

 本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。

自己紹介

pharma_di(ファマディー)

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ストーリーズでは内容の濃い情報を発信中≫ ファマディー

全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

≫詳しい自己紹介

≫書籍や雑誌以外での勉強方法はこちらにまとめました。

新卒・新人薬剤師におすすめの書籍・本

国家試験の合格がゴールではありません。

むしろここからがスタートです。

専門書は高いので買うのを躊躇してしまいがちですが、勉強量で薬剤師としての能力は大きな差になります。

40代、50代になって「使えない薬剤師」となってしまわないように、しっかりと勉強していきましょう。

自分への投資と思って書籍代はケチらないこと。

患者さんからの質問に対して『かわす』のが上手い薬剤師だけにはならないように気を付けてください。

新人薬剤師におすすめの本・書籍・雑誌

家にある書籍のほんの一部です。

新人のときはまず服薬指導の本を重点的に読みました。

薬品名、用法用量、副作用などなど覚えることはたくさんありますが、まずは仕事の内容の全体像をつかむところから始めましょう。

≫無料で勉強ができて3,500円相当のポイントがもらえます

薬局薬剤師の仕事内容に関するおすすめ本

現場で役立つ 薬局業務ガイドブック 改訂版



保険制度のおすすめ本

保険薬剤師になったわけですから、保険の事を知っていないと仕事になりません。

事務さんの方が詳しい場合もありますが、事務さん任せにしてはダメです。

保険薬剤師が最終的な責任を負うことになりますからしっかり理解しておきましょう。

絶対に読んでおくべき本です。

誤って古い方を買わないように。

どちらも令和4年版を購入してください!

保険薬局Q&A

保険調剤Q&A

服薬指導のおすすめ本

日経DIプレミアム版のクイズを再編成したものです。

発売は少し前ですが、取り扱う処方せんの多い科の物だけでも購入しておくと良いかもしれません。






服薬指導のツボは新人薬剤師に大変役立ちます。

最初はこれを見ながら暗記していく薬剤師も少なくありません。

まさに、「そのまま使える」書籍。患者さんにわかりやすい伝え方も学べます。

おすすめ医薬品集

薬局にも1冊あると思いますが、家で使うためにも1冊は購入しておきましょう。




このポケット医薬品集は添付文書に記載されていない独自の内容が載っています。
薬の特徴を詳しく知りたい方向けです。

今では、ポケットには入らないサイズに大きくなってしまいました。

作用機序の本

国家試験直後なら作用機序など頭に入っているから大丈夫かもしれません。

疾患と絡めて理解するにはこのシリーズが最適です。

定期的な復習の意味でもおすすめです。




薬の比較・使い分けのおすすめ本

服薬指導を続けていくと、なぜ医師はこの薬を選択したのか。

こっちの薬ではだめなのかという疑問が湧いてくるはずです。

同じ系統の薬であってもそれぞれ特徴があります。

しっかり理解しておかなければ、処方変更時の説明があやふやになってしまいます。







同種同効薬の比較の書籍はすべて購入しました。

同じ方が執筆している部分もありますので多少被りますが、良い復習となると思います。

薬学管理のおすすめ本




上手に使いたい薬学ナレッジ101は、調剤薬局でよくある質問や疑問を解決してくれる書籍。
「現場のアンケートから厳選した101の困ったことを大学で学んだことを応用して解決する力を鍛える」と書いてある通り、私自身が新人の時に遭遇した事例がいくつも掲載されていました。
読んでおいて損はない一冊です。

病態・疾患のおすすめ本

副作用の本


添付文書に記載があるという理由だけで、この薬の副作用かもしれませんと患者さんに言ってはいませんか?

どうやって副作用かどうかを見極めるのか、といった副作用の考え方の基本と具体例を用いた副作用の推論方法が掲載。

「副作用かもしれませんから医師に相談してください」と言うだけの薬剤師にならないでくださいね。

検査値のおすすめ本


基準値や臨床的な意義、高値が疑われる疾患、低値が疑われる疾患、薬剤の検査値に対する影響が1項目1~2ページでまとまっています。

患者さんの検査データを見た時に、医師が何を考えて処方を変更したのか。

あなたはそれを知ることができるようになるはずです。



検査値×処方箋の読み方では、疑義照会に迷うケースにどう対応すべきかを実例をあげています。

この本を読めば自信をもって疑義照会ができるようになります。

医療情報のおすすめ本



医薬品情報のひきだしは、薬の特徴から薬剤変更時の換算から在宅医療でよくある困ったことなど77の事例が掲載。

CloseDiというデータベースに蓄積された薬剤師からの問い合わせ事例からの77事例なので、あなたもこの事例に遭遇する可能性は極めて高いでしょう。


医療情報検索テクニックでは、添付文書やインタビューフォームだけでなく診療ガイドラインや医学論文の具体的な活用法の実例が学べます。

これを読んで、あなたもしっかり論文検索ができる薬剤師になりましょう。

在宅医療のおすすめ本


在宅の基礎の基礎を理解するならこの1冊です。


静脈経腸栄養ナビゲーターは、在宅医療に携わる薬剤師にはぜひ読んでおいて欲しい1冊。

栄養療法の基礎、経腸栄養法、静脈栄養法、在宅での栄養管理まで全て網羅。

なかなか見る機会が少ないCVポートの留置や管理方法、輸液のルート、脂肪乳剤の投与方法など写真入りで掲載されています。

難しいと思いがちな栄養療法ですが、この本なら全体像を理解できます。

薬剤師におすすめの定期購読雑誌

薬剤師向け定期購読すべき雑誌6選
薬剤師の勉強法は本・書籍だけではありません。

非常に役立つ薬剤師向けの雑誌があります。

一部は薬局にも無料で配布されますが、しっかりと勉強するなら定期購読で。

定期購読なら家の近くに専門書店が無くても、送料無料で発売日にちゃんと届きます。

では、新人薬剤師におすすめの定期購読雑誌を見て行きたいと思います。

日経DI

雑誌:日経ドラッグインフォメーション
出版社:日経BP
発行間隔:月刊
発売日:毎月1日
参考価格:1,200円
バックナンバー:なし

調剤薬局に1冊無料で送付されているプレミアム版です。
プレミアム版にしか掲載されていない記事がたくさんありますので、自宅でゆっくり読みたい薬剤師には必須。
手軽さ:5.0

ここから定期購読申込みで最大33%OFF

Rp.+(レシピプラス)

雑誌:Rp.+(レシピプラス)
出版社:南山堂
発行間隔:季刊
発売日:1,4,7,10月の1日
Rp.+(レシピプラス)バックナンバーあり

年4回の発刊です。各テーマごとに掘り下げた内容となっています。病態から薬の使い方まで一通り学べます。
難易度も高くなくておすすめです。
手軽さ:5.0

ファーマスタイル

雑誌:ファーマスタイル
出版社:日本アルトマーク
発行間隔:月刊
発売日:毎月10日
参考価格:1,300円
ファーマスタイルバックナンバー:あり

薬物療法、医療コラム、医薬品の適正使用情報などがコンパクトにまとめられた薬剤師のための医療情報誌です。
薬局に1冊送られてきますが、家に置いてじっくり読み込みたい方はぜひ定期購読を。
手軽さ:5.0

ここから定期購読申込みで最大36%OFF

調剤と情報

調剤と情報
調剤と情報
送料無料!

雑誌:調剤と情報
出版社:じほう
発行間隔:月刊
発売日:毎月1日
サイズ:A4変形判
参考価格:1,870円
調剤と情報バックナンバー:あり

『調剤と情報』は薬剤師業務に必要な薬学的・医学的情報、処方せんや調剤技術上の日常的な疑問の解決、新薬をはじめとする医薬品情報が満載。
調剤薬局の業務に直結する内容となっています。
手軽さ:4.5

薬局

薬局
薬局
 送料無料!

雑誌:薬局
出版社:南山堂
発行間隔:月刊
発売日:毎月5日
薬局バックナンバーあり

日経DIやRp.+(レシピプラス)よりも難易度が高めです。医薬品情報だけでなく臨床的な内容が多いのが『薬局』の特徴。
これを新人のうちから読みこなしていけば、あなたは一目置かれる存在となるでしょう。
手軽さ:4.0

月刊薬事

月刊薬事
月刊薬事
送料無料!

雑誌:月刊薬事
出版社:じほう
発行間隔:月刊
発売日:毎月1日
サイズ:A4変形判
参考価格:2,365円
月刊薬事バックナンバー:あり

薬局だけでなく医療業界全般で広く読まれている雑誌です。
新人・新卒薬剤師には少し難易度が高いかもしれませんが、読んでおいて損はない内容です。
手軽さ:3.5

専門書籍が不要になったら買取がお得

専門書籍が不要になったら換金しよう

長いこと薬剤師をやっていると、情報が古い本は役に立たなくなってしまいます。

かなりの本をすでに処分しました。

処分すると言っても捨てるわけではありません。買い取ってもらうのです。

ブックオフなどの町の本屋に行っても安く買いたたかれるだけ。

薬学系の専門書は、専門書専門の買取サイトで買い取ってもらいましょう。

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私はメディカルマイスターという買取サイトで薬学系の書籍を売って、Amazonギフト券をもらいました。

手続きは簡単。買取申し込みをしてから段ボール箱に入れて、着払いで送るだけ。

数日後に見積結果のメールが届きます。

その金額で良ければそのまま買い取り。

金額に不満なら売らずに返してもらうことも可能です。

早く売れば売るほど高額査定となりますので、理解して読むことが少なくなったら早めに買取してもらいましょう。

メディカルマイスターも専門書アカデミーもブックスドリームという同じ会社が運営しているようです。

まとめ

  1. 書籍代をケチらないでしっかり勉強すること。
  2. ここに紹介した他にもたくさんおすすめの本はあります。先輩方に聞いてみましょう。
  3. 理解して読まなくなった本は専門書買取業者に早めに売りましょう。

明日から勉強しようではダメです。

今日から、今から勉強を始めてください。

新人のうちにどれだけ頑張ったかで、2年目以降大きな差となるのは事実です。

勉強は本・書籍・雑誌だけではありません。アプリでも勉強できます。


≫勉強も大事ですが、新人薬剤師のうちにマナーを身に付けておきましょう。

≫新人薬剤師が身に付けておきたいマナーとコミュニケーション術