薬局の清掃はできてますか?掃除と清掃の大きな違い【5S活動】
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5S活動に取り組み始めた薬剤師

薬局内の整理と整頓は何とか終わりました。

次は清掃ですよね?

でもところで清掃と普段の掃除は何が違うのでしょうか?

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このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。

  • 清掃と掃除の大きな違い
  • 正しい清掃(Seisou)の方法(手順)
自己紹介

pharma_di(ファマディー)
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。

転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
詳しい自己紹介

整頓が終わったら次に行うのは清掃です。

毎朝または業務終了後に毎日やっていますという声が聞こえてきそうですが、おそらくそれは掃除ではないでしょうか。

清掃と掃除。

いったい何が違うのか。

そこには大きな違いがあるのです。

今回はそんな清掃と掃除の大きな違いについて詳しく解説していこうと思います。

5S活動における清掃と普段の掃除の大きな違い

もう一度復習です。

清掃(seisou)とは、『掃除をしてゴミ、汚れのないキレイな状態にすると同時に、細部まで点検すること』でしたね。

普段行っている掃除はごみを取り除くこと。

5S活動における清掃はごみを取り除くだけでなく、きれいな状態を維持し、細部まで点検する事です。

単に掃除をしてキレイにするだけでなく、細部までチェックをする。

仕事への取り組む姿勢を向上させることによって人の心も磨く目的があります。

汚れを見て見ぬふりをした経験はありませんか?

掃除の時間だから仕方なくやっていると思ったことはありませんか?

こういった気持ちは仕事への取組みそのもの。

仕事だから仕方なくやっている、最低限の仕事だけやっていては向上していきません。

5S活動の清掃はそういった後ろ向きのものではなく、職場の環境を少しでも良くしていこうという前向きなものであるべきなのです。

清掃を成功させるには、スタッフ全員で一斉に清掃を行い、きれいで気持ちの良い職場環境を体験することが大切です。

普段の掃除では手を付けない箇所(例えば、蛍光灯、薬局の窓、外周り、看板、薬歴棚の上、調剤室の棚の上、引き出しの中、複合機の裏、PCやサーバーの裏、分包機の内部など)を徹底的にキレイにします。

5S活動の清掃にはスタッフの仕事の姿勢や行動を改め、心を磨くという側面があるのです。

清掃と掃除の一番大きな違いはその点です。

正しい清掃の進め方

5S活動の清掃には成功させるためのコツが存在します。

5S活動の清掃を成功させるコツ

  • 清掃の基準を作る
  • 清掃カレンダーを作る
  • 全員で清掃をする
  • 汚れの発生源を潰す

清掃の基準を作る

『どのレベルまで清掃をしておけば、きれいな状態を保つことができるか。』という視点で薬局の清掃基準を作ります。

 清掃基準の例

  • 清掃箇所
  • 清掃基準(レベル)
  • 清掃方法
  • 誰が
  • どのくらいの時間をかけて
  • 清掃頻度

例えば、トイレ清掃の基準を作ります。

  • 清掃箇所:トイレ
  • 清掃基準(レベル):便器の汚れがないこと、洗面台の汚れや濡れがないこと、床の汚れや濡れがないこと、トイレットペーパーの補充、ゴミ箱・汚物入れの中身が空であること。
  • 清掃方法:便器はブラシで。床はモップ、ウェットペーパーにて。
  • 誰が(担当者):ローテーションで日替わり。
  • 時間:10分
  • 頻度:1日2回開局前と昼休憩時

なるべく具体的に、他のスタッフもわかるように作りましょう。

清掃カレンダーを作る

清掃カレンダーは清掃が適切に実施されているかというチェックリストの役割をします。

トイレ掃除は毎日できたとしても、棚の上や引き出しの中はできなかったという日もあるでしょう。

清掃が完了したら毎日カレンダーにチェックなり押印をしていきます。

カレンダーを見てできていない日が続いている箇所があれば翌日はその箇所を清掃するというように、汚れが溜まらないように日々チェックをします。

全員で清掃をする

掃除をする人としない人がいては不公平感がつのり、結果的に清掃がおろそかになってしまいます。

清掃には心を磨くという目的もあるわけですから、全員が納得して清掃に取り組まなければなりません。

仕事と同じように、清掃も皆で協力して実施していくべきものなのです。

汚れの発生源を潰す

毎日掃除をしていてもゴミや汚れはどこからともなくやってきます。

そのゴミや汚れの発生源はどこでしょうか。

ゴミや汚れの原因を潰すことができれば掃除が楽になりますね。

逆に言えば、ゴミや汚れの発生源が存在している限り永遠に掃除は続くということです。

ゴミも汚れも発生源なんてどこだかわからないという方もいるでしょう。

発生源が見つからなくても、いつもゴミが溜まる場所ってありませんか?

ゴミが溜まる場所の掃除をしやすくしておくだけでも楽になって効果的です。

5S活動の清掃のやり方(まとめ)

  1. 清掃の基準を作る
  2. 清掃カレンダーを作る
  3. 全員で清掃をする
  4. 汚れの発生源を潰す
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清掃の基準が人によってバラバラだと細かく清掃をするスタッフがだんだん負担や不満を感じてくるようになります。

そうならないためにも、清掃の基準はスタッフ全員で話し合って決めるのがよいかもしれません。

薬局で5S活動をやるメリットついて。