
この求人票、年収700万円って書いてあるけど、本当にそんなにもらえるのかな…?
薬剤師の転職先を探していると「年収600万円可」「年収700万円相談可」といった魅力的な条件を目にしますよね。
でも、その金額、本当にもらえる年収なのでしょうか?
実は、求人票に記載されている年収額は“確定した数字”ではなく、実際にもらえる年収とは大きく異なるケースも多いのです。
本記事では、薬剤師が転職で年収アップを目指す際に必ず理解すべき「求人票の年収欄の正しい読み方」を徹底解説します。



私は25年以上の管理薬剤師経験の中で、何百人もの薬剤師の年収交渉を見てきましたが、「求人票だけで判断してしまい損をした」という方は本当に多いです。
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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
pharma_di(ファマディー)
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。 私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。 ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。 このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
求人票に書かれた「600万円可」「相談可」は、確定した年収ではなく“可能性”に過ぎません。
そのまま応募してしまうと、企業の提示額に従うしかなく、交渉の余地がないまま損をしてしまうことも。
転職サイトのコンサルタントを活用すれば、事前に条件交渉が可能です。年収アップを目指すなら、必ずプロのサポートを受けましょう。
薬剤師求人の年収・給与欄の正しい読み方
薬剤師の求人票に記載されている年収情報は、実際にもらえる金額とは限りません。表現方法によって、受け取る印象と現実の差が大きくなることもあります。
この章では、よくある記載パターンをもとに、求人票の“年収欄の裏側”を読み解くポイントを解説します。
「◯◯万円〜◯◯万円」幅を持たせたパターン


たとえば「年収450万円〜600万円(年齢・経験・能力を考慮の上、規定により決定)」というような表記。
一見、希望が持てそうですが、実際に自分がどの額を提示されるのかは、全く読み取れません。
このパターンは非常に多く見られ、最低額が提示されるケースも少なくありません。
「30歳モデル賃金」表記に要注意


「30歳モデル賃金:年収600万円」といった記載もよく見かけますが、これは会社が想定する理想モデルであり、現実の給与ではありません。
- 管理薬剤師であることが前提のモデル
- 異動可能・評価が高い人向けの条件
- 残業代を多く含んでいるケース
このように、表面上の数字に惑わされず、背景を読み取ることが重要です。
「◯◯万円以上」「相談可」の記載は要警戒


「年収600万円以上」「相談可」と記載されていても、実際にはそれ以下の金額が提示されることがほとんどです。
特に「相談可」は、“相談には応じるが提示するとは限らない”という意味です。



私は採用側として、「相談可」と書いてある求人でも、実際に600万円提示できる薬剤師はごくわずかでした。
つまり、「相談可」という表現に安心せず、自分がその条件に該当する根拠を持っていない限り、うのみにするのは危険です。
薬剤師求人の『経験・スキルを考慮』は転職者の年収が下がらないようにするため
求人票に頻出する「年齢・経験・スキルを考慮」という文言。これは一見すると年収アップが期待できそうですが、実は“年収を下げないため”の保険的な表現として使われていることが多いです。
この章では、そうした曖昧な表現の意図と、企業が実際にどのように給与を算出しているのかをわかりやすく解説します。


企業側の意図は「現職より下げない」ための調整
企業は転職希望者に魅力的なオファーを出す一方で、コストも抑えたいと考えています。
「経験・スキルを考慮」という表現は、現職と比べて年収が下がるのを防ぐ最低限の調整として用いられています。
つまり、「経験を考慮する」とは言っても、必ずしも前職より年収が上がるわけではありません。逆に、上がらないどころか“現状維持”を前提としている企業も多いのです。



私は採用面でも何度も給与調整を経験しましたが、「現職より低ければ辞退される」というリスク回避の意味で、考慮するという文言を使うのが一般的です。
給与試算に使われる情報とは?
転職者の年収は、企業の人事部が複数の情報をもとに試算しています。以下はよく使われる要素の一例です。
- 年齢
- これまでの職歴(例:調剤薬局5年、病院2年など)
- 管理薬剤師経験の有無
- 保有資格(認定薬剤師など)
- 住宅・家族手当の支給対象かどうか
- 扶養家族の有無、家族構成
これらをもとに、あくまでも“標準的な評価を受けた社員”としての給与額が試算されます。
評価や試験結果が加味されることは基本的にない
転職時の年収は、「面接の評価」や「筆記試験の結果」で左右されることはほとんどありません。



試験で満点を取っても年収が変わることはない、と私は企業内の評価会議で毎回確認しています。
最も重視されるのは「これまでの経験」と「前職での給与水準」です。つまり、“今いくらもらっていたか”が交渉のベースになるのです。
だからこそ、求人票に「考慮」と書かれていても安心してはいけません。転職によって年収を上げたいなら、交渉が不可欠なのです。
薬剤師転職サイトを利用すれば転職前に転職後の給与・年収がわかる
自分で直接応募した場合、正式な年収がいつわかるのかご存じでしょうか?
実は「内定後」になって初めて年収が提示されることが多く、応募時や面接時には具体的な金額を知ることができません。
この状況では、他の候補先と比較することも、事前に判断材料とすることもできないのが現実です。


自分で応募した場合、年収がわかるのは内定後
多くの求人では、応募後に面接を受け、内定が出てから初めて「給与提示」が行われます。
つまり、条件面を知らずに転職活動を進めることになるため、比較検討がしづらいのです。
この方法では「聞いていた条件と違った」という事態も起こりやすく、年収アップを目的にした転職としてはリスクが高いと言えます。
転職サイトなら内定前に年収を把握できる
一方、薬剤師転職サイトを利用すれば、内定前に年収の“仮条件”が提示されるため、安心して選考に進むことが可能です。
これは、専任コンサルタントが企業と事前に交渉し、「この条件であれば内定が出る可能性がある」と調整してくれるからです。



私が現場で実際にコンサルタントに依頼したときも、事前に「◯◯万円まで出せます」と確認できたので、応募の判断がしやすくなりました。
応募前に条件がわかる=ミスマッチを防げるという大きなメリットがあるため、年収をしっかり確認したい方には必須の方法です。
年収以外の条件交渉も任せられる
薬剤師転職サイトのコンサルタントは、年収だけでなく、勤務時間・休日数・福利厚生などの条件交渉も代行してくれます。
面接で直接話しづらい内容も、事前にコンサルタントが企業に伝えて調整してくれるので、ストレスなく交渉が進みます。
その結果、希望に合う職場に巡り会える可能性が格段に高まるのです。



「年齢・経験を考慮」としか書かれていない求人でも、コンサルタントが事前に企業と交渉すれば、しっかり条件を引き出してくれます。
転職時の条件交渉は薬剤師転職サイトのコンサルタントに任せれば大丈夫
転職後の給与・年収は、企業との「条件交渉」によって大きく変わります。
しかし、自分から給与や待遇について切り出すのは難しい…と感じる薬剤師も多いのではないでしょうか。
そんな時に心強い存在となるのが、薬剤師転職サイトのコンサルタントです。


企業との交渉はプロに任せるのが正解
転職サイトのコンサルタントは、あなたの希望年収・勤務条件・通勤時間などを事前にヒアリングし、それをもとに企業と交渉します。
「できれば◯◯万円欲しい」「土日は休みたい」といった希望も、あなたの代わりに丁寧に伝えてくれるので安心です。
企業側にとっても、コンサルタント経由の応募者は「一定の信頼がある」と認識されており、好条件が通りやすくなる傾向もあります。
アピールが苦手な方こそ頼るべき
「特別なスキルもないし、自分をどう売り込めばいいかわからない」
そんな方でも問題ありません。コンサルタントがあなたの経歴や長所を整理して企業にアピールしてくれます。



実際に私が企業側で受け入れた薬剤師も、コンサルタントの的確な説明のおかげで好印象を得て、好条件での採用につながったケースが多々あります。
自分では気づけない強みを言語化し、年収交渉に活かしてもらえるのは、プロならではのサポートです。
条件交渉をしないと損をする
薬剤師の給与体系は企業ごとに異なります。何も言わなければ、その企業の“賃金ベース通り”に設定されてしまいます。
転職によって年収アップを目指すなら、必ず交渉を経たうえで給与が決まる環境を選ぶことが大切です。
薬剤師転職サイトのコンサルタントなら、「年齢・経験を考慮する」というあいまいな求人条件を、年収アップの材料に変えてくれます。
\あなたの代わりに条件交渉をしてくれるプロがいます/
Q&A|薬剤師求人の年収・給与欄に関するよくある質問
薬剤師の転職活動では、「求人票に書かれた年収」は最も気になる情報のひとつです。しかし表記には様々な落とし穴が存在します。ここでは転職希望者からよくある疑問を10個まとめました。
Q1. 求人票に「要相談」「経験等を考慮」と書かれている場合、年収はどうやって決まりますか?
企業が柔軟に調整する前提の表記で、明確な金額ではありません。多くの場合は下限額が提示されるため、転職サイト経由で事前に確認するのが安心です。
Q2. 「30歳モデル賃金」と書かれているのは信用できますか?
あくまで理想的なモデル例で、実際の支給額ではありません。評価が高い・管理薬剤師・異動可能などの条件が前提であることも多いため、注意が必要です。
Q3. 「年収○○万円以上」と書かれている場合、いくらもらえると考えれば良いですか?
最低額だけ保証されているケースがほとんどです。上限が明記されていない場合は、大幅なアップは期待しすぎない方が安全です。
Q4. 転職サイトを利用すると、内定前に年収がわかるって本当ですか?
はい、可能です。コンサルタントが事前に企業と条件交渉を行い、内定前に「この年収になる見込み」と仮提示を受けられます。
Q5. 自分で応募するのと、転職サイト経由で応募するのでは年収に差が出ますか?
差が出ることが多いです。転職サイトでは年収交渉のサポートがあるため、希望額を伝えやすく、好条件を引き出しやすくなります。
Q6. 求人票に書かれた年収には残業代も含まれているのですか?
含まれていることが多いです。特に「月◯時間分の固定残業代を含む」などの記載がある場合は、実際の手取りに注意が必要です。
Q7. 高年収の求人に応募すれば必ず多くもらえますか?
必ずではありません。年収の上限は管理薬剤師や専門スキルがある人向けに設定されていることが多く、条件を満たしていない場合は提示されない可能性があります。
Q8. 転職時の条件交渉はいつ行われますか?
自分で応募した場合は内定後に行われることが多いですが、転職サイト経由なら面接前に交渉が始まるため、より希望を通しやすくなります。
Q9. 求人票に「年収幅(例:450万~600万)」がある場合はどう見ればいいですか?
最低額(450万円)を基準に考えるのが安全です。上限に近づけるにはスキルや経験をしっかりアピールする必要があります。
Q10. 年収アップの条件交渉がうまくいく薬剤師の特徴はありますか?
管理薬剤師経験、認定資格、在宅対応経験、即戦力となる柔軟な勤務ができる人材は交渉で有利になりやすい傾向があります。
薬剤師求人の年収・給与欄の読み方まとめと転職成功へのヒント


ここまで読んでいただいたあなたは、求人票に書かれた“年収の数字”だけでは本当の条件はわからないことを、しっかり理解されたはずです。
- 求人票に書かれた年収は「もらえる金額」ではない
- 残業代や手当が含まれている可能性が高い
- 「相談可」や「モデル賃金」表記には注意が必要
- 本当の年収がわかるのは基本的に内定後
- 転職サイトを使えば、内定前に仮条件を把握できる
- コンサルタントが交渉してくれることで年収アップも現実的に
かつて、私が採用担当としてある薬剤師の面接を行ったときのことです。
その方は、求人票を鵜呑みにして別の薬局へ応募し、実際の提示年収が「思っていたより100万円以上少なかった」とショックを受けていました。
そこで、紹介会社経由で再び応募し、コンサルタントが給与交渉に入った結果、最終的に年収80万円アップという条件で弊社に入職されました。
薬剤師の年収は「提示された数字を受け入れる」ものではなく、戦略と交渉によって引き出すものです。
それを成功させるには、業界に精通した転職サイトのコンサルタントの力が欠かせません。
もしあなたが、今より少しでも良い条件で働きたいと願っているなら、自分ひとりで背負い込まず、プロと一緒に転職活動を進めてみてください。
理想の職場は、正しい情報と、交渉力のあるパートナーを味方につけた先にあります。
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