【求人票を見るなら知っておくべき】正しい年収欄の読み取り方
q

求人票を比較している薬剤師

こっちの薬局は年収600万円可!

こっちの薬局は年収700万円

ここに転職すれば年収大幅アップですよね?

でも本当にこの金額がもらえるのでしょうか?

pharma

このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。

  • あなたがもらえる金額ではない
  • 年収・給与額の注意点
  • 本当にもらえる金額がわかるタイミング
自己紹介

pharma_di(ファマディー)
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。

転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
詳しい自己紹介

薬剤師の求人を見ていると、要相談とか、経験等を考慮するなどという文字が書いてあります。

これでは一体いくらもらえるのかわかりませんね。

ここでは、損をしないためにも正しい求人票の比較方法について解説していきます。

 

これを知れば、あなたが転職して損をすることは無くなります。

求人票の年収・給与欄の正しい読み取り方

求人票の年収欄には様々な記載方法があります。

 

求人票に書かれている金額はあなたがもらえる額ではありません

 

具体例を見て行きましょう。

 

万円から万円 ※考慮の上規定により決定

○○万円から○○万円パターン求人票の給与・年収欄の正しい読み方

マイナビ薬剤師の求人です。

【年収】450万円~600万円と書いてあります。

年齢、経験、能力を考慮のうえ、規定により決定します。

この文言が謎ですね。

年齢はわかりますが、経験や能力をどのように判断するのかはこの求人票からでは読み取ることはできません。

 

ここからわかるのは、あなたがこの薬局に転職したら年収は450~600万円ということだけ。

150万円も幅がありますね。

 

 

30歳モデル賃金掲載パターン

30歳モデル賃金掲載パターン・求人票の給与・年収欄の正しい読み方
30歳モデル賃金掲載パターンです。

 

もしあなたが30歳だったとしてもこの金額がもらえるとは限りません。

 

 よくある30歳モデル賃金の落とし穴

  • 会社が想定しているモデル賃金であって、その会社の30歳の賃金ではない
  • 高評価を取り続けた場合のモデル賃金の可能性
  • 異動可能などの条件付きでのモデル賃金の可能性
  • 管理薬剤師になっている前提でのモデル賃金の可能性
  • 残業代込みのモデル賃金の可能性

 

このように、『30歳モデル賃金』といっても会社によって解釈は様々です。

 

○○歳モデル賃金で比較することは避けましょう。

 

 

○○万円以上パターン

○○万円以上パターン・求人票の給与・年収欄の正しい読み方ここには【年収】400万円以上とだけ記載があります。

 

最初のパターンと似ていますが上限がありません。

 

上限の記載がないからと言って、1,000万円もらえるのでしょうか。

 

答えはNoです。

 

上限がかかれないパターンは主に2通り

  1. 上限が低すぎてあえて書いていない
  2. 比較的若い会社なので多くもらっている薬剤師がいない

 

多くの場合は、1です。

 

おそらくこの求人に申し込んだとすると、提示される額はざっと400万円から450万円といったところではないでしょうか。

 

 

 

高年収で釣っている可能性もある

高年収で釣っている可能性パターン

 

この求人がそうというわけではありませんが、高年収の求人の検索に引っかかるようにあえて高額な年収を記載している場合もあります。

 

十分注意しましょう。

 

ただ、この求人に応募すれば最低でも600万円はもらえるということです。

 

 

転職した薬剤師の給与・年収額の注意点

年齢や経験、スキルを考慮は何をどの程度考慮するのかは求人票からは読み取れません。

 

一般的な例で説明します。

 

中途薬剤師の年収はどのように決まるのか。

 

年収決定に必要な情報としては主に以下の通りです。

  • 年齢
  • 職歴(病院○年、調剤薬局○年等)
  • 管理薬剤師経験の有無
  • 保有資格(認定薬剤師、認定実務実習薬剤師など)
  • 住宅手当がある場合には、世帯主かどうかや持ち家かどうかなど
  • 家族手当がある場合には、子供の人数や年齢
  • その他特色すべき事項

 

この情報によって人事部においてあなたの給与を試算します。

今までの職歴(経験年数)を基に、新卒から入社して標準的な評価を取っていたと仮定した賃金を算出します。

 

仮決定した賃金が現職の賃金よりも下回った場合に初めて前職給与や調剤経験年数、スキルが「考慮」されます。

大事なのでもう一度言います。

前職と比べて給与が下がってしまいそうな場合に、前職給与や調剤経験年数、スキル等を考慮するという意味です。

 

例えば、給料アップが目的で転職する場合、給料が同じだったら転職しますか?

教育研修制度に魅力を感じて転職を考えたとして、もし給料が下がったら本当に転職しますか?

しませんよね。

 

ちょっと上乗せする理由として、「○○を考慮する」と記載してあるのです。

結局は経験年数や保有資格で判断することになります。

 

また、求人票に記載の年収には諸手当が含まれているのかどうかも微妙なところ。

 

毎月20時間の残業をした金額ということも。

 

結局のところ、詳細は聞かないとわからないというのが現状です。

 

 

 

 

もらえる金額がわかるのはどのタイミング?

あなたがもし求人に応募したとして、もらえる給与の額がわかるのはどのタイミングでしょうか。

 

正式な給与の提示は内定後です。

 

内定後に、人事部が作成した給与試算表が提示されます。

 

いやいや、内定前に金額がわからないと他社との比較ができないじゃないかと思う薬剤師もいるでしょう。

 

仮に内定をもらってもその会社に入る必要はありません。

 

内定辞退も可能です。

 

あなたが薬剤師転職サイト経由で求人に応募したなら、内定辞退の連絡をあなたがする必要はありません。

 

担当者があなたに代わって内定辞退の連絡をしてくれます。

     

     

    給与交渉は転職コンサルタントの力を借りる

    とはいえ、それではこまりますので、内定の前にある程度の年収交渉が行われます。

    それが給与交渉です。

     

    先ほどの求人票にも書いてありましたね。

    『※年齢・経験・実力を考慮』と。

    経験とスキルのアピールが肝心です。

     

    事前にあなたの強みやアピールできる点を基に、あなたに代わって会社側と給与交渉を事前にしてくれるのです。

    このアピールが無いと、その会社の賃金ベースに則った金額で働くことになり大損の危険性が!

     

    あなたは、自身のアピールを完璧にできますか?

     

    こんな交渉事は無理・苦手という薬剤師がほとんどですから安心してください。

     

    だから、転職する薬剤師の9割近くは薬剤師転職サイトを利用しているのです。

     

    薬剤師が全然足りていなくて、今すぐにでも薬剤師が欲しいという会社に対しては強気の交渉が実を結ぶことも。

     

    但しすぐに欲しがっているかどうかを見抜くのは普通の薬剤師ではまず無理。

     

    こういう点でも給与交渉はプロに代行してもらうのがよいでしょう。

     

    まとめ

    1. 求人票に記載の年収をもらえるわけではない
    2. 残業代やその他手当が含まれている場合もあるので要注意
    3. 本当にもらえる金額がわかるタイミングは面接後
    4. 提示された金額の上乗せが可能な給与交渉は絶対に行うべきだが、プロに代行してもらう方が成功率が高い

     


    初年度の提示年収だけで転職を決めてはいけない理由
    薬剤師の転職 その転職、本当に年収アップしますか?昇給額・昇給率のはなし

    金額に現れない部分もしっかり比較しましょう
    薬剤師が貰える手当にはどの様なものがありますか?

    管理薬剤師ならこちらもしっかり確認を
    あなたの薬局の管理薬剤師には残業代しっかり支払われていますか?

    転職を成功したいのであれば、薬剤師転職支援サイトを利用することをおすすめいたします。

     

     

    \給与交渉に強い薬剤師転職サイト/