
薬剤師の転職面接・採用試験に受からない薬剤師
薬局や病院、ドラッグストアの採用面接を受けているのに、なかなか内定が出ません。
薬剤師は人手不足と聞いていたのに、どうして面接で落ちるのでしょうか。
普通に話したつもりなのに、何が悪かったのかわかりません。
条件を言いすぎたのでしょうか。
前職の不満を話したのが悪かったのでしょうか。
次の面接も落ちたらどうしようと思うと、求人に申し込むのが怖くなってきました。



このような薬剤師の悩みに答えていきます。
この記事では、薬剤師が転職面接・採用試験に受からない原因と、次の面接前に見ておくべき点を解説します。
薬剤師の転職面接・採用試験に受からない理由は、あなたの人柄や薬剤師としての能力だけで決まるものではありません。
薬局側の採用枠、希望条件との食い違い、履歴書の印象、面接での話し方、筆記試験、薬局見学での振る舞いなどが重なって、不採用につながります。
不採用の理由は、本人に詳しく伝えられないことがほとんどです。
だからこそ、「自分は薬剤師としてダメなのかも」と考えてしまいますよね。
でも、面接に落ちたことと、薬剤師としての価値は別です。
落ちた理由を自分の価値と結びつけず、次の面接で変えられる部分をひとつずつ見ていきましょう。
薬剤師の転職面接・採用試験に受からないのは「能力不足」だけが原因ではない
薬剤師の面接不採用は、採用枠や条件の不一致など本人以外の事情でも起こる。
「薬剤師なら転職先はすぐ決まると思っていた」
そう感じていた人ほど、面接で落ちるとこたえます。
求人は出ているし、薬剤師転職サイトから紹介もされた。それなのに不採用になると、「自分だけが否定されたのでは」と感じてしまいますよね。
不採用の連絡を受けた日は、求人票を見る気力もなくなるかもしれません。
面接で話した内容を何度も思い返してしまう人もいるはずです。
「あの言い方が悪かったのかな」
「条件を先に言いすぎたかな」
「薬剤師として評価されなかったのかな」
理由がわからないままだと、次に何を変えればよいのかも見えてきません。
ただ、採用する側の見方では、面接に落ちる理由はひとつではありません。
薬剤師本人に大きな問題がなくても、採用に進まない場面はあります。
- 面接前後に別の薬剤師で採用枠が埋まった
- 希望する勤務条件と店舗のシフトが合わなかった
- 求人票に書かれていない業務を任せたい職場だった
- 勤務時間や業務内容が既存スタッフの体制と合わなかった
- 薬局見学で現場スタッフが不安を感じた
- 筆記試験や適性検査で社内基準に届かなかった
採用する側では、面接の受け答えに大きな問題がなくても、直前に薬剤師が充足して見送る判断になることがあります。
面接官だけでなく、薬局見学時に接した事務スタッフや現場薬剤師の印象が採否に影響する場面もあります。
つまり、面接で落ちたからといって、薬剤師として評価されていないとは限りません。
採用枠の都合、勤務条件、求人票だけでは見えない薬局側の事情。こうした理由で、不採用になることもあります。
もちろん、履歴書や面接の受け答えを変えた方がよい人もいます。
でも、まず知っておいてほしいのは、不採用=あなたが悪いではないということです。
最近は、薬剤師免許があるだけでどこでも採用される時代ではありません。
薬局側は、経験、勤務条件、患者対応、在宅への関わり、土曜勤務の可否、既存スタッフとの働き方まで見ています。
「求人はあるのに決まらない理由」を先に知りたい方は、薬剤師の転職は厳しい?求人があるのに決まらない理由も見ておくと、今の薬剤師転職市場がつかみやすくなります。


薬剤師が転職面接・採用試験で受からない主な原因
薬剤師が面接に受からない原因は、条件・書類・受け答え・試験・見学態度に分かれる。
落ちた理由がわからないままだと、次の面接も怖くなります。
「面接で何を見られていたのか」
「条件を伝えたのが悪かったのか」
「また同じ理由で落ちるのではないか」
こう考え始めると、求人票を見るだけで疲れてしまいますよね。
薬剤師が採用面接・採用試験で受からない原因は、主に次の8つです。
落ちた理由を全部自分のせいにしないためにも、採用する側がどこで不安を感じるのかを見ていきましょう。
薬局側で薬剤師が充足してしまった
薬剤師本人に問題がなくても、不採用になる代表例があります。
それが、面接前後に薬剤師の採用枠が埋まる場合です。
たとえば、チェーン調剤薬局では、他店舗から薬剤師が異動してくることがあります。
面接の時点では採用する予定だった店舗でも、社内異動で薬剤師が入ると、新しく採用する必要がなくなります。
この場合、面接で失敗したわけではありません。
薬局側の採用予定が変わっただけです。
会社全体では薬剤師を募集しているため、「同じ市内の別店舗ならどうですか」と提案されることもあります。
ただ、通勤時間、バス通勤、勤務時間、店舗の忙しさが合わなければ、話は進みません。
面接に落ちたように見えても、実際は「その店舗では採用枠がなくなった」というだけのことがあります。
ここは、あなたの努力だけでは変えられない部分です。
希望条件が多すぎる・厳しすぎる
「条件を伝えただけなのに、わがままだと思われたのかな」
面接後にこう不安になる薬剤師は多いです。
まず、希望条件を伝えること自体は悪くありません。
土日休みが必要な人もいます。
残業を減らしたい人もいます。
年収を下げたくない人もいます。
家庭の事情で通勤時間に制限がある人もいます。
どれも、転職先を選ぶうえで大切な条件です。
ただし、条件をすべて必須にすると、採用側は慎重になります。
- 正社員で土日休みが必須
- 残業はほぼゼロが必須
- 自宅から近い薬局だけ
- 年収は大きく上げたい
- 異動は絶対に避けたい
- 忙しい店舗は避けたい
- 在宅やかかりつけ対応は避けたい
採用側は、条件を聞きながら店舗運営を考えます。
その人だけ土曜日を完全に休みにしたら、他の薬剤師の土曜勤務が増えます。
その人だけ残業なしにしたら、閉局前の負担が別のスタッフに寄ります。
その人だけ勤務地を固定すると、他店舗との人員調整が難しくなります。
採用側が見ているのは、「条件を出したこと」ではありません。
その条件を受け入れたときに、現場が回るかどうかです。
だから、希望条件は面接前に分けておきます。
絶対に譲れない条件。
できれば叶えたい条件。
どうしても避けたい条件。
この3つを分けるだけで、面接での伝え方が変わります。
条件の分け方に迷う方は、薬剤師転職の希望条件はどう整理する?を見てください。


「土日休み」「年収」「通勤時間」「残業」「在宅対応」などを、どの順番で考えるかがわかります。
年収や時給については、自分の希望が高すぎるのか、今の職場の条件が低いのか判断に迷います。
求人に申し込む前に、薬剤師年収・時給チェックツールで現在の条件を見ておくと、面接で話す年収希望の基準が作れます。
履歴書や職務経歴書で不安を持たれている
面接で普通に話せたのに落ちた場合、履歴書や職務経歴書の時点で採用側が慎重になっていた可能性があります。
採用面接は、書類の不安を確かめる場になることもあります。
採用側が慎重に見るのは、次のような経歴です。
- 短期間で転職を繰り返している
- 長いブランクがある
- 薬剤師として働いていない期間が長い
- 職務経歴の説明が少ない
- 退職理由が毎回あいまい
- 履歴書に誤字脱字がある
- 志望動機に具体性がない
ただし、これらがあるから必ず不採用になるわけではありません。
ブランクがあっても、理由がはっきりしていれば採用側の不安は小さくなります。
転職回数が多くても、それぞれの理由に納得感があり、次の職場で長く働きたい理由を話せれば、採用につながることもあります。
問題になるのは、「なぜ辞めたのか」「何を経験してきたのか」「次の職場で何をしたいのか」が書類から伝わらないことです。
履歴書や職務経歴書で損をしたくない方は、薬剤師の履歴書・職務経歴書の書き方を見てください。


ここでは詳しい書き方までは深掘りしませんが、書類の印象は面接前から採否に影響します。
志望動機がコピペ・使い回しに見える
志望動機は、きれいな文章である必要はありません。
むしろ、きれいすぎる文章が危ないこともあります。
ネット上の例文を少し変えただけの志望動機は、採用側から見るとすぐにわかります。
「どの薬局にも同じことを書いていそう」
「求人内容をあまり読んでいないのでは」
「本気でこの職場を選んだわけではないのかもしれない」
このように見られると、面接前から印象が悪くなります。
採用側が知りたいのは、文章力ではありません。
その薬局を選んだ理由です。
これまでの経験と、その薬局で働きたい理由がつながっているかを見ています。
たとえば、「地域医療に貢献したい」だけでは、どの薬局にも使える志望動機です。
地域医療に貢献したいなら、なぜその薬局なのか。
在宅に関わりたいなら、これまでどのような患者対応をしてきたのか。
高齢患者への服薬指導に力を入れたいなら、前職でどんな工夫をしてきたのか。
ここまで入ると、志望動機が自分の言葉になります。
調剤薬局向けの志望動機を作るときは、調剤薬局用志望動機の例文も参考になります。


ただし、例文をそのまま使うのではなく、自分の経験に置き換えてください。
面接で質問にきちんと答えられていない
「面接では普通に話したつもりだった」
それでも落ちた場合、話した内容ではなく、答え方で損をしているかもしれません。
薬剤師の面接では、知識や経験だけでなく、会話のやり取りも見られます。
服薬指導では、患者にわかりやすく説明する力が必要です。
疑義照会では、医師や医療機関とのやり取りが必要です。
薬局内では、薬剤師、事務スタッフ、管理薬剤師との連携が必要です。
だから、面接で質問と答えがかみ合わないと、採用側は不安になります。
- 質問に対して結論を答えない
- 聞かれていないことまで長く話す
- 前職の不満に話が流れる
- 自信がなさすぎる
- 反対に、自信過剰に見える
- 薬局についてほとんど調べていない
- 薬剤師転職サイトに紹介されたから来ただけ、という印象になる
面接で大切なのは、上手に話すことではありません。
聞かれたことに対して、先に答えを出すことです。
「前職を退職した理由を教えてください」
印象が悪くなる答え方
「前の職場は人が少なくて、管理薬剤師も全然動いてくれなくて、休みも取りづらくて……」
印象が変わる答え方
「人員体制の面で、長く働き続けることが難しいと感じたためです。次の職場では、患者対応の質を保ちながら、チームで協力して働ける環境を重視しています。」
同じ退職理由でも、伝え方で印象は変わります。
面接でよく聞かれる質問や回答の考え方は、薬剤師の転職面接対策完全ガイドで詳しく解説しています。


この記事では、面接で落ちる原因に絞って見ていきます。
前職の不満ばかり話してしまう
前職がつらかったから転職したい。
これは、悪いことではありません。
人間関係が悪かった。
残業が多かった。
評価されなかった。
年収が上がらなかった。
管理薬剤師や上司と合わなかった。
このような理由で転職を考える薬剤師はたくさんいます。
ただし、面接で前職の不満ばかり話すと、採用側は不安になります。
「入社後も同じように不満を言い続けるのではないか」
「周囲とうまく働けるだろうか」
「問題が起きたときに、職場のせいだけにしないだろうか」
前職がつらかった事実まで否定する必要はありません。
でも、面接で伝えるべきなのは「前職がどれだけ悪かったか」ではなく、「次の職場で何を大切にしたいか」です。
- 人間関係が悪かった → チームで協力して働きたい
- 忙しすぎた → 患者対応の質を落とさずに働きたい
- 評価されなかった → 役割や実績を見てもらえる職場で働きたい
- 年収が上がらなかった → 経験や業務量に見合う条件で働きたい
不満を話してはいけないわけではありません。
不満をそのまま出すのではなく、次の職場に求める条件として伝えることが大切です。
筆記試験・適性検査の基準に届いていない
履歴書も面接も悪くなかったのに、筆記試験で不採用になることがあります。
面接の手応えがあったのに落ちると、余計に理由がわからなくなりますよね。
薬剤師の中途採用で行われる筆記試験や適性検査の内容は、会社によって違います。
薬剤師としての基礎知識を問う会社もあります。
一般常識や計算問題を出す会社もあります。
性格検査や適性検査を重視する会社もあります。
事前にすべての問題を知るのは難しいです。
ただ、以下は面接前に見ておきましょう。
- よく使う薬の作用・副作用・相互作用
- 腎機能に応じた用量調整
- 小児量や日数計算
- 調剤報酬の基本
- 保険薬局業務の流れ
- 一般常識や簡単な計算問題
薬剤師転職サイト経由で求人に申し込む場合は、担当者が過去の選考情報を知っていることがあります。
面接前に、次のように聞いておきましょう。
「筆記試験はありますか」
「薬剤師向けの専門問題ですか、それとも一般常識ですか」
「過去に不採用になった人は、どこで評価が下がっていましたか」
薬局見学や受付対応で印象を下げている
薬局見学は、求職者が職場を見る機会です。
同時に、採用側が求職者を見る機会でもあります。
ここを忘れてしまう薬剤師は意外といます。
面接が終わったと思って気が抜ける場面ですが、見学中も採用側は見ています。
面接官の前では丁寧でも、受付スタッフや事務スタッフへの態度で印象が変わることがあります。
採用する側では、面接の受け答えが良くても、見学中の態度や帰り際の振る舞いで評価が下がることがあります。
採用側は、面接室の中だけを見ているわけではありません。
受付でのあいさつ。
見学中の質問の仕方。
患者がいる場での発言。
薬局内での立ち居振る舞い。
こうした部分も見ています。
- 受付であいさつをしない
- 事務スタッフへの態度が横柄に見える
- 患者がいる場所で不用意な発言をする
- 薬局内を雑に見る
- 見学後のお礼がない
- 清潔感や身だしなみに不安がある
薬局見学では、あなたが職場を見るだけではありません。
現場スタッフも、あなたと一緒に働けるかを見ています。
薬局見学や内定前に見るべき内容は、薬剤師転職の確認事項チェックリストで詳しく解説しています。


求人票、面接、職場見学、内定前に見るべき点を分けておきましょう。
採用側は薬剤師のどこを見ているのか
採用側は薬剤師の知識だけでなく、現場で長く協力して働けるかを見ている。
面接で落ちると、「いったい何を見られていたのだろう」と気になりますよね。
採用側は、薬剤師としての知識だけを見ているわけではありません。
一緒に働くスタッフとの関係、患者対応、勤務条件、長く働けるかまで見ています。
採用する側は、面接の受け答えだけでなく、「この薬剤師が現場に入ったらどうなるか」を想像します。
どれだけ経験があっても、店舗の勤務時間、業務内容、既存スタッフとの関係が合わなければ、採用には進みません。
特に見られているのは、次の4つです。
一緒に働くスタッフと協力できるか
薬局や病院、ドラッグストアでは、既存スタッフとの関係がとても重要です。
知識が豊富でも、周囲と協力できない薬剤師は現場で苦労します。
採用側は、面接中の話し方、表情、質問への答え方、相手の話を聞く姿勢を見ています。
次の印象を持たれると、不採用に近づきます。
- 自分の主張が強すぎる
- 相手の話を最後まで聞かない
- 質問の意図をくみ取らない
- 前職や同僚への不満が多い
- 自分だけ特別扱いを求めているように見える
面接では、すごい実績を並べるよりも、「この人なら一緒に働ける」と思ってもらうことが大切です。
患者対応を安心して任せられるか
薬剤師の面接では、患者対応を任せられるかも見られています。
面接で質問に対してわかりやすく答えられないと、採用側は「患者への説明も伝わらないのでは」と不安になります。
反対に、専門的な内容を短く、わかりやすく伝えられる薬剤師は評価につながります。
難しい言葉を並べる必要はありません。
相手に合わせて伝える力が大切です。
服薬指導でも、患者ごとに理解度は違います。
面接での話し方は、そのまま患者対応の印象につながります。
希望条件と店舗運営が合っているか
採用側は、希望条件が店舗運営と合うかも見ています。
土曜日も開局している薬局で、正社員として土日休みが必須だと、他の薬剤師のシフトに負担が出ます。
在宅対応を強化している薬局で、在宅を避けたいと伝えると、その薬局が採りたい薬剤師とは違うと判断されます。
希望条件を伝えるときは、すべてを強く主張するより、相談の余地も添えた方が採用側は判断に迷いません。
「家庭の事情で日曜勤務は難しいのですが、土曜日は月○回までなら相談できます」
「在宅経験は少ないのですが、教育体制があれば少しずつ関わりたいと考えています」
「年収は現職を考慮いただけるとありがたいですが、業務内容や勤務条件も含めて相談したいです」
条件を下げるという意味ではありません。
採用側が判断に迷わない伝え方に変える、ということです。
入社後すぐに辞めないか
採用側は、入社後すぐに辞めないかも気にしています。
短期離職が続いている場合や、退職理由が毎回あいまいな場合は、かなり慎重に見ます。
過去の転職を隠す必要はありません。
ただし、次の職場で長く働きたい理由を伝える必要があります。
「これまでの転職では、希望条件を十分に分けられていなかったと感じています。今回は、業務内容、人員体制、通勤時間を確認したうえで、長く働ける職場を探しています。」
このように伝えると、過去の転職を振り返り、次の職場選びに活かそうとしている印象になります。
薬剤師が次の採用面接・試験前に変えるべきこと
次の面接前は、書類・条件整理・回答方法・見学態度を具体的に見直す。
面接に落ちたあとに大切なのは、やみくもに求人に申し込み続けないことです。
同じ履歴書、同じ条件の伝え方、同じ面接の話し方を続ければ、次も同じ理由で落ちるかもしれません。
とはいえ、全部を変える必要はありません。
面接のたびに自分を責めていたら、転職活動そのものがつらくなります。
次の面接前に変えるなら、まずはこの6つで十分です。
何を変えればよいかが見えると、次の面接への不安は少し軽くなります。
履歴書は自分の経験が伝わる内容に書き直す
履歴書や職務経歴書では、きれいな文章よりも具体性が大切です。
採用側は、文章のうまさよりも、これまでの経験と次の職場で活かせることを見ています。
特に、次の3つは自分の言葉で書きます。
- これまで担当してきた業務
- 退職を考えた理由
- 次の職場で大切にしたい働き方
「貴社の理念に共感しました」だけでは弱いです。
内科門前で服薬指導をしてきたのか。
在宅に関わってきたのか。
管理薬剤師としてシフトや在庫を見てきたのか。
こうした経験が入ると、採用側は入社後の働き方を想像します。
希望条件はMUST・WANT・NGに分ける
希望条件は、面接前に分けておきます。
分けずに話すと、採用側には「条件が多い薬剤師」に見えます。
それでは、本来の経験や人柄まで伝わりません。
- MUST:絶対に譲れない条件
- WANT:できれば叶えたい条件
- NG:どうしても避けたい条件
たとえば、次のように分けます。
MUST:自宅から60分以内、年間休日120日以上
WANT:年収は現職以上、在宅は少なめ
NG:一人薬剤師が常態化している薬局、深夜勤務あり
この形にしておくと、面接で条件だけが強く見えません。
「ここは譲れません」
「ここは相談できます」
この違いを伝えられるからです。
面接では先に答えを伝える
面接で話が長くなる薬剤師は、先に答えを出すだけで印象が変わります。
理由や背景は、そのあとで十分です。
たとえば、「なぜ転職を考えていますか?」と聞かれたら、次の順番で話します。
- 結論
- 理由
- 前職での具体例
- 次の職場でどう働きたいか
長く話す必要はありません。
面接官が知りたいのは、退職理由の細かい愚痴ではなく、次の職場でどう働きたいかです。
前職の不満は次に求める条件として話す
前職の不満は、そのまま話すと悪口に聞こえます。
でも、次に求める条件として話すと、転職理由に変わります。
- 人間関係が悪い → チームで協力して働きたい
- 忙しすぎる → 患者対応の質を落とさずに働きたい
- 評価されない → 役割や実績を見てもらえる職場で働きたい
- 休みが少ない → 長く働き続けられる勤務条件を重視したい
前職がつらかったこと自体は否定しなくて大丈夫です。
ただ、面接では「だから次はどうしたいのか」まで伝えましょう。
筆記試験は基本知識と一般常識を見ておく
筆記試験対策では、特別なことをするよりも、基本を見直します。
ブランクがある薬剤師、調剤経験が浅い薬剤師、しばらく現場から離れていた薬剤師は、次の内容を見ておきましょう。
- よく使う薬の作用・副作用・相互作用
- 腎機能に応じた用量調整
- 小児量や日数計算
- 調剤報酬の基本
- 保険薬局業務の流れ
- 一般常識・簡単な計算問題
薬剤師転職サイト担当者が選考情報を持っている場合は、筆記試験の有無や形式を聞いておきます。
何も聞かずに面接へ行くより、準備する内容がはっきりします。
薬局見学では現場スタッフへの態度まで意識する
薬局見学は、面接の一部です。
面接官だけでなく、受付スタッフ、事務スタッフ、現場の薬剤師も見ています。
見学中は、次の点に気をつけましょう。
- 受付や事務スタッフにも丁寧にあいさつする
- 患者の邪魔にならないように動く
- 忙しい時間帯は質問を短くする
- 処方箋枚数だけでなく、人員体制も見る
- 見学後はお礼を伝える
薬剤師としての知識だけでなく、現場に入ったときの振る舞いも採用判断に影響します。
何度も落ちる薬剤師が求人に申し込む前に見るべきこと
何度も落ちる薬剤師は、面接対策だけでなく求人選びのズレも見直す。
何度も面接に落ちると、「もう自分は採用されないのでは」と感じてしまいますよね。
でも、落ちる原因が面接だけにあるとは限りません。
そもそも、申し込んでいる求人があなたの希望や経験と合っていない場合もあります。
面接の受け答えを変える前に、求人に申し込む段階で次の3つを見てください。
ここを見ないまま求人に申し込み続けると、面接前から採用が難しい求人ばかり選んでしまいます。
ここまで当てはまるものが多い方は、面接対策だけでなく、求人の選び方も変えた方がよいかもしれません。
求人票の条件と自分の希望が合っているか
年収と勤務地だけで求人を選ぶと、面接で条件が合わないことがあります。
見ておきたいのは、次のような項目です。
- 勤務時間
- 土曜勤務の有無
- 残業の実態
- 処方箋枚数
- 薬剤師の人数
- 一人薬剤師の有無
- 在宅対応の有無
- 異動の可能性
たとえば、在宅を強化している薬局に、在宅を避けたい薬剤師が申し込むと、面接で話が合いません。
土曜勤務が必要な薬局に、土日休み必須で申し込むと、採用側は判断に困ります。
管理薬剤師候補を探している求人に、責任ある立場を避けたい薬剤師が申し込んでも、採用には進みません。
この場合は、面接対策よりも、求人の選び方を変える方が先です。
その薬局が採りたい薬剤師と自分の経験が合っているか
求人票には、その薬局が本当に採りたい薬剤師の条件がすべて書かれているわけではありません。
実際には、次のような希望を持っている職場があります。
- すぐに一人薬剤師で入れる経験者がほしい
- 在宅対応を任せたい
- 土曜や遅番に入れる薬剤師を優先したい
- 若手を育てたい
- 管理薬剤師候補を探している
- 長く働ける人柄重視の薬剤師を採りたい
薬局が採りたい薬剤師を知らないまま面接を受けると、どれだけ丁寧に話しても採用側が重視する点と合わないことがあります。
求人票だけで判断せず、面接前に薬剤師転職サイト担当者へ聞いておきましょう。
薬剤師転職サイト担当者から求人票にない情報を聞けているか
薬剤師転職サイト担当者から、求人票以上の情報を聞けていない場合は注意が必要です。
ただ求人を紹介されただけでは、面接で何を伝えるべきか判断できません。
面接前に聞いておきたいのは、次の内容です。
- この求人ではどのような薬剤師が求められているか
- 過去にどのような理由で不採用になった薬剤師がいるか
- 面接で重視されるポイントは何か
- 希望条件はどこまで相談できるか
- 筆記試験や適性検査はあるか
- 薬局見学で見るべき点は何か
何度も面接に落ちている場合、原因は「話し方」だけではないかもしれません。
求人の選び方、条件の伝え方、薬剤師転職サイト担当者から聞いている求人票にない情報も見てください。
何度も面接で落ちている場合、相談する薬剤師転職サイトが自分の働き方に合っていないこともあります。
正社員、パート、派遣、年収重視、職場環境重視など、希望によって相談先は変わります。
まずは、自分の希望に合う薬剤師転職サイトを見ておきましょう。
どの薬剤師転職サイトが合うか
迷っていませんか?
「転職サイトが多すぎて、どこを選べばいいかわからない」という方へ。 希望する働き方や転職時期、重視したい条件から、あなたに合う転職サイトの候補を確認できます。
- 自分に合う転職サイトのタイプがわかる
- 働き方や希望条件に合う候補を整理できる
- 比較する転職サイトを1〜3社に絞れる
登録不要・無料|診断後に候補を比較できます
面接に受からないときは薬剤師転職サイト担当者に確認してもらう
面接に受からないときは、担当者に求人票にない採用基準を確認してもらう。
薬剤師の採用面接に受からないときは、面接練習だけでは足りないことがあります。
求人票に書かれている条件と、薬局が本当に採りたい薬剤師は同じとは限りません。
薬剤師転職サイト担当者が職場の内情や過去の選考傾向を知っていれば、面接前に聞けることがあります。
たとえば、土曜勤務をどれくらい重視しているのか。
在宅経験が必要なのか。
一人薬剤師の経験を求めているのか。
管理薬剤師候補として見ているのか。
こうした情報があると、面接で話す内容が変わります。
ただし、薬剤師転職サイトならどこでも同じではありません。
比較するときは、次の点を見てください。
- 正社員・パート・派遣のどれに強いか
- 希望地域の求人をどれくらい扱っているか
- 面接対策や書類添削をしてくれるか
- 職場の人員体制や忙しさを確認してくれるか
- 年収や勤務条件の相談に対応してくれるか
- 担当者の連絡頻度が自分に合うか
複数の薬剤師転職サイトを比べて選びたい方は、薬剤師転職サイトおすすめ比較も参考にしてください。
求人数だけでなく、働き方別の強さ、面接対策、条件相談への対応を比較できます。
薬剤師転職サイトを目的別に比較する
求人・担当者・雇用形態などを比べて、使いやすい転職サイトを確認できます。
- 希望する働き方に合うサイトを確認
- 求人やサポートの違いを比較
- 診断で出た候補をさらに絞り込み
登録前に各サービスの違いを確認できます
受かることだけを目的にすると、入社後に後悔する
内定だけを目的にせず、入社後に働き続けられる職場かを確認する。
面接に落ちることが続くと、「とにかく内定がほしい」と思ってしまいます。
その気持ちは自然です。
不採用が続けば、自信もなくなりますし、条件を下げた方がいいのかなと考えてしまいます。
でも、受かることだけを目的にすると、入社後にまた苦しくなることがあります。
- 土日休みを希望していたのに、入社後に土曜勤務が多かった
- 残業少なめだと思ったのに、実際は慢性的な人員不足だった
- 年収は上がったが、業務量と責任が重すぎた
- 面接では雰囲気が良さそうだったが、現場の人間関係が合わなかった
- 内定条件をよく見ないまま入社してしまった
面接対策は大切です。
ただ、それと同じくらい「その職場で働き続けられるか」を見ることも大切です。
薬剤師転職で後悔しないための全体像を知りたい方は、記事末の関連記事にある「薬剤師転職で失敗しない方法」もあわせて読んでください。
この記事では、採用面接・試験に受からない原因に絞って解説しています。
薬剤師の採用面接・試験に受からないときのよくある質問
薬剤師の面接不採用は珍しくなく、原因ごとに次の対策を分けて考える。
面接に落ちたあとに出てきやすい疑問をまとめます。
一般的な面接マナーではなく、「なぜ受からないのか」「次に何を見るべきか」に絞って回答します。
薬剤師なのに面接で落ちるのは珍しいことですか?
珍しいことではありません。
薬剤師が不足している地域や職場はありますが、すべての薬局がすべての薬剤師を採用するわけではありません。
勤務条件、経験、土曜勤務の可否、在宅対応、既存スタッフとの働き方、薬局側の採用枠によって採否は変わります。
面接に落ちたからといって、薬剤師として価値がないわけではありません。
面接で落ちた理由は薬剤師転職サイト担当者に聞けば教えてもらえますか?
薬局側が理由を詳しく伝えないこともあります。
ただ、薬剤師転職サイト担当者を通じて、可能な範囲で理由を聞いてもらえることがあります。
たとえば、「希望条件が合わなかった」「経験が足りなかった」「面接での受け答えが不安だった」など、大まかな理由がわかるかもしれません。
理由がわかったら、次の面接前に変えるべき点を担当者と見ていきましょう。
希望条件を伝えると不採用になりますか?
希望条件を伝えただけで不採用になるわけではありません。
ただし、条件が多すぎる場合や、店舗運営と合わない条件をすべて必須にすると、採用側は慎重になります。
大切なのは、条件を隠すことではありません。
絶対に譲れない条件と、相談できる条件を分けて伝えることです。
前職の不満を話したら面接で落ちますか?
前職の不満を話しただけで、必ず落ちるわけではありません。
ただし、不満だけを長く話すと、採用側は不安になります。
「人間関係が悪かった」ではなく、「次はチームで協力して働ける職場を重視したい」と話す方が、転職理由として伝わります。
前職がつらかった事実は否定せず、次の職場で何を大切にしたいかまで伝えましょう。
面接に何度も落ちる場合、求人の選び方を変えるべきですか?
変えた方がよい場合があります。
何度も落ちている場合、面接での話し方だけでなく、申し込む求人の選び方に原因があるかもしれません。
在宅を避けたいのに在宅強化の薬局を選んでいる。
土日休みを希望しているのに土曜勤務必須の薬局を選んでいる。
未経験領域なのに即戦力求人ばかり選んでいる。
このような場合、面接前から採用が難しくなります。
求人に申し込む前に、薬剤師転職サイト担当者へ「この求人で求められている薬剤師」を聞いておきましょう。
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面接対策、履歴書、志望動機、希望条件、求人選びを深掘りしたい方は、必要な記事から読んでください。
まとめ|面接に落ちた理由を一人で抱え込まず、次の面接前に見直そう
不採用理由を一人で抱え込まず、条件・書類・面接・求人選びを見直すことが大切。
薬剤師の転職面接・採用試験に受からない理由は、あなたの能力不足だけではありません。
薬局側の採用枠、希望条件との食い違い、履歴書、志望動機、面接での受け答え、前職不満の伝え方、筆記試験、薬局見学での態度など、複数の理由が重なります。
落ちた理由を教えてもらえないと、全部自分のせいに感じてしまいますよね。
でも、面接に落ちたことは、あなたの薬剤師としての価値を否定するものではありません。
次の面接前に見るべきことは、次の7つです。
- 希望条件をMUST・WANT・NGに分ける
- 履歴書や職務経歴書に具体的な経験を書く
- 志望動機を求人ごとに変える
- 面接では先に答えを伝える
- 前職の不満を次に求める条件として話す
- 筆記試験や薬局見学の準備をする
- 薬局が求めている薬剤師を事前に聞く
受かることだけを目的にすると、入社後にまた苦しくなることがあります。
面接対策と同じくらい、求人の選び方も大切です。
薬剤師転職サイト担当者に、求人票だけでは見えない情報を聞きましょう。
どの薬剤師転職サイトに相談すればよいかわからない方は、診断や比較ページを使って、自分の働き方に合う相談先を見てください。
面接で落ちた原因は、次の面接までに変えられます。
落ちた理由を一人で抱え込まず、希望条件、履歴書、面接での話し方、求人の選び方をひとつずつ見直していきましょう。




