

薬局の人間関係が心配な薬剤師
薬局の人間関係が良くないという話を聞きます。
そんなに薬局の人間関係って悪いのですか?
何か良くなる方法があれば教えてください。

このような薬剤師の疑問に答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 薬局の人間関係の本当のところ
- 薬剤師のあなたができる薬局の人間関係を改善させる方法6つ
- こんな場合は良くならない
この記事を書いている私はチェーンの調剤薬局で管理薬剤師をしています。今まで支援も含めて10以上の薬局を見てきました。実際に薬局で働いている薬剤師から見た視点で解説していきます。
突然ですが薬剤師の皆さん、今の職場の人間関係は悪くないですか?
薬局関係者(薬剤師・事務)から聞く声です。
薬局の人間関係の本当のところ
「みんな良い人ばかりなので毎日頑張れます。(薬剤師)」
「尊敬できる先輩薬剤師ばかりなので勉強になります。(薬剤師)」
「コミュニケーションがとれているので人間関係は良いと思います。(薬局事務)」
「事務と薬剤師には壁があります。薬剤師はいつも暇そうにおしゃべりしていますが事務だけはいつも忙しいです。(薬局事務)」
「会話はほとんどない。人間関係はあまり良くないが給料が良いので諦めている(薬剤師)」
「薬剤師が間違えても全く怒られないが、事務が間違えるとものすごく怒られるのが納得できない。(薬局事務)」
薬局は少人数で閉ざされた環境なので一度人間関係が悪くなるとなかなか改善されません。
せっかく働くのであれば人間関係の良い薬局で働きたいですよね。
人間関係が悪い悪いと言っているだけでは人間関係は良くなりません。
では薬局(職場)の人間関係を良くするにはどうすれば良いのでしょうか?
薬剤師のあなたができる薬局の人間関係を改善させる方法6つ
まずは自分1人でも変わりましょう。
キーワードは「あたりまえのことをあたりまえにちゃんとやる」です。
挨拶を自分からする
挨拶は全ての基本。相手の顔をみたらこちらから先に挨拶をしましょう。
朝から元気な挨拶をすると気分が高まります。
常に笑顔を心がける
いつも怒った顔をしていると幸せが逃げてしまいます。常に笑顔の女性のまわりには自然に人が集まります。
ミスのできない神経を使う仕事をしているからこそ、笑顔を心がけましょう。
笑顔は人に伝染します。良い影響を周囲に与えることができます。

どんなに忙しくても常に笑顔の薬剤師って素敵です
感謝をちゃんと口に出す
すいませんではなくて「ありがとう」ときちんと言いましょう。

ありがとうと言われて嫌な気持ちになる人はいませんね。

後輩や事務さんに対してやってもらって当然という態度では絶対ダメです。

ついつい「すいません」って言ってしまいます。気を付けないと
困っている同僚を助ける
困っている同僚薬剤師はいませんか?事務さんで困っている人はいませんか?
声掛けを積極的に行い、困っている人や仕事が溜まって大変そうな同僚を助けるようにすると自然に雰囲気が良くなります。
お互いを助け合うという関係ができればその職場の雰囲気は好転していくはずです。
助け合うのが当たり前という文化の醸成にもつながります。

自分の事だけで精一杯だけど周りを助けられるように頑張ります
報連相、情報共有をしっかり行う
上司への報告はもちろんですが、他のスタッフとの連絡や情報共有もしっかり行いましょう。
これによってコミュニケーションもとれますし、仕事がスムーズに進みます。
愚痴・悪口を言わない
愚痴や人の悪口を言っても疲れるだけです。ストレス発散になっているつもりになっていますが悪い影響が周りに伝播します。
マイナスの事は口に出さず、プラスのイメージの言葉を多く発するようにしましょう。

愚痴や悪口をいつも言っていたら素敵な男性は近づいてきませんね。

たとえば一緒にいる彼氏がいつも愚痴や悪口ばかりだったら・・・・嫌になりますよね。
職場の人間関係を良くしたい、悪くしたくないと思っている薬剤師のあなたが1人でこれらの方法を実践するだけでも職場の人間関係はきっと良い方に向かいます。
全部実践していてもまだ職場の人間関係が良くならない。そういう場合は良い影響を周りに伝染させて同僚を巻きこんで薬局全体の人間関係を変えていきましょう。
1人では難しいけど他の薬剤師や事務さんを巻き込めばきっとできるはず
すでに自分は全ての方法を実践したけど薬局の人間関係は残念ながら変わらなかった。そのような場合は薬局の人間関係を良くしたいと思う仲間を増やしていきましょう。
人間関係を良くしたいと思う人が増えてくれば自然に職場の雰囲気は良くなります。
薬局の人間関係は良くならない例
薬局の人間関係が悪いのはあの人が原因という場合。
これは難しい問題です。先ほどの方法をやったところでおそらく人間関係の改善は見られないでしょう。
あなたもそう思いますよね。
薬剤師の中には誰がどう見ても「おかしい人」が一定数存在しています。
あなたのまわりにこんな薬剤師いませんか?
- セクハラしてくる薬剤師
- パワハラ・いじめをする薬剤師
- とにかく文句ばかりの薬剤師
- すぐキレる薬剤師
- 事務を奴隷のように扱う薬剤師
- 新人をとにかくいじめて何人も辞めさせてしまう薬剤師
- 忙しくなるとなぜか消える薬剤師
- 難しそうな処方せんには手を出さない薬剤師
- マウンティングしてくる薬剤師
- 服装や化粧、髪型までダメ出しをしてくる薬剤師
- 管理薬剤師よりもなぜか偉いお局様的存在の薬剤師(事務もあり得ます)
- 扱った処方せんの枚数が少しでも多いと文句を言う薬剤師
- 自己流のやり方を変えようとしない薬剤師
このような方々に対して誰かが注意したところで変わってくれることはまずありません。
断言します。
その方々が変わることは絶対にありません。
残念ながらそういうものです。
昔からずっとそのスタンスで過ごしてきたのですから、ちょっとやそっとの事では変わらないのは当たり前です。
変われるのであればすでに変わってるはずですしね。
ではどうすればよいのでしょうか。
- なるべく近づかない
- その人を変えようとしない(無駄に終わることが多いため)
- 仕事上必要最低限のコミュニケーションにとどめる
- 体調が崩れる前にその薬局から逃れる
変な薬剤師に対しては当たらず触らずが一番です。
薬剤師であれば他にも働けるところがたくさんありますから無理に今の薬局にとどまる必要もないと思います。
思い切って異動希望を出すか、転職をするか考えてみるのも良いのではないでしょうか。