【薬剤師向け】企業から薬局・ドラッグストア・病院への転職は可能?
womensuitnayami

企業(治験)からの転職を考えている薬剤師

治験の業務に携わっているのですが、毎日の激務に耐えられません。

企業から薬局の転職を考えているのですが、転職は可能でしょうか。

mensuitnayami

MRとして企業で働き続けるのは難しいと感じている薬剤師

MRをしているのですが全国どこに転勤するかわからないですし、最近は早期退職やリストラが増えています。

将来が不安なので今から調剤薬局に転職したいと思うのですが、どうでしょうか。

やっぱり給料は下がりますよね?

  • リストラや早期退職推奨があって将来が不安
  • 土曜日や日曜日の出勤が多すぎて自分の時間が欲しくなった
  • 営業ノルマに耐えられない
  • 出荷停止や回収の案内で怒られすぎて嫌になった
  • 仕事が忙しすぎて体調を崩した
  • 転勤をせずに落ち着きたい
  • 単身赴任をしないで家族と一緒に暮らしたい
  • 自分が望む地域・場所で働きたい
  • 医療の現場で薬剤師免許を活かしたい
  • 患者さんと直接関わる仕事がしたい

あなたもこのようなことでお悩みではないですか?

と同時に大きな不安もあるのではないでしょうか?

  • 薬剤師免許を持っているが調剤経験が無い……。
  • 直接医療に携わっていない期間が長い……。
  • 今よりも年収が下がってしまうのではないか……。

企業で働く薬剤師は高収入や安定性、キャリアアップなどの魅力がありますが、その一方で残業や出張、異動などの負担も大きいですね。

また、企業によっては薬剤師としてのスキルや知識が活かしづらい場合もあるでしょう。

そこで、企業から転職を考えている薬剤師の方に向けて、調剤薬局やドラッグストア、病院などへの転職のメリットとデメリットをまとめました。

これから転職活動を始める方や迷っている方はぜひ参考にしてください。

皆さん、こういった理由や不安を抱えながら企業から薬局へ転職してきます。

でも大丈夫です。この記事でこれらの不安は全て解消できます。

pharma

企業に勤めている方にも様々な不安があることでしょう。
企業から薬局や病院などの医療機関への転職は今がチャンスです。

本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。

自己紹介

pharma_di(ファマディー)

Instagramのフォローもお願いします!
ストーリーズでは内容の濃い情報を発信中≫ ファマディー

全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

≫詳しい自己紹介

結論
企業から薬局や病院、ドラッグストアへの転職は今がチャンス。調剤経験がなくても、企業で培われた様々なスキルが医療現場で役に立ちます。

薬剤師免許を活かしてさらに活躍できる職場は必ず見つかります。

企業への転職を考えている薬剤師はこちらをご覧ください。

≫企業に転職するならマイナビ薬剤師一択(製薬MR・CRA・CRC)

≫企業への転職に強い薬剤師転職サイト・エージェント

企業から調剤薬局への転職

企業から調剤薬局への転職する薬剤師向け注意点(メリット・デメリット・必要なスキル)

まずは企業から調剤薬局へ転職するメリットとデメリット、必要なスキルについて見ていきましょう。

調剤薬局の求人は多いので、転職先の第一候補となる方も多いのではないでしょうか。

調剤薬局へ転職するメリット

調剤薬局は店舗数が多く、開局時間や定休日もそれぞれ異なります。

求人をしっかり探せばあなたの希望に合った場所や条件で働ける可能性が高いです。

調剤薬局では患者さんと接しますので、服薬指導や健康相談などを通じて地域の方々の健康管理をサポートしていることを実感できます。

また、最近では在宅医療も増えてきており、医師や看護師など他職種とも連携して患者宅へ訪問して薬の説明や管理をサポートする業務もあります。

調剤薬局へ転職するデメリット

企業から調剤薬局へ転職すると給与や福利厚生など、待遇が今よりも悪くなる可能性が高いです。

調剤報酬の引き下げやジェネリック医薬品の普及などで調剤業界全体が厳しい状況に。そのため調剤薬局では給与やボーナスなどの待遇面が企業よりも低くなる可能性があります。

また、会社の規模も上場企業から個人薬局まで様々。福利厚生などにも大きな差がありますので、よく見極めることが大切です。

調剤薬局で働くのに必要なスキルや能力

調剤薬局では常に最新の医学知識や法規制を把握する必要があります。調剤技術や服薬指導のスキルも必要です。

調剤については機械化が進んだことや非薬剤師の業務可能範囲が広がったこともあり以前ほど重要視されなくなりましたが、服薬指導のスキルは重要です。

しかし、ブランクがある場合はその知識を覚えなければなりません。受け付ける処方箋の内容も多岐にわたりますので、幅広い知識と技術を要求されます。

そのため、調剤未経験やブランクから復帰をする方はスキルアップに努める必要があります。

最近では電子処方箋やオンライン服用指導など新しいシステムも導入されています。

新たなシステムに対応する力も必要です。

企業からドラッグストアへの転職

企業からドラッグストアへの転職する薬剤師向け注意点(メリット・デメリット・必要なスキル)

次に、企業からドラッグストアへの転職について見ていきましょう。

ドラッグストアへ転職するメリット

ドラッグストアでは、OTC医薬品(市販されている一般用医薬品)の販売や健康相談だけでなく、化粧品や日用品などの販売も行っています。

加えて一部の店舗では調剤業務も行っています。そのため、ドラッグストアでは多彩な仕事内容を経験できるのがメリットです。

ドラッグストアは調剤薬局とは異なり、ほとんどが大手企業。福利厚生も充実しており、社会保険や退職金制度はもちろん社員割引制度があるのもお得なポイントです。

また、教育制度やキャリアパスも明確にされており、調剤薬局よりもスキルアップや昇進の機会が多いのも特徴です。

ドラッグストアの中でも大手チェーン店は経営が安定しており、福利厚生も充実しています。例えば、育児休暇や時短勤務制度2、社員割引制度3などがあります。また、教育研修制度もしっかりしており、スキルアップにもつながります1。

ドラッグストアへ転職するデメリット

ドラッグストアは小売業でもあるため、売上ノルマや接客対応によるプレッシャーやストレスがかかります。

特にOTC医薬品の販売では顧客満足度を高めることが重要ですが、それと同時に安全性や適正使用も考慮しなければなりません。

ドラッグストアは調剤薬局に比べて営業時間が長いです。夜間営業や24時間営業の店舗も多く、不規則な生活リズムになることがあります。

ドラッグストアで働くのに必要なスキルや能力

ドラッグストアではOTC医薬品の販売や健康相談の業務がメインです。OTCの知識やコミュニケーション能力は必須のスキルです。

調剤併設店舗では調剤薬局と同様のスキルが求められます。

企業から病院への転職

企業から病院への転職する薬剤師向け注意点(メリット・デメリット・必要なスキル)

最後に、企業から病院への転職について見ていきましょう。

病院へ転職するメリット

病院では最新の医療技術や知識に触れられる機会が多く、大学病院などでは臨床試験や研究活動にも参加できる場合があります。

病院ではチーム医療に参加できることもメリットです。チーム医療とは、医師や看護師など他職種と協力して患者さんの治療計画を立てたり実行したりすること。

調剤薬局やドラッグストアとは異なり、病院では多くの職種の人が働いています。

他職種から学ぶことができたり相互理解を深めたりすることもできるでしょう。

病院へ転職するデメリット

まずは待遇面です。病院薬剤師の給料は調剤薬局やドラッグストアと比べて低め。

企業からの転職だと年収が下がることはほぼ確実です。

また、病院では勤務時間や休日が不規則です。特に救急指定病院などでは夜勤や当直などのシフト制勤務になる場合があります。

また、休日出勤や残業も多く発生することも。体力や精神力も必要です。

病院で働くために必要なスキルや能力

病院で働くために最も必要なスキルはコミュニケーション力です。

病院では患者さんだけでなく医師、看護師など他職種とのコミュニケーションが重要。

患者さんのニーズや悩みを聞き出し、適切な薬やアドバイスを提供することや、医療チームの一員として意思疎通や情報共有を行うことが求められます。

企業から転職する際の注意点

薬剤師が企業から転職する際の注意点

企業から調剤薬局やドラッグストア、病院へ転職する際の注意点を見ておきましょう。

企業から転職する際の注意点

  • 年収が下がる
  • 仕事内容の大幅な変化
  • 土日休みではなくなる

年収が下がる

現在よりも年収が下がる可能性が高いことは十分考慮しておきましょう。

今までの経験や知識によっては交渉により現状維持となることもありますので、薬剤師転職サイトの担当者に条件交渉をお願いすることをオススメします。

仕事内容の大幅な変化

企業からの転職となると仕事内容が大きく変わります。

なぜ転職を考えたのか志望動機を面接では確実に聞かれます。

また、あなたの強みや特徴をアピールすることも重要です。転職先にどう活かせるのか、役立つのかをアピールしましょう。

土日休みではなくなる

企業で働いていた方の多くは土日休みの生活だったと思います。

しかし、調剤薬局やドラッグストア、病院へ転職すると土日休みになる可能性は低くなります。

調剤薬局は日曜日休みのところが多いですが、ドラッグストアや病院では日曜日も勤務のところが多いです。

今までと生活サイクルが変わることに注意が必要です。

企業で働いていた経験は薬剤師にとって強み

あなたが企業で働いていた経験は薬局やドラッグストア、病院に転職しても無駄になることはまったくありません。

あなたの経験は強みでしかありません。

 企業出身薬剤師の圧倒的な強み

  • 高いコミュニケーションスキルを持っている
  • 情報検索・情報収集スキルが高い
  • 昇進が早い

高いコミュニケーションスキル

例えば、MRとしてバリバリ仕事をしていたあなたなら、高いコミニュケーションスキルやビジネスマナーがすっかり身についていることでしょう。

近隣の処方元医師への訪問や疑義照会などで医師とやり取りをする場面でもMR時代のスキルが大いに役立ちます。

気難しい医師への疑義照会や訪問もスムーズにできるのではないでしょうか。

他職種との連携でも、患者さんとの間でもそうですがこのコミュニケーションスキルが無いと仕事になりません。

必要な情報を伝える力、相手の情報を聞き出す力が無いと服薬指導をするのは無理です。

企業で働いていた経験のある薬剤師が薬局や病院、ドラッグストアへ転職をするのは成功する可能性がかなり高いと言えます。

 高いコミュニケーションスキルが活かされる場面

  • 医師への面会に慣れている(薬局薬剤師は慣れていません)
  • 処方せん獲得の営業ができる(在宅専門医や有料老人ホームなどの施設に営業をかけることもあります)
  • 難しい患者さんとも打ち解けられる
  • 地域貢献として実施する近隣住民への講演会
  • 他職種連携

高い情報検索・情報収集スキル

企業で働いていると、資料を作成する場面が少なからずあるはず。

薬局では調剤よりも服薬指導を通じた情報提供の比重が高まっています。

あなたが持っている情報検索・情報収集スキルによって、薬局全体の質が向上していくはずです。

 高い情報検索・情報収集スキル

  • 薬局独自の指導せん作成
  • 薬局内DI業務

昇進が早い

うちの会社だけかもしれませんが、企業出身者は昇進が早いという傾向があります。

これらの基礎的な能力が高いからともいえるでしょう。調剤経験だけでは昇進できません。

調剤経験が無いからと不安に思う方もいるかもしれません。

調剤経験無しでも大丈夫です。

≫調剤経験が無くても問題ない理由

調剤経験があっても薬や疾患の知識、コミュニケーションスキルが無い薬剤師ははっきり言って使えません。

 企業からの転職を考えている薬剤師におすすめの職場

  • 教育研修システムが整っているところ
  • 新人の受け入れ態勢ができているところ

この2つのポイントは欠かせないところ。

企業での経験があるとはいえ、医療現場ではゼロからのスタートとなりますから教育研修システムが整っていて新人の受け入れ態勢がすでに整っているところへの転職を強くお勧めします。

具体的には以下から選びましょう。

  • 大病院
  • ドラッグストア
  • 大手の調剤薬局チェーン

大病院の多くは毎年数名の新卒を採用しており、研修システムが構築されています。

ドラッグストアや調剤薬局チェーンの大手なら毎年定期的に新卒を採用していますし、学生の実務実習の受け入れをしていますからしっかりとした教育研修システムが整備されています。

ごく一部の小規模薬局では系統立てた教育研修システムが存在していないところもありますので避けたほうが良いでしょう。

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企業勤務の薬剤師が調剤薬局やドラッグストア、病院へ転職する際の注意点(まとめ)

企業勤務の薬剤師が調剤薬局やドラッグストア、病院へ転職する際の注意点(まとめ)

  • 企業で働いていた経験は医療業界に役立つ
  • 調剤経験無しでも問題ない
  • 教育研修システムが構築されていて、新人受け入れ態勢が整っている職場に転職をするべき
  • 土日休みの職場もかなりある
  • 転勤なしの職場もかなりある
  • 年収ダウンの可能性は高いが薬剤師転職サイトのコンサルタントに好条件の案件を探してもらえればダウン幅は少なくできる

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