

転職で年収をアップさせたい薬剤師
どんな薬剤師が転職をすると年収がップするのでしょうか?
もし、私が転職をしたら年収アップするでしょうか?

このような薬剤師の疑問に答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 転職で年収がアップする薬剤師の特徴
- 転職で年収をアップさせるために必要なこと

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。
転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
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世間では転職で年収がアップする可能性はあまり高くないとされています。
しかし、薬剤師の場合は状況が大きく異なります。
薬剤師が転職すると年収がアップする可能性は極めて高く、5つの特徴のうち一つでも当てはまっていればほぼ確実に年収がアップします。
転職で年収がアップする薬剤師の特徴
薬剤師と関係の無いいわゆる一般社会では、転職をしても年収は上がりにくいとされています。
転職をしても年収が上がりにくい理由は、終身雇用制度の存在です。
終身雇用制度ってすごく良いものなのでは?と思う方もいるでしょう。
日本の正社員の身分は労働基準法で強く守られており、会社は従業員を簡単に解雇できない仕組みになっています。
そのため、実績に乏しい若手に給料を多く払うという事をしません。
会社は実績を上げていない人に高い給料を支払うリスクは取れません。もしこの人がこのまま将来も実績を上げることができなくても、それを理由に解雇できないからです。
逆に、アメリカのように簡単に解雇できる国であれば、若手にも多額の給料を支払います。
そのかわりに、成果が出せないとすぐにクビになってしまいますが。
どちらが良いシステムなのかの賛否はありますが、この日本においては労働基準法が変わらない限り従業員を解雇しづらい状況というのは変わりません。
ですから、転職で中途採用した人に給料を多く払うという事は基本的にはないのです。
しかし、薬剤師の業界はちょっと状況が異なります。
労働基準法は同じですから、薬剤師業界であっても従業員を解雇しづらいのは世間一般と変わりません。
違うのは、薬剤師は国家資格であるということ。
そして薬剤師がまだ不足しているということ。
調剤をするにも、第一類医薬品を販売するにも薬剤師が必要です。
医薬品の製造や管理にも薬剤師が必要です。
薬剤師が必要だという需要が供給を上回っている状態であれば、転職で年収アップが十分期待できるのです。
とにかく薬剤師が必要、今すぐに薬剤師を採用したいという薬局は、相場より高い年収を提示して薬剤師を採用しようという力が働きますので大チャンスです。
せっかく薬剤師になったのですから、遠慮なんかせず、もっと強気に年収アップを目指しても良いと思うのですが、いかがでしょうか。
こんな薬剤師が転職したら年収アップ間違いなし!【5つの特徴】
- 現在の年収が相場よりも低い(年収500万円未満)
- 都会の薬局で働いている
- 病院薬剤師である
- 管理薬剤師経験あり
- 1人薬剤師で勤務している
現在の年収が相場よりも低い(年収500万円未満)
今あなたの年収が500万円未満だったら、転職で年収がアップする可能性は極めて高いといえるでしょう。
調剤経験があって調剤の通常業務ができるなら間違いありません。
年収の相場より安い賃金で働かされていませんか?
都会の薬局で働いている
都会の薬局で働いている薬剤師は年収アップの大チャンスです。
都会の薬局から地方の薬局に転職をすると、それだけで簡単に年収がアップします。
薬剤師の年収は薬剤師が不足している地域が高く、充足している地域は低いという特徴があります。
薬科大が存在していない地方の薬局では薬剤師の採用が困難を極めており、相場より高い年収が提示されていることもすくなくありません。
都会での生活に疲れた。地方で働いてみるのも良いかもという薬剤師はぜひ地方への転職をおススメします。
また、地方なら借り上げ社宅付の求人がかなり多いです。家賃の支払い額が大幅に軽減されますので、手元に残る金額はさらに多くなるでしょう。
病院薬剤師である
残念ながら一般的に病院薬剤師の年収は他の職種に比べて低いと言われています。
高度な治療法やチーム医療への参画など、病院でなければ学べないこともたくさんあるのは事実です。
ですが、年収という点のみで比較するとやはり低いと言わざるを得ません。
薬剤師が病院から調剤薬局やドラッグストアへ転職をすればほぼ確実に年収がアップするはずです。
管理薬剤師経験あり
管理薬剤師経験がある薬剤師を必要としている薬局がたくさんあります。
一般薬剤師は集まるが、管理薬剤師ができる人材がなかなか集まらないという声をよく聞きます。
今は事情があって管理薬剤師をやっていないが、過去にやっていたという方はぜひ管理薬剤師として転職してみてはいかがでしょうか。
今の年収から大幅アップすることは間違いないでしょう。
1人薬剤師で勤務している
薬局内に薬剤師は自分ひとり。
いわゆる1人薬剤師の薬局で働いているあなたは経験も知識も豊富でしょう。
1人で様々なことをこなせる人材はどの企業にとっても欲しい人材と言えます。
1人でテキパキと判断して動ける薬剤師が転職をすれば、高額な年収を提示されることでしょう。
このまま働き続けるともったいない!あなたは大丈夫?
こんな薬剤師が転職したら年収アップ間違いなし!の5つの特徴を挙げましたが、あなたはいくつ当てはまったでしょうか。
1つでも当てはまった方。
このまま働き続けると、本当にもったいないことになるかもしれません。
2つ以上に当てはまった方。
すでにもったいないことになっているかも!
あなたの年齢が30歳だとして、転職で年収が50万円アップすると、定年までの30年間で1,500万円もの生涯賃金が増えるという事です。
100万円アップしたら、3,000万円も生涯賃金が増えるということです。
それでもまだ、今の職場で働き続けますか?
会社に安く使われてしまってはいませんか?
給料変わらないのに仕事量が増えていませんか?
給料変わらないのに責任だけ重くなっていませんか?
給料変わらないのに労働時間が増えていませんか?
給料変わらないのに勤務日数が増えていませんか?
仕事は変わらないのに年収ダウンしていませんか?
あなたは今の会社に安く使われてしまっていませんか?
文句も言わずに働いていると、会社は「この人は満足しているのだな」と考えるだけです。
このまま今の職場で働き続けていて、本当に大丈夫ですか?
優秀な転職コンサルタントを付けて年収をアップさせたい薬剤師向け
転職はまだ考えていなくても、地域の薬剤師の年収相場を教えてもらうことからだけでも大丈夫。

薬剤師免許を持つあなたが会社(薬局・ドラッグストア)や病院に安い賃金でこき使われていないかが心配です。
転職で年収をアップさせるために必要なこと
- あなたの強みを正確に具体的に相手に伝える(給与交渉)
- 優秀な転職コンサルタント・エージェントについてもらう
あなたの強みを正確に具体的に相手に伝える(給与交渉)
『薬剤師としてはまだまだ未熟です。自信はありませんが皆さんについていけるように頑張ります。』などと言ってしまう薬剤師に高い年収を提示する薬局はないでしょう。
転職初日の挨拶としては良いのかもしれませんが、給与交渉でこれを言ってしまったらもうアウトです。
あなたの実績、強みを具体的にアピールしましょう。
前職で何をしたか、何に取り組んでいたか、こんな資格を活用して●●をした。
そして、この会社で何をするか、何ができるかを提示しましょう。
知り合いの先生がいるので、在宅の処方を取ってきます
今年中には○○を●●をします
具体的に実績とこれからやることを提示したあとに、そのあとに希望年収を伝えましょう。
希望年収は高めに。そうしないと安くたたかれてしまいます。
こういう交渉事は苦手だと思う薬剤師も多いことでしょう。
薬剤師転職サイトのコンサルタントがこの給与交渉のサポートをしてくれます。
自分一人で交渉するわけではありませんので安心してください。
優秀な転職コンサルタント・エージェントについてもらう
結局、転職で年収を確実にアップさせるには、優秀な転職コンサルタント・エージェントについてもらうことが一番重要です。
そして優秀な転職コンサルタントに高年収が可能な薬剤師求人を探してもらいます。
今住んでいる地域に高年収の求人が無い場合には、薬剤師が不足している地域へ転職することも視野に入れましょう。
そして、優秀な転職コンサルタントと相談しながら、戦略を練ります。
あなたの強みをアピールするための、職務経歴書をしっかりとまとめ上げていく。
そして交渉により、有利な条件を勝ち取ってもらいます。
面接対策もしておけば採用間違い無しで安心です。
これら一つ一つの積み重ねが高年収を引き出すための強力な武器となるのです。
会社に安く使われているなと思ったことは一度くらいはありますよね。
会社に不満がありますよね。
他の薬局をもっと見ても良いのですよ。
優秀な転職コンサルタントを付けて年収をアップさせたい薬剤師向け