【1人薬剤師は過誤が怖い・監査が不安で辛い】ドラッグストアは要注意!
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曜日によって1人薬剤師となってしまう薬剤師

調剤併設のドラッグストアなのですが、曜日によっては1人薬剤師です。

午後はパートさんが帰ってしまうので毎日1人薬剤師になります。

処方せん枚数が少ないとはいえ事務無しでの1人薬剤師は辛いです。

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1人薬剤師の時間帯がある新人薬剤師

私は新人の薬剤師です。薬局に配属されたばかりなのですが、薬剤師が私1人になってしまう時間帯があるのです。

規模が小さい薬局だし、休みを取る関係上仕方のない事なのかもしれません。

でも新人1人で薬局を任せるなんて普通のことなのでしょうか?

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このような薬剤師の不安に答えていきます。

 本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。

  • 1人薬剤師になりやすい薬局の特徴
  • 1人薬剤師になってしまったらどうすればよいか
  • 1人薬剤師を辞めたいと思ったら
自己紹介

pharma_di(ファマディー)
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。

転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
詳しい自己紹介

1人薬剤師は大変です。

私も経験がありますが、今でさえ1人薬剤師業務をやるのは不安です。

新人薬剤師でも1人の時間帯があるとのこと。それは本当に不安ですね。

患者さんが全く来ないのが確定しているなら良いのかもしれませんが、新人薬剤師を1人にする時間帯がある薬局はちょっと信じられません。

私なら1人にさせる時間帯をゼロにします。何が起きるかわかりませんから。

間違いなく言えることは、

新人薬剤師を1人薬剤師にするのはあり得ない

ということです。

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その薬局はおかしいと言わざるを得ませんね。

今回は、1人薬剤師になった時にはどうすれば良いかできる限りの解決策を挙げてみたいと思います。

1人薬剤師とは

1人薬剤師とは、『薬局内もしくは調剤室内に薬剤師が自分1人だけになること』です。

例えば自分を含めて2人の薬剤師がいて、1人が休憩に入っている間の時間帯も1人薬剤師と言えます。

仮に、事務さんが3人いて薬剤師が自分だけの場合でも1人薬剤師です。

そして、1人薬剤師の上位互換が『事務無し1人薬剤師』です。

事務無し1人薬剤師とは、文字通り事務無しで薬局内に自分だけしかいないという状況のことを言います。

1人薬剤師の中でも最も辛くて怖いのがこの事務無し1人薬剤師です。

1人薬剤師のデメリット

1人薬剤師はデメリットばかりです。

1人薬剤師のデメリット

  • 調剤過誤に対する不安
  • 休憩時間が取りづらい
  • 混雑したら対応できない
  • イレギュラーな事が起きたら対応できない

調剤過誤に対する不安

1人薬剤師は調剤過誤に対する不安が常に付きまといます。

どんなに気を付けていたとしても人間ですから間違えてしまうことだってあるでしょう。

調剤者と鑑査者が別の薬剤師なら気づけたミスも1人だと気づけないという事はよくあることです。

休憩時間が取りづらい

1人薬剤師だと休憩時間が取りづらいのは確実です。

クリニックの様に昼の時間も閉めてしまう薬局ならよいのですが、通しで開局している薬局で1人薬局だと昼休憩に入るのは難しいでしょう。

休憩に入ろうと思ったら患者さんが来る。

調剤をする。

終わってお昼に入ろうと思ったら患者さんが来る。

これではいつまで経っても休憩できません。

混雑したら対応できない

例えば1人薬剤師の時に3人同時に患者さんが来たらどうでしょうか。

もうそれだけで不安になりますよね。

1人薬剤師だとどう頑張っても1人ずつしか対応できませんから、混雑したら対応不可能です。

イレギュラーな事が起きたら対応できない

例えば調剤過誤が起きてしまったら1人で対処できるでしょうか。

通常業務に加えて、間違えた薬の回収や医師への報告など過誤への対応も必要です。

他にも、疑義照会が必要な時、薬の在庫が無い時も1人薬剤師だと大変です。

1人薬剤師の薬局に在宅の依頼がきても断らざるを得ません。

このように1人薬剤師にはデメリットが多すぎるのです。

1人薬剤師のメリットを挙げるとするとこんな感じでしょうか。

ちょっと無理やりな気もしますが。

1人薬剤師のメリット

  • なんでも自分でやらなくてはいけないのでスキルアップにつながる
  • 人間関係の問題が起きない

1人薬剤師だと給料がアップすると書いてあるサイトがありますが、1人薬剤師だからと言って給料が上がるわけではありません。

給料がアップするのは1人薬剤師かつ管理薬剤師になった場合です。

1人薬剤師になりやすい薬局の特徴

1人薬剤師になりやすい薬局の特徴は以下の通りです。

1人薬剤師になりやすい薬局の特徴

  • 1日の処方せん枚数が少ない薬局
  • 薬剤師不足の薬局
  • 利益重視&1人薬剤師の怖さを知らない上司がいる薬局

1日の処方箋枚数が少ない薬局

1日の処方箋枚数が少ない薬局は1人薬剤師になりがちです。

処方箋単価にもよりますが、少なくとも1日30枚以上の処方箋を受け付けないと薬剤師を2人にするのは経営的に厳しいでしょう。

特に門前医療機関のない面処方薬局や、調剤併設のドラッグストアでは1人薬剤師になる可能性が高いと言えます。

思うように処方せん枚数が伸びない調剤併設のドラッグストアでは、事務無し1人薬剤師のところもあります。

調剤併設のドラッグストアに就職・転職をする場合には、1人薬剤師になる可能性についてしっかりと確認をしておきましょう。

また、1人薬剤師の求人には「自分で自由に仕事ができます」といったメリットしか書かれていません。

1人薬剤師だからと言って年収が高くなるわけではありませんので、1人薬剤師の求人への応募はおすすめしません。

薬剤師不足の薬局

社内全体で薬剤師が不足している薬局はギリギリの薬剤師数で回しているため、1人薬剤師になりやすい状況が続きます。

他薬局への支援(ヘルプ)が常態化している薬局は薬剤師不足と言えます。

薬剤師を採用する意欲が無いのか、薬剤師を採用できないのかわかりませんが状況をすぐ改善するのは難しそうです。

利益重視&1人薬剤師の怖さを知らない上司がいる薬局

一番厄介なのがこれです。

上司が利益を最重視している。そして1人薬剤師の怖さを知らない上司。

その上司が非薬剤師だったら目も当てられません。

この場合は何を言っても聞く耳を持ってはくれないでしょうから、そおっとその薬局から去るのが一番です。

1人薬剤師になってしまったらどうすればよいか

では、すでに1人薬剤師になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。

薬剤師を2人にする
1人薬剤師でも大丈夫な状態にする

この2つしか選択肢はありません。

薬剤師を2人にする

薬剤師を2人にすると言ってもそんな権限は無いという声が聞こえてきそうです。

もう1人薬剤師を増やすとっておきの方法があります。

それは処方箋枚数を増やすこと。

先程書いたように少なくても1日の処方箋枚数を30枚以上まで持って行きます。

40枚を超える日があるとベストです。

このくらいまで1日の処方箋枚数が増えれば、処方箋枚数制限がありますのでさすがに会社も動かざるを得ないでしょう。

では1日の処方箋枚数を増やすにはどうすればよいか。

それは別の記事にまとめてありますのでこちらをご覧ください。

1人薬剤師でも大丈夫な状態にする

1人薬剤師でも大丈夫な状態になんてならないよと思うかもしれません。

でも何かしらの策を打っておかないと本当にまずいことになります。

 1人薬剤師でも大丈夫な状態にする方法

  • とにかく落ち着く
  • 自分の知識を蓄える
  • 混雑してきたら時間がかかることを予め伝える
  • 機械化する
  • 本社窓口や近隣薬局など、誰かに相談できる状況を作っておく
  • 事務さんの戦力化
  • 大変な点やヒヤリハット事例を常に記録し、薬局開設者宛に文書で送付する

これは1人薬剤師でなくてもやっておくべき施策ですね。でもこういった基本的なことの積み重ねが大切なのです。

1人薬剤師を辞めたいと思ったら

それでももう1人薬剤師はやりたくない。もう辞めたいと考えているのでしたら、1人薬剤師になりにくい薬局への異動か転職をおすすめします。

先程の、1人薬剤師になりやすい薬局の特徴の反対の薬局を選びましょう。

1日の処方せん枚数が少ない薬局ではなく、ある程度規模の大きい薬局なら常に薬剤師が複数名いる状況のはずです。

薬剤師不足の薬局ではなく、薬剤師を多めに配置する考え方の薬局です。

利益重視&1人薬剤師の怖さを知らない上司がいる薬局ではなく、利益よりも安全性を最重要視する薬局です。

こういった薬局を異動先、転職先にすれば1人薬剤師になることは無いでしょう。

まとめ

  1. 1人薬剤師のデメリットは大きすぎる
  2. 1人薬剤師からの解放は処方箋枚数を増やして薬剤師を2人にしてもらうか1人でも大丈夫になるかの2択
  3. 1人薬剤師は辛くて辞めたいと思ったら、1人薬剤師になりにくい薬局への異動か転職を