【病院薬剤師から薬局へ転職】転職するメリットと理想の薬局の探し方
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薬局に転職しようか悩んでいる病院薬剤師

病院薬剤師3年目です。調剤や病棟など、一通りの業務を経験しました。

やりがいはあるのですが、夜勤は大変ですし、給料が安いです。

薬局への転職を考えているのですがちょっと不安です。

病院から薬局に転職するのって実際どうなんでしょうか?

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このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • 病院から薬局に転職した薬剤師が感じること(不安・戸惑い)
  • 病院から薬局に転職をするメリット
  • 病院からの転職に失敗しない薬局の選び方
自己紹介

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私は転職経験2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師です。
1回目は転職大失敗。2回目の転職活動では薬剤師転職サイトのコンサルタントの方に大変お世話になりました。そのおかげで転職に成功し、転職1年目の年収は600万円超。現在の年収は880万円です。⇒薬剤師になってからの年収推移公開

薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。自らの体験談を基にしてこの記事を書いています。

結論
病院から薬局に転職した薬剤師のほぼ全員が年収アップに成功しています。転職しようかどうか悩むと思いますが、まずは薬局探しの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
転職するかどうかはそれから決めても遅くはありません。
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薬局で実習はしたけれど、いざ薬局に転職するとなるといろいろ不安があると思います。

私は病院で働いた経験はありませんが、多くの病院から転職してきた薬剤師と今まで仕事を一緒にしてきました。

今の薬局でも2名の薬剤師は病院からの転職組です。

病院薬剤師3年目で転職を考える人が多いそうです。読んでくれているあなたもそのくらいの世代でしょうか。

他にもいろいろ話を聞いてみましたのでまとめてみますね。

調剤薬局から病院への転職を考えている薬剤師はこちらをご覧ください。

病院から薬局に転職した薬剤師が感じたこと

カルテを見られないので疾患名や検査値がわからない

『病院薬剤師の時にはカルテを見ることが当たり前だったが、薬局ではそれができないのが不安。』


『薬局では処方箋とお薬手帳、薬歴と患者インタビューの中から情報を得るしかないので最初はものすごく戸惑った。』

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処方せんに疾患名は書いてありませんので、何のための処方なのかを推測するしかありません。病院と薬局で一番大きな違いの一つですね。

最近では、病薬連携で検査値などの一部データの共有が始まりましたのでこの不安は解消されつつありますので安心してください。

待ち時間に対する概念が全く変わった

『病棟業務に携わっていたときは待ち時間なんて考えていなかったが、薬局では待ち時間を気にしなくてはいけない。その点に戸惑った。』


『院内の薬局では待ち時間の事は気にしたことが無かった。薬局ではガラス越しに患者さんが待っていて混んでくるとプレッシャーに感じる。』

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病院でも待たされてさらに薬局でも待たせるのか!と言われることもたまにはあります。

調剤予約や薬が準備できたら通知可能なアプリの導入や事前に待ち時間の目安をお伝えするなどの対応で待ち時間のクレームを減らすことは充分可能ですから大丈夫です。

使用している調剤機器が違うので慣れるまで大変だった

『病院で使用している調剤機器と薬局で使用している調剤機器が全く異なり、メーカーも違うので慣れるまでが大変だった。』


『Vマスの分包機を使ったのは薬局実習で少し触った程度。使うのはそれ以来ということで最初は苦労していました。』

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調剤機器の違いについては仕方ない部分かもしれません。

薬局でもレセコンと連動して一包化や水剤分注機、散剤分包機が稼働します。大きな薬局では全自動PTPシート払出機が導入されています。


調剤の機械化がここ数年でものすごく進んでいます。薬剤師が調剤にとりかかる時間は年々減少していますので安心してください。


Vマスの分包機の操作もすぐ慣れます。

保険薬剤師となり、病院ではやらなかった請求業務もやるようになったこと

『病院の中で働いていたときには請求業務は専門の人がやっていた。薬局では調剤報酬とか請求とかいろいろ覚えること多くて最初は大変だった』


『病棟でも管理指導料の目標はあったが、今では調剤毎に算定や加算など考えなくてはいけないので漏れないようにするのが大変』

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薬局では、服薬指導後にどの点数を算定するかを薬剤師がチェックをすることで薬代が確定します。保険や調剤報酬の知識が必要です。

保険薬剤師に登録をすると、調剤報酬については知っていて当然と見なされます。算定要件や疑義解釈についてもしっかり学ぶ必要がありますが安心してください。


薬局には関連する書籍もありますし、事務さんに聞くことも可能です。引っ掛かる点はどの薬剤師も同じですからみんなすぐに理解できます。

お金を扱う

『病院では一度もやらなかったレジ操作を薬局ではやるので最初はどうしてよいかわからなかった。』

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薬局では薬剤師もレジを打ちますし、お金のやりとりも行います。病院では医事課が会計をしますから薬剤師はお金を触ることはありませんね。

最近増えてきた全自動のレジではおつり間違いはまず起こりません。


薬局は銀行ではありませんので、1円単位まで合わないと帰れないなどということは一切ありませんので大丈夫です。

一般用医薬品の取り扱い

『薬局で初めて一般用医薬品の販売を行った。医師の診察を受けていない方への対応も学ばなければいけないと思った。』

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病院とは違い、薬局には医師の診察を受けていない患者さんもいらっしゃいます。セルフメディケーションの知識も必要です。

ドラッグストアとは違い、薬局で販売している一般用医薬品の種類はそれほど多くありません。成分を見れば効能はすぐにわかります。


一般用医薬品で様子をみるべきか、受診勧奨が必要かの判断は大切になってきます。そこが地域の方々への薬剤師の貢献ポイントです。

採用薬など関係ない・無駄に多い

『病院では薬審で採用品が決められて、その中の薬しか使わない。薬局では採用品など関係なく急に薬が増える。同じ成分の薬が複数ある。』

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薬局だとノルバスクとアムロジンに加えて、複数メーカーの後発品の在庫があることも普通です。

薬局にもよりますが、多くの医療機関の処方せんを受け付けていると扱う薬の数は膨大です。


それが知識の増加とやりがいにつながります。

注射や点滴を扱うことが減った

『病棟では注射や点滴を多く取り扱っていたが、薬局で注射や点滴を扱う機会が少なくなった。』

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病院では様々な注射剤や輸液を扱うと思いますが、薬局で注射というとインスリンやGLP-1受容体作動薬、抗リウマチ薬などに限られているところがほとんどです。

最近では院外処方が可能な注射液の種類が増加しています。


うちの薬局でもインスリンに加えて、ノルディトロピンS注、ヒュミラ皮下注、フォルテオ皮下注、エピペン注射液、ソルデム3A、ソリターT、レパーサ皮下注ペン、ベンリスタ皮下注シリンジ、フィラジル皮下注シリンジ、デュピクセント皮下注シリンジ、ガスター注射液など多くの注射剤や輸液を扱っています。


在宅医療に携わっている薬局なら点滴、輸液、注射剤を調剤する機会も多いですし、病院薬剤師の時の知識が大変役立ちます。

仕事で関わる人の数が減った

『病院の時には医師や看護師など多くの人と働いていたが、薬局だと決まったメンバーの数人だけ。』

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一緒に仕事をする人数の違いも戸惑うポイントの一つですね。

少人数で働く薬局では人間関係が濃くなるので、それが問題になることもあります。


薬局の薬剤師が転職をする理由で最も多いのが人間関係の問題によるものです。


人間関係が良い薬局なのか悪い薬局なのかの判断は充分可能ですから、その点は安心してください。

患者さんとの付き合いが長期間となる

『病院にいるときは入院中の短期間だけしか見ることができなかったが、薬局だと数年単位の長期間携わることができる』

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月に1回程度しか会いませんが長い人だと十年以上の付き合いとなります。

一人の方に長期間にわたって薬のことで役に立てるのは薬剤師にとって大変うれしいことです。

病院から薬局に転職するメリット

病院での知識を活かせる

病院での知識を薬局でももちろん活かせます。


上にも書きましたが在宅医療に出ていくと病院での知識が本当に役に立ちます。

給料がアップする

給料はほぼ確実に上がります。


役職についていない若手の病院薬剤師が薬局に転職すれば年収アップの可能性はほぼ100%です。

休みが増える

休みは基本的に増えます。


一部の薬局を除き、完全週休二日制です。

夜勤をしなくて良い

ごく一部の24時間営業の薬局を除いて、薬局で夜勤をすることはありません。

病院からの転職に失敗しない薬局の選び方

同じ会社の薬局であっても中身は全く違う


薬局見学は必須


そのあとに転職するかしないかを決めれば良い

病院から薬局に転職するなら押さえておきたいポイントです。

「薬局なんてどこもだいたい同じでしょ?」と考えていると転職に失敗します。


「どの会社の薬局にしようかな~」と考えていても失敗します。

薬局と言っても中身はそれぞれ全く違います。

定時で帰れる薬局もあれば、毎日残業の薬局もあります。


土日休みの薬局もあれば、平日休みの薬局もあります。


在宅医療をしている薬局もあれば、在宅をやっていない薬局もあります。


薬剤師が女性ばかりの薬局もあれば、男性の方が多い薬局もあります。


隣りのクリニックの処方だけ受け付けている薬局もあれば、多数の医療機関の処方せんを受け付ける薬局もあります。

同じ会社の薬局だからどこも同じということはありません。

あなたはどのような薬局で働きたいですか?

薬局はレベルが低そうと思う薬剤師もいるかもしれません。


確かに薬剤師個人として知識に差があるのは間違いありません。


病院はレベルが高いとか薬局はレベルが低いとかの問題ではなく、そもそも病院薬剤師と薬局薬剤師では求められている役割が違います。


患者宅に行ったことがない病院薬剤師が普通であるように、注射剤の混合をしたことがない薬局薬剤師も普通です。


何ができる、できないではなく、そもそも求められる役割が違うのですから比較すること自体が無意味なのかもしれません。


病院から薬局への転職は最初は戸惑う部分もあると思いますが、患者さんに対してするべきことは同じです。


求められる役割をしっかり認識し、必要とされる薬剤師になりましょう。

レベルの低い薬局の除外方法をひとつ。今働いている病院の近くの薬局に転職を考えているなら、疑義照会のレベルで判断可能です。


薬局からの疑義照会は薬剤部が窓口になることもあると思います。


薬局毎に疑義照会内容を比べてみてください。


中にはどうしてこんなことを聞いてくるのかというような理解に苦しむ疑義照会をしてくる薬局もあると思います。


転職先から除外できるようにレベルの低い薬局をリストアップしておきましょう。


近隣の薬局への転職を検討しているのであれば、疑義照会の内容をよくチェックしてみて下さい。

理想の薬局を探し出すには、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリなどの薬剤師専任の転職コンサルタントの力を借りることが近道です。


転職サポートはすべて無料です。


まとめ

  1. どこの会社かで判断するのではなくどこの薬局かで判断する
  2. 薬局見学は必須
  3. 薬剤師転職サイトのコンサルタントに無料でサポートしてもらう

 病院から薬局への転職に強い薬剤師転職サイト

病院薬剤師のあなたが薬局へ転職しようかどうか迷っていると思いますが、その不安は少しは取り除けたでしょうか。

病院から薬局に転職することで、給料が増える休みが増える夜勤が無くなる

この3つは勝ち取ったも同然です。

想像してみてください。


この3つを得たらどのような気持ちになるでしょうか。


夜勤で生活リズムを崩すことがなくなります。あの夜の不安から解消されます。


さらに休みもしっかりとれて給料も増える・・・。


あなたなら何をしたいですか?


仕事もプライベートも充実しそうですね。

うちの病院は年度末でしか辞められないから今から転職活動をしても仕方ないと思うかもしれません。


年度末に近くなってから転職活動をしても間に合いません。


同じことを考えている病院薬剤師よりも一歩先に出て好条件の薬局求人を先取りしましょう。

 調剤薬局への転職に強い転職サイト・転職エージェント4選

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