

転職を考えている2年目の薬剤師
薬剤師2年目なんですけどもう転職したいです。
別のところで1年目の転職はやめておいた方が良いと言われていたので我慢していました。
2年目の転職なら大丈夫なんですよね?

私は薬剤師3年目なのですが、転職を成功させたいです。

このような薬剤師の疑問に答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 薬剤師2年目・薬剤師3年目の転職を成功させるのに必要な3つのこと
- 薬剤師2年目・薬剤師3年目の転職は全く問題ない理由
- 薬剤師2年目・薬剤師3年目がとるべき転職方法
薬剤師2年目・薬剤師3年目の転職を成功させるのに必要な3つのこと
- 転職理由に注意する
- 条件を妥協しないで探す
- 長く働けるところを探す
転職理由に注意する
一年目に転職をするのは良くないからと二年目まで頑張った方。さぞ大変だったことでしょう。
薬剤師が一年目で転職しても問題ない?不利になるから我慢すべき?にも書きましたが、1年目の転職でも問題なかったのです。
新卒薬剤師(薬剤師一年目)で転職を考えている薬剤師向けの記事です。新卒薬剤師が一年目で転職しても問題ない理由、一年目で転職するときに注意すべき点をまとめました。ぜひご覧ください。

えっ!そうだったんですかー。我慢して仕事していたのに・・・

でもがっかりしなくて大丈夫。
転職しようと思ってから1年間我慢したということが、すでにあなたにとってプラスになっているのです。
我慢したということを面接でしっかりとアピールしていきましょう。
薬剤師の中途採用面接で面接官の私が必ず質問する7つの項目で書いたように、転職理由は面接で絶対に質問します。
転職理由の本音はどうあれ、転職理由の伝え方によって面接官への印象が大きく変わってきますので注意してください。薬剤師が転職を考えるきっかけとなった理由とそれを聞いた面接官が思ったことにも書きましたが、後ろ向きの転職理由はなるべく言わないほうが良いでしょう。
仮に本当の転職理由が後ろ向きなものであってもです。
面接官だって薬剤師なのですから、薬剤師が持つ不満など大抵のことはお見通し。
例えば面接で次のような転職理由を伝えたら相手はどう思うでしょうか。
- 昇給額が雀の涙程度で・・・
- ボーナスが安くて・・・
- 資格取得のための補助が出ません・・・
- 今の薬局ではこれ以上成長できないと思い・・・
実際に私が面接をしたときに聞いた転職の理由です。
2年目・3年目の若手薬剤師が面接で転職の理由をこのように言ったら。
まだ若手なのに何を言っているの??と確実に思われてしまいます。
例えば2年目の薬剤師が大きな昇給をするわけがないですし、ボーナスだって多くもらえなくて当たりまえでしょう。
会社に収益上貢献してから額が増えていくのです。上がっていくのはこれからです。
資格取得なんて自分の給料から出すもの。もちろん会社によっては補助が出ますが。
今の薬局ではこれ以上成長できないというのも意味がわかりません。薬局のせいではなく薬剤師自身のせいですね。
というわけで転職理由は大事。
面接では前向きな転職理由に言い換えて伝えましょう。

後ろ向きの転職理由を前向きにどう言い換えてくるか。面接官はそこを見ているのです。
条件を妥協しないで探す
薬局やドラッグストアで働く薬剤師にとって、「就職活動」と「転職活動」の一番の違いは何でしょうか。
就職は「会社に」
転職は「薬局・店舗に」
です。
就職活動では株式会社○○と○○ホールディングスと○○薬局というように会社を比較しましたね。
そして、入社を決めた時にはどこの薬局に配属されるかわからなかったでしょう。
転職活動では、○○薬局の△△店というように薬局単位で比較します。
どこの薬局で働くかを自分で選ぶのです。(もちろん、転職後に異動することはあります)
この点が一番大きな違いです。
同じ会社でも薬局によって全然違うことはすでにご存知のことと思います。
例えば開局時間、休日、人間関係、処方せんの枚数、在宅の有無、患者層、立地、設備、薬局ローカルルール・・・などなど。
新人薬剤師にとって良い薬局に配属されるか変な薬局に配属されるかは運次第でしたが、転職では違います。
自分の意志でどの薬局で働くかを決めるのが転職です。
そのためにも自分が次の職場に望む条件をしっかりと固めて、妥協せずにしっかりと転職先を探しましょう。
【薬剤師向け】転職希望条件の決め方│転職前の確認事項チェックリストをお読みいただければ、どういった条件について固めておけば良いかがわかると思います。
長く働けるところを探す
薬剤師2年目・薬剤師3年目で転職をするのですから、次は長く働き続けることができる薬局を探さなくてはなりません。
次の薬局がまた思っていたのと違っていたとしたら、また転職活動です。
なぜ薬剤師は転職を繰り返すのか?理由と薬剤師の特徴3つで書いたように、短期間で転職を繰り返す薬剤師であると思われてしまうリスクがあります。
採用されづらくなってしまいますので気を付けましょう。
そのためにも、長く働きつづけることができる薬局を探してください。
長く働き続けることができる薬局とはどういうところか。
長く働き続けることができる薬局の条件
- 昇進の可能性がある
- 結婚、出産後も復帰しやすい
- 知識を増やして活かせる環境
- キャリアプランが複数用意されている
薬剤師のキャリアパス・キャリアプランとは。転職するならキャリアマップを見よ。にまとめましたが、定年まで調剤をやり続けるのが不安な薬剤師にとって、キャリアプランの選択肢が多いほうが魅力的でしょう。
将来性のある薬局かどうかを見極める7つのポイントに書いたように、先を見据えた転職活動をしていきましょう。
薬剤師2年目・薬剤師3年目の転職は全く問題ない理由
- 薬剤師2年目・3年目に転職を考える薬剤師は多い
- 2年目・3年目の薬剤師は採用されやすい
2年目・3年目で転職をすることは全く問題ありません。
この時期に転職をしようと考える薬剤師はかなり多いです。私も薬剤師二年目での転職でした。
薬剤師2年目・3年目で転職を考える人が多い理由
- 一年目はとにかく仕事を覚えるのに必死だった
- 二年目以降は一通り仕事ができるようになっていろいろ考える余裕が出てきた
- 他の薬局との違いが見えてきた
- 昇給額。ボーナスの額にがっかりした
- うちの薬局のおかしい所に気づくようになった
- 大学の時の友達と話すうちに比べるようになった
- このままでよいのかという漠然とした不安や焦りが出てきた
- 新人が入ってこないのでずっと下っ端
このような理由で、薬剤師2年目・薬剤師3年目は転職を考える人が多いのです。
そして、採用する側の意見ですが2年目・3年目の薬剤師は積極的に採用しに行きます。
2年目・3年目の薬剤師が採用されやすい理由
- 1年目の基礎研修は受講済みですでに一定の経験がある
- 若いのでこれからさらに伸びていける
- 就職の失敗は誰しも起こりうるので、1回目の転職なら気にしない
なので薬剤師2年目・3年目の転職は全く問題ありません。
少なくとも3年は同じ会社でがんばりましょうと書いているサイトもありますが、私から言わせると意味不明です。
薬剤師2年目・3年目がとるべき正しい転職方法
薬剤師が転職を成功させるために絶対に踏むべき正しい手順(流れ)の通りに転職活動をしていただければ基本的には問題ありません。
薬局にとって、2年目・3年目の薬剤師が辞められると正直かなり痛いので、おそらく優秀なあなたを逃さないように引き留められることでしょう。
退職交渉が必要となることも想定して転職活動をしてください。
今いる薬局からすんなり辞めるために守るべき退職交渉の7つのポイントをまとめました。引き留め工作を避けて退職交渉をスムーズに進めるために必須の項目です。
社会人として、迷惑をかけないように転職をすることも大切です。
そして先に書いたように、長く働けるところで自分の希望条件にしっかり合致したところへ転職しましょう。
そのためには、求人が出ている薬局の情報収集が必要です。webサイトに書かれているような表面的な情報ではあまり役に立ちません。
薬剤師転職サイトの転職コンサルタントに頼んでただでやってもらうのがおすすめです。私は薬剤師2年目の転職(1回目)の時は自力で薬局探し行ったために大失敗をしました。
明らかな情報不足でした。
2回目の転職の際には絶対に失敗できなかったので、薬剤師転職サイトを利用しました。
転職に失敗すると本当に大変です。大変だった転職活動が終わったと思ったらまた次を考えないといけない・・・。
薬剤師2年目・3年目の皆さんには転職に失敗をして欲しくありません。
もし転職を考えているのであれば転職先の情報収集はプロに任せましょう。
薬剤師2年目・3年目で転職するならこの薬剤師転職サイトのコンサルタントに頼めば大丈夫です
というわけで、薬剤師2年目・3年目の転職は全く問題ありません。
採用されやすい年代ですから心配することはありません。
ただし、面接では転職理由の伝え方に注意しましょう。
そして希望条件に合致し、かつ長く働きつづけることができる薬局を妥協せずに探してください。
そのためにも薬剤師転職サイトのコンサルタントを有効活用しましょう。もちろん費用はかかりません。
これらのポイントに注意していただければ薬剤師2年目・3年目の転職は確実に成功します。
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