薬剤師が転職をしてがっかりしたこと【失って初めて気づく大切さ】
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転職してがっかりしたくない薬剤師

転職した薬剤師に、がっかりしたことを聞いてみたいです。

自分が転職をするときに参考になると思って。

pharma

このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • 薬剤師が転職をしてがっかりしたこと
  • 失って初めて気づく大切さ
  • 転職でがっかりしないために
自己紹介

pharma_di(ファマディー)
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。

転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
詳しい自己紹介

結論
今の会社(職場)にあるものや得られているものを当たり前だと思ってはいけません。それが、転職先にもあるとは限らないからです。

薬剤師が転職をしてがっかりしたこと

転職前の職場にあるものが転職先にも同じようにあるとは限りません。


今あるものが、実は当たり前ではないことってたくさんあります。


失って初めて大切さに気付くことの無いよう、薬剤師が転職をしたときにどんなことにがっかりしたのかを知っておくことは大切です。


一つずつ見ていきましょう。

職場の人間関係

前の職場では、薬剤師も事務も上司も協力して仕事をしていた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では人間関係が最悪だった。


常にギスギスした中で仕事をしているので、精神的に疲れる。


何がそんなに気に食わないのでしょうか。


有給休暇

前の職場では全部は消化できないとしても、年間に何日かは有給休暇を取得できていた。


それが当たり前だと思っていたら、転職先では全く取得できなかったし、会社としても取得を奨励していなかった。

認定薬剤師などの資格取得補助

前の職場では、認定薬剤師などの資格取得に補助金が出た。


それが当たり前だと思っていたら、転職先にはそんな制度は全然無くて、全て自己負担だった。

社内研修・勉強会

前の職場では、社内研修や勉強会が定期的に開催されていて社内テキストもあった。


それが当たり前だと思っていたら、転職先では全く開催されておらず教育関係は全て個人任せだった。

残業時間の多さ

前の職場では、勤務時間内に全ての仕事が完了していたので定時で帰宅できることがほとんどだった。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では、仕事が全然終わらないのでいつも残業。


薬剤師も事務も明らかに足りていないのに増員しない。


採用できないのか、採用する気が無いのか。

残業代の集計単位

前の職場では、残業代は1分単位。


それが当たりまえだと思っていたが、転職先では残業の集計は15分単位だった。

薬歴記入は残業時間に含まれない?

前の職場では、薬歴を記入している時間は残業時間として認められていた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では薬歴記入は残業時間に認められなかった。


おかげでサービス残業となってしまっている。

早出残業

前の職場では。薬局の駐車場や入り口付近の雪かきをしたときには早出残業がついた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先ではボランティアだった。

薬局の掃除は勤務外?

前の職場では、開局前の掃除の時間も労働時間に含まれていた。


それが当たり前だと思っていたが、今の職場では掃除は勤務時間に含まれず、ただ働きであった。

賞与の少なさ

前の職場ではボーナスが50万円くらい出ていた。

それが当たり前だと思っていたが、転職先ではやたら少なかった。

様々な手当で給料は高かったが、肝心の基本給が低いのでボーナスも低くなってしまうらしい。

年収だけで転職先を決めてはいけなかった・・・。

おやつ代

前の職場では、福利厚生でおやつ代(お茶菓子代)が支給されたので、自己負担なしでお茶やコーヒー、お菓子をいただくことができた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では毎月おかし代を徴収された。

私語厳禁

前の職場では、患者さんが薬局内にいない時には普通にスタッフと談笑をしていた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では私語厳禁だった。

投薬・服薬指導

前の職場では、服薬指導はしっかりとするように言われていた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では余計なことはしゃべらず早くさばくように言われた。

通勤手段

前の職場では、自家用車で通勤をしていた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では自家用車での通勤は禁止だった。

門前医療機関の医師との関係

前の職場では、門前医療機関と一緒に勉強会をしていた。


先生との関係も良かった。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では先生との関係は最悪。


疑義照会もほとんど受け付けてくれない。


過去に何があったのかわからないけど、仕事がやりづらいです・・。

薬剤師は先生!?

前の職場では、薬剤師も事務も「○○さん」とさん付けで呼んでいた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では薬剤師に対しては「○○先生」と呼ぶように言われた。

在庫が無い薬は調剤拒否

前の職場では、在庫が無い時には取り寄せて届けたり郵送をしたりしていた。


それが当たり前だと思っていたが、今の職場では在庫が無い薬があったら取り寄せることなどせずに全て断っている。


それまずいでしょ。

面処方せんの数

前の薬局では、応需している処方せんの9割以上は門前医療機関のものだった。


それが当たり前だと思っていたら、転職先では半分以上が面処方せん。


昼休みとか関係なく処方せんが持ち込まれる。

調剤方法

前の職場では、自動錠剤分包機や自動散剤分包機や軟膏練機を活用して調剤していた。


それが当たり前だと思っていたら、一包化は全てVマスだし、軟膏の混合は軟膏板とヘラだった。

錠剤の組み合わせ21錠

前の職場では、21錠を束ねる時に10錠シート2枚と1錠を輪ゴムで束ねていた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では「1錠のシート」を使用するのが禁止だった。


21錠は10錠+6錠+5錠で束ねるルールだった。

一包化は反復?連続?

前の職場では、一包化は連続が基本だった。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では反復が基本だった。

薬歴の記入場所

前の職場では、薬歴は調剤室内のパソコンで入力していた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先ではカウンターのパソコンでの入力だった。


患者さんの目が気になって書けない・・・。

薬局にある書籍

前の職場では、必要な書籍は一通りそろっていた。


それが当たり前だと思っていたが、今の職場では全然ない。


せめて、粉砕ハンドブックや軟膏混合ハンドブックは必要では?


薬剤師にもノルマがたくさん

前の薬局では、薬剤師にも事務にもノルマなんて無かった。


それが当たり前だと思っていたが、転職先ではノルマがたくさん。


1日の投薬件数、かかりつけ薬剤師人数、アプリ登録紹介数、OTC医薬品販売額・・・

ノルマがこんなにあるなんて知らなかった。転職前に聞いておけばよかった・・・。

添付文書は紙ベースで

前の職場では、添付文書を見る時にははレセコンやPMDAで検索していたので、紙ベースの添付文書はすぐに捨てていた。


それが当たり前だと思っていたが、転職先では紙ベースで常に最新版を保管するよう言われた。


管理も面倒だし、誰も紙ベースで見ていない。

薬剤師がレセコン入力をして事務が調剤?

前の職場では、事務がレセコンに入力をして、薬剤師が調剤をしていた。


それが当たり前だと思っていたが、今の職場では薬剤師が入力をして事務が調剤をしている。


これ逆にしたらいいと思うけど・・・。

管理薬剤師は調剤しない?

前の職場では管理薬剤師も調剤をしていたし、投薬もしていた。


それが当たり前だと思っていたが、今の職場では管理薬剤師は一切調剤をしない。


それだけでなく投薬もしない。威張っているだけ・・・。この人要る?

会社の方針

前の会社では、調剤報酬の算定要件を忠実に守って各種加算を算定していた。


それが当たり前だと思っていたが、今の職場では結構いい加減。


売上アップが最重要課題なので、無理がきている。


もっと悪い指示が出てきそうで怖い。

昼休憩の外出(中抜け)

前の職場では、昼休み中の外出は自由だったので銀行や郵便局、買い物に行くことができた。


それが当たり前だと思っていたら、転職先では昼休みの外出は禁止だった。

薬剤師は白衣で外出?

前の職場では、白衣で外出はしないように言われていた。


それが当たり前だと思っていたが、今の職場では白衣で外出している。


それって汚くない?白衣でコンビニに行ったり、トイレにも白衣で入っているけど・・・。

白衣の洗濯

前の職場では、週に一回業者が白衣を回収に来てくれて、クリーニング代は全て会社持ちだった。


それが当たり前だと思っていたら、転職先では自分で洗濯しなくてはいけなかった。

異動の多さ

前の職場ではあまり異動は無かった。


おかげで、患者さんの顔や飲んでいる薬を自然に覚えることができるし、かかりつけ薬剤師も取れるようになった。


それが当たり前だと思っていたが、転職先ではなぜか異動がやたらに多い。


どうせ短期間で異動するなら、かかりつけ薬剤師を取ろうとも思えない。


薬剤師の定着率が低いから異動をさせるのか、異動が多いから薬剤師が定着しないのか・・・。

薬局見学で確認することが大切

転職をしてから、こんなはずじゃなかったとならないように、転職前に確認すべきところは確認しておきましょう。


今あること、今あるものが当たり前だと思ってはいけません。


転職先では、当たり前ではないこともたくさんあります。


転職では、『今ないもの』を埋めようとしがちですが、『今あるもの』の大切さを知っておき、『今あるもの』を失わないようにする努力も必要です。


今あるものが当たり前だと思っていたのに、転職をしたら無かった。


結構ジワジワと辛いものです。

転職でがっかりしないためには、マイナビ薬剤師ファルマスタッフ薬キャリなどの薬剤師転職サイトに登録をして、コンサルタント・エージェントとじっくり相談をしながら転職活動をしていきましょう。


がっかりするポイントは人それぞれ。『今あるもの』が転職先にもあるのかどうかを確認してから転職先を決定してください。