
3年目の薬剤師
1年目の転職は避けるべきと聞いて我慢してきたけど、もう限界…。
3年目で転職しても不利にならない?本当に大丈夫?
「3年目、転職しても大丈夫?」――その不安、よくわかります。
結論から言うと、薬剤師3年目の転職は全く問題なく、むしろ“有利”です。
基礎研修を終えて実務もひと通り回せるこの時期は、採用側からは即戦力の一歩手前として評価されます。
この記事では、3年目転職を成功させる具体ポイント、注意点、よくある質問までまとめ、読後すぐに動き出せる状態までガイドします。
私は採用担当として多くの面接に関わり、また自身も2年目で転職を経験しました。
現場目線で、“不利にしない伝え方”と“後悔しない選び方”を実例ベースでお伝えします。



私が採用担当として見てきた実情と、自身の転職経験をもとに、3年目の“勝ち筋”だけをギュッと絞ってお伝えします。安心して読み進めてくださいね。
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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
pharma_di(ファマディー)
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。 私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。 ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。 このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
薬剤師3年目の転職は全く問題ありません。むしろ、基礎的な研修を終えた「即戦力予備軍」として、採用側から積極的に求められる「大チャンス」です。
今すぐ行動を始めれば、病院・薬局を問わず、あなたの経験を欲しがる企業はたくさん見つかります。



私自身も薬剤師2年目で転職を経験しました。今は採用担当者として多くの薬剤師面接を担当しています。
その経験から言っても、3年目の方は基礎的な知識も実務経験も積んでいるため、新しい職場で活躍できる確率は非常に高いです。自信を持って次のステップに進みましょう。
薬剤師3年目の転職を成功させるために必要な3つのポイント
薬剤師3年目の転職は有利ですが、確実に成功させるためには、いくつか意識しておくべきことがあります。
それは、ただ職場を変えるだけでなく、「次に長く働ける理想の職場」を見つけることです。採用する側は、3年目のあなたに「定着」と「成長」を期待しています。


- 転職理由を前向きな言葉に言い換えて伝える
- 条件に妥協せず、転職先をじっくり探す
- この先長く働ける職場を探す
転職理由を前向きな言葉に言い換えて伝える
1年目の転職は良くないと聞いて、2年目まで必死で頑張ったというあなた。さぞかし大変な日々を過ごされたことでしょう。その努力は本当に素晴らしいことです。
別の記事「薬剤師が一年目で転職しても問題ない?不利になるから我慢すべき?」でも解説していますが、実は1年目の転職も全く問題ありませんでした。





えっ!そうだったんですかー。転職は3年目になってからが良いと書いてあったから、我慢して仕事していたのに・・・



がっかりしなくて大丈夫です。転職しようと思ってから1年間我慢して実務を続けたという事実は、あなたにとって大きなプラスになっているのです。
この「我慢した」という姿勢を、面接では「現状を改善するために努力し続けた」という前向きなエピソードとしてしっかりとアピールしていきましょう。
中途採用の面接では、転職理由が必ず聞かれます。
転職理由の「本音」はどうあれ、その伝え方によって面接官への印象は大きく変わってきますので、注意が必要です。
面接官も同じ薬剤師ですから、多くの薬剤師が持つ不満や悩みは、たいていのことは理解できます。
ポイント: 後ろ向きな転職理由を上手に前向きなものに言い換えましょう。
例えば、面接の場で次のような転職理由を伝えた場合、面接官はどう思うでしょうか?
- 昇給額が雀の涙程度で・・・
- ボーナスが安くて・・・
- 資格取得のための補助が出ません・・・
- 今の薬局ではこれ以上成長できないと思い・・・
これらは全て、私が面接をしたときに実際に聞いた、若手薬剤師の転職理由です。
3年目の若手薬剤師が面接でこのように伝えると、「まだ若手なのに何を言っているの?」と思われてしまいがちです。
3年目の薬剤師が大きな昇給をするわけがないですし、ボーナスだって(新人の頃と比べて)多くもらえなくて当然だと考える採用担当者もいます。
会社に収益貢献をして、経験を積んで初めて、昇給や賞与の額が増えていくものだからです。



昇給や賞与がたくさんもらえるようになるのは、まさにこれからです!
また、資格取得のための費用は「自己投資」として自分の給料から出すべきという考え方もありますし、「成長できないのを薬局のせいにする」という姿勢は理解されにくいでしょう。
面接では、「将来に向けた前向きなビジョン」に結びつく転職理由に言い換えて伝えることが、成功へのカギとなります。



後ろ向きな転職理由を、いかに論理的で前向きな希望に言い換えてくるか。面接官はあなたの課題解決能力と将来への意欲をそこで見ているのです。
条件に妥協せず転職先をじっくり探す
薬局やドラッグストアで働く薬剤師にとって、「就職活動」と「転職活動」の一番の違いは何でしょうか。
それは、就職は「会社に」、転職は「薬局・店舗に」入るという視点の違いです。
就職活動では、「株式会社○○」「○○ホールディングス」というように会社全体を比較し、入社を決めたときには、どこの薬局に配属されるかわからなかったはずです。
しかし、転職活動では、「○○薬局の△△店」というように、薬局単位で比較検討することができます。
働く場所を、自分の意志で選べるのが転職の一番大きなメリットです(もちろん、転職後に異動する可能性はあります)。
同じ会社でも、薬局によって全く違うということは、3年目の薬剤師なら既にご存知のことでしょう。
例えば、開局時間、休日、職場の人間関係、受付処方せんの枚数、在宅業務の有無、患者層、立地、設備、薬局のローカルルールなど、挙げていけばきりがありません。
新人薬剤師にとっては、良い薬局に配属されるのか、大変な薬局に配属されるのかは「運次第」の要素が大きかったかもしれません。
しかし、転職では違います。自分の意志でどの薬局で働くかを決めるのが転職です。
そのためにも、次の職場に望む条件をしっかりと固め、妥協せずにじっくりと転職先を探す姿勢が大切になります。


長期間働ける職場を探す
ポイント: 薬剤師3年目の転職は、「次が最後」という意気込みで臨みましょう。
- 昇進・キャリアアップの可能性が明確にある
- 結婚、出産などのライフイベント後も復帰しやすい制度がある
- 専門知識を増やし、それを活かせる環境が整っている
- 将来を見据えた複数のキャリアプラン(専門分野、管理職など)が用意されている
せっかく転職をしても、またすぐに不満が解消されずに次の転職が必要になってしまっては、時間も労力も無駄になってしまいます。
短期間で転職を繰り返す薬剤師だと思われてしまわないよう、「次の転職が最後」という心構えで、長く働き続けることができる薬局を探してください。
将来性のある薬局かどうかを見極め、5年後、10年後の自分を見据えた転職活動をしていきましょう。
また、「定年まで調剤だけをやり続けるのはちょっと嫌だな」と感じる方は、本社業務や教育担当など、キャリアプランの選択肢が多い薬局を選んでおくことをお勧めします。




薬剤師3年目の転職は有利!全く問題ない理由
「3年目でも本当に転職して大丈夫かな?」と、まだ少し不安かもしれませんね。しかし、薬剤師3年目の転職は、キャリアにとって非常に有利な時期だと言えます。
それは、以下の2つの理由によります。


- 3年目に転職を考える薬剤師は非常に多い
- 3年目の薬剤師は即戦力として採用されやすい
薬剤師3年目の転職は「有利」。問題ないどころか、転職にベストなタイミングだと考えてください。



私自身、薬剤師2年目での転職でした。この時期に将来を考え直す人は本当に多いですよ。
3年目に転職を考える薬剤師は多い
薬剤師3年目で転職を考える人が多いのは、様々な理由から「視野が広がり、考える余裕が出てくる」ためです。
- 1年目はとにかく仕事を覚えるのに必死だった
- 2年目以降は一通り仕事ができるようになり、周囲を見る余裕が出てきた
- 他の薬局(友人・知人)との違いが見えてきた
- 昇給額やボーナスの額にがっかりした
- 自分の薬局の非効率な点や、おかしい所に気づくようになった
- 大学の時の友達と話すうちに、自分の待遇を比べるようになった
- このままでよいのかという漠然とした不安や焦りが出てきた
- 新人が入ってこないので、いつまでも下っ端のままである
このように、薬剤師3年目ともなれば、業務経験だけでなく、働くことへの価値観や会社の比較検討に必要な視点も養われています。1年目や2年目の頃と比べて、ご自身の成長を実感できるのではないでしょうか。
他の薬局が、経験と知識が豊富な薬剤師3年目のあなたを放っておくはずがありません。企業は常に、自力で業務を回せる人材を求めているのです。
3年目の薬剤師は採用されやすい
採用側の視点から見ると、3年目の薬剤師から応募があれば、薬局として「積極的に採用したい」と考えます。
それは、採用リスクが低く、育成コストも少なくて済むからです。
- 基礎的な研修(調剤・投薬の基本)は受講済みであり、すでに一定の経験がある
- 3年目の薬剤師は知識が豊富なので、即戦力として計算できる
- 3年目でまだ若く、これからさらに伸びていける要素がある(将来性)
- 就職の失敗は誰にでも起こるため、3年目での転職はネガティブに気にされない(問題ない)
このように、薬剤師3年目の転職は全く問題が無いだけでなく、転職活動において有利な条件がそろっていることを理解し、自信を持って活動を始めてください。
薬剤師3年目がとるべき転職方法(活動時の注意点)
薬剤師3年目という有利な時期を最大限に活かし、確実に理想の職場を見つけるためには、いくつかの「転職活動の進め方」の注意点があります。
特に、新卒時の就職活動とは進め方が全く違うということを理解しておく必要があります。


- 就職活動と転職活動は全く別物と考える
- 採用されやすいからこそ転職先を厳選する
- 引き留められる可能性を考慮して、早めに転職活動を開始する
就職活動と転職活動は全く別物と考える
学生の時の就職活動と、これから始まる転職活動は、情報の集め方が全く違います。
就職活動は会社単位で就職先を探しますが、転職活動では、先述の通り会社単位ではなく「店舗・薬局単位」で転職先を探します。
そのため、転職活動においては、会社全体の説明会やWEBサイトから得られる抽象的な情報はあまり役に立ちません。転職活動で本当に必要な情報は、「その店舗・薬局では実際どうなのか」という現場の情報だからです。
だからこそ、店舗見学・薬局見学で得られる情報が最も重要になります。可能であれば、実際に足を運んで肌で感じることを重視してください。


採用されやすいからこそ転職先を厳選する
3年目の薬剤師は、基礎知識と経験があるため、ほとんどの薬局やドラッグストアで採用される可能性が高いです。
だからこそ、転職先を厳選してください。あなたが思い描く理想の職場を明確にして、それに近い職場をじっくりと探しましょう。
そのための土台となるのが、薬剤師求人の情報収集です。
ポイント: 転職失敗の大きな要因は「情報の非対称性(求人票と実際の職場のギャップ)」や「情報不足」です。



私は1回目の転職を自分だけの力でやったため、情報不足から大失敗をしてしまいました。
転職に失敗すると本当に大変です。大変だった転職活動が終わったと思ったら、また次を考えないといけない…。薬剤師3年目の皆さんには、私のような失敗をして欲しくありません。
情報不足で転職を失敗しないためにも、情報収集と求人の紹介は、薬剤師転職サイトの薬剤師専門の転職エージェントにお願いすることを強くお勧めします。
\20代の薬剤師の転職に強い薬剤師転職サイト/
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引き留められる可能性も考慮して、早めに転職活動を開始する
現在の薬局にとって、3年目の薬剤師に退職されてしまうのは業務上の大きな痛手となります。そのため、高確率で退職を引き留められる可能性があります。すぐに希望通り退職できないかもしれません。
スムーズな退職のため、退職交渉の進め方についても事前に想定しておきましょう。


引き留められる可能性や、新しい職場の入社時期を考慮して、今から転職活動を始めておけば、ゆとりをもってじっくりと転職先を探すことができます。
具体的な転職活動の流れについては、こちらの記事で詳しく確認できます。


Q&A|薬剤師3年目の転職に関するよくある質問
薬剤師3年目の転職に関して、読者の皆さんが抱えやすい疑問について、Q&A形式で回答します。
Q1: なぜ薬剤師3年目の転職が有利なのですか?
A1: 3年目は、新人の基礎研修を終え、調剤・投薬の基本的なスキルと経験が備わり、即戦力として評価されやすいからです。多くの薬剤師がこの時期に転職を考え、企業側も若く経験豊富な人材を積極的に採用しています。
Q2: 薬剤師3年目が転職する理由には何がありますか?
A2: 主な理由には、キャリアアップのため、現状の待遇(給与・休日)の改善、職場の人間関係の問題、現在の薬局では経験できない新しい分野への挑戦を求めるなどがあります。
Q3: 転職活動で気を付けるべきポイントは何ですか?
A3: 前向きな転職理由をアピールすること、希望条件を明確にし妥協しないこと、そして長期間働ける職場を探すことが重要です。特に、転職理由をネガティブな言葉で伝えないように注意しましょう。
Q4: 3年目で転職する際の成功の秘訣は何ですか?
A4: 成功の秘訣は、転職理由をプラスに言い換え、条件に妥協せず、長く働ける職場を徹底的に見極めることです。薬剤師専門の転職エージェントを活用し、自分一人では得られない現場のリアルな情報をしっかりと収集しましょう。
Q5: 3年目の薬剤師におすすめの薬剤師転職サイトは何ですか?
A5: 20代〜30代の若手薬剤師の転職に強く、サポートが手厚いファルマスタッフ、そして若手向けの求人が豊富なマイナビ薬剤師などが有力です。求人数や地方求人の強さなど、それぞれの特徴を比較して選びましょう。
Q6: 面接で特にアピールすべき実績やエピソードは何ですか?
A6: 日常業務での工夫や改善(待ち時間短縮、投薬ミス防止の仕組み化、在庫最適化など)を、課題→行動→結果の順で数値・具体例付きで示しましょう。新人指導や多職種連携の成功事例も高評価につながります。
Q7: 年収・条件交渉のコツはありますか?
A7: 現年収と担当可能業務(在宅・監査・加算対応・シフト柔軟性など)を根拠に提示します。希望はレンジで伝え、代替条件(固定残業の撤廃、住宅手当、研修費補助、引越し費用など)も用意。事前はエージェント経由、最終は簡潔にが基本です。
Q8: 病院と調剤薬局、どちらに転職するのが良いですか?
A8: 目指すキャリアで選びます。病院はチーム医療や急性期対応・認定資格取得がしやすい一方、夜勤や給与レンジは控えめになりがち。調剤薬局は働き方や年収を設計しやすく、管理・教育・在宅などで役割拡張が可能です。見学で配属先の実情を必ず確認しましょう。
Q9: 転職活動のタイムライン(目安)は?
A9: 一例は、①情報収集・希望整理(〜2週)②エージェント面談・求人提案(1〜2週)③見学・面接(2〜4週)④内定・条件調整(1〜2週)⑤退職手続き(1〜2か月)。引き留め対策もあるため、入職希望日の2〜3か月前から動くと安心です。
Q10: 複数内定が出た場合の選び方は?
A10: 年収だけでなく、配属先の人員体制・処方科目・在宅有無・教育体制・異動ポリシー・残業実態・通勤時間を比較。見学時の雰囲気(質問への答え方、懸念点の開示姿勢)も重要です。迷う場合は、3年後に最も成長できる環境を選びましょう。
薬剤師3年目の転職は即戦力として有利!後悔しない転職を成功させる方法


この記事を通じて、「薬剤師3年目の転職は不利ではないか」というあなたの不安は解消されたかと思います。
むしろ、薬剤師3年目の転職は、あなたの経験と若さが最大限に活かせる「有利な時期」であり、新しいキャリアを築く絶好のチャンスです。
確実に転職を成功させるために、この3つのポイントを心に留めて活動を進めてください。
- 転職理由を前向きな言葉に言い換えて伝える
- 条件に妥協せず、転職先をじっくり探す
- この先長期間働ける職場を探す
就職活動と転職活動は全くの別物です。あなた一人で理想の職場を探し出し、現職の退職交渉や条件交渉を完璧に進めるのは非常に難しいでしょう。
だからこそ、まずは薬剤師転職サイトに登録して、プロの薬剤師専門の転職エージェントに情報収集と求人の紹介をお願いしましょう。
薬剤師であれば、転職に関するサポートを全て無料で受けることができます。希望条件のヒアリング、求人の紹介、店舗見学や面接の日程調整、給与や条件の交渉、そして内定辞退の連絡まで、全てをあなたに代わって転職エージェントがやってくれます。
これらのポイントに注意し、プロの力を借りていただければ、薬剤師3年目のあなたの転職は確実に成功します。
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