コロナ禍でも強い薬局へ転職を考えている薬剤師
新型コロナウイルス感染症の影響で経営が悪化していて薬剤師の求人が減っていると聞きました。
この先、調剤薬局は大丈夫なのでしょうか?
コロナ禍で転職するならどういう調剤薬局がおすすめですか?
- コロナ禍には転職しない方がよい
- 調剤薬局はオワコン
- 調剤薬局だけではもうやっていけない
- 調剤薬局は儲からないからこの先年収が上がらない
あなたもこのような話を聞いて不安に思ってはいませんか?
実は、コロナの影響を大きく受けている薬局が多い中、コロナの影響を全く受けずに売上を伸ばしている薬局があるのをご存じでしょうか?
コロナが流行し始めてから、患者さんが使う薬局を変えました。その理由は0410による電話受診やオンライン服薬指導が始まったから。
病院の近くの薬局で薬をもらっていた患者さんの多くが、家の近くの薬局で薬をもらうようになったのです。
転職先を決める際、どのような薬局なら今後も安心して働けるのかは重要なポイント。
コロナ後にも強い薬局の特徴を知って、後悔の無い転職をしてください。
コロナ禍に転職をしても全く問題ありません。
ただし、転職をするならコロナ後にも強い薬局を選びましょう。
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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。
管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。
私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。
ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。
このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
コロナ後に強い薬局は住宅街の真ん中にあり、どの医療機関からの処方に対応できるように多くの医薬品を在庫している薬局。
地方なら駐車場が無料かつ広いことも重要なポイントです。
コロナ禍においても薬剤師の転職は十分可能。むしろ雇用が安定している正社員の転職は今が大チャンスです。
コロナ禍で薬剤師が転職をしても大丈夫
コロナ禍で転職をしても大丈夫です。
数年前と比べると薬剤師の雇用は減っています。薬局の業績が悪化しているのは間違いありませんが、影響を受けていない薬局もたくさんあります。
例えば、都会のオフィス街の薬局や大病院の門前薬局は患者数の減少で厳しいですが、住宅街にある薬局では0410対応の電話受診により面処方の取り込みに成功しています。
薬剤師の雇用は派遣薬剤師よりもパート薬剤師が、パート薬剤師よりも正社員薬剤師が安定しています。
派遣薬剤師やパート薬剤師には今の状況は厳しいと言えますが、正社員の薬剤師はコロナの影響はほとんどありません。
いま転職するなら正社員薬剤師がオススメです。
薬剤師正社員向けの薬剤師転職サイトのおすすめを厳選して5社紹介!調剤薬局・ドラッグストア・病院・企業のそれぞれにおすすめの薬剤師転職サイトがわかります。ここに登録すればあなたの転職は成功間違い無し。
コロナ禍で転職をすることに対して心配な点もあるでしょう。
- 薬局の感染防御対策が不十分で、自分がコロナに感染してしまうのではないか
- 薬局の業績が悪化しているので給料が上がらないのではないか
- 面接してくれるのだろうか
- 薬局見学をさせてもらえるのだろうか
こういった不安があっても大丈夫です。
当薬局にはコロナ禍で病院から転職をしてきた薬剤師がいます。
感染対策をしっかりした上で薬局見学もしましたし、面接もしました。コロナ禍だから転職活動ができないということは全くありません。
但し、薬局によって感染防御対策に大きな差があります。これも薬局見学で見るべきポイントの一つです。
転職を考えている薬剤師必見!薬局見学ではどこを見ればよい?聞くことは何?薬局やドラッグストアの店舗見学のポイントを解説。この記事を読めば薬局(店舗)見学で見るべきポイント、聞くべきことが全てわかります。
これから転職するなら住宅街にある大型の薬局がオススメ
コロナ前とコロナ流行後では、多くの患者さんが薬をもらう薬局を変えています。
コロナ前とコロナ後で変わった患者さんの薬のもらい方
- 電話受診(0410対応)やオンライン診療が進んできた結果、病院まで行く必要がなくなったので、薬は家の近くの薬局でもらうようになった。
- 門前薬局での長い待ち時間を避けたいという意識がさらに高まった(薬局での感染リスクを減らしたい)。
- スマホアプリでの調剤予約が普及したことにより、移動時間を有効に活用する方が増えた(薬局での待ち時間と感染リスクを減らしたい)
- 公共交通機関をなるべく利用したくないという人が病院を近くのクリニックへ変えた。
このような理由で、大病院の門前薬局から住宅地の薬局へと患者さんが動きました。
また、公共交通機関をなるべく利用せず、マイカーでの利用が増えたことから、無料の広い駐車場がある薬局を選ぶ傾向も強まってきています。
コロナの影響はこれからまだ続く可能性があります。
薬局への転職を考えている薬剤師は、コロナ禍でも強い薬局に転職するようにしてください。
こういう薬局ならコロナ禍にも強い
- 病院の門前薬局よりも住宅地の真ん中にある薬局
- 小型の薬局よりも、様々な処方箋を受け付けられるような大きい薬局(薬剤師5名くらい)
- 広くて無料の駐車場を完備している薬局
- アプリなどで調剤予約ができる薬局
- 感染防止対策をしっかりと整えている薬局
- 在宅をやっている薬局
- 従業員の感染予防対策をしっかりしている薬局
病院の門前薬局よりも住宅地の真ん中にある薬局
0410対応による電話受診が始まり、病院に行く回数が減りました。
患者さんは病院に行く必要がありませんから、薬は家の近くでもらいたいと考えます。
病院の門前薬局よりも、住宅地の真ん中にある薬局を選びましょう。
広くて無料の駐車場を完備している薬局
広くて無料の駐車場がある薬局なら、薬をもらいやすいと考える患者さんも多いです。
駐車場が狭い、停めにくい、いつも満車。
こんな状態だったら患者さんは別の薬局に行ってしまいます。
アプリなどで調剤予約ができる薬局
薬局で待っている時間をなるべく減らしたい。
薬局ではすぐに薬が欲しい。
そういう要望が増えています。
アプリで調剤予約ができる薬局は患者数が増加傾向です。
感染防止対策をしっかりと整えている薬局
患者さんを守ることはもちろん、薬局の従業員を守るためにも感染防止対策は必要です。
必要かつ十分な対策が取られている薬局なら安心して働けるでしょう。
在宅をやっている薬局
在宅をやっている薬局はコロナに関係なく強いのは言うまでもありません。
地域支援体制加算などの算定要件に年間の在宅件数が入っているからです。
在宅をやっていると医師や訪問看護師、ケアマネとの強いつながりができ、患者紹介等で売上が上がるという良いサイクルが自然と構築されていきます。
従業員の感染予防対策をしっかりしている薬局
日々の体温チェックやマスクやフェイスガード等の配布など従業員に対する感染予防対策がしっかりと行われている薬局は安心です。
自分が感染してしまわないかという不安に対しては、その薬局がどのような感染予防対策をしているかをしっかりと事前に見ておけば不安は取り除けます。
調剤薬局へ転職するなら絶対にチェックして欲しいのは本社機能。その後の働きやすさに大きな影響があるからです。しかし転職時に確認する薬剤師は大変少ないのは事実。本社機能がしっかりしていて働きやすい薬局へ転職しましょう。
発熱があったらすぐに休める環境であることも重要なポイント。
そのためにも、1人薬剤師の小型薬局ではなく、薬剤師数が5人以上いる大型薬局への転職がオススメです。
コロナ禍の薬剤師の転職活動注意点
新型コロナウイルスが蔓延しているような状況下において、薬剤師は以下の点に注意して転職活動をしてください。
コロナ禍での転職活動の注意点
- 雇用形態の再考
- 面接対策の強化
- リモート対応
- 薬局見学の見るべきポイントの変更
- 自身の感染対策
雇用形態の再考
- 最も有利なのは正社員
- パート薬剤師は厳しいものの、午後から夕方に働けるなどの融通が利く方には根強いニーズがある
- 派遣薬剤師は当面厳しい状況が続く
派遣薬剤師よりはパート薬剤師、パート薬剤師よりは正社員薬剤師のほうが、突発的な事態となっても雇用が守られやすいのは事実です。
薬剤師はパートや派遣社員でも稼げる貴重な職業。だからこそ働き方に迷う薬剤師も多いです。正社員、パート、派遣のうち、薬剤師はどの働き方が一番得なのか。雇用形態別に比較してみました。
場合によっては雇用形態を考え直す必要もあるでしょう。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、薬局業界は、大きな影響を受けました(現在も受け続けています)。
薬局は医療機関ですからコロナ禍でも時短要請や営業自粛の要請が出されることはありませんが、患者さんの受診控えや処方日数の長期化の影響により、処方箋枚数は大きく減少しています。
それに伴い、大部分の薬局の業績は大きく悪化しています。
薬局経営悪化の詳細理由はこちらにまとめましたのでご覧ください。
年収ダウンやボーナスカットの提示を受けた薬剤師必見!実は最近薬剤師の年収や賞与の額が下がっています。年収ダウンや賞与カットは経営不振や合併による人事制度変更が原因ですが、こんなとき薬剤師はどうすれば良いのかがこの記事でわかります。
コロナの影響で変化した薬剤師の求人状況
- 薬局の業績悪化で薬剤師の採用意欲減
- 正社員をリストラする話はほとんど聞かないが、残業削減などの人件費削減は求められる
- 派遣薬剤師とパート薬剤師は厳しい
- 中途薬剤師の採用は今まで以上に厳選している
薬剤師の採用を減らしているのは「経営的に厳しいから」という理由よりも、「暇になったので薬剤師が間に合っている(余っている)」という理由のほうが大きいです。
実際にうちの薬局でも処方せん枚数の減少と電話受診の0410対応で患者さんの来局時間が分散し、薬局内が混雑することがかなり少なくなりました。
今までよりも少ない人員で業務を回せるようになっています。
他の薬局でも同様でしょう。
今までよりも少ない人員で業務を回せるようになっているのですから、薬剤師を積極的に採用することは当然ありません。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中ではこの流れは当面続きそうです。
処方せん受付回数が回復するという見込みがなければ、あとは費用を削減していくしか薬局が生き残る道はありません。
薬局では費用の中で大きな割合を占めている人件費の削減が急務となっています。
- 派遣薬剤師の契約解除・契約更新停止
- パート薬剤師の勤務時間減
- 正社員薬剤師の残業削減
- 薬局間の異動や支援を活発にしている人材でやりくりする
これらのことが全国の薬局で実際に行われています。
一番大きな影響を受けているのは派遣薬剤師とパート薬剤師。
派遣薬剤師の契約見直しが行われ、実際に派遣薬剤師が切られています。
パート薬剤師の勤務シフトが減らされています。
パート薬剤師は売り手市場から買い手市場へ変わりました。
パート薬剤師はコロナ禍でつらい状況に立たされています。調剤薬局の利益が出にくくなっており、人件費削減のためパート薬剤師のシフト削減や雇い止めが増えています。パート薬剤師がこのようなことに遭わないために今すべきことをまとめました。
パート薬剤師の求人と採用状況の悪化
新型コロナウイルス感染拡大の影響で調剤薬局は業績悪化しており、特にパート薬剤師の求人は減っています。
パート薬剤師の求人が出ていたとしても採用は今まで以上に厳選したものとなっています。
転職を考えている薬剤師必見!この記事では最新の薬剤師転職事情を解説しています。売り手市場が終わり転職は厳しいと感じている薬剤師が多いと思いますが、実は好条件の転職求人はたくさんあります。この記事を読めばあなたの転職は厳しいものではなくなり、転職に成功できます。
パート薬剤師は売り手市場ではもう無いのです。すでに買い手市場です。
特に未経験の方は、「薬剤師パートは未経験でも大丈夫?【職場を選ぶ時の注意点も解説】」もご覧ください。
もうお分かりだと思いますが、やはり一番安定しているのは正社員薬剤師です。
薬剤師の転職業界全体の傾向として、パート薬剤師と派遣薬剤師の非正規雇用者の求人は大きく減少しています。
こういう不安定な環境下ではやはり正社員薬剤師が最も安定していますが、勤務時間の融通を聞いてくれるパート薬剤師には根強いニーズがあります。
融通が利くパート薬剤師には根強いニーズが
正社員の薬剤師を採用するほどではないが、土日祝日や平日の午後遅い時間に働けるパート薬剤師には根強いニーズがあります。
勤務時間の融通を効かせることができるパート薬剤師は今まで以上に重宝されるでしょう。
パートで働きたい薬剤師向けの記事です。パート薬剤師の月収・年収はどのくらい?手取りでいくらもらえる?そんな疑問を解消する記事となっています。求人票の時給からさらにアップして契約する方法も解説します。
午前中だけしか働けないとか、土日はしっかり休みたいという条件ではかなり厳しいことが予想されます。
薬剤師はパートや派遣社員でも稼げる貴重な職業。だからこそ働き方に迷う薬剤師も多いです。正社員、パート、派遣のうち、薬剤師はどの働き方が一番得なのか。雇用形態別に比較してみました。
面接対策の強化
中途薬剤師の採用は今まで以上に厳選している薬局が多いです。
コロナ前であれば、薬剤師ならだれでも採用というような超売り手市場でしてたが、コロナ後の現在では違います。
薬局の中途薬剤師採用は今まで以上に薬剤師を厳選しています。
受ければ合格するといったかつての状況は変わりました。
どんな薬剤師が求められているのかを考え、しっかりと面接でアピールしましょう。
こんな薬剤師なら採用される
- 即戦力となれる薬剤師
- 当然だが薬や疾患の知識が豊富(幅広い)で向上心がある
- 対人業務が得意
- 薬歴記載が早い
- 勤務シフトに柔軟に対応可能
- 他のスタッフとコミュニケーションがとれる
こういった薬剤師だったら確実に採用されるでしょう。
コロナ前は20代、30代くらいまでなら調剤未経験でも採用されやすい状況でしたが、コロナ禍においては即戦力となる経験者の方を優先的に採用する傾向が強まっています。
調剤未経験者の転職は厳しくなっているものの、調剤未経験者でも採用可能な薬局はまだあります。
調剤未経験薬剤師や、育児などでブランクがあるママ薬剤師でも応募可能な、調剤未経験・ブランク可歓迎という薬剤師求人があります。そのような求人の探し方と応募する際の注意点についてまとめました。
リモートに対応できるようにする
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、転職希望者の選考方法が変わってきています。
これまでは、書類による一次選考の後、対面での面接による選考の流れが主流でした。現在では感染リスクを減らすためにオンラインでの面接に切り替えている薬局もあります。
zoomやmicrosoftのteamsを使えるよう準備しておきましょう。
転職を希望する薬剤師にとっては、面接のための移動時間や交通費の負担がなくなり、転職活動がしやすくなったという利点もあります。
薬剤師転職サイトのコンサルタントとの連絡も対面が減り電話やメール、オンラインでのやりとりが増えています。
薬局見学の縮小・中止
当薬局は新型コロナウイルス感染対策をしっかりやっていますとか、空気清浄機設置済みですとか、マスクは支給されますとかそういった点を売りにしてくる薬局も出てくるでしょう。
薬局でできるコロナ対策はこちらにまとめましたのでご覧ください。
調剤薬局へ転職するなら絶対にチェックして欲しいのは本社機能。その後の働きやすさに大きな影響があるからです。しかし転職時に確認する薬剤師は大変少ないのは事実。本社機能がしっかりしていて働きやすい薬局へ転職しましょう。
自分自身の感染防止対策
当然ですが、自分自身がコロナにかからないようにする対策も行わなくてはいけません。
マスクの着用はもちろん、体調管理には十分気をつけましょう。
〖コロナ禍の失敗しない転職方法〗コロナ後に強い薬局の特徴と転職活動注意点Q&A
Q1: コロナ禍で薬剤師が転職しても大丈夫ですか?
A1: コロナ禍でも転職は可能です。特に、正社員薬剤師は雇用が安定しているため、転職のチャンスです。
Q2: コロナ禍に強い薬局の特徴は何ですか?
A2: 以下の特徴があります。
- 住宅地に位置する薬局
- 多くの医薬品を在庫している大規模な薬局
- 無料で広い駐車場がある
- アプリで調剤予約ができる
- 感染防止対策が整っている
Q3: 転職活動時の注意点は何ですか?
A3: 転職活動時には以下に注意しましょう。
- 正社員を選ぶ
- 面接対策を強化する
- リモート対応を確認する
- 薬局見学で感染対策を確認する
- 自身の感染予防対策を徹底する
Q4: なぜ住宅地の薬局が強いのですか?
A4: 住宅地の薬局は0410対応やオンライン診療により、患者が自宅近くの薬局を利用する傾向が強まっているためです。
Q5: コロナ禍で転職する際の最適なタイミングはいつですか?
A5: 現在は正社員薬剤師の需要が高く、転職するのに良い時期です。早めに動き出すことが重要です。
【薬剤師転職の現状】コロナ禍の転職活動注意点・コロナ後に強い薬局の特徴(まとめ)
コロナの影響により薬局全体で業績が悪化している関係で薬剤師の採用意欲は減少傾向です。
ただ、そんな状況でも薬剤師は必要です。求人はゼロではありません。
こういう厳しい状況の中で転職活動を進めていくには、コロナ禍での転職ノウハウをもった薬剤師転職サイトの活用が必須です。
薬剤師転職サイトのコンサルタントとの連絡は電話やメール、オンラインでできますので感染リスクが高まることはありません。
今から薬剤師転職サイトに登録して情報収集を始めておけば、急に希望条件にピッタリの求人が出てきてもすぐに応募することができます。
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