

薬剤師転職サイトを選び中の薬剤師
複数の薬剤師転職サイトに登録したほうが良いという人もいるし、複数登録はダメと言っている人もいます。
結局どちらが正しいのでしょうか。

このように感じている薬剤師も多いのではないでしょうか。複数登録することのメリットと注意点について解説していきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 薬剤師転職サイト・転職エージェントは複数登録しても大丈夫
- 薬剤師転職サイト・転職エージェントに複数登録するメリット
- 薬剤師転職サイト・転職エージェントに複数登録する際の注意点とその対策
- 薬剤師転職サイト・転職エージェントに複数登録するならどこがよいか

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。
転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
→詳しい自己紹介
「薬剤師は複数の転職サイト・エージェントに登録しましょう」というのは嘘
薬剤師転職サイト・エージェントへの複数登録はNG!
こんなことが書いてあったら不安になりますよね。
複数の薬剤師転職サイト・エージェントへの登録はNGでもなんでもないし、嘘でもありません。
複数の薬剤師転職サイト・転職エージェントに登録しても問題なし
薬剤師転職サイト・エージェントには1社だけしか登録してはいけないと思い込んでいませんか?
複数の薬剤師転職サイトに登録して転職活動をすることは全く問題ありません。
採用する側の立場から言えば、どこの薬剤師転職サイトから紹介されたかは全く気にしません。別の薬局に取られてしまわないかということだけを気にしています。
薬剤師の間では、複数の薬剤師転職サイトに登録して転職活動をすることは、すでに常識となっています。
うちの薬局に転職してきた薬剤師も2社に登録して転職活動をしていました。
他の薬剤師に負けたくないのなら、複数の薬剤師転職サイトに登録すべきです。
薬剤師転職サイトに複数登録するメリット

複数の薬剤師転職サイトに登録することで得られるメリットをご紹介していきます。
複数の薬剤師転職サイトに登録するメリット
- より多くの求人を紹介してもらえる
- 信頼できるコンサルタントに出会いやすい
- 転職先の情報をいろいろな角度から知ることができる
- 自分に合う転職サイトを見極められる
より多くの求人を紹介してもらえる
複数の薬剤師転職サイト(求人サイト)に登録することで、あなたが触れることができる求人情報が単純に2倍に増えます。もちろん重複する求人もありますが。
求人の選択師が多ければ多いほど、あなたの希望に沿った求人が見つかる可能性が高まると思いませんか?
転職サイトによっては強い業種や弱い業種、力を入れているエリアがあり、持っている求人に若干差があります。
例えば、うちの会社(調剤薬局チェーン)は実際に、全ての薬剤師転職サイトに求人を出しているわけではありません。
薬剤師の採用が成功しそうな大手の薬剤師転職サイト数社に絞って求人を出しています。
そのため、薬剤師転職サイトAには掲載されている求人が薬剤師転職サイトBには掲載されていないということはあり得る話なのです。
複数の薬剤師転職サイトに登録しておけば、より多くの求人情報を得られるのは最大のメリットの一つと言えるでしょう。
だったら、大手の薬剤師転職サイト1社に登録をすれば済むのでは?と考える薬剤師もいると思います。
それは次のメリットで説明しましょう。
セカンドオピニオンとして利用できる
紹介された求人をもう一方の薬剤師転職サイトのコンサルタントに聞いてみるという、セカンドオピニオン的な利用方法をおすすめしています。
「実は、最近この薬局の内情が大変らしいですよ。それが原因で先日薬剤師が転職をしていきました。」
こんな生の声が集まるのが薬剤師転職サイトです。
この薬局の内情を知っていて紹介したのか知らずに紹介したのかはわかりませんが、セカンドオピニオンを持っておくと情弱薬剤師から脱することができます。
この薬局への転職はやめておくべきと助言してくれるのが良い転職サイトです。
さらに、薬剤師転職サイトによって薬局とのつながりの深さが全く異なります。
そもそも転職サイトの担当者が人事課に全く来ないところもあれば、頻繁に顔を出してくれるところもあります。
これでは転職サイトが持っている情報に差が出るのは当然。
同じ求人を紹介されたとしても、その時点で得られる情報には雲泥の差があることも理解しておきましょう。
非公開求人の紹介が増える
薬剤師求人サイトに掲載されている求人が全てではありません。
まだ公開されていない非公開求人があります。
この非公開求人とは、ただ隠しているのではなく、すでに登録済みの薬剤師から優先的に選んで紹介する求人のこと。
この非公開求人の中にこそ、好条件案件があるのです。
しかも、求人を出している薬局に交渉してあなたの希望条件通りに求人をカスタマイズしてもらうことも可能。
求人探しという概念すら吹っ飛ぶようなことをしてくれるのが薬剤師転職サイトなのです。
信頼できるコンサルタントに出会いやすい
薬剤師転職サイトに登録をすると、あなた担当のコンサルタント(担当者)がついてくれます。
経験豊富な方ばかりですので基本的には心配ないのですが、相性が合わないと感じることもあるでしょう。
複数の薬剤師転職サイトに登録しておけば、コンサルタントの質やサービスを比較することができます。
- あなたの希望条件に合わない薬局ばかり紹介してくる
- 転職をせかす
- 電話には出られないからメールで連絡して欲しいと伝えているのにいつも電話をしてくる
転職活動中にはこういった不満が溜まってくることもあるでしょう。
もし、1つの薬剤師転職サイトにしか登録していなかったらどうでしょう。あなたの担当になったコンサルタントの質やサービスが高いのか低いのか比較できませんね。
でも複数の薬剤師転職サイトに登録してあれば大丈夫。そっちはすぐにキャンセルしてもう1社で転職活動を続けることができます。
こういった点からも、複数の薬剤師転職サイトへの登録が必要なのは間違いありません。

1つしか登録していなかったことを考えると恐ろしいですね。
自分に合う転職サイトを見極められる
担当のコンサルタントと合わない、紹介のぺースが遅すぎる、連絡がなかなか取れないなどの不満があればすぐに退会することができます。
複数の薬剤師転職サイトに登録して同時進行で進めていれば、また最初からということがなくなります。
薬剤師転職サイトの選択に失敗したと思っても対処法があります。
薬剤師転職サイトで失敗したと思ったときはどうすれば良いか。転職で失敗したのではないのでまだ大丈夫。薬剤師転職サイトの選択を誤ってしまった場合の対処方法をまとめました。
希望にある薬局の選択や給与交渉、面接の調整など実際にうごいてくれるコンサルタントの質や能力で転職活動がうまく行くかどうかが決まると言っても過言ではありません。
この記事で、薬剤師が転職時に給与交渉をすると年収は本当にアップするのかがわかります。転職時の給与交渉で薬剤師の年収がアップする理由、給与交渉でも年収がアップしない例、給与交渉に必要な武器についてまとめました。
転職祝い金はもらえなくなりました
転職祝い金は禁止となりましたので、もらえる薬剤師転職サイトはもうありません。
くわしくはこちらにまとめましたのでご覧ください。
転職祝い金が禁止になりました。転職祝い金で薬剤師を集めていた中小の薬剤師転職サイトに登録するメリットはもうありません。大手から選びましょう。
複数の薬剤師転職サイト・転職エージェントに登録するときの注意点と対策
薬剤師転職サイトに登録すると、職歴や希望職種、条件のヒアリングのために連絡が来ます。
複数登録すれば同じことを説明しなくてはいけませんから、事前に希望条件をまとめておくとよいでしょう。
薬剤師転職エージェントについて知りたい薬剤師向けの記事です。薬剤師転職エージェントっていったい何をしてくれるのか、電話がかかってきたら何を話せばよいのかがわかります。ぜひご覧ください。
希望条件に合う求人の紹介が重なると転職活動が予想以上に忙しくなることもありますが、その場合は条件をちょっと上げて厳選すれば大丈夫。
複数の転職サイトから、同じ会社の求人を紹介される可能性もあるでしょう。こうなったら大チャンス。セカンドオピニオン作戦を使ってください。
また、転職活動中はメールや電話でのやり取りが増えます。
なるべくメールでのやり取りを希望する旨や、電話に出られる時間帯をあらかじめ伝えておくと良いですね。
複数の薬剤師転職サイト・転職エージェントに登録するならこの中から
複数の薬剤師転職サイトを上手に使い分けながら、自分の希望に沿った求人で話を進めていきましょう。
こちらの薬剤師転職サイト全てに登録する必要はありませんが、少なくとも2つ以上のサイトに登録して転職活動を進めていくことをおすすめします。
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