
うちの薬局、なんだか最近ざわついてる… もしかして、他社に買われるかも?
「合併するらしい」「別の会社と提携したらしい」そんな話題が出るたびに、先行きが不安になっていませんか?
実は今、調剤薬局業界では買収・合併(M&A)が本格化しており、薬剤師のキャリアに大きな影響を及ぼし始めています。
制度の改変、給与ダウン、異動の強制——それは突然やってくるかもしれません。
だからこそ、薬剤師に必要なのは「自分が今どちらの側にいるのか」を早めに見極め、正しい行動を取ること。
Follow @pharma_di Instagramのフォローもお願いします! ストーリーズでは内容の濃い情報を発信中≫ ファマディー
全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
pharma_di(ファマディー)
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。 私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。 ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。 このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
これから加速する調剤薬局の大再編。買収・合併される側の薬局にいると、あなたの働き方も生活も大きく変わってしまう可能性があります。
後悔しないキャリアを築くなら、買収する側の薬局に移るという「攻めの転職」が選択肢になります。



私はこれまで、薬局長として数多くの薬剤師の合併後の変化を見てきました。気づいたときには手遅れだった、という声も本当に多いんです。
薬剤師は買収・合併する側の薬局にいたほうが良い理由
調剤薬局業界では、今後ますますM&A(合併・買収)の動きが活発になると見込まれています。そんな中で、薬剤師としてキャリアを安定させたいなら「買収・合併する側」に属することが重要です。
なぜなら、買収される側にいると、制度や業務環境が大きく変わり、働きづらさや給与の変化などを強いられる可能性があるからです。以下に、その具体的な理由を解説していきます。
買収される側は「すべてが変わる」
買収される側の薬局は、レセコンやレジ、薬歴システムといった業務ツールから、社内ルール、給与制度、評価制度に至るまで、買収した企業の基準に統一されてしまいます。
店舗名や制服、社風まで変わるケースも多く、自分の居場所だった薬局がまったく別物になってしまうことも。中には、異動や退職を余儀なくされる薬剤師も出てきます。


給与や待遇が下がるリスクがある
買収先によっては、給与水準が異なるため、年収が下がったり、ボーナスがカットされたりするケースがあります。制度上の「調整給」が廃止されるなど、個別対応が一切なくなる可能性も高いです。




買収する側の薬局なら環境変化の影響が少ない
一方で、買収する側の薬局に在籍していれば、社内システムや給与体系、評価制度などが変更されることはほとんどありません。むしろ買収した店舗への支援・管理側に回ることもあり、キャリアアップのチャンスにもつながります。
規模の大きい薬局では教育体制や業務支援も整っており、長期的に安心して働ける基盤が築かれています。



ファマディーの現場感覚としても、買収側の薬局で働く薬剤師の方が制度や人間関係のストレスが少なく、安定したキャリアを築いている印象があります。
買収・合併する側の薬局とされる側の薬局それぞれの特徴
調剤薬局で働く薬剤師
30店舗くらいあるチェーンの薬局が大手調剤薬局と合併していました。
うちの会社はそれよりは大きいのですが、買う方ですよね?
もしかして買われるほうですか?
- 他社に売却するうわさが社内で出ている
- どこかの薬局がうちの会社を狙っているらしい
- どうやら近いうちに他社の合併するみたい
- 合併する話を聞いたが、実際に何が変わるのだろう
あなたもこのようなことで悩んでいませんか?
実は、薬局の合併はこれから本格化します。
就職や転職先選びで間違えてしまうと大変な思いをすることになります。
そうならないためにも、買収する側の薬局に入って良いポジションを早めに確保しておくことが大切です。
[char no=”8″ char=”pharma”]これからくる調剤薬局の大合併時代。
薬剤師はどう対処すれば良いのでしょうか。
どの薬局に属しているかで薬剤師の今後が大きく変わります。
働く薬局を選択する際には、先の事もしっかりと考えましょう。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
pharma_di(ファマディー)
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。 私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。 ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。 このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
結論
度重なる調剤報酬の改悪により調剤薬局は利益が出にくい状況です。更なる効率化をするために今後は調剤薬局の合併が加速します。
買収される側の薬局にいる薬剤師は、全てが変えられてしまって大変な思いをすることになります。
就職、転職するなら買収・合併する側の薬局を選んでおきましょう。
大手の調剤薬局チェーンが中小の調剤薬局チェーンを買収し、傘下に収めるM&Aの件数が増加しています。
せっかく転職したのにも関わらず、転職先の薬局が転職元の薬局に買収されてしまい結局同じ会社に戻ってしまったという話もあるくらい。
本人にとってはとても辛いことですが、ここまでくると笑うしかありません。
あなたが今勤めている薬局は、買収する側でしょうか?それともされる側でしょうか?
薬剤師は買収・合併する側の薬局にいたほうが良い理由


薬剤師が就職や転職をするなら、買収・合併する側の薬局を選びましょう。
というのも、合併された側の薬局は、合併した側の薬局に全てが統一されてしまうからです。
全てとは、業務の進め方やレセコン、レジ、社内システム、薬局名、人事制度、給与体系などなど。
ありとあらゆるものが合併した側の薬局と同じものに変えられてしまいます。
当然社長も変わります。社風も変わります。
店舗の統廃合が進み、異動によってスタッフの入れ替わりも起こるでしょう。
合併されてしまったら、とにかく全ての事が変わってしまうという事を理解しておいてください。
≫薬局が買収されたらどうなる?


人事制度が変えられてしまい、給料・年収ダウンであなたの生活自体が変わってしまう事だって十分考えられます。


≫年収ダウン・ボーナスカットの提示を受けた薬剤師がやるべきこと


大切な事ですのでしっかり確認していきましょう。
買収・合併をする側の薬局にいれば大丈夫なのでしょうか?
[char no=”8″ char=”pharma”]買収・合併をする側の薬局の薬剤師は大きな影響を受けることはありません。
買収・合併をする側の薬局にいれば、社内システムやレセコン、薬歴ソフト、業務の進め方は今までと全く変わりません。
給与体系も変わりません。店舗の統廃合により一部の薬剤師は異動の可能性もありますが、影響はその程度。
全て変わってしまうのは、買収・合併された側の薬局です。
これから就職、転職をするなら、合併をする側の規模の大きい調剤薬局を選択しておくべきです。
もし、あなたが働いている薬局が他社に買収、もしくは他社と合併することになったらかなり大変なことが起こるでしょう。
大手調剤チェーンは、小・中規模のチェーン薬局を狙っています。
買収される側の薬局に勤めているのと、買収する側の薬局に勤めているのとでは、あなたの「今後」が大きく異なります。
在籍するなら買収する側の薬局が有利です。
買収・合併する側の薬局とされる側の薬局それぞれの特徴


コンビニエンストアではセブンイレブンやローソン、ファミリーマートなど大手の店舗が大半を占めています。
ところが、調剤薬局ではまだその状態にはなっていません。薬局は全国に6万軒以上あるにも関わらず、売上1位のアインホールディングスでさえやっと薬局数は1289店舗(2022年6月30日現在)。
占有率はたったの2%です。調剤報酬は改定毎に厳しくなり、効率化を図るにはさらに規模を拡大していく必要に迫られています。
ドラッグストアの合併が進んでいるように、調剤薬局の合併もこれから進んでいくでしょう。
[char no=”8″ char=”pharma”]大手調剤チェーンに厳しい調剤改定がされていますが、それでも薬局業界はM&A(合併と買収)が加速すると想定しています。
M&A(買収と合併)をする側なのか、される側の薬局なのかを調べる方法
- 上場しているかどうか
- 会社の規模(調剤売上・薬局数)
- 利益は出ているか(業績・経営状況)
- 経営している薬局の店舗数
- 後継者の有無
- 過去のM&Aの実績
- 親会社・業務提携先
株式市場に上場していれば買収・合併する側
株式市場に上場している会社は資金調達がしやすいだけでなく、売上や利益を増やしていくためにも店舗数拡大に積極的です。
調剤薬局としては上場していなくても、親会社が上場していることもあります。
個人薬局が小規模の調剤薬局が多い現在の状況を見る限り、調剤薬局チェーンの上場企業同士の合併の可能性は限りなくゼロに近いです。
会社の規模が大きい方が買収・合併する側
会社の規模が大きければ大きい程、買収されるリスクは下がります。
あなたがもし、調剤売上上位の大手調剤チェーン薬局で働いているのであれば、今はまだ大きな心配はいりません。
(いずれは大手同士の合併も出てくるかもしれませんが。)
利益が出ていれば買収・合併の可能性は低いが0ではない
利益がしっかりと出せているなら、今すぐ他社に売却されるということは無いでしょう。
但し、利益が出ている今のうちに他社に高値で売却することもあり得ます。
利益が出なくなってからでは買い手がつかないからです。
現在の経営陣が今後の薬局運営に対し、どのような考えを持っているかを知ることが重要です。
100店舗未満の小規模チェーン薬局は買収・合併される側
独立系の小・中規模の調剤チェーン薬局は合併される側である可能性が高いです。
利益が十分出ていて、薬剤師の採用も毎年コンスタントにできているなら問題ないでしょう。
社長に後継者がいない、利益が出ていない、薬剤師の採用がうまく行っていないという状況だと、少しでも利益が出ているうちに売却する可能性が高いです。
利益が出なくなってからではどこも買い手がつきません。
利益が出ているうちに高く売ってしまおうと社長が考えるのは当然です。
個人薬局で後継者がいない薬局は買収・合併される側
社長が薬剤師の個人経営の薬局は最も合併されやすいところ。
後継者がいなければ他社に売却するのは当然です。
個人薬局で働いている薬剤師は、他社へ売却されてどこかの薬局の傘下に入ることを覚悟しておきましょう。
≫【個人薬局の今後】生き残りをかけて薬剤師が今やるべきこと5選


≫新卒で個人薬局への就職は?給料良くて年収高いが潰れるリスクに要注意
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過去に買収・合併の実績があれば買収・合併する側の薬局
上場企業であればプレスリリースを。そうでなければ会社のホームページの沿革等で実際にM&Aを頻繁に行っているかを確認します。
過去5年間のニュースリリース、会社ホームページ等で調べたM&Aをする側の主要調剤チェーン薬局は以下の通りです。
- 株式会社アインホールディングス(アイン薬局)
- 日本調剤株式会社
- クラフト株式会社(さくら薬局)
- クオール株式会社(クオール薬局)
- 総合メディカル株式会社(そうごう薬局)
- 株式会社メディカルシステムネットワーク
- 株式会社アイセイ薬局
- 阪神調剤ホールディングス株式会社
- 株式会社フロンティア
- ファーマライズホールディングス株式会社
- 株式会社ユニスマイル(ファーコス薬局)
- 株式会社メディカル一光
ここに挙げた薬局(会社)はM&Aで規模を拡大させています。
今後もM&Aをする側の薬局だと言えるでしょう。
M&Aがある程度進んで業界再編的な動きとなれば、この中でもM&Aをされる会社もあるかもしれません。
その場合は親会社や大株主、資本提携先の意向が働いてきます。
薬局業界再編は卸主導で進むのか商社主導で進むのか。
またはそれ以外なのか。
先のことはわかりませんが、現状どのような提携が進んでいるのかを見ておくだけでも見通しがつきやすくなるはずです。
業務提携・資本提携状況、親会社があれば買収・合併する側の薬局
大手調剤薬局チェーン各社の親会社や資本・業務提携先をまとめてみました。今後業界再編が進む際どうなっていくかのヒントになります。
アインホールディングス(アイン薬局)
- 丸紅株式会社と資本・業務提携
- たんぽぽ薬局およびその親会社のトーカイと業務提携
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングスと資本・業務提携
- 株式会社メディオ薬局を子会社化
- NPホールディングス株式会社を子会社化
- 株式会社葵調剤を子会社化
- 株式会社コム・メディカルを子会社化
- 土屋薬品株式会社を子会社化
- 株式会社ファーマシィホールディングスを子会社化
日本調剤
- 創業家の持ち株比率が50%強
- 数多くの薬局を子会社化したのち吸収合併
- 第一生命グループとの業務提携契約を締結
クラフト
- 過去にはジャスダックに上場していたがMBOにより株式上場廃止
クラフトさくら薬局は経営不振がささやかれています。
クオール
- 株式会社エーベルを吸収合併
- 株式会社ローソンと業務提携
- 株式会社薬正堂と資本提携
- 株式会社メディカル一光と業務・資本提携
- 株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネットと業務提携
- 株式会社ローソンと資本提携
- アポプラスステーション株式会社の全株式を取得し、100%子会社化
- 株式会社レークメディカルを子会社化
- 株式会社アルファームを子会社化
- セントフォローカンパニーを子会社化
- 株式会社ココカラファインと業務提携
- 株式会社共栄堂を子会社化
- 藤永製薬株式会社を子会社化
総合メディカル
- 三井物産株式会社と業務提携(三井物産はセブン&アイ・ホールディングスと戦略提携)
- 調剤薬局の株式会社あおば調剤薬局の全株式を取得
- 調剤薬局の株式会社クラクシーの全株式を取得
- 株式会社中日エムエスの株式を95%取得
- 株式会社柏友堂の全株式を取得
- 調剤薬局の広栄薬品株式会社の全株式を取得
- 調剤薬局の株式会社さくらファーマシーの全株式を取得
- 調剤薬局の有限会社森の前薬局の全株式を取得
- 調剤薬局の有限会社ケイエムメディカルの全株式を取得
たんぽぽ薬局株式会社
- 株式会社高山調剤センター(岐阜県)と合併
- 有限会社レベルアップを子会社化
- アインホールディングスと業務提携
株式会社メディカルシステムネットワーク
- 株式会社ファーマホールディングを子会社化
- 株式会社日本レーベンを子会社化
- 株式会社サンメディックを子会社化
- 株式会社阪急共栄ファーマシーを子会社化
- 有限会社シー・アール・メディカルを子会社化
- 株式会社北海道ハイクリップスを子会社化
- 株式会社阪神調剤薬局(現I&H株式会社)と業務提携
- 株式会社ファミリーマートと業務提携(ファミリーマートの筆頭株主は伊藤忠商事)
- 株式会社エムエムネットを完全子会社化
- 株式会社トータル・メディカルサービスの株式を株式公開買付けにより98.96%取得し子会社化
- 薬樹株式会社と業務提携
- 株式会社アポテックを子会社化
- 株式会社永冨調剤薬局を子会社化
アイセイ薬局
- 平成28年5月2日をもって上場廃止
- コスモ・メディカルとの吸収合併
- グループ調剤薬局子会社9社(株式会社アイセイ東北、株式会社アイセイ甲信越、株式会社アイセイ東海、株式会社すずらん調剤薬局、明芳産業株式会社、株式会社とちの実薬局、株式会社エービーシー薬局、株式会社オレンジ薬局、株式会社金塚薬局)との吸収合併
- 株式会社トーワ、株式会社フォーメン、株式会社プラウ、株式会社ビガーとの吸収合併
阪神調剤ホールディング株式会社
- 株式会社メディカルシステムネットワークと業務提携
- グループ会社多数(合併)
- 株式会社 あいち調剤
- 株式会社 キューミック
- 株式会社 ファルシオ
- 有限会社 ドレミ
- 株式会社 KNファーマシー
- 株式会社 高階誠心堂
- 株式会社 ファーマケーション
- 有限会社 ファルマウニオン
- 有限会社 よろづ屋薬局
- 有限会社 いずみ調剤
- 株式会社 医薬品情報センター
- 株式会社 瀧川薬局
- 株式会社 メディプラン
- 株式会社 沖縄アイティ
- 有限会社 学が丘薬局
- 有限会社 青森メディカル
- 株式会社 中央薬局
- 有限会社 エンゼル
- 株式会社 レイニア
- 株式会社 新樹
- 株式会社 メディカルかるがも
- 有限会社 アップル薬局
- 株式会社 コウセイ
- 株式会社 至誠堂下山薬局本店
- 株式会社 ヒカリ薬局
- 有限会社 環
- 有限会社 ペガサス薬局
- 株式会社 ナウス
- 株式会社 フロイン調剤
- 株式会社 アイエル
- 株式会社 青龍
- 合同会社 あすなろ薬局
- 有限会社 ヒデメディカル
- 有限会社 セーブ
- 株式会社 Yell Holdings
- 株式会社 Yell Pharmacy
- スノーホールディング 株式会社
- 株式会社 子安
- 有限会社 小町堂薬局
- 株式会社 アイティ
- 株式会社 グリーンエイト
- 株式会社 ダイワコーポレーション
- 株式会社 ファーマシーさくら
- 株式会社 常健
- 株式会社 アーチメディカル
- 株式会社 互恩
- 舞鶴ファーマシー 株式会社
- 有限会社 岡本芸南堂薬局
ファーマライズホールディングス
- 株式会社ヤマダ電機と業務提携
- 株式会社ファミリーマートと包括提携(ファミリーマートの筆頭株主は伊藤忠商事)
- 株式会社ケミストを完全子会社化
- 株式会社ヘルシーワークを子会社化
- 有限会社サン・メディカルを完全子会社化
- 有限会社映双薬局を完全子会社化
株式会社ユニスマイル
株式会社スズケンの子会社
- 有限会社成城ファーマシーを合併
- 有限会社ヘルスケアセンターを⼦会社化
- 株式会社ライズ、株式会社フェイスを⼦会社化
- アメニティ株式会社を⼦会社化
- 東京調剤株式会社を⼦会社化
- 有限会社たちばな調剤薬局を⼦会社化
- 有限会社杏友(村⼭中央薬局)を⼦会社化
- 株式会社⽩河調剤薬局を⼦会社化
- 旭化成アイミー株式会社より、5薬局を譲り受け
- 株式会社⼯藤調剤薬局を合併
- 両⽑医薬品株式会社を合併
- (株)すずらん薬局を合併
- 東京中央薬品(株)を⼦会社化
- (有)ヒロ薬局を⼦会社化
- 東京中央薬品(株)を合併
- (有)渋⾕薬局を⼦会社化
- パナファーマシー(株)を合併
- (株)医学研究社を合併
- みなと薬品(株)を⼦会社化
- 有限会社うれしの調剤薬局を⼦会社化
- アイ・エム(株)より、2薬局を譲り受け
- セントラル調剤(株)を⼦会社化
- エムアンドエス(有)より1薬局を譲受け
- セントラル調剤(株)を合併
- (株)リブラベータを合併
- 株式会社ミックを合併
薬樹株式会社
- 三菱商事株式会社と業務・資本提携(三菱商事はローソンの筆頭株主)
- 株式会社メディパルホールディングスと業務・資本提携
- 株式会社メディカルシステムネットワークと業務提携
株式会社メディカル一光
- イオン株式会社と資本提携(イオンと三菱商事は包括業務提携契約を締結)
- 平安薬局株式会社を子会社化
- 有限会社メデコアを子会社化
- 株式会社山梨薬剤センターを子会社化
- 東邦薬品株式会社と業務提携
- クオール株式会社と業務・資本提携契約を締結(クオールは株式会社ローソンと業務・資本提携、そのローソンの筆頭株主は三菱商事)
- 株式会社メディパルホールディングスと業務・資本提携契約を締結
- 有限会社クローバーを子会社化
- 株式会社さつきを子会社化
- 株式会社メディケアサポートを子会社化
アポクリート
- 株式会社アルフレッサホールディングスの子会社
- アイランド薬局
- 薬局アポック
調剤薬局の合併・買収 Q&A
Q1: 調剤薬局が合併・買収される側の特徴は何ですか?
個人経営の薬局、小規模チェーン、後継者がいない薬局などが合併・買収されやすいです。特に利益が出ていない場合や経営が不安定な場合は、合併されるリスクが高まります。
Q2: 合併・買収されると薬剤師の仕事はどう変わりますか?
業務の進め方やシステム、人事制度、給与体系が変更される可能性が高いです。統廃合による異動も発生することがあります。
Q3: 買収・合併する側の薬局の特徴は?
規模が大きく、上場している、過去にM&Aの実績がある薬局が買収・合併する側に回ることが多いです。利益をしっかり出していることも重要です。
Q4: 合併・買収される前に確認すべきポイントは?
上場の有無、会社の規模、利益状況、後継者の有無、過去のM&A実績などを確認しましょう。
Q5: 合併・買収後の対応策は?
合併後の新しいシステムや方針に早く慣れることが重要です。適応力を持ち、新しい環境での自分の役割を見つけることが成功の鍵です。
【調剤薬局の合併・買収】M&Aする側?される側?調べる7つの方法(まとめ)


これから調剤薬局の大合併が始まります。
あなたがいる薬局は買収・合併する側でしょうか。それともされる側でしょうか。
買収・合併する側の薬局の特徴
- 株式市場に上場している
- 会社の規模が大きい
- 経営状態が良い
- 薬局数が100以上ある
- 社長の後継者がいる
- 過去に買収・合併の実績がある
- 業務提携・資本提携状況、親会社がある
あなたの会社がこの条件に当てはまっていなければ、買収・合併される側という事です。
このままで良いか今後のこともよく考えてみてください。
考えてみてくださいといってもどう考えたら良いかわからない方も多いでしょう。
もしあなたが今の会社で働き続けることに対して少しでも不安があるなら、薬剤師転職サイトのコンサルタントに相談してください。
今はまだ大丈夫でも、数年後に大変な思いをするかもしれません。
動くなら大変になる前の今です。


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≫薬局が買収・合併されたら薬剤師に何が起きる?│解雇・異動・減給・社風


≫【我慢している薬剤師は危険】薬剤師の転職は大変で面倒だと思っていると・・・




調剤薬局業界では、今後さらなる合併・買収(M&A)が進んでいくと予想されます。では、自分が働いている薬局が「買う側」なのか「買われる側」なのか、どう見極めればいいのでしょうか。
ここでは、両者の特徴を整理し、見分け方のヒントを紹介します。
上場企業または親会社が上場している薬局は「買収する側」
株式市場に上場している企業や、そのグループに属している薬局は、資金調達力があり、M&Aを通じて店舗数を拡大する動きが活発です。
親会社が医薬品卸や商社、大手企業である場合も、業界再編に備えて積極的に買収を進める立場にあります。
100店舗未満の独立系チェーンは「買収される側」
独立系で100店舗未満の中小薬局チェーンは、業界再編の中で大手に取り込まれる傾向にあります。特に後継者不在や利益が出ていないケースでは、その可能性が高まります。
現場でも「社長がそろそろ引退を考えている」「採用がうまくいっていない」といった声があれば、売却の可能性を疑ってみるべきです。
利益が出ていても将来の不安から売却されることも
経営が順調であっても、「今のうちに高く売っておきたい」という判断から、あえて早期に他社に売却するケースも増えています。利益が出ている=安泰ではない点に注意が必要です。
ポイントは、現経営者が将来をどう見据えているかです。薬局運営に対する姿勢を日々のコミュニケーションで探ることも大切です。
買収・合併の実績や提携企業の有無を確認する
過去に買収・合併の実績がある薬局や、業務・資本提携している企業がある薬局は、今後も「買収する側」として動く可能性が高いです。会社沿革やプレスリリースでM&Aの履歴をチェックしてみましょう。
また、業界大手の薬局がどのような企業と提携しているかを知ることは、今後の再編の方向性を予測する手がかりにもなります。



私が現場で面接・採用に関わった経験から言うと、提携・出資しているグループ会社が複数ある薬局は、早い段階からM&Aや再編を見据えて行動している傾向があります。
過去に買収・合併の実績がある薬局は「買収する側」
薬局の沿革やニュースリリースを確認し、過去にどれだけM&Aを実施してきたかを見ることで、今後も「買う側」として動く可能性があるかを見極められます。
たとえば、全国展開を進める大手チェーン薬局は、継続的に地方の薬局を子会社化・吸収合併し、着実に規模を拡大しています。
以下に、近年M&Aを活発に進めている代表的な企業を紹介します。
- 株式会社アインホールディングス(アイン薬局)
- 日本調剤株式会社
- クラフト株式会社(さくら薬局)
- クオール株式会社(クオール薬局)
- 総合メディカル株式会社(そうごう薬局)
- 株式会社メディカルシステムネットワーク
- 株式会社アイセイ薬局
- 阪神調剤ホールディングス株式会社
- ファーマライズホールディングス株式会社
- 株式会社ユニスマイル(ファーコス薬局)
- 株式会社メディカル一光
これらの企業は過去に多数の買収・合併を行っており、今後も「買収する側」である可能性が高いといえます。
ただし、業界の再編がさらに進めば、これらの大手同士が合併の対象になる可能性もゼロではありません。その際は親会社や出資元の意向が強く働くため、グループ構造や業務提携先の把握も重要になります。



ファマディーとしては、転職相談において「過去のM&A実績が豊富な企業」への志望は、将来的なキャリアアップや安定志向の方におすすめしています。
業務・資本提携先の有無は今後の安定性に直結
薬局業界では、単独では経営が厳しくなる企業が増えており、大手企業との業務提携や資本提携が盛んに行われています。
これらの提携により資金力やノウハウの補完を得た薬局は、M&Aを主導する立場になる可能性が高くなります。
とくに親会社が商社・製薬卸・金融などの大企業である場合、資本面でのバックアップにより、合併・吸収を進めやすい土壌があります。
代表的な例として、以下のような提携が挙げられます:
- アインホールディングス × 丸紅/セブン&アイHD
- クオール × ローソン/メディカル一光
- 薬樹 × 三菱商事/メディパルHD
- メディカル一光 × イオン/東邦薬品/メディパルHD
- ファーマライズ × ヤマダ電機/ファミリーマート
こうした提携関係は単なる資本投資にとどまらず、業務面の連携を通じて医療・小売・ITといった他業界との統合にも発展しやすく、経営基盤をより強固にします。
親会社の業種や戦略が薬局業界の未来にどのような影響を与えるかも、転職先選びの判断材料になります。



調剤薬局の未来を見据えるうえで、親会社の動向や提携先の方向性はとても重要です。採用面接時にもそのあたりを確認しておくと安心です。
Q&A|調剤薬局の合併・買収に関するよくある質問
調剤薬局のM&A(合併・買収)は今や珍しい話ではありません。ここでは、薬剤師がよく抱く疑問を10問厳選して回答します。
Q1. 合併・買収されたら仕事内容はどう変わりますか?
業務フロー・使用システム・接客スタイルまで変更される可能性があります。特にレセコンや薬歴ソフトの切り替えが発生することが多いです。
Q2. 給与や待遇は下がることがありますか?
買収先の制度に合わせられるため、年収やボーナスが減るケースもあります。等級制度や調整給が見直されることもあります。
Q3. 買収された側の薬局では異動が増えるって本当ですか?
統廃合により、人員再配置が行われる可能性があります。特に人手不足の店舗に応援や異動が発生しやすくなります。
Q4. 自分の薬局が買収されそうか調べる方法は?
会社の沿革・財務・後継者の有無を調べるのが有効です。上場企業や親会社があるかも重要な判断材料です。
Q5. 買収・合併する側の薬局はどんな特徴がありますか?
上場していて、過去にM&Aの実績があり、利益を安定して出している企業です。また、提携先や親会社の存在も影響します。
Q6. M&A後に辞める薬剤師は多いですか?
制度や人間関係の変化が理由で辞める薬剤師も少なくありません。転職を検討するタイミングとして捉える方もいます。
Q7. 転職時に「買収する側」の薬局を選ぶべき理由は?
業務や制度の変更リスクが少なく、長期的に安定した勤務が可能だからです。また、キャリアアップのチャンスも広がります。
Q8. 買収後も社名や制服は変わらないことがありますか?
社名や外観を一定期間維持するケースもありますが、最終的には統一されることが多いです。徐々に変更されることが一般的です。
Q9. 現在の会社に不安がある場合、どうすれば良い?
早めに転職活動を始めておくのがおすすめです。転職エージェントに相談して情報収集するのも一つの方法です。
Q10. M&A後の新しい体制に馴染むコツはありますか?
変化を受け入れる柔軟性と前向きな姿勢が大切です。マニュアルや方針に積極的に慣れる努力をしましょう。
調剤薬局M&A時代のキャリア戦略まとめと転職成功へのヒント
調剤薬局の合併・買収は今後も加速する見通しです。薬剤師としてキャリアを築いていくうえで、自分が「どの薬局に所属するか」が将来を大きく左右します。
ここでは、M&A時代に備えて押さえておきたいポイントを簡潔にまとめます。
- 買収・合併される側の薬局では、給与・待遇・制度が大きく変化する可能性がある
- 買収する側の薬局に属していれば、環境変化の影響が少なく安定した勤務が期待できる
- 上場・提携・M&A実績の有無を確認することで、会社の立ち位置を判断できる
- 会社の将来に不安があるなら、早めの情報収集・転職活動が重要
どの薬局で働くか——それは単なる「勤務地」の問題ではなく、「あなたの未来を守る判断基準」です。
私自身、これまでに100名以上の薬剤師採用に携わり、さまざまな薬局の合併を目の当たりにしてきました。
そこで見えてきたのは、「環境の変化に巻き込まれる前に動いた薬剤師」こそが、仕事も収入も人間関係も安定させているという事実です。
合併後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人の多くは、自分の薬局が買収されるリスクに気づいていなかった、あるいは「様子を見よう」と動かなかった人たちです。
一方、早めに情報収集し、規模の大きい買収する側の薬局へと移った薬剤師は、新たな環境の中でも主軸として活躍しています。
あなたが今、ほんの少しでも「このままでいいのかな?」と感じているなら——。
今こそ、未来を守る一歩を踏み出すタイミングです。
無理に転職する必要はありません。ただ、転職サイトに登録しておくだけで、いざというときの選択肢が広がります。
そしてその一歩が、きっとあなたのキャリアと心の余裕を守ってくれるはずです。



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