男性薬剤師の転職ってどう?薬局選びのポイントは?【転職注意点も】
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転職の事で悩んでいる男性薬剤師

男性薬剤師の転職ってどうなんでしょうか?

一つの会社でずっと勤めたほうがやっぱり良いですか?

転職するときの注意点や薬局選びのポイントなどあれば教えてください。

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このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • 男性薬剤師が転職することについて
  • 男性薬剤師が転職するときの薬局選びのポイント
  • 男性薬剤師の転職注意点
自己紹介

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私は転職経験2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師です。
1回目は転職大失敗。2回目の転職活動では薬剤師転職サイトのコンサルタントの方に大変お世話になりました。そのおかげで転職に成功し、転職1年目の年収は600万円超。現在の年収は880万円です。⇒薬剤師になってからの年収推移公開

薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。自らの体験談を基にしてこの記事を書いています。

結論:男性だから転職しない方が良いとかは一切、全くありません。薬剤師なら男性も女性も関係ありません。ただし、男性ならではの薬局選びのポイントや転職の注意点がありますので気を付けましょう。

男性薬剤師が転職することについて(期待されている5つの理由)

『男性薬剤師なら、無理をしてでも我慢して1つの会社で定年まで勤めたほうが良い。』

そんなことはありません。

転職する理由がないくらいの素晴らしい会社(薬局)なら別ですが、我慢をしてまで1つの会社にしがみついていなければならない理由なんて存在しません。

待遇の良い薬局に転職することは、男性薬剤師だって全く問題ないのです。


男性も女性も薬剤師は薬剤師。


男性薬剤師だってもっとドライに考えて、待遇の良い薬局に転職したって良いのです。

 結構我慢している男性薬剤師は多い

  • 今はまだ修行の身だから
  • いずれ管理薬剤師になるまでの辛抱

こういった理由で我慢している男性薬剤師は多いです。

あなたもそうではありませんか?

平成30年の厚生労働省の統計によると、薬局・医療施設に勤務している薬剤師の総数240,371人のうち、男性は82,655人(34.4%)、女性は157,716人(65.6%)です。


ざっくり、男性よりも女性の方が倍近く多いということです。


このように女性が多い薬剤師業界ですから男性薬剤師は貴重な存在ともいえます。

調剤事務がほぼ女性であることを考えると、薬局では女性に囲まれて仕事をすることが多いと思います。


そこからくる悩みも少なからずあるでしょうが、それでも男性薬剤師はとても期待されているのです。


スキルや知識、経験をたくさん持っている男性薬剤師は市場価値が高く、厚遇で迎え入れてくれる薬局は相当あります。


将来の管理薬剤師候補としても引く手あまたです。

 男性薬剤師が期待されている5つの理由

  • 将来の幹部候補として
  • 管理薬剤師候補として
  • 産休育休によるブランクが無い(取得する人が少ない)
  • 短時間勤務制度にならない(取得する人が少ない)
  • 防犯面や力仕事の役割

普段の仕事上では性別はほぼ問題にはなりません。

あっても、婦人科の薬の投薬は女性薬剤師にお願いするくらいではないでしょうか。

薬剤師も事務も女性が多い職場の中で、いざという時に「男性」ということが大変役に立つことがあります。

将来の幹部候補として

女性だから幹部になれないということは全くないのですが、やはり幹部となるとどの薬局も男性が多い印象です。


女性薬剤師は、出産や育児を優先せざるを得ないという背景があるのでしょう。


その点もどうにかしないといけませんね。

管理薬剤師候補として

幹部候補と同様に、管理者になりたがらない女性薬剤師も結構多いです。


そうなると自然と男性薬剤師にその職が回ってくるのです。

産休育休によるブランクが無い(取得する人が少ない)

女性は産休・育休で働けない期間が生じてしまうことがあります。
男性薬剤師は産休がありませんので、計算しやすいという利点があります。

短時間勤務制度にならない(取得する人が少ない)

上と同様に、フルタイムで勤務可能な男性薬剤師は人員配置において計算ができます。

防犯面や力仕事の役割

夜間・深夜の開局や、一人薬剤師の場合だと防犯面も気になるところです。

その日やその時間帯だけは、男性薬剤師を優先的に配置するといった対策が取られます。

また、薬局でも一定の力仕事が発生します。


そんな時はやはり男性の方が頼りになります。


男性薬剤師が転職するときの薬局選びのポイント

転職は就職とは異なり、会社全体よりも配属される薬局がどのような環境であるかが重要です。


しかし、男性薬剤師の転職となると配属先の薬局だけでなく、やはり会社全体も重要になってきます。


男性薬剤師が転職する場合は、配属予定の薬局だけでなく、会社全体を見てください。

ほとんどの男性薬剤師は定年まで仕事を続ける(必要がある)と思います。


転勤を頼まれることもあるでしょう。


転職直後に配属された薬局にいる期間なんて、ほんの数年かもしれませんから会社全体を見ることが非常に大切になってきます。

 男性薬剤師が転職するときにはこういう薬局を選ぶべき

  • 長く働ける薬局に入ること(将来性がある)
  • 店舗数がのびていること
  • 従業員数が伸びていること
  • キャリアアップが図れる
  • スキルアップが図れる
  • 信頼できる会社であること
  • 倒産しない会社であること
  • 買収されない会社であること
  • 確定拠出年金制度を導入していること

将来にわたって安定して収入を得られる環境かどうかは非常に重要。


結婚して、子供ができて、マイホームを購入して・・・と、家族を養うためにはお金が必要です。


一番お金がかかるときに薬局が倒産なんてしてしまったら・・・。

そういったリスクの小さい会社へ転職してください。

薬局の寡占化が進むことが予想されるので、少なくとも買収する側のチェーン薬局であることも大切なポイントです。


買収された側の薬局の給与等の諸条件は、買収後数年で買収した側の制度へ変更されてしまいます。


買収する側の薬局に転職しておけばその心配は防げます。

転職により在籍期間が短くなってしまうと、定年退職時にもらえる退職金が減ってしまいます。


ですが、確定拠出年金制度のある薬局なら自分で運用先を決めることができますので退職金を増やすことも十分可能です。


今の会社で確定拠出年金をしていれば、転職さきの確定拠出年金に移管することができますので非常に有効です。

定年まで長期間勤めるのですから、信頼できる会社であることが必須条件です。


どこの会社とは言いませんが、不正請求を強制されるなどで悩んでいる薬剤師もいると聞いています。


男性薬剤師が転職する際には、薬局で見るべきポイントに加えて、信頼に値する会社であるかどうかを調査しましょう。

その調査については、転職コンサルタント・エージェントに協力を依頼することが可能です。


元社員を転職させたことがある転職サイトならその情報もしっかり持っているはず。


薬剤師の転職では直接応募のメリットはありませんから、薬剤師転職サイトに登録して転職活動をすることをお勧めします。

薬剤師転職サイトのコンサルタント・エージェントは、転職先の紹介だけでなく、給与等の条件交渉を代行してくれます。


よほど法外な金額を要求しない限り、男性薬剤師の転職時年収アップは難しいものではありません

男性薬剤師が転職するときの注意点

 敬遠される男性薬剤師の特徴

  • 1~2年ごとに転職して転々としている薬剤師
  • 仕事をしていない期間が長い薬剤師
  • 転職の理由が不明瞭
  • 新卒から調剤薬局に勤めていたのに管理薬剤師の経験が無い

 転職で優遇される男性薬剤師の特徴

  • 管理薬剤師経験
  • マネジメントスキル
  • 在宅経験
  • コミュニケーションスキル
特に管理薬剤師経験がある薬剤師は厚遇されます。

注意点としては、敬遠される特徴にある項目を減らし優遇される特徴の項目を増やすことです。

男性薬剤師で転職回数が多いと厳しい

短期間で転職を繰り返すのはもちろん、転職回数が多いこともマイナス要因です。男性で転職回数が多くて有利になることはありません。不利になるだけです。


面接で不利になる転職理由については男性薬剤師、女性薬剤師とも共通です。(⇒転職回数が多いと不利ですか?いえ、理由が大事です。30代女性薬剤師の転職


転職を繰り返すようなことはせず、次の転職が最後という覚悟で転職をするべきです。

幼稚な転職理由を言ってしまう男性薬剤師はダメ

面接で転職の理由を次のように語ってしまう薬剤師は敬遠されます。

  • もっと勉強できる環境に・・・
  • 給料が安い
  • もっと休みが欲しい
  • 人間関係が・・・
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採用する側としては、男性薬剤師の応募があった時点でかなり期待をしてしまっています。


それなのに面接でこんなことを言ってきたら・・・・・がっかりです。

それが転職の理由だったとしても言ってはダメ。

もし、面接を受ける薬局に転職したいのなら、その薬局が求めている薬剤師像はどういうものなのかを把握したうえで、それに合わせるように演じるべき。それが面接です。自分の点数を下げるようなことをあえて面接でする必要はありません。

転職市場において男性薬剤師は非常に価値が高いにも関わらず、転職しようとしない薬剤師が少なくありません。
不満や悩みを持ちながら今の職場で働き続けていて、他を全く知らないなんてもったいないと思いませんか?

 調剤未経験の男性薬剤師が薬局へ転職するのは厳しい?

MRや製薬会社の研究職を50代で早期退職し、調剤未経験で薬局に転職するのはかなり厳しいのが現状です。


『調剤なんて簡単でしょ』と思って転職を希望してくる人は、原則面接でお断りをしています。

20代、30代男性薬剤師なら、調剤未経験でも十分転職可能です。調剤未経験なら今のうちに調剤経験を積めば良いだけですから。

 まとめ
薬局は男性薬剤師に大きな期待をしていますから、今後も採用率は女性よりも下がらないでしょう。

無理して小さな薬局(会社)で仕事をしている男性薬剤師へ。このままで本当に大丈夫かどうか考えてみましょう。

今の会社に将来性はありますか?


定年まで勤められますか?

求人が豊富な今のうちに転職について少し考えてみてはいかがでしょうか。


薬剤師が余りまくって転職できないという事態に陥る前に。