出産後も仕事を続けたい考えている薬剤師
結婚して出産をしてからも仕事を続けたいと考えています。
産休・育休の取得実績のある薬局の方がよいのでしょうか?
出産後も仕事に復帰して続けたい薬剤師にとって、産休や育休の取得実績があることは安心材料になるでしょう。
求人票には産休や育休について詳しく書かれていないこともあるからです。
実は、産休や育休の取得実績は当てにならないという事をご存じでしょうか。産休や育休の取得実績より、もっと重要なことが3つあるのです。
今回は産休や育休の取得実績より重要な3つのことについて解説していきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
Instagramのフォローもお願いします!
ストーリーズでは内容の濃い情報を発信中≫ ファマディー
全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。
管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。
私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。
ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。
このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
女性薬剤師にとっても男性薬剤師にとっても、出産は大きなイベント。職場に産休・育休の制度があっても、利用できないようでは困ります。
最近ではマタハラといって、暗に退職を求められる事例もあります。こうした薬局に入社・転職してしまわないように注意しなければなりません。
求人票の『産休・育休取得実績あり』は無意味。
重要なのは本当に復帰できるかどうかと、短時間勤務制度の充実度、職場の理解の3点です。
≫【薬剤師求人の探し方】正しい方法なら転職先が必ず見つかる!
求人票の産休・育休の取得実績有りは参考程度に
産休・育休の取得実績の有無で薬剤師求人を比較することは無意味です。
産休も育休も労働基準法で取得を義務付けられていますので、取得するのは当然だからです。
問題なのは、そのあとのこと。
出産して育休を取得したあと、元の職場に復帰できるかどうかです。
子供が小さいうちはフルタイムではなく、短時間勤務制度を利用する薬剤師が多いでしょう。
復帰しやすい制度が整っているかどうか、その制度は利用しやすいものであるかどうかの方がよっぽど重要です。
出産・子育てを機に転職した経験がある女性薬剤師はなんと半数以上!出産や育児に理解の無い薬局が多すぎます。このまま今の職場で働き続けられるかどうかを見極める方法をまとめました。
薬剤師が育休から復帰した後も働きやすい薬局の特徴
産休や育休の取得実績よりももっと大切な事があります。そのポイントは3つ。
産休や育休の取得実績よりも大切な3つの事
- 本当に復帰できるのか
- 育児短時間勤務制度(時短勤務制度)の充実度
- 一緒に働く社員の理解
本当に復帰できるのか
産休や育休の取得実績ありと記載されていても、過去に1回あっただけかもしれません。実績ありですから嘘ではないですね。
本当はマタハラで退職に追い込まれている薬剤師が多くても、求人票からそれを読み取ることはできないのです。
重要なのは、過去の実績ではありません。
本当に重要なのはこれから先、産休や育休を取得して元の薬局に復帰できるのかどうかです。
この点を充分確認した上で、転職先を決定してください。
育児短時間勤務制度(時短勤務制度)の充実度
育児・介護休業法では、3歳未満の子どもを育てている従業員がいる場合、時短勤務制度を設けなければならないとしています。
時短勤務制度の期間は法律上、「子が3歳に達する日まで」です。
子供の3歳の誕生日の前日まで時短勤務制度を利用できるというわけです。
詳しくはこちらにまとめました。
薬剤師が子育てのために時短勤務になると年収はどうなるのか、転職直後に時短勤務は使えるのか、時短なのに帰れないということはないのか。このような疑問を持つ薬剤師向けにその答えを解説。時短勤務の利用で他の社員からムカつく、うざいと思われないようにする方法もわかります。
また、3歳以降の時短勤務制度については、会社独自で制度を整えるように努力義務が課せられています。
違いが出るのは3歳以降の時短勤務制度です。
3歳以降の時短勤務制度がどうなっているかを十分比較しましょう。
調剤薬局チェーンの育児時短勤務制度の例を挙げてみます。
- アイン薬局:小学校に入学するまでの間、最大2時間の短縮が可能
- 日本調剤:が小学校に入学するまで、最大2時間の短縮が可能
- クラフト:小学校1年生修了時まで、最大2時間の短縮が可能
- クオール:最長子供が小学校2年生になるまでの間、週の所定労働時間を短縮可能(30時間以上/週)
- そうごう薬局:小学校1年を終了する年の3月31日まで、勤務実績が10年を超えている社員は、子が小学校3年終了する年の3月31日まで
- ユニスマイル:小学校3年生まで、最大2時間の短縮が可能
このように、育児短時間勤務制度だけを見てもこれだけの違いがあります。考慮して転職先を探していきましょう。
一緒に働く社員の理解
育児短時間勤務制度以上に重要なのが、一緒に働く社員に時短勤務制度に対する理解があるかどうか。
なんであの人だけ早く帰るのか。子供がいると言うだけでズルいと陰口をたたく薬剤師がいるのも事実です。
みんなで助け合うという風土が無い薬局で、時短勤務で働くと辛い目に逢うのはかなりの確率。
一緒に働く社員に育児に対する理解があるかどうかも転職前には確認しておきましょう。
薬剤師が育休から復帰した後も働きやすい職場の特徴
- 復帰しやすい仕組みがある
- 充実した短時間勤務制度
- 一緒に働く社員の理解
一緒に働く社員に理解があるかどうかを確認することは難しいと思います。ここは薬剤師転職サイトのコンサルタント経由で確認してもらうのが良いでしょう。
育児に理解のあるスタッフがいる薬局を探すのにオススメの薬剤師転職サイト
≫マイナビ薬剤師の詳細
≫ファルマスタッフの詳細
≫ヤクジョブ.comの詳細
≫アポプラス薬剤師の詳細
≫アプロ・ドットコムの詳細
※無料の転職サポートは薬剤師限定。転職後も費用はかかりません。登録しても転職を強要されることは無いので安心です。
※オススメは2社以上への登録。転職活動がより効率的に進みます。
≫複数の薬剤師転職サイトに登録するのは今では常識
薬剤師が転職するなら薬剤師転職サイトの利用は必須。利用しないで転職すると、こんなはずじゃなかったと転職で後悔することになります。プロのコンサルタントの力を借りて、後悔の無い転職をしてください。
※どの薬局も求人枠には限りがあります。登録を後回しにすると好条件の求人は他の薬剤師のものに。『後でやろう』、『明日やろう』と思っていると、目の前の幸運は逃げていきます。
好条件の求人を逃さないためにも登録は本日中に!
\薬剤師の保有求人数最大/
\薬剤師満足度が高い!/
\全ての雇用形態に対応!女性薬剤師の味方/
\出張面談対応だから地方在住の薬剤師におすすめ/
\完全独立系だから中立/
薬剤師採用担当管理薬剤師が選んだ
【産休・育休取得実績あり】薬剤師求人の探し方と実績より重要な3つの事 Q&A
Q1: 産休・育休の取得実績がある薬局を選ぶ際に重要な点は何ですか?
A1: 産休・育休の取得実績より重要な点は以下の通りです:
- 本当に復帰できるかどうか
- 育児短時間勤務制度の充実度
- 職場の理解と協力体制
これにより、出産後も安心して働ける環境が整います。
Q2: 産休や育休の取得実績をどう確認すれば良いですか?
A2: 実績の確認方法は以下の通りです:
- 求人票をチェックする
- 面接時に具体的な質問をする
- 転職エージェントに確認を依頼する
これにより、信頼できる情報を得ることができます。
Q3: 復帰後も働きやすい薬局の特徴は何ですか?
A3: 復帰後も働きやすい薬局の特徴は以下の通りです:
- 柔軟な勤務時間の設定
- 育児短時間勤務制度の充実
- 職場の理解と協力体制
これにより、育児と仕事を両立しやすくなります。
Q4: 育児短時間勤務制度とは何ですか?
A4: 育児短時間勤務制度は、子供が小さいうちはフルタイムではなく短時間勤務ができる制度です。具体的には以下の内容が含まれます:
- 3歳未満の子供がいる場合に適用される
- 法律で義務付けられている
- 企業ごとに制度が異なる
詳細は企業の規定を確認しましょう。
Q5: 産休・育休取得実績ありの薬剤師求人を見つける具体的な方法は何ですか?
A5: 産休・育休取得実績ありの薬剤師求人を見つけるには、以下の転職サイトを利用すると効果的です:
これらのサイトを活用し、条件に合った求人を探しましょう。
産休・育休取得実績ありの薬剤師求人の探し方
産休・育休取得実績ありの薬剤師求人は、以下のサイトで検索可能です。
マイナビ薬剤師なら、「産休・育休取得実績有り」の薬剤師求人が検索可能です。
\保有求人数最大級/
≫登録前にマイナビ薬剤師をもっと詳しく知っておきたい方はこちら
ファルマスタッフでは、産休・育休取得実績ありの条件で薬剤師求人の絞り込み検索はできません。登録後に希望を伝えて紹介してもらいます。
\転職者満足度が高い/
≫登録前にファルマスタッフをもっと詳しく知っておきたい方はこちら
アポプラス薬剤師では「産休・育休実績あり」の条件で薬剤師求人を検索することが可能です。
\出張面談対応で地方在住でも安心/
薬キャリ では「産休・育休実績あり」の条件で薬剤師求人を検索することが可能です。
\女性薬剤師の強い味方/
薬剤師の派遣・転職 お仕事ラボ では産休・育休実績ありの条件で薬剤師求人を検索できません。登録した後希望を伝えましょう。
\職場への逆指名交渉可能/
女性薬剤師が転職する理由で多いのは人間関係。次が育児との両立の難しさです。女性薬剤師にとって働きやすい薬局の特徴と求人の探し方を解説します。女性の薬剤師が働きやすい薬局は男性薬剤師にとっても働きやすい薬局。そんな理想の薬局を探しましょう。
病院薬剤師を辞めたいと考えている薬剤師必見!辞める方法、転職する際の注意点を転職経験2回の現役管理薬剤師が解説。転職したい・辞めたいと思った時が辞め時です。病院薬剤師での経験は薬局やドラッグストアでも活かせます。この記事で薬局・ドラッグストアの正しい探し方がわかります。
調剤薬局から病院に転職しようか悩んでいる薬剤師向けに、病院の種類、病院薬剤師の業務内容、薬局から病院へ転職するメリット・デメリット、病院薬剤師の求人の探し方、薬剤師が病院見学で見るべき・確認すべきポイント、病院薬剤師の採用試験・採用面接に受かる方法についてまとめました。
希望条件別薬剤師求人の探し方
≫【薬剤師求人の探し方】正しい方法なら転職先が必ず見つかる!
転職で年収アップさせたい薬剤師必見!好条件の求人が出ていても誰もがその条件で採用されるわけではありません。この記事を読めば好条件の求人にそのままの条件で採用される方法がわかります。薬剤師の高収入求人の探し方とコツもわかります。
土日休みの薬局に転職したい薬剤師向けに、土日休みの薬局求人の探し方をまとめました。土日休みの薬局は人気のため求人が出ても応募が殺到します。また土日休みの薬局が減っていることからも土日休みの薬局への転職は戦略が必要です。
休日が多い職場に転職したい薬剤師向けの記事です。数ある薬局の中から休日年間120日以上の求人を効率的に検索する方法をまとめました。転職するならとにかく休みが多いところがよいと考えている薬剤師はぜひご覧ください。
残業が無い(少ない)薬剤師求人を探す方法をまとめました。求人票に『残業少なめでゆったり勤務』などと書いてあっても信じてはいけません。この記事を読むとその理由がわかります。
駅近の薬局なら通勤も楽。駅から近い薬局の求人を探す方法をまとめました。駅近の薬局で働くメリットとデメリットについても解説。求人探しの参考になります。
薬剤師が『車通勤可・車通勤OK』の職場に転職する方法についてまとめました。車通勤可能・OKな求人の探し方、車通勤のメリットとデメリットについても解説しています。
転勤や異動はしたくない薬剤師向けに、『転勤や異動なし』の薬剤師求人の探し方を解説しています。転勤や異動がないメリットだけでなくデメリットも理解しておきましょう。この記事を読めば全てわかります。
研修制度が充実している薬剤師求人の探し方をまとめました。薬剤師は常に勉強。新しい薬や治療方法、ガイドラインなどのアップデートが必要。自己学習を続けるのはもちろんですが、薬局としてどのような研修を行っているかはかなり重要です。
産休・育休の取得実績のある薬剤師求人は本当に理想的な職場でしょうか。産休・育休の実績よりも重要な事が3つあります。復帰しやすい職場、育児短時間勤務制度の充実度、職場の理解です。この3つが揃った職場へ転職を。
託児所付きの薬剤師求人の探し方を解説しています。数は多くありませんが、託児所付きの薬剤師求人はあります。子供を預けて働きたい薬剤師は必見です!
調剤未経験薬剤師や、育児などでブランクがあるママ薬剤師でも応募可能な、調剤未経験・ブランク可歓迎という薬剤師求人があります。そのような求人の探し方と応募する際の注意点についてまとめました。
地方勤務をしたい、一人暮らしをしたい薬剤師必見!住宅補助制度が手厚い薬局へ転職すると年収アップ効果が絶大。給料が高い求人が見つからない場合には住宅補助制度の手厚い求人を探しましょう。この記事を読めば、あなたは好きな家に住めてお金も貯まります。
管理薬剤師として転職したい方向けに、注意点と確認すべきポイントをまとめました。管理薬剤師求人があったらチャンスです。メリット大きいですよ。
多くの医療機関から処方せんを応需している薬局で働くと経験が積めてスキルアップにつながります。そんな薬局は地域の人から信頼されている証。患者さんとの接点が多く、かかりつけ薬剤師としてもらいやすいのも特徴。そんな薬局の求人の探し方をまとめました。
在宅をやりたい薬剤師向けに訪問薬剤管理指導ができる薬局求人の探し方をまとめました。在宅をやりたい薬剤師はどの薬局でも欲しい人材。在宅を経験しておくと将来大変役に立ちます。
漢方薬やアロマに力を入れている薬局求人の探し方、転職の注意点をまとめました。漢方やアロマを扱っている薬局は少ないので、薬剤師転職サイトに登録して求人を紹介してもらうのが最適です。
個人薬局への転職を考えている薬剤師向けの記事です。個人薬局への転職は絶対におすすめしません。個人薬局への転職はリスクが大きすぎます。その理由をまとめました。転職に失敗したくなければ一度読んでおいてください。
転職を考えている新卒・第二新卒薬剤師必見!入社してすぐは転職しない方がいいと思っていませんか?新卒・第二新卒の薬剤師は転職に有利ですよ!この記事を読めば新卒・第二新卒の薬剤師が転職を成功させるポイントと求人の探し方がわかります。