
薬局で良い会社はどこですか?転職を考えている薬剤師からよくある質問です。
良い薬局はどこ?薬剤師にとって働きやすい薬局(職場)、良い薬局とは何でしょうか。
薬局・医療施設に従事する薬剤師のうち65.9%は女性(平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況より)です。言い換えれば薬局・医療施設で働く女性の薬剤師は男性の約2倍もいるということですね。
女性の薬剤師が働きやすい薬局であれば当然男性薬剤師にとっても働きやすい薬局であると言えます。
では女性薬剤師にとって働きやすい薬局とはどのような薬局でしょうか?
女性薬剤師が働きやすい薬局とは
それは女性にとって人生の大きなイベントである結婚、そして出産後の職場環境が大きく影響してきます。
薬剤師の結婚相手の3分の1が薬剤師。医療従事者を含めると48.1%にもなります。詳しいデータはこちらから。
次の条件を満たせば結婚・出産後も働きやすい薬局であると言えるのではないでしょうか。
女性薬剤師にとって働きやすい薬局の特徴
- 産休からの復帰がしやすい薬局(産休中の学習支援、復帰後の勤務時間の考慮、時短勤務が可能、育児休暇制度が整っているなど。)
- 正社員、準社員、パートなど、雇用形態の変更に柔軟に対応してくれる薬局
- 有給休暇が取得しやすい薬局
- 薬剤師の配置人員にゆとりがある薬局
- シフト制であれば、ある程度希望を尊重してくれる薬局
- スタッフ同士のコミニュケーションが良好で、お互い様という雰囲気ができている薬局
- 残業が少ない薬局
- 転勤や異動が無い薬局
- 託児所がある薬局(薬局内というよりは同じビル内、もしくは近隣)
- 会社全体として女性が働きやすい環境を作ろうと努力している(取り組みを公表している)
どれも理想的な薬局ですね。
大切なのは会社全体の実績ではなくて配属先薬局の実績
勤続年数の男女差、女性管理職の比率、育児休暇取得率、年間総労働時間、有給休暇消化率、薬剤師の離職率などを調べるのも有効ですが、一番大事なのは自分が働く「薬局」ではどうなのかということです。
短時間勤務制度のまとめ。短時間勤務制度の充実により薬局で実際に起きた人間関係の悪化についてや、薬局内で時短勤務の社員と既存社員に摩擦が生じないようにする7つの方法など。
「会社」単位で調べるのではなく、あくまでも自分が働く「薬局」単位で見ていかないといけません。
全ての条件を満たす薬局を探すのは大変ですし、このような良い薬局から離職する薬剤師は少ないため求人が出ること自体が少ないです。
転職時期と薬局の求人が出るタイミングとがうまく合えば良いですが、転職までまだ期間があるという方は今のうちから少しずつ情報を収集しておき、求人が出たらすぐに教えてもらえるようにしておくとよいでしょう。
転職先を探す際の条件に「雰囲気の良い薬局」というのがよく挙がります。
雰囲気が良い薬局であってもその状態が長期にわたって継続する補償はどこにもありません。雰囲気が良かった薬局に変な薬剤師が1人入社しただけで良かった雰囲気は一瞬にして変わってしまいます。(それがあなたではないことを願います。)
薬局の人間関係の不満。同僚薬剤師とうまくいかず雰囲気が最悪です。どうしたらよいでしょうか?少人数のスタッフで働くことが多く、人間関係による不満は薬剤師の退職理由として少なくありません。まずは異動を願い出る、対応してくれなければ転職を検討するという流れが理想でしょう。
また、薬剤師が1人退職しただけで、薬剤師の配置にゆとりがなくなります。
そして、休みが取りづらくなり、長期休暇なんて無理といった状況になってしまいます。
雰囲気や薬剤師配置などの、「流動的な条件」はあまり気にしない(しすぎない)方が良いでしょう。
厳しい言い方ですが、あなたが入社しただけで職場の雰囲気は良い方向にも悪い方向にも変わるのです。
薬局の人間関係悪くないですか?変な薬剤師がいるとたちまち職場の人間関係が悪くなってしまいますね。人間関係最悪の状態から改善させる方法6つをまとめました。
それに比べて給与や福利厚生の制度が急に変わることは少ないでしょうし、 時短勤務や育児休暇制度は国の政策により充実の方向へ進んでいます。
パート薬剤師・派遣薬剤師も正社員と同じように産休・育休の取得や短時間勤務制度の利用はできるのでしょうか。女性薬剤師だけでなく女性薬剤師と結婚した男性にとっても重要な問題です。
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薬局に転職する際には、流動的ではなく比較的持続性のある「給与制度」や「福利厚生」などの詳細をしっかりと確認しておきましょう。
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薬剤師転職支援コンサルタントを通じてしっかりと調べてもらうことが転職成功のポイントです。
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