ブラック薬局の特徴と見分け方を知りたい薬剤師
うちの薬局はいろいろ問題があるので、ブラック薬局かもしれません。
ブラック薬局かどうかを見分ける方法はありますか?
- 遅刻したら罰金
- 残業するとうるさいから残業をつけていない
- 薬局管理簿なんて書いていない
- 有給休暇を取得できない
- 有給休暇の取得をダメとは言わないが取れる雰囲気ではない
- 早く行って開店準備をしても残業代はつかない
- 白衣は自費で購入だし、洗濯も自分でしている
- 集中率を下げるために処方せんの付け替えをしている
- 家族の処方せんでかかりつけ薬剤師を算定している
- 健康診断なんて受けたことがない
- 昇給しない
- パワハラ上司がいる
- 上からの命令は絶対
- 人員補充や設備投資をせず、気合と根性で乗り切ろうとする
- 卸さんに対して暴言を吐いている
- 辞めたいと申し出ても辞めさせてくれない
あなたの薬局で当てはまるものはありませんか?
実は、自分では気づかずにブラック薬局、ブラックドラッグストアで働いてしまっている薬剤師がとても多いです。
あなたは大丈夫でしょうか?
思考停止でイヤイヤ仕事に行っていませんか?一度自分の職場をチェックしてみてください。
ブラック薬局・ブラックドラッグストアの特徴と見極め方について解説していきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。
管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
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面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。
私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。
ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。
このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
あなたが勤めている薬局は「ブラック薬局・ブラックドラッグストア」ではありませんか?
「ブラック薬局ではないから働き続けている。」という薬剤師も多いと思います。
ですが、ブラック薬局ではないと本当に言い切れるでしょうか?
あなたが新卒で今の薬局に入社していたら、他社の薬局と比較することはできていないでしょう。
≫転職をしない薬剤師は要注意【一つの会社しか知らないのは大きなリスク】
これから解説する15項目のうち、1つでも当てはまっていたとしたら、『あなたはブラック薬局・ブラックドラッグストアで働いている』ということです。
この事実をしっかりと認識し、これからのことを考えていきましょう。
この記事は以下の方向けです。
- 今の職場がブラック薬局なのかを確認したい薬剤師
- ブラック薬局から脱出したい薬剤師
- ブラックではない薬局で働きたい薬剤師
ブラック薬局の特徴~あなたの薬局ブラックかも~
そもそも、ブラック薬局の定義ってあるのでしょうか?
ブラック薬局の定義はありませんが、ブラック薬局の特徴はたくさんあります。
事実、ブラック薬局は確実に存在しています。
ブラック薬局には共通した特徴があります。当てはまる項目が多ければ多い程、その薬局のブラック率は高いということ。
同じところで長く働き続けていると感覚がマヒをしてしまい、何も問題にすら思わなくなってしまっている場合もあります。
あなたが勤務している薬局がブラックなのか、ブラックではないのか、あらためて客観的にチェックをしてみてください。
ブラック薬局の特徴
- 長時間労働が常態化している・残業が多すぎる
- 就業規則がない・見ることができない
- 休みが取れない(法定休暇、有給休暇)
- 休日出勤が常態化している
- 週休が取れない
- 発熱があっても出勤を強要される
- 休憩時間が十分に取れない
- 休憩時間が十分に取れない
- 休憩時間中の外出は禁止
- 休憩時間にも薬歴を書かされる
- サービス残業がある
- サービス残業させられる
- タイムカードを押してから仕事をするよう強要される
- 雪かきなどの開店準備のために早く出勤しても残業代が支給されない
- みなし残業代として給料に含まれているので、何時間残業しても残業代が一定
- 管理薬剤師に残業代が支給されない
- 薬機法などの法律に違反している
- 薬機法に違反している
- 無資格者による調剤(事務による水剤、散剤、軟膏の計量や混合)
- 薬剤師の人数が配置基準を下回っている
- 調剤報酬を不正に請求している
- 処方せんの付け替え
- 架空請求
- 大量の未記入薬歴
- 薬局の人間関係が悪い
- セクハラ、パワハラ
- 薬剤師へのいじめがある
- 事務へのいじめがある
- 管理薬剤師(薬局長・薬局責任者)の性格がおかしい
- 私語は一切禁止
- 薬剤師に対して重いノルマが課せられている
- 薬剤師の3年離職率が異常に高い
- 賃金の未払い・遅れがある
- 社員の給料が安いのに社長や会長の報酬がやたらと高い
- 社員に健康診断を受けさせていない
- 研修補助や教育制度が整っていない
- 研修が実施されていない
- 教育制度が整っていない
- 有効な調剤過誤対策が取られていない
- 薬剤師の質が低すぎる
15項目のうち1つでも当てはまったらブラック薬局です。
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ブラック薬局の特徴について詳しく解説していきます。
長時間労働が常態化している・残業が多すぎる
残業が多く、長時間労働が常態化しているのはブラック薬局の特徴の一つです。
薬剤師や事務の人員配置の不足や、業務の非効率化などの理由により定時で帰れることはほとんどありません。
長時間労働は健康面でもリスクが高いため、メンタルに不調を来すことも。
長時間労働が常態化していて残業時間が多すぎる薬局はブラック薬局です。
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就業規則がない・見ることができない
就業規則は社員に公開されているでしょうか。
常時みられる状態となっているでしょうか。
就業規則が無い、もしくは自由に見ることができない薬局はブラックです。
また、就業規則があってもその通りに運用されていない場合もブラックと認定して間違いありません。
休みが取れない(法定休暇、有給休暇)
労働基準法では「少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」と定められています。
就業規則通りに休みが取れない、完全週休二日制と言われたのに日曜日以外は全て出勤している。
このような状態はブラック認定です。
また、有給休暇の取得が全くできないのもブラック薬局の大きな特徴です。
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発熱があっても出勤を強要される
発熱があっても薬剤師が足りないからと出勤を強要される。
コロナ前なら普通だったことも、このご時世で発熱がありながら出勤させるのはかなりまずい事。
万一コロナだった場合、他のスタッフや患者さんにも感染が拡大してしまいます。薬剤師のバックアップ体制が脆弱な会社で働くのは本当に辛い事です。
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休憩時間が十分に取れない
休憩時間についても労働基準法で次のように定められています。
「労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければならない」
原則として休憩時間は自由でなければなりません。
休憩時間に調剤や服薬指導、薬歴記載を行った場合には業務と見なされます。
業務をした時間分は別途休憩を与えなければならないとされていますので、それが守られていない場合はブラックということです。
- 休憩時間中の外出は禁止
- 休憩時間にも薬歴を書かされる
- 休憩時間に勉強するよう指示が出される
全てブラックです。
サービス残業がある
残業代が全く支払われない、もしくは一定の時間を超えた分についての残業代は支給されない薬局はブラックで間違いありません。
以下のようなことも全てブラックです。
- 就業時間後も残って仕事をしているが残業代が支給されない
- 残業はタイムカードを切ってからするよう言われる
- 薬歴の記載は残業代には含まれない
- 残業代の支給は月に10時間分まで
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管理薬剤師であっても、労働基準法上の「管理監督者」に該当しなければ残業代は支払われるべき。
管理薬剤師のほとんどは労働基準法の管理監督者に該当していないでしょうから、管理薬剤師に残業代が支払われないのはブラック薬局であると言えます。
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薬機法などの法律に違反している
ブラック薬局には法律に違反していることを是正しないという特徴があります。
特に多いのは薬剤師の配置人員の虚偽報告と管理薬剤師が他薬局で調剤業務を行っていることです。
薬剤師1人当たり、1日40枚を超える処方箋を常に処理している状況は、明らかに薬剤師の配置人員不足です。
この状況を放置したまま是正する気がないばかりか、虚偽の報告をしています。
また、管理薬剤師が兼務できるのは学校薬剤師や夜間診療所に付随する薬局などに限られており、兼務届の提出が必要です。
管理薬剤師が自社の他店で勤務しているのは明らかに違反です。
ほかにもこのような事はすべてブラックです。
- 薬剤師の配置人員が不足している
- 常勤として働いていない薬剤師を常勤登録している
- 薬剤師の名義貸しが行われている
- 管理薬剤師が自薬局以外の店舗で調剤業務を行っている
- 別の薬剤師の名前で業務を行っている(押印、ログインなど)
- 無資格者が調剤(水剤、軟膏、散剤の計量や混合)を行っている
- 保健所や厚生局に虚偽の報告をしている
調剤報酬を不正に請求している
- 集中率を下げるための処方せんの付け替え
- 調剤基本料1を算定するためのグループからの切り離し
- 後発品で調剤したにの関わらず、先発品で請求する
- 架空請求
- 要件を満たしていないものの算定(薬歴未記載)
- 処方せんの2枚切り
- 門前医療機関の職員の薬代割引
これらはすべて不正請求です。
どれか1つでもやっていたらブラック薬局です。
薬局で不正を見つけたら【内部告発・通報をすべき】公益通報のやり方
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人間関係の問題(いじめ・セクハラ・パワハラ・マタハラ)
薬局の人間関係に問題がある薬局もブラックと言えるでしょう。
薬剤師や事務に対するいじめや無視。
上司や同僚、部下からのセクハラやパワハラ。
少ない人数かつプレッシャーの大きい仕事ですから人間関係が悪くなりがちです。
私語を一切禁止している薬局もあります。私語が仕事の邪魔になると思っており、経営者や管理薬剤師が私語を厳しく制限しています。
しかし、適度な雑談はコミュニケーションを円滑にし、ストレス解消にも有効です。
同僚との関係を良くするためにも、また気分転換のためにも適度な雑談は必要でしょう。
スタッフ間のLINEでのやり取りを禁止している薬局もあるそうです。そこまで自由を制限するのはもはや人権侵害です。
上司や同僚が妊娠中や産後の女性に対して、差別や嫌がらせ(マタニティハラスメント)を行っているのもブラック薬局の特徴です。
こういった行為は女性の健康や安全を危険にさらすものです。
妊娠や出産に関する休暇や配慮は、法律で定められています。
出産後は希望の雇用形態で復帰できるようにするべきですが、ブラック薬局では退職を強要されることもありひどい状態です。
マタニティハラスメントは、絶対に許されないものです。
このような人間関係に問題がある薬局はブラック薬局です。
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監視カメラは防犯用ではなく従業員の監視用
ブラック薬局の特徴の一つに、監視カメラがあることが挙げられます。
監視カメラは通常、防犯や安全のために設置されますが、ブラック薬局では従業員の行動や様子を監視するために使われています。
監視カメラによって従業員の仕事の質や姿勢、私語や休憩時間などが常にチェックされ、その結果パワハラやモラハラを受けるリスクが高まります。
監視カメラがある薬局は従業員のプライバシーや人権を侵害している可能性が高いので、注意が必要です。
厳しいノルマの存在
ブラック薬局では、薬剤師に対して不合理なノルマが課されることがよくあります。
例えば、自社開発品、プライベートブランドの販売額やかかりつけ薬剤師の同意書取得数などです。これらのノルマは、薬剤師の専門性や倫理性と相反することもあります。
また、達成できないと罰金や評価低下の影響を受けることもあります。
ノルマで困っている薬剤師必見!かかりつけ薬剤師の同意書取得数のノルマで困っていませんか?かかりつけ薬剤師が取れなくて悩んでいる薬剤師はあなただけではありません。かかりつけ薬剤師同意書取得のコツやその他のノルマ達成方法について解説しています。
薬剤師の退職率・離職率が異常に高い
新卒で入社してきた薬剤師はどのくらい残っているでしょうか。
「3年後には半分以上退職していた・・・。」
こんな話も聞かれます。
薬剤師は女性が多いので、結婚や出産を機に退職することもあります。
その分を差し引いて考えなければなりませんが、それでも3年で半数以上が退職していくのはブラック薬局と言えます。
賃金の未払い・遅れがある
決められた給料日に賃金がしっかり振り込まれているでしょうか。
賃金の未払いや遅延が発生しているのは資金繰りが悪化している表れ。
経営がうまく行っていない証拠です。
早めに転職を考えるべきです。
社員の給料が安いのに社長や会長の報酬がやたらと高い
個人薬局や同族経営のチェーン店にありがちです。
社長をはじめ役員がすべて同族(家族や親戚)で占められている会社では、役員報酬を高く設定して現金の流出を不正でいます。
社員の給料も高いなら良いですが、自分たちの懐をだけを肥やそうとしている会社はブラックです。
社員に健康診断を受けさせていない
毎年1回、健康診断を受けるよう指示されているでしょうか。
事業者は、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して、医師による健康診断を実施しなければなりません。また、労働者は、事業者が行う健康診断を受けなければなりません。
にもかかわらず、ブラック薬局では社員に健康診断を受けさせていません。
健康診断は、社員の健康状態やリスクを確認するために必要なもの。健康診断を受けないと、病気や障害の早期発見や予防ができません。
社員に健康診断を受けさせていない会社はブラックです。
教育・研修制度が整っていない
薬剤師や事務に対する教育・研修制度が整っていない薬局もブラックです。
- 新人研修が実施されていない
- 薬剤師・事務に対する研修が実施されていない
- 管理者研修が実施されていない
- 調剤過誤防止に対する研修(安全管理研修)が実施されていない
- 医療安全管理体制が整備されていない
- 業務手順書がない
教育研修を個々の薬剤師に任せてしまうと、能力にばらつきが出てしまい質の低い薬剤師だけになってしまうことも。
薬局は職員に対して安全管理研修を行い、事故防止の対策を取る必要があります。
社員に対して必要な研修を実施していない薬局も確実にブラックです。
自分が働いている薬局の不正を通報する手段もあります。
薬局で不正を見つけたら【内部告発・通報をすべき】公益通報のやり方
薬局の不正は内部告発または内部通報をすべき。薬剤師の名義貸しや無資格調剤、薬歴未記載、処方せんの付け替えや不正請求など、あなたが巻き込まれてしまわないためにも正しい調剤報酬の知識を付けておきましょう。不正をはたらく薬局からはすぐ転職で去るべきです。
ただ、なかなか勇気が出なかったり報復が怖かったリで、行動に移せない方の方が多いです。たとえ通報をしたとしても会社がすぐにホワイトに変わることはありません。
ブラック薬局をホワイトに変えようと努力をしても無駄に終わる可能性が高いです。
ブラックな薬局からはそっと脱出するのが賢明です。このまま働き続けるとリスクが大きすぎるからです。
ブラック薬局で働き続けると生じる4つのリスク
ブラック薬局で働き続けるのはやめましょう。
ブラック薬局で働き続けることによるリスクが大きすぎます。
ブラック薬局で働き続けると生じる4つのリスク
- 金銭的に損をする
- 体調が悪くなる
- 精神的におかしくなる
- 法的責任をとらされる
金銭的に損をする
ブラック薬局の給料は相場よりも安いことが多いです。
見た目の給料は多くても残業がつかない、休日出勤が多い、休みが取れないなどの理由で、実は労働時間の割に給料が安いということが多いです。
これは、本人が気づかないところでジワジワと会社に搾取されている状況です。
普通の薬局で現在の勤務時間ならもっと多くの給料がもらえたでしょう。
体調が悪くなる
ブラック薬局では長時間労働や休日が少ないなど、労働環境が悪いことが多いです。
労働環境の悪さは健康に悪影響を与える可能性があります。
過酷な労働環境はワークライフバランスを保つことが困難になり、体調悪化を引き起こす可能性があります。
精神的におかしくなる
ブラック薬局では労働環境の悪さの他にも人間関係の問題を抱えていることが多いです。
人間関係の悪い職場で働き続けると心に悪影響を及ぼす可能性が高まります。
心に悪影響が出てくると『退職しよう』とか『転職しよう』という気持ちすら出てこなくなってしまいます。
私はこの状態になる寸前でした。なんとか転職で脱出したいという気持ちを持ち続けることができたのでなんとか脱出に成功できました。
心に悪影響が出る前に早めに転職への行動を始めておくことを強くオススメします。
法的責任をとらされる可能性がある
ブラック薬局では薬機法を守っていないことが多いです。
会社や上司の命令や指示だからと不正に加担していると保険薬剤師自身が処分される例もあります。
薬剤師免許停止などの処分になったら大変です。
薬機法を守っていないようなブラックな薬局で働き続けると、最悪の場合、薬剤師としての業務停止や免許の取消の処分が下されることになります。
それでもあなたはリスクが高いブラック薬局で働き続けますか?
もらえる給料が少し高かったとしても、ブラック薬局で働き続けるのはやめましょう。
ブラック薬局を辞める方法(脱出する方法)
ブラック薬局から脱出する方法(手順)
- ブラック薬局を辞めると決意をする
- 薬剤師転職サイトに登録する
- 辞める準備も同時に始める
- 退職交渉を行う
- 退職交渉がうまく行かない場合には退職代行を利用する
いま働いている薬局が「ブラック薬局」であることがわかったら早く脱出してください!
- 新卒で今の薬局に入社したので、今の職場がブラックだとは気づかなかった
- この記事を読んでうちの薬局がブラックだという事に気づいた
- ブラックとは気づいていたが我慢して働いていた
- 早く辞めたいがなかなか辞められなくて悩んでいた
行動しない限り、あなたはこの先も無理を強いられ、搾取され続けます。
今ならまだ間に合います。ブラックな職場から脱出する準備を始めましょう。
体調を崩してからでは遅すぎます。
ブラック薬局を辞めると決意をする
ブラック薬局から脱出することは困難かもしれませんが、あなたが決意をしなければ何も変わりません。
まずは今のブラックな薬局・職場から脱出するという決意をしましょう。
辞めるまでの間には嫌な気持ちになったり困難なことが起きたりすることがあるかもしれません。
それでも『絶対に辞める』という決意を固めておきましょう。
薬剤師転職サイトに登録する
ブラック薬局・職場を辞めると決意をしたら次にやるべきは薬剤師転職サイトへの登録です。
せっかくブラック薬局から脱出しても、転職先がブラックだったら転職をした意味がなくなってしまいます。
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まずはこの2社に登録して転職活動をスタートさせましょう。ほぼすべての求人にアクセスできるので、好条件の求人を見落す心配はありません。
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辞める準備も同時に始める
転職活動を始めると同時に退職に向けての準備も始めておきましょう。
担当業務があるなら引き継ぎのために『やることリスト』を作っておきましょう。引き継ぎ作業がかんたんにできてオススメです。
退職代行を使う想定もして、個人の持ち物を少しずつ家に持ち帰っておきましょう。
バレない程度に今のうちから自分のロッカーや引き出しの整理を少しずつやっていきましょう。
退職の申し出・交渉を行う
ブラック薬局から退職するのは難しいことが多いです。転職活動にある程度目途がついたら早めに退職の申し出をしましょう。
退職の申し出をするのも嫌という気持ちもわかります。私もそうでした。
それでも退職の申し出は必要です。強い気持ちをもって申し出ましょう。
私は『退職するなら別の薬剤師を連れてこい』と社長に言われました。
もちろん、別の薬剤師を連れてこないと辞められないということは全くありません。
社長や上司から転職を考え直して欲しいと言われるでしょう。
無理難題を言われることもあるでしょう。
それでも辞めるという強い意志を持ち続けることが大切です。
退職の伝え方や切り出し方で悩んでいる薬剤師必見!この記事では薬剤師向け退職術8選を伝授。誰に言うのがよいのか、退職の切り出し方、退職理由を聞かれたときの答え方を管理薬剤師が解説しています。この記事を読めばあなたは退職の申し出を悩まずにできるようになります。
退職代行を利用する
ブラック薬局では退職交渉が難航する可能性が高いです。
- 退職の話が全く進まない
- 代わりの薬剤師を連れてこいと言われた
- 違約金を請求された
- 次の薬剤師が見つかるまでは辞めさせないと言われた
これ以上話をしても無駄だなと思ったら、退職代行の利用を検討してみてください。
驚くほどかんたんに退職できます。
≫【かんたんに退職できる】薬剤師におすすめの退職代行サービス13選
薬局や病院、ドラッグストアを辞められない薬剤師向けにかんたんに退職できるおすすめの退職代行サービスを解説。薬剤師のあなたにピッタリの退職代行サービスが見つかるからすぐに退職ができます。
≫薬剤師が退職代行サービスを使って薬局を辞めたら【利用時の注意点も】
辞められなくて困っている、退職を上司に申し出ることも嫌。そんなときは薬剤師も退職代行サービスを使いましょう。退職代行サービスを利用するとどういう流れになるか、事前にしておくべき準備などをまとめました。
退職代行を利用するとその日を最後に職場に行く必要は無くなります。退職代行を利用する前日までに個人の持ち物を全て持ち帰っておきましょう。
また、会社から貸与されているものをわかりやすくまとめてロッカーに入れておくと後の処理が楽です。
- 職場と揉めそう→弁護士対応で最安値の退職110番
- 安心して辞めたい→労働組合&弁護士監修の退職代行Jobs
- とにかく安く退職したい→業界最安値の退職代行J-NEXT
ブラック薬局の見分け方・見極め方~これから転職をする薬剤師向け~
ブラック薬局から早く逃げ出して、ちゃんとした薬局に転職をしたい。
そう思うのは薬剤師にとって当然のこと。
でも次の会社もブラックだったら困りますね。
その薬局がブラックなのかホワイトなのかを見分ける方法はあるのでしょうか?
その薬局がブラックかどうかを入社前に見分けることは非常に難しいのですが、ブラックの匂いがするかどうかの判断は十分可能です。
様々な手段を使って、入社する前にブラック薬局かどうかを見分けましょう。
ブラック薬局の見分け方
- 薬局のWEBサイト(ホームページ)でブラック薬局かどうかを見分ける
- 薬局の求人票でブラック薬局かどうかを見分ける
- 【薬学生向け】会社説明会でブラック薬局かどうかを見分ける
- 薬局見学でブラック薬局かどうかを見分ける
- 面接でブラック薬局かどうかを見分ける
薬局のWEBサイト(ホームページ)でブラック薬局かどうかを見分ける
薬局を経営している会社のWEBサイト(ホームページ)をよく読んでブラック薬局かどうかを見分ける方法があります。
詳細はこちらのページにまとめましたのでご覧ください。
ブラック薬局を見抜きたい薬剤師向けに、薬局のWEBサイト(ホームページ)を使った見抜き方を解説。企業理念や社長メッセージ、社長の写真、福利厚生、薬局数と薬局を展開している地域、薬剤師採用ページを見ればブラックかどうかがわかるのでブラック薬局への薬局を防げます。
求人票でブラック薬局かどうかを見分ける
薬局から出されている薬剤師の求人票を使って、ブラック薬局かどうかを見分ける方法があります。
あなたは薬剤師向けの求人票,や募集要項を正しく読むことができますか?嘘や大げさを見抜けないとブラック薬局へまっしぐら。この記事を読めばブラックな薬局を避けてホワイトな薬局に転職できます。
【薬学生向け】会社説明会でブラック薬局かどうかを見分ける方法
会社説明会でブラック薬局かどうかを見分けることができます。
- 会社説明会に若手の薬剤師が来ていない
- 来ているのは上の人ばかり
- やたらと熱い
- 超体育会系
- 大きな夢をやたらにアピールしてくる
具体的なデータを示さず、抽象的なワードで熱く語ってくる薬局はブラック率が高いです。
薬局見学でブラック薬局かどうかを見分ける方法
ブラック薬局かどうかを見分けるには、薬局見学が最も有効です。
薬局見学でブラック薬局かどうかを見分けるポイントは大きく分けて2つあります。
薬局見学でブラック薬局かどうかを見分けるポイント
- 薬局スタッフ(薬剤師・事務)
- 建物・設備・清掃
薬局スタッフ(薬剤師・事務)
薬局見学では、まずは薬局スタッフの働き方を見てください。
- 薬剤師、事務に表情が無い
- 患者さんが入ってきても挨拶しない
- 奥の方で誰かが怒られている声が聞こえる
- 殺伐としている
- 全員がピリピリしている
- 患者さんが途切れたタイミングでも私語がない
- 薬剤師の服薬指導が常に上から目線
- 卸やMRに対して横柄な態度をとっている
当てはまればブラック薬局である可能性が極めて高いです。
スタッフにストレスが溜まっていて、人間関係に問題があります。
薬局見学の際には、ぜひその薬局で働いているスタッフに話を聞いてみましょう。直接話ができるまたとないチャンスです。
- 管理薬剤師(薬局長)の性格
- 休みは取れているか
- 休憩は取れているか
- 残業はどのくらい?
本当のところを聞いておくと、ブラックかどうかの判断に役立ちます。
薬局見学の時間が閉局後や休日であったり、薬局スタッフと会わせない、話をさせない薬局もかなり怪しいです。
たとえスタッフと話ができたとしても、その横で管理薬剤師が『余計なことを言うなよ!』と睨みを利かせているようなら、そのスタッフの話は信用しないほうが良いでしょう。
建物・設備・清掃
薬局見学では、人の他に「物」もしっかりと見てきてください。
- 清掃が行き届いていない
- 整理整頓がされていない
- 薬が乱雑に置かれている
- 床に薬を直に置いている
- 調剤機器が古い
- 調剤機器が汚れている
- 調剤機器などの設備投資が十分にされていない
整理整頓ができないほど忙しいのか、気にもしないのかはわかりませんが、こういった薬局はブラック率が高めです。
転職を考えている薬剤師必見!薬局見学ではどこを見ればよい?聞くことは何?薬局やドラッグストアの店舗見学のポイントを解説。この記事を読めば薬局(店舗)見学で見るべきポイント、聞くべきことが全てわかります。
薬局見学に対応してくれた管理薬剤師(薬局長)やその上司はどのような人でしょうか。
この薬局長の下で働いていけそうですか?
生理的に無理ということもあるでしょう。今後のストレスになることがほぼ確実ですから、その薬局への入社は避けるべきです。
面接でブラック薬局かどうかを見分ける
面接する社員の態度が悪い薬局はブラックです。
圧迫面接をしてくる、常に上から目線。このような薬局に入社するのはやめましょう。
こちらが質問をしたときに誠実に答えてくれるかどうかでよく見極めることが可能です。
【薬剤師向け】ブラック薬局・企業の特徴15選と見分ける5つの方法(まとめ)
ブラック薬局で働いていることに気づいたら今のうちに脱出しましょう。
このまま無理を強いられ続けますか?
搾取され続けますか?
リスクを負ってまで働き続けますか?
ブラック薬局で働き続けると生じる4つのリスク
- 金銭的に損をする
- 体調が悪くなる
- 精神的におかしくなる
- 法的責任をとらされる
「ブラック薬局の特徴」、「ブラック薬局の見分け方」を使えばある程度ブラック薬局を除外できるはずです。
ですが、ブラック薬局かどうかをもっと確実に見分けるためには、薬剤師転職コンサルタントの力が必要です。
ブラック薬局を避けて転職するなら
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もしあなたがブラック薬局で頑張っていたとしても、そこで得られるのは理不尽な状況に少しだけ耐えられた経験だけ。
ブラック薬局で頑張り続けるメリットはありません。
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驚くほどかんたんに退職できます。
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ブラック薬局で働き続けるリスクがあるにも関わらず、イヤイヤ仕事に行っている薬剤師が少なくありません。
ちょっと行動するだけであなたは充実した人生を送れます。
それでもこのままブラック薬局で働き続けますか?
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被害を被る前にブラック薬局から脱出してください!
私はあの時ブラック薬局から脱出して本当に良かったです。
あのまま我慢していたら今の私は無いでしょう。
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- 新卒薬剤師を採用できている薬局
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