

今すぐ辞めたい思っている薬剤師
薬剤師辞めたいです。もう疲れました。
これからどうしたらよいでしょうか。

このような薬剤師の悩みに答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 薬剤師辞めたいと思ったらまずやるべきこと
- 薬剤師辞めたいと思う理由・きっかけとその対処法
- 今の職場を辞めたいと思ったら

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。
転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
→詳しい自己紹介
今の職場を辞められなくて困ってる、今すぐに辞めたい薬剤師はこちらが参考になります。
今の職場をなかなか辞めることができずに困っている、これから退職を考えているがどのように退職すれば良いかわからないという薬剤師向けの記事です。退職を引き止められないようにするためには、退職引き止めの実例、それでも辞めさせてくれない時の最終手段がわかります。ぜひご覧ください。
退職代行サービスについて知りたい薬剤師向けの記事です。薬剤師が退職代行サービスを使って退職するとどうなるか、薬剤師が退職代行サービスを使って退職する際の注意点、辞めていく薬剤師に未練などないという事がわかります。
新人薬剤師で辞めたいと思っている方はこちらをどうぞ。
新卒薬剤師の不安や悩みの対策を原因別にまとめました。まずはすべての不安や悩みを紙に書き出してから分類してみましょう。解決できるものとできないものが見えてきます。
薬剤師辞めたいと思ったらまずやるべきこと
- 冷静な判断をするために心身ともに健康な状態を取り戻す
- 薬剤師を辞めたいのか、今の職場を辞めたいのかを知る
冷静な判断をするために心身ともに健康な状態を取り戻す
気持ちが落ち込んでいる薬剤師
気持ちが落ち込んでしまっていて何もやる気が起きない。そんな薬剤師がまずやるべきことは、ゆっくり休むこと。
体を壊してまでやるべき仕事なんてありません。
怒りでカーッとなっている薬剤師
怒りで気持ちが高ぶっている。イライラしてしかたない。そんな薬剤師がまずやるべきことは、まず落ち着くこと。
怒りの原因となった理由を紙に書きだしてみましょう。
それだけでも客観的に物事を見ることができますので自然に落ち着きます。
紙に書きだすことで頭がすっきりするという効果もあります。
薬剤師を辞めたいのか、今の職場を辞めたいのかを知る
次にすべきことは、薬剤師を辞めたいのか今の職場をやめたいのかを考えること。
薬剤師そのものを辞めたいのか、今の職場を辞めたいのか。
転職や異動によって今の職場から離れることができれば解決できるのか、薬剤師自体辞めないと解決できないのか。
どちらでしょうか。
ほとんどの悩みは今の職場から離れることで解決することができます。
薬剤師そのものを辞めたいのか、今の職場を辞めたいのかどちらなのかは、薬剤師を辞めたいと思ったきっかけでわかります。
薬のことなんてもう覚えられない。過誤を起こしてしまいそう。こんなプレッシャーには耐えられない。
こういう場合は「薬剤師を辞めたい」ということでしょう。
薬剤師辞めたいと思ったきっかけが、これから書く内容に当てはまっていれば間違いなく「今の職場を辞めたい」ということです。
薬剤師辞めたいと思う理由・きっかけとその対処法
薬剤師なんてもう辞めたい。こんな薬局辞めてやる!こんな病院でもう働けない。ドラッグストアなんて入るんじゃなかった・・・。
薬剤師を辞めたいというよりは今の職場を辞めたいということですよね。
薬剤師1年目で辞めたいと思ったら。
新卒薬剤師の不安や悩みの対策を原因別にまとめました。まずはすべての不安や悩みを紙に書き出してから分類してみましょう。解決できるものとできないものが見えてきます。
薬剤師が転職を考えるきっかけとなった不満はいろいろあると思います。あなたが転職をしようとしている最も大きな理由・原因はこの中にあるでしょうか?
薬剤師辞めたいと思った理由
- 職場の人間関係の不満
- 職場環境(調剤室)への不満
- 残業時間(忙しさ)
- 休日(休暇・連休)
- 給料(年収・ボーナス)
- スキルアップ
- 会社への不満
- 薬局の立地
職場の人間関係に対する不満
- 同僚の薬剤師との人間関係が良くない
- 同じ職場に仕事ができない薬剤師がいて仕事にならない
- 先輩薬剤師が仕事できない
- パート薬剤師が仕事できない
- 後輩の薬剤師が入ってきても育たないので使えない
- 上司(管理薬剤師)との人間関係が良くない
- 患者さんからのクレームが多い
- 先輩の薬剤師にいじめられた。いびられた。
- パワハラを受けた
- セクハラを受けた
- 無視された
- スタッフ間でえこひいきがある
- 仕事できないレッテル貼られた
- 自分ばかり投薬をやらされる
パワハラを受けている薬剤師向け
パワハラを受けている薬剤師向けの記事です。パワーハラスメントの定義、パワハラを受けたらどうすればよいか、今後のためのパワハラのない職場の探し方がわかります。ぜひご覧ください。
人間関係が原因で薬剤師を辞めたいと思った時の解決策
薬局の人間関係や雰囲気を調べるのは難しいもの。求人情報にも本当のところは書かれていません。ではどのように調べればよいのでしょうか。この記事では薬局の雰囲気や人間関係を見抜く方法をまとめました。ぜひご覧ください。
薬局の残業時間・忙しさに対する不満
- 残業が多すぎて自分の時間がとれない
- 子供がいるので遅くまで働くのはちょっと・・
- 仕事が忙しすぎて体調を崩した
- 夜勤がある
- 昼休憩が取れない
- 1日の拘束時間が長い
- 残業が多い
- 残業代がつかない
- 残業代に上限がある
- サービス残業が横行している
薬局の仕事が忙しすぎて休みが取れない。もう嫌になった私はどうすべきでしょうか。休めない環境で働き続ける意味って?
残業が無い(少ない)正社員薬剤師求人・パート薬剤師求人・派遣薬剤師求人を探す方法をまとめました。薬剤師の月の平均残業時間は当サイトの調査によりますと、平均30~40時間が最も多く、次いで20~30時間、40~50時間という結果が出ています。
休日(休暇・連休)を取れないことに対する不満
- 休みが取れなくてもう嫌になる
- 定休日が決まっているので連休が取れない⇒連休が取れる薬局に転職したい
- 薬剤師が不足していて、定休日以外に休みが取れない⇒休みが取れる薬局に転職したい
- 休日にも呼び出される
- 電話当番が辛い(薬局が休みでも電話が転送されてきて対応しなくてはいけない)
- 風邪をひいても休めない
薬剤師の給料(年収・ボーナス)に対する不満
- 給料が安い、昇給が少ない
- 残業代が支払われない(サービス残業させられる)
- 給料は社長のさじ加減
- 賞与(ボーナス)が出ない
- 賞与(ボーナス)が安い
- 人事評価制度が不明
- 昇進しろしろと言われる
- 出世できない
⇒正社員薬剤師、派遣薬剤師、パート薬剤師の高収入求人を探す方法
会社への不満
- もっとスキルアップできる環境で仕事をしたい
- 在宅業務をやりたい
- 社内研修が全くない
- 新人研修が現場に丸投げ
- 薬剤師に課されるノルマがきつい(調剤報酬やOTC売上など)
- 社長が薬剤師を道具としか見ていない
- 監視されている
- 上司の言うことに反発すると左遷させられる、またはクビになる
- 本社が使えない
- 在宅の処方せんを取ってこいと言われる
- かかりつけ薬剤師とれとれとしつこい
- 薬の在庫を減らせ、欠品はするなと言われる
- ジェネリックをもっと使って後発医薬品調剤体制加算を取れと言われる
- 会社指定のジェネリックを使え使えと言われる
- 就業規則がない
- 就業規則を見たことない
- 労働組合がない
- 体育会系でついていけない
- 経営が下手
- 売上が落ちている
- 患者数が減っている
- 門前医療機関が閉めた
- 病院が移転してしまった
- 将来性がない会社
- 勤怠管理がされていない
- 算定をベタ取りしている
- 会社ぐるみで不正を行っている(処方せん付け替え、不正請求など)
- 薬剤師の名義貸しが行われている
- 退職した薬剤師が登録されたままになっている
- 常勤薬剤師を水増しして報告している
- 残業代がつかない
- 残業代に上限がある
- サービス残業が横行している
上記コンプライアンス違反の会社に勤務してしまった場合の対処法はこちらから⇒薬局のコンプライアンスとCSR 不正請求事例について
薬局の立地に対する不満
- 通勤時間がかかりすぎる⇒駅から近くて通勤しやすい薬局に転職したい
- 車通勤ができない⇒車通勤が可能な薬局に転職したい
- 渋滞がひどく、車通勤が大変
- 夫が転勤するので、転職が必要になった
いかがでしょうか。人間関係が原因で転勤を考える薬剤師が多いですが、最近では会社ぐるみで不正を行っていた薬局からの転職者が増えています。
上からの指示で不正に関与させられたくないですよね。その会社にいたくないと思うのは当然の事です。
では、採用する側の薬局はどのように考えているのでしょうか。
今の職場を辞めたいと思ったら
薬剤師を辞めなくても、今の職場を辞めて離れれば解決できるということがわかったのではないでしょうか。
今の職場を離れたい、辞めたいと思ったら、次の手順で進めていけば大丈夫です。
- 転職のメリット・デメリットを知る
- 薬剤師転職サイトに登録する
- 薬剤師転職サイトに求人を紹介してもらう
- 紹介してもらった求人に応募して見学や面接に行く
- 内定をもらう
- 今の職場に退職を申し出る
- 新しい職場へ出勤
転職のメリット・デメリットを知る
転職にはメリットもあればデメリットもあります。まずはそこを知ってください。
薬剤師の転職メリットとデメリット。転職でその不満本当に解決する?薬剤師の転職はメリット・デメリットと不満解決の可能性を十分比較してから決めましょう。このページには薬剤師が職場で不満をもち、転職を考えるようになってから、転職をするべきかどうかの判断方法、転職をする際の流れについて記載しました。
薬剤師転職サイトに登録する
調剤薬局への転職に強い転職サイト・転職エージェント3選
上記のいずれかの薬剤師転職サイトに登録します。
薬剤師が転職を考えたら!薬剤師転職サイトへの登録から転職までにあなたがすべきことをまとめました。薬剤師の転職活動は薬剤師転職サイトへの登録からスタートします。
薬剤師転職サイトに求人を紹介してもらう
希望条件に合った求人を紹介してもらいます。
気になる求人があったら薬局見学をしたい旨を薬剤師転職サイトの担当者に伝えましょう。薬局見学の日程調整をしてくれます。
紹介してもらった求人に応募して見学や面接に行く
良い求人があれば実際に見学に行って面接を受けます。比較検討をするここが一番大切です。
転職を考えている薬剤師向けに薬局見学で見るべきチェックポイントをまとめました。自分が勤務する職場の見学は必須です。なんとなく見学するのではなく見るべきところを良く見ましょう。転職成功のカギは現地調査です。
内定をもらう
内定をもらったら次は退職の手続きへ移ります。
退職を申し出る
今の職場に退職を申し出て退職日を決定します。
薬局の辞め方を知りたい、退職の切り出し方で悩んでいる薬剤師向けの記事です。上手な退職の伝え方・切り出し方、退職を伝えるときに気を付けること、退職を切り出してからの流れがわかります。
新しい職場へ出勤
これで薬剤師辞めたいと思っていた頃の悩みはすべて解決です。
このような流れで進んでいけば大丈夫です。
詳しい転職の流れはこちらにまとめましたのでご覧ください。
薬剤師が転職を成功させるための正しい転職方法の手順(流れ)を知れば、あなたの転職は成功すること間違いなし。間違えると転職に失敗して大変なことに・・・

私も何度も薬剤師なんて辞めたいと思いました。でも結局薬剤師は続けています。
薬剤師辞めたいではなく、今の職場を辞めたいということがわかって2回転職をしましたが・・・。
一度きりの人生なのですから、別に薬剤師に固執することはないと個人的には思います。もっと自由に生きたいものです。
転職を迷っている薬剤師向けに、迷った時にすべきこと、迷わず行動することの大切さについてまとめました。ぜひご覧ください。
仕事の事で悩んでいる薬剤師向けに、悩みや不満・ストレスを一気に解決できる記事をまとめました。