
薬局薬剤師の勤務時間はどのくらい
求人票の勤務時間は週40時間(シフト制)という記載が非常に多いですが、実際の運用については面接等でしっかりと聞いておかないとあとで痛い目を見ることになります。
労働基準法と就業規則
例えば1日7時間勤務、週の労働時間は38時間といった就業規則でも問題ありません。
薬剤師の勤務開始時間と終了時間は?
大部分の薬局薬剤師の勤務時間は週40時間(シフト制)となっています。
シフト例でみてみましょう
9時-18時(休憩1時間)
例1)9時-18時(休憩1時間)⇒休憩時間は外出自由ではあるものの、朝から夜までの拘束時間は9時間です。
9時-19時(休憩2時間)
例2)9時-19時(休憩2時間)⇒休憩時間は外出自由ではあるものの、朝から夜までの拘束時間は10時間です。
例1も例2もどちらも1日8時間勤務です。
実際にその薬局ではどのようなシフトで勤務しているのかを確認する必要があります。
週40時間のシフトを9時-18時(休憩1時間)で週5日勤務だと思い込んでいると痛い目を見ることになります。
10時-19時(休憩1時間)だって、12時-21時(休憩1時間)だって1日8時間勤務です。
月火水金→9:00―18:00(休憩1時間)、水土→9:00-13:00(休憩なし)の勤務で週40時間。結局薬局に行くのは週に6回ということも十分あり得ます。
月火木金→9:00―20:00(休憩1時間)の週4勤務という薬局もあります。
薬局の薬剤師の勤務シフトは、基本的に門前医療機関の診療時間と患者数に合わせて組まれます。転職先候補の薬局があるのであれば門前医療機関の診療時間も合わせて確認しておきましょう。
小児科や耳鼻科の門前薬局では一般的に夕方から混雑する場合が多く、冬から春にかけては薬局の営業時間中に勤務が終わらず残業が増えることが予想されます。
門前医療機関の診察終了時間
薬剤師の残業時間
結局薬剤師は何時に帰れるのか
1日8時間勤務や週40時間勤務といってもいろいろあります。具体的な拘束時間と勤務開始時間、終了時間を確認してください。
拘束時間が長い薬局に勤務してしまった場合の対処方法
途中休憩2時間など拘束時間が長い薬局に勤務している場合、自分だけ休憩を1時間に減らしてほしいという要望はまず無理でしょう。その薬局に勤務している限りはどうにもならない可能性が高いです。
どうしても拘束時間を短くしたいのであれば理由を添えて異動の希望を伝えるか転職で別の薬局を探すしかないでしょう。