薬局薬剤師の就業時間【シフト制を理解】勤務時間と拘束時間の違い
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勤務時間に疑問をもっている薬剤師

週40時間シフト制って、結局いつ休みなのでしょうか?

勤務時間が終わったらすぐに帰れますか?

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このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • 薬剤師の就業時間
  • 勤務時間と拘束時間の違い
  • 定時で帰れる?
自己紹介

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私は転職経験2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師です。
1回目は転職大失敗。2回目の転職活動では薬剤師転職サイトのコンサルタントの方に大変お世話になりました。そのおかげで転職に成功し、転職1年目の年収は600万円超。現在の年収は880万円です。⇒薬剤師になってからの年収推移公開

薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。自らの体験談を基にしてこの記事を書いています。

結論
薬剤師の就業時間(労働時間・勤務時間)は同じ会社であっても薬局毎で大きく異なります。門前医療機関が時間通りに診察を終えるか、勤務時間内に薬歴記載などの業務が終えられるかできまります。

薬局薬剤師の勤務時間(労働時間)はどのくらい?

労働時間は、労働基準法により1日の労働時間を8時間以内、1週間の労働時間を40時間以内と定められています(法定労働時間)。


薬剤師の勤務時間(労働時間)は、労働基準法に違反しないように作成された就業規則によって定められています。


法定労働時間内であれば就業規則で別途1日や週の労働時間を定めることができます。例えば1日7時間勤務、週の労働時間は38時間といった就業規則でも問題ありません。


変形労働時間制(1か月単位の変形労働時間制、1年単位の変形労働時間制、シフト制)を導入している薬局では1日の勤務時間は8時間よりも多くなることもあります。

求人票の就業時間に、週40時間(シフト制)という記載があったら、実際の運用については面接等でしっかりと確認しておきましょう。


就業開始時間と終了時間(休憩時間を含めた拘束時間)、週に何回出勤が必要なのかもチェックしてください。

勤務時間(労働時間)と拘束時間の違い

あなたは、勤務時間(労働時間)と拘束時間の違いをしっかりと理解できていますか?

例1)9時-18時(休憩1時間)のシフト
9時-18時(休憩1時間)⇒休憩時間は外出自由ではあるものの、朝から夜までの拘束時間は9時間です。

例2)9時-19時(休憩2時間)
例2)9時-19時(休憩2時間)⇒休憩時間は外出自由ではあるものの、朝から夜までの拘束時間は10時間です。

例1、例2、どちらの場合も1日8時間勤務なのに、拘束される時間に差が出てきます。

週40時間シフト制=9時-18時(休憩1時間)の週5日勤務

このように思い込んでいると痛い目を見ることになります。

10時-19時(休憩1時間)だって、12時-21時(休憩1時間)だって1日8時間勤務ですね。

月火水金→9:00―18:00(休憩1時間)、水土→9:00-13:00(休憩なし)の勤務で週40時間。結局週に6回出勤しなくてはいけません。

逆に、月火木金→9:00―20:00(休憩1時間)の週4勤務の薬局かもしれません



実際どのようなシフトが組まれているのかを十分確認しておきましょう。

薬剤師はシフト通り定時で帰れるのか

  • 門前医療機関が時間通りに診察を終了するか
  • 薬歴記載など業務が終わっているか
  • 薬局の開局時間

門前医療機関が時間通りに診察を終了するか

門前医療機関の診察終了時間

薬歴記載など業務が終わっているか

薬局内の業務量が少なく、薬剤師の人数が多ければ薬剤師1人当たりの業務量は少なくなりますから、残業せずに帰れる可能性が高まります。


逆に、薬局内の業務量が多く、薬剤師の人数が少なければ薬剤師1人当たりの業務量は多くなりますので、必然的に残業時間が増えてしまいます。


定時で帰れない理由の一番は薬歴記載が終わらないからです。


薬を患者さんにお渡し後にすぐ薬歴を記載できれば残業とはなりませんが、開局時間内に薬歴を記載できない場合は閉局後に残業して薬歴を記載することになります。


完全に業務が回らなくなると薬歴記載が後回しになり雪だるま式に未記入薬歴が増えるという問題が出てきます。


また、外来患者の処方せん調剤のみを行っている薬局に比べ、在宅業務を行っている薬局や施設の調剤を請け負っている薬局は業務量が多いので帰宅時間が遅くなる傾向にあります。

薬局の開局時間

ご存じの通り、薬局の開局時間は「届出した通り」でなければなりません。例えば9:00~18:00の届出をしていればその通りに開局します。


今日はもう患者さんが来そうもないから早めに閉めちゃおうなどということはできません。

拘束時間が長い薬局に勤務してしまった場合の対処方法

途中休憩2時間など拘束時間が長い薬局に勤務している場合、自分だけ休憩を1時間に減らしてほしいという要望はまず無理でしょう。その薬局に勤務している限りはどうにもならない可能性が高いです。

どうしても拘束時間を短くしたいのであれば理由を添えて異動の希望を伝えるか、転職で別の薬局を探すしかないでしょう。