
薬剤師の転職 薬局見学の落とし穴 最新設備で良い薬局に見えましたが・・
(※画像と本文は関係ありません。)
転職活動で薬局を探す時、条件に合った会社の薬局をいくつか見学させてもらうことがあると思います。(私も薬局を探している間に8薬局見学しました。)
せっかく働くなら良い環境で働きたいものですよね。
あなたが見学に行った薬局には次の設備が整っていたとします。
電子薬歴
散剤鑑査システム
QRコードを読み取れるレセコン
そのレセコンと連動した自動錠剤分包機や自動液剤分注機・・・
どれも最新設備です。
条件も良いし、この会社にしようと思ってしまったあなた。
それでは転職に確実に失敗します。
設備だけで転職先の薬局を選ぼうとした薬剤師が失敗する理由
その会社の他の薬局も同じように最新設備が整った薬局でしょうか?
そうとは限りません。薬局ができた時期や応需診療科によっても導入設備は大きく異なるはずです。
もしこの会社に入社を決めたとして、あなたが配属される薬局は本当にここなのでしょうか?
もしかすると、そこはチェーン薬局の基幹薬局。見学者は最新設備が整った薬局にだけ連れて行くということだってあり得ます。
実際、私が転職活動中に見学した薬局はそのチェーンのモデル薬局的な所でした。実際の勤務地は別の薬局(普通の設備の)だったのです。
薬局見学で調剤機器やレセコンを見る場合の注意点
できれば同じ会社の複数の薬局を見学させてもらうこと。複数が無理であれば配属予定の薬局を見学させてもらうこと。
1つの薬局を見ただけでその会社全体のイメージとしないこと。
設備の種類や導入時期、更新予定もできれば確認しておきたいところ。いくら最新設備でも5年も経てば最新ではなくなります。
応需処方箋の診療科にもよるが導入してあると嬉しい薬局設備
例:Barrera、Onedy EX2、YS-PC-DX-S、YS-DXWS-S、NEW PORIMS、Tab Sight(以上ユヤマ)、ATTELNO2、CK-NC、kC-ai、Rak-Che3、Pic-Che(以上タカゾノ)
最新設備が導入されていれば仕事量とミスが減り、質の高い業務が行えるはずです。
定期的に調剤機器、設備を更新できている薬局を探す方法
に登録したのち、コンサルタントに要望として上げて探してもらう方法が一番です。
転職失敗回避の方法には失敗例を知ることが大事