薬剤師奨学金返済
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奨学金の返済が不安な薬剤師

薬科大の授業料で奨学金を借りています。

毎月返済しないといけないのはわかっているのですが、給料がそこまで良いわけではなく、金額的にも精神的にも結構辛いです。

結婚するまでには何とか返したいのですが、返せるでしょうか?

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このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • 薬剤師の給料で奨学金は返せる?
  • 奨学金の返済がきつくて返せそうにないと思ったら
  • 収入を増やして奨学金の返済を楽にする方法
自己紹介

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私は転職経験2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師です。
1回目は転職大失敗。2回目の転職活動では薬剤師転職サイトのコンサルタントの方に大変お世話になりました。そのおかげで転職に成功し、転職1年目の年収は600万円超。現在の年収は880万円です。⇒薬剤師になってからの年収推移公開

薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。自らの体験談を基にしてこの記事を書いています。

薬剤師の給料で奨学金は返せる?返せない?

奨学金の返済で困っていませんか?

薬科大学・薬学部の中には学生の50%以上が奨学金を借りているところもあります。

結論:薬局薬剤師として正社員で働けば十分返済は可能。
ただし、派手な生活をしなければ(※月々の返済金額による)。

学生の頃は奨学金返済のことなどほとんど考えていなかったのではないでしょうか。

奨学金を返すようになり始めてから、本当に返せるかどうか心配になった薬剤師がほとんどだと思います。

奨学金を借りている方はすでにご存じでしょうが、奨学金について復習です。


 奨学金とは

経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。

 奨学金の種類

  • 第一種奨学金(無利息)
  • 第二種奨学金(利息付)



 第一種奨学金(無利息)
貸与型奨学金のうち、利息が付かないものを第一種奨学金(無利息)といいます。
特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な人に貸与されるものですので、選考基準が厳しめとなっています。

6年制の薬科大学が国立、公立、私立のいずれかにより貸与される金額が異なります。また、自宅からの通学か自宅外からの通学かによっても貸与される金額は異なります。

平成29年以前に薬科大学に入学して卒業した薬剤師の場合、私立大学では30,000円、54,000円、64,000円のいずれかの額が無利息で貸与されています。

第一種奨学金 6年制 

 第二種奨学金(利息付)
利息がついてしまう奨学金ですが、第一種奨学金よりも選考基準はゆるやかです。
第一種奨学金が借りられなかった場合はこちらの第二種奨学金を借りるかたがほとんどです。

奨学金の利息は年(365日あたり)3%が上限となっており、在学中は無利息です。

貸与される奨学金の額は、月額20,000円~120,000円(10,000円刻み)

例えば、月額50,000円を6年間(72か月)借りると、総額3,600,000円となります。
借りた金利が1.0%だとすると、毎月16,629円を20年間にわたって返済しなくてはなりません。

また、月額100,000円を6年間(72か月)借りると、総額が7,200,000円となります。
金利1.0%とすると、毎月33,259円を20年間返済し続けることになります。

毎月3万円以上の返済はきついと考える薬剤師は少なくないのではないでしょうか。

 新卒薬剤師給与(初任給の比較)

薬局勤務だと初任給は概ね月額25万円から35万円ほど。ドラッグストアなら初任給は概ね月額30万円から45万円ほどです。


例えば初任給が30万円だった場合、そこから健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などが合計で5~6万円くらい引かれます。


手取り額としては24~25万円くらいでしょう。

ここから家賃や光熱費、飲食代など支払っても、堅実な生活をしていれば十分に奨学金を返せます。


実家暮らしであったり、家賃補助の出る薬局に勤務すればもっと余裕ができますね。

奨学金返済がきつい、奨学金を返せなくなりそうと思ったらやるべきこと

 返還期限猶予と減額返還は大部分の薬剤師が利用不可能
奨学金の返済がきつい場合の方法として、「返還期限猶予」と月々の返済月額を1/2または1/3に減らしてもらう「減額返還」があります。


しかし、どちらも収入基準があるため利用できない薬剤師がほとんどです。

堅実な生活をしている限りは返済はできると書きました。


今後、車を買ったり、結婚したり、住宅ローンを組んだりするような年齢になってくると話は変わってきます。

20年の返済だと支払いが終了するのは40代後半。繰り上げ返済をしない限り、借金を抱えたまま結婚をすることになります。


毎月の奨学金の返済に加え、車の分割払いや住宅ローンの返済がのっかってくると・・・かなり返えすのがきつくなってきます。

 奨学金の返済がきついと思ったら今すぐやるべきこと

  • 支出(出費)を減らす
  • 収入を増やす

奨学金返済の原資を作るためには、出費(支出)を減らすこと、そして収入を増やすことのどちらか一方もしくは両方をやらなくてはいけません。

支出(出費)を減らして奨学金の返済を楽にする方法

とにかく節約生活をする
外食を減らす
買い物を控える
携帯電話を格安スマホに変える
毎日買っているコーヒーをやめる
タバコをやめる
などに取り組み、浮いたお金を奨学金の返済に充てます。


節約生活の詳細については主婦向けの雑誌に譲るとします。

収入を増やして奨学金の返済を楽にする方法

薬剤師が収入を増やす方法はいろいろあります。今よりも収入が増えてお金に余裕ができれば奨学金返済の悩みは解消しますね。


薬剤師が収入を増やす方法は以下のページにまとめました。

 雇用形態の変更で収入を増やす
雇用形態の変更で年収をアップさせる方法もあります。


もしあなたがパート薬剤師として働いているのであれば正社員か派遣薬剤師になれば簡単に収入が増えます。

パート薬剤師→正社員薬剤師
パート薬剤師→派遣薬剤師


転職をして奨学金を楽に返す

 転職をして奨学金返済を楽にする

  • 転職をして収入を増やす
  • 奨学金返済サポート制度のある薬局に転職する

転職をして収入を増やす

新卒から大手調剤薬局チェーンで働いている薬剤師は転職すれば簡単に、ほぼ確実に年収がアップします。


年収がアップした分を奨学金返済に充てられますね。


いつまで安月給で働かされ続けますか?一番損をしているのは相場よりも安い給料で働かされていることに気づいていない薬剤師

奨学金返済免除・返済補助制度(奨学金返済サポート制度)のある薬局に転職する

奨学金返済サポートとは、給与とは別に奨学金返済のための金銭的補助を受けられる制度のこと。
他にも、奨学金返済助成制度、奨学金返済手当、奨学金返還支援制度といった独自の制度を設定している薬局もあります。

それぞれの薬局によって支援のパターンは異なりますが、薬学生へ奨学金や授業料を貸与し、卒業後に一定期間働くことで返済が免除される方法や、返済額を毎月の給料に上乗せして支給する方法になっています。


新入社員薬剤師に限定されているところもあれば、中途採用の薬剤師も利用可能な薬局もあります。


このような支援のある薬局やドラッグストアへ転職し、奨学金を返済していくことも一つの方法です。

ただし、一定期間転職ができないなどの縛り(転職した場合はサポートを受けた額を返還しなければならないなど)があります。


奨学金返済サポートの制度があるというだけで転職するのではなく、その職場が自分に合っているか、そして長く働くことができるかどうかを見極めることが大切です。


働いてから後悔することのないよう薬剤師転職コンサルタントにしっかりと相談しましょう。

奨学金返済サポートがある薬局やドラッグストアに転職してその制度を利用すれば奨学金返済が楽になります。

転職をして奨学金を楽に返すための具体的な手順

1.下記のいずれかの薬剤師転職サイトへ登録(複数ならなお良い)

2.奨学金返済のために転職で年収アップを目指したい、もしくは奨学金返済サポート制度のある薬局に転職をしたいと転職コンサルタントに伝える。

自分の希望する地域の薬局やドラッグストアに奨学金返済サポート制度が無かったとしても、給与が今よりも大幅にアップすれば奨学金の返済が楽になることは間違いありません。

転職することまではまだ考えていない薬剤師も一度登録して相談してみましょう。



もちろん登録から相談、転職成功まで全て完全無料です。

奨学金の返済がもっと苦しくなる前に、今すぐ手を打ってください!

結婚した。
子供ができて働けなくなった。
時短勤務で給料が今より減った。
住宅ローンを組むことになった。


今現在、すでに奨学金の返済が苦しいのであればこういった人生のイベントが来たときにもっと苦しくなるでしょう。

調剤報酬がどんどん下げられている中で薬剤師の給料が右肩上がりな訳がありません。


迷っている場合ではありません。


相場より安い給料で働かされているのであれば、まずは相場通りの給料をもらうのが先決です。