フルタイムパートと正社員の違いを知りたい薬剤師
うちの薬局にはフルタイムのパート薬剤師がいます。
いっそ正社員になってしまえば良いと思うのですが、何が違うのでしょうか。
- 正社員とフルタイムパートはどちらが働きやすい?
- フルタイムパートの薬剤師の年収はどのくらい?
- 正社員にならなくてもパート薬剤師でやっていける?
あなたもこのような疑問をお持ちではないですか?
実は正社員にならずにフルタイムパートで働きたいという薬剤師が増えています。
その理由はフルタイムパートのメリットの方が大きいと感じているから。
今回はフルタイムパートと正社員の違いを中心に解説していきます。
本記事の内容
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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。
管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト】
面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。
私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。
ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。
このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
薬剤師がパートで生きるならフルタイムパート。フルタイムパートなら正社員に近い年収を稼ぐことも可能であるだけでなく、正社員にはない自由があります。
薬剤師のフルタイムパートと正社員の大きな違いは自由度
「フルタイム」は会社が定めた週の所定労働時間のこと。週40時間(1日8時間、週5日勤務)が一般的です。
なかには週32時間、週36時間という薬局もあります。薬局の開局時間の違いによります。
この所定労働時間分を働くことをフルタイム勤務といいます。
正社員の薬剤師はフルタイム勤務となります。
これに対しパート薬剤師のうち、正社員と同じく所定労働時間分働いている人をフルタイムパートと呼びます。
これでは正社員と何が違うのかよくわからないという方もいるでしょう。
フルタイムパートと正社員の働き方の違いは以下の通りです。
正社員薬剤師とフルタイムパート薬剤師の違い
- 雇用形態
- 給与の計算方法
- 賞与
- 異動
雇用形態が違う(フルタイムパートは非正規雇用)
フルタイムのパートは非正規雇用であるのに対し、正社員は正規雇用です。
フルタイムのパートでは、雇用される期間が定められていることもあります。
フルタイムパートの給与の計算方法
フルタイムパートの給与は時給×勤務時間で計算されます。
フルタイムで働いたとしても祝日等で休みが多い月は勤務時間が少なくなります。
パート薬剤師の給与は月ごとに変動します。
正社員薬剤師の給与は月給制ですから、毎月同じ額が支給されます。変動するのは残業代くらいです。
フルタイムパートは賞与(ボーナス)が出ない
パート薬剤師には賞与が支給されないところがほとんどです。
賞与の支給があったとしても寸志。お小遣い程度の少額です。
それはフルタイムパートの薬剤師でも同様に賞与は出ないと考えておきましょう。
これに対して正社員の薬剤師には賞与が支給されます。
フルタイムパートは異動が無い
薬局によって状況は異なりますが、転居を伴う異動は正社員のみという薬局がほとんどです。
家庭の都合で転居を伴う異動ができない場合に、フルタイムパートを選択する薬剤師も多いです。
薬剤師の転勤や異動は多いのか、頻度はどのくらいなのか、異動の理由は何が多いのかについて現役管理薬剤師が解説。全国転勤のある薬局もありますが、強制ではないので断ることも可能です。但し、全国転勤可の薬剤師は給与が高くなる傾向にあります。
フルタイムパートは正社員より働き方の自由度が高い
時間はあるけど、夫が転勤族なので正社員で働くのはちょっと気が引ける。
夫の休みに合わせたいので固定の曜日に休みが欲しい。
こんな要望に応えることができるのがフルタイムパートという働き方です。
正社員では認められない条件も、フルタイムパートなら認めてもらえます。
例えば、フルタイムで働くのは問題ないが毎週土曜日と日曜日はどうしても休みが欲しいという場合についてです。
この薬局は土曜日も開局しており、就業規則では勤務時間は週40時間(シフト制)と定められています。
正社員で入社してしまうと毎週土日を休ませてもらうのは難しいでしょう。他の薬剤師も連休が欲しいと思うからです。
ですが、フルタイムパートとして月~金曜日の1日8時間で雇用契約を結んでもらえばその希望は叶います。
雇用契約を結んでいない土曜日と日曜日に出勤させられることはありません。
このように正社員だと難しい条件も、フルタイムパートならクリアできることもあります。
正社員になってしまうと条件的に厳しいという場合には、フルタイムパートを選択肢の一つに加えてみてください。
薬剤師のフルタイムパートの年収は400万円から500万円
薬剤師のフルタイムパートの年収を試算してみましょう。
時給2,200円、1日8時間、月20日勤務をした場合の月収と年収を試算
(いわゆるフルタイムのパート薬剤師です)
- 日給:17,600円
- 月収:352,000円
- 年収:4,224,000円
年収は軽く400万円を超えます。
勤務する地域によっては時給2,500円が可能な薬局もあります。
時給2,500円のフルタイムパート薬剤師の年収はおよそ480万円。
いまのところ薬剤師なら世間でいう非正規雇用=貧困のイメージはありません。
パート薬剤師だけでも十分生きていけます。
フルタイムパートなら余裕です。
パート薬剤師の給料についての詳細は別記事にまとめましたのでご覧ください。
≫【パート薬剤師の給料】月収・年収・手取りでいくらもらえるのか?
パートで働きたい薬剤師向けの記事です。パート薬剤師の月収・年収はどのくらい?手取りでいくらもらえる?そんな疑問を解消する記事となっています。求人票の時給からさらにアップして契約する方法も解説します。
薬剤師がパートで生きるならフルタイムQ&A
Q1. フルタイムパートと正社員の違いは何ですか?
A1. フルタイムパートは非正規雇用であり、雇用期間が定められている場合があります。給与は時給×勤務時間で計算され、賞与は支給されません。正社員は月給制で、賞与も支給され、異動の可能性があります。
Q2. フルタイムパート薬剤師の年収はどのくらいですか?
A2. フルタイムパート薬剤師の年収は400万円から500万円です。時給2,200円で1日8時間、月20日勤務すると年収は約422万円、時給2,500円なら約480万円です。
Q3. フルタイムパートのメリットは何ですか?
A3. フルタイムパートのメリットは、正社員と同じ労働時間で働きながら、働き方の自由度が高いことです。例えば、特定の曜日に休みが欲しい場合など、柔軟な勤務条件が認められやすいです。
Q4. パート薬剤師でも賞与はもらえますか?
A4. パート薬剤師にはほとんどの場合、賞与が支給されません。仮に支給される場合でも、寸志程度の少額です。
Q5. フルタイムパート薬剤師は異動がありますか?
A5. フルタイムパート薬剤師は、転居を伴う異動がない場合がほとんどです。異動の自由度が高いので、家庭の事情に合わせやすいです。
薬剤師がパートで生きるならフルタイム(まとめ)
薬剤師がパートで生きるならフルタイム(まとめ)
- フルタイムパートとは正社員と同じ所定労働時間を働くパートタイマー(非正規)のこと。
- 薬剤師ならフルタイムパートでも年収400万円は稼げる。
- フルタイムパートと正社員の違いはいろいろありますが、最も大きな違いはフルタイムパートの方が働き方の自由度が高いこと。
- 正社員だと条件が合わない場合にはフルタイムパートという働き方も選択肢の一つに加えてみましょう。
フルタイムパートが良いのか正社員の方が良いのかは、あなたがどういった働き方をしたいのかで答えが変わります。
数ある薬局の中には週休3日であったり、土日休みのところもあります。
≫週休3日の調剤薬局薬剤師求人あります!正社員でもたった週4勤務
≫【薬剤師の転職・土日休みの薬局求人】毎週連休の薬剤師求人の探し方
フルタイムパートよりも正社員の方が良いかもしれませんし、派遣の方が良いという場合もあるでしょう。
薬剤師はパートや派遣社員でも稼げる貴重な職業。だからこそ働き方に迷う薬剤師も多いです。正社員、パート、派遣のうち、薬剤師はどの働き方が一番得なのか。雇用形態別に比較してみました。
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