薬剤師国家試験、本当にお疲れ様でした。
自己採点で合格ラインを超えていそうだとわかった瞬間、力が抜けた人も多いと思います。
「やっと終わった……」
「しばらく勉強のことは考えたくない」
「同期は卒業旅行や遊びの予定を入れているし、自分も少し休みたい」
そう思うのは当然です。ここまで頑張ってきたのですから、まずはしっかり休んでください。
ただ、4月が近づいてくると、今度は別の不安が出てきます。
「入社までに何をしておけばいいんだろう」
「薬の勉強をやり直した方がいいのかな」
「現場に出て、何もわからなかったらどうしよう」
薬剤師として働く自分が、まだうまく想像できない。そんな不安を持つ人もいるはずです。
国家試験後から入社までの準備は、自分を追い込むためではありません。入社初日に慌てないため、そして配属後の自分を守るためにするものです。
薬局現場で新人薬剤師を見てきて感じるのは、入社直後に差がつくのは知識量よりも、聞く姿勢とメモを残す習慣だということです。
この記事では、新卒薬剤師が国家試験終了後から入社までにやっておくべきことを、薬局現場のリアルも交えて整理します。
先に結論です。
薬剤師国家試験後から入社までにやるべきことは、薬の知識を全部復習することではありません。
社会人マナー、言葉遣い、調剤報酬の全体像、医薬品集やアプリの準備、現場で使う道具の確認。
まずは、この5つで十分です。
- 社会人マナーをざっくり確認する
- 言葉遣いを少しだけ見直す
- 調剤報酬の全体像を軽く知っておく
- 医薬品集・参考書・アプリの準備方針を決める
- 入社後に必要な道具を準備する
完璧を目指さなくて大丈夫です。
最初から何でもこなす新人薬剤師はいません。
大切なのは、現場で「この新人にはきちんと教えよう」と思ってもらえる姿勢を作っておくことです。

薬剤師国家試験後から入社までは「入社初日に慌てない準備」をする
国家試験後の準備は、入社初日に慌てない状態を作るために行う。
国家試験が終わった直後は、気が抜けます。それで問題ありません。
ずっと張りつめて勉強してきたのですから、休む時間も必要です。遊ぶ日があっても、卒業旅行に行っても大丈夫です。
ただ、入社までの数週間を完全に何もしないまま過ごすと、4月に入ってから少し苦しくなります。
入社後は、薬の場所、レセコン、薬歴、服薬指導、監査、疑義照会、電話対応、職場の人間関係まで、一気に覚えることが増えます。
しかも最初は、「何がわからないのか」もわかりません。
だから、入社前にやるべきことは、薬の知識を全部詰め直すことではありません。
初日に持ち物で困らない。先輩への受け答えで焦らない。教えてもらったことをメモに残せる。
ここまで準備しておくと、初日に持ち物や受け答えで慌てる場面が減ります。
新人薬剤師は、最初から薬の知識だけで評価されるわけではありません。挨拶、返事、メモ、質問の仕方、素直に聞く姿勢も見られています。
国試の点数が高くても、医療事務さんやベテランスタッフの助言を軽く見る新人は、現場で孤立します。逆に、知識に不安があっても「教えてください」と素直に聞ける新人には、先輩も声をかけます。
入社前準備は、同期に勝つためのものではありません。
入社後の自分を守るためのものです。
薬剤師国家試験後から入社までにやっておきたい5つのこと
入社前は薬の総復習より、マナー・言葉遣い・道具の準備を優先する。
ここからは、入社前に最低限やっておきたいことを5つに分けて紹介します。
どれも、長時間の勉強が必要なものではありません。休みながら、入社前に少しずつ確認すれば十分です。
「4月の自分が困らないように、今のうちに少しだけ準備する」くらいの気持ちで読んでください。
1. 社会人マナーをざっくり確認する
マナーと聞くと、堅苦しく感じるかもしれません。
でも、新人薬剤師に求められるマナーは、難しいビジネスマナーを丸暗記することではありません。
まずは、次の基本を押さえておけば十分です。
- 朝は自分から挨拶する
- 返事は相手に聞こえる声でする
- 教えてもらったら、その場でお礼を言う
- 遅刻しそうなときは早めに連絡する
- 説明を受けるときはメモを取る
- 不安な作業を自己判断で進めない
薬剤師は国家資格職ですが、現場では患者さんと接する仕事です。
先輩薬剤師、管理薬剤師、医療事務さん、登録販売者さん、卸さん、医師、看護師とも関わります。
薬の知識はもちろん大切です。ただ、入社直後に信頼を作るのは、知識よりも態度や受け答えです。
新人薬剤師としてのマナーを具体的に確認したい方は、新人薬剤師が身に付けておきたいマナーとコミュニケーション術も読んでおきましょう。患者さん、先輩、医療事務さんとの接し方を入社前に確認できます。

2. 言葉遣いを少しだけ見直す
入社すると、患者さんから「先生」と呼ばれる場面があります。
でも、気持ちまで急に社会人へ切り替わるわけではありません。学生時代の話し方が、そのまま出る人もいます。
薬の説明が合っていても、言葉遣いが雑だと患者さんは不安になります。
次の表現に心当たりがある人は、入社前に少しだけ直しておきましょう。
- 「了解です」ではなく「承知しました」
- 「なるほどですね」を連発しない
- 「本当ですか?」を口癖にしない
- 患者さんや先輩にタメ口に近い話し方をしない
- 「○○でよろしかったでしょうか」を使いすぎない
- 「○○円からお預かりします」を避ける
最初から完璧な敬語で話す必要はありません。
大事なのは、丁寧に話そうとする姿勢です。少しぎこちなくても、相手に敬意が伝われば問題ありません。
反対に、どれだけ知識があっても、話し方が雑だと「この薬剤師に相談して大丈夫かな」と思われます。
言葉遣いは、入社前に少し意識するだけで変わります。
3. 調剤報酬は「暗記」ではなく全体像だけ見ておく
調剤報酬と聞くと、少し身構える人も多いと思います。
「点数を全部覚えないといけないの?」
「国試が終わったのに、また勉強?」
そう感じるのも無理はありません。
ただ、入社前に調剤報酬を細かく暗記する必要はありません。細かい点数は、配属後に実際の処方箋、薬歴、レセコン画面と一緒に学んだ方が頭に入ります。
入社前は、次の全体像だけ見ておきましょう。
- 薬局は薬を渡すだけの場所ではない
- 服薬指導や薬歴も薬剤師の大切な仕事
- 処方箋1枚ごとに、調剤基本料や薬学管理料などが関係する
- 在宅、かかりつけ、地域支援など、薬局ごとに力を入れる分野がある
- 薬歴は「あとで書くメモ」ではなく、患者さんを継続して見るための記録
ここが少し頭に入っていると、入社後に先輩から説明を受けたときに「あの話か」とつながります。
たとえば、薬歴を書く理由を知らないままだと、ただの事務作業に見えます。調剤報酬や薬学管理の考え方を少し知っていると、薬歴が患者さんの安全と薬局の評価につながる仕事だとわかります。
入社後に何から勉強すればよいか不安な方は、新人薬剤師におすすめの勉強方法で、調剤・監査・薬歴・服薬指導の学び方も確認しておきましょう。

4. 医薬品集・参考書・アプリは会社指定を確認してから準備する
国家試験が終わると、急に不安になって参考書を買いたくなる人がいます。
その気持ちはよくわかります。
ただ、焦って何冊も買う必要はありません。まず確認したいのは、会社や新人研修で指定される教材があるかどうかです。
新人研修で使う医薬品集や参考書が決まっている会社もあります。先に買ってしまうと、指定教材と重複します。
準備するなら、次のようなものを候補にしてください。
- 医薬品集
- 治療薬の参考書
- 調剤報酬の入門書
- 薬歴・服薬指導の本
- 医薬品検索アプリ
- メモアプリや小さめのノート
紙の医薬品集は、付箋を貼ったり書き込んだりできる点が強みです。
アプリは、薬の名前や用量をすぐ調べたいときに役立ちます。
どちらか一方だけが正解ではありません。
大切なのは、わからない薬が出たときに、その場で調べる習慣を持つことです。
医薬品集に付箋を貼って、後発品名・先発品名・規格を書き込んでいる新人を見ると、「この子は自分で覚えようとしている」と伝わります。知識量そのものより、調べる姿勢が現場では評価されます。
現場では、先発品名で呼ばれる薬、後発品名で呼ばれる薬、規格違いが多い薬が混在します。
入社前に医薬品集を眺めるなら、商品名だけでなく、先発品名・後発品名・規格をセットで見る癖をつけておきましょう。
5. 入社後に必要な道具を準備する
白衣や名札は会社が用意することが多いです。
ただし、細かい持ち物は自分で準備する職場もあります。
入社前に確認しておきたいものは、次の通りです。
- ボールペン
- メモ帳
- 印鑑
- 電卓
- はさみ
- 付箋
- 白衣のポケットに入る小さめのノート
- 清潔感のある服装・靴
特に大事なのは、ボールペンとメモ帳です。
新人のうちは、毎日のように新しいことを教わります。薬の場所、ピッキングの流れ、監査の手順、薬歴の書き方、レセコンの操作、電話対応、在庫不足時の動き方。
その場では覚えたつもりでも、あとで「あれ、どうするんだっけ」となります。
これは能力の問題ではありません。覚える量が多すぎるだけです。
だから、メモ帳は必ず持っておきましょう。
印鑑は、会社から指定がなければキャップレスのタイプが便利です。監査印や確認印を何度も押す職場では、キャップを外す手間が意外と負担になります。
ボールペンは、書きやすさだけでなく、複写式の書類にもはっきり書けるものを選びましょう。
白衣のポケットに入れるものや、買うべきもの・買わなくてよいものを詳しく知りたい方は、新人薬剤師に必要なもの11選も参考にしてください。

実家を出る人は、引越し・初任給までのお金・通勤を確認しておく
一人暮らしを始める新卒薬剤師は、配属・住居・生活費を先に確認する。
実家を離れて一人暮らしを始める人は、仕事の準備だけでなく生活面の確認も必要です。
ここを後回しにすると、入社直前にかなり慌てます。
特に、大手チェーンや広域配属のある会社では、配属先が直前まで決まらないケースもあります。
「配属先がわからないから部屋を探せない」
「でも入社日は近づいてくる」
この状態はかなり焦ります。
早めに確認できることだけでも、先に会社へ聞いておきましょう。
- 配属先はいつ頃決まるのか
- 住宅補助や社宅制度はあるのか
- 引越し費用の会社負担はあるのか
- 初任給までの生活費はいくら必要か
- 奨学金返済はいつから始まるのか
- 通勤手段や通勤時間はどのくらいか
入社後すぐは、仕事を覚えるだけで疲れます。
家に帰っても段ボールだらけ、生活費も不安、通勤経路もまだ慣れない。
この状態では、仕事以外の負担まで重なります。
通勤、家賃、生活費、初任給までのお金。ここだけは、入社前に紙やメモアプリへ書き出しておきましょう。
薬局配属までに余裕があればやっておきたい2つのこと
配属先が分かっている人は、採用品目と店舗ルールを軽く見ておく。
ここからは、余裕がある人向けです。
入社前の5つが終わっていれば、最低限の準備としては十分です。
そのうえで、配属先がわかっている人は、次の2つも軽く確認しておくと、初日に薬の場所や確認先で立ち止まる回数が減ります。

1. 配属店舗の採用品目を少しだけ見ておく
配属先が決まったら、可能なら採用品目やよく出る薬を見ておきましょう。
全部覚える必要はありません。
最初から500品目、1,000品目を覚えようとすると、たぶん嫌になります。
見るべきなのは、細かい暗記ではなく傾向です。
- どの診療科の薬が多いか
- 先発品名と後発品名をセットで見られるか
- 規格違いが多い薬はどれか
- 一包化や粉薬が多そうか
- 在宅で使う薬が多いか
門前薬局、面薬局、ドラッグストア併設、在宅対応ありの薬局では、よく出る薬が違います。
「この店舗では循環器が多いんだな」「粉薬が多そうだな」「在宅の薬も見るんだな」と知っておくだけでも、初日の景色が変わります。
2. 業務手順書・調剤内規の存在を知っておく
薬局には、業務手順書や調剤内規があります。
同じ会社でも、店舗によって細かいルールが違います。
たとえば、次のようなルールです。
- 一包化の手順
- 粉薬・水剤の調剤ルール
- 疑義照会の流れ
- 薬歴を書くタイミング
- 監査のダブルチェック方法
- 在庫不足時の動き方
- 医療事務さんへ確認する内容
新人のうちは、自己流で動かない方が安全です。
まずは、その店舗のルールを覚えること。
これが、調剤過誤を防ぐうえでも、人間関係をこじらせないうえでも大切です。
配属初日に何をすればよいか不安な方は、次のステップとして新人薬剤師が配属初日にやるべきこと5選を読んでおきましょう。初日に挨拶する相手、確認すること、やってはいけない行動がわかります。

まだ就職先が決まっていない人・内定先に不安がある人へ
就職先に不安がある人は、研修制度・配属・働き方を分けて確認する。
ここまで読んでいる人の中には、まだ就職先が決まっていない人もいるかもしれません。
また、内定はあるけれど、入社前から不安が消えない人もいると思います。
「この会社で本当によかったのかな」
「配属先がわからないのが怖い」
「研修制度が薄そうで不安」
「初任給だけで決めてしまったかもしれない」
こう感じているなら、不安を無視しない方がよいです。
ただし、焦って求人を探し直す前に、まずは何が不安なのかを分けて考えましょう。
- 研修制度は整っているか
- 配属後に教育担当がつくか
- 新人を一人薬剤師にする可能性はあるか
- 残業や休日出勤の実態はどうか
- 初任給だけでなく、昇給や住宅補助も確認したか
- 配属先の希望はどこまで通るか
国家試験後から就職活動を始める人は、まず薬剤師国家試験後の就職活動|4月入社に間に合わせる方法を確認してください。

最初に見るべきなのは、求人の数ではありません。
研修制度、勤務地、配属先、年収、住宅補助、休日、残業。この条件を並べて見たうえで、自分が安心して学べる職場かどうかを判断しましょう。
まだ就職先が決まっていない・内定先を再確認したい場合
まだ就職先が決まっていない人、内定先に強い不安がある人は、勤務地・研修制度・年収・配属希望を並べて確認しておきましょう。相談先を選ぶ前に、自分が重視したい条件を整理しておくと、求人を見るときの迷いが減ります。
どの薬剤師転職サイトが合うか
迷っていませんか?
「転職サイトが多すぎて、どこを選べばいいかわからない」という方へ。 希望する働き方や転職時期、重視したい条件から、あなたに合う転職サイトの候補を確認できます。
- 自分に合う転職サイトのタイプがわかる
- 働き方や希望条件に合う候補を整理できる
- 比較する転職サイトを1〜3社に絞れる
登録不要・無料|診断後に候補を比較できます
新人薬剤師として入社後に意識したいこと
新人薬剤師は、完璧に動くことよりメモ・確認・質問を徹底する。
入社後は、最初から完璧に動けなくて当たり前です。
薬の場所もわからない。レセコンの操作もわからない。薬歴も思ったように書けない。服薬指導では、患者さんを前にして頭が真っ白になる日もあります。
それで普通です。
新人薬剤師に大切なのは、最初から何でもこなすことではありません。
教えてもらったことを残すこと。不安な作業を確認すること。同じ質問を何度も繰り返さないように、メモを使うことです。

とにかくメモを取る
新人薬剤師にとって、メモは必須です。
最初の数週間は、毎日新しいことを教わります。
その場では覚えたつもりでも、忙しくなると抜けます。
これは能力の問題ではありません。覚える量が多すぎるだけです。
メモを取る新人には、教える側も「覚えようとしている」と感じます。
反対に、何も持たずに説明を聞いて、翌日また同じ質問をすると、先輩は口に出さなくても「昨日教えたのに」と思います。
メモは取るだけでなく整理する
メモは、取るだけではもったいないです。
忙しい現場で書いたメモは、あとから見ると自分でも読めない日があります。
家に帰ってから5分でよいので、次の形に分けておきましょう。
- 今日教わったこと
- 明日もう一度確認すること
- まだ理解できていないこと
- 同じ質問をしないために残すこと
これを続けると、自分専用の業務メモができます。
1カ月後、そのメモに助けられる日が必ず来ます。
わからないことをそのままにしない
新人のうちは、質問することも仕事です。
むしろ、わからないのに自己判断で進める方が危険です。
調剤、監査、疑義照会、服薬指導、薬歴、在庫対応。少しでも不安があるときは、必ず確認してください。
質問するときは、次の形にすると先輩が何に困っているのかをすぐ把握できます。
- 何がわからないのかを短く伝える
- 自分ではここまで確認したと伝える
- 急ぎかどうかを伝える
- 教えてもらったことをメモする
- あとでお礼を言う
「何も考えずに丸投げする」のではなく、「自分なりに確認したうえで聞く」。
この姿勢があると、先輩も安心して教えられます。
入社後に「つらい」「教えてもらえない」と感じたら
職場が合わない苦しさは、努力不足ではなく環境要因の可能性もある。
ここまで準備しても、職場が合わないことはあります。
これは、あなたが甘いからではありません。努力不足とも限りません。
教育体制、人員配置、管理薬剤師との相性、忙しさ、残業の多さ。こうした職場側の問題で、新人薬剤師が苦しくなることもあります。
- 忙しすぎて誰も教えてくれない
- 質問すると強く責められる
- 新人なのに一人で任される時間が多い
- サービス残業が当たり前になっている
- 出勤前に強い不安や吐き気がある
- 眠れない、食べられない状態が続いている
入社直後は、慣れないことばかりです。
仕事を覚える大変さはあります。
でも、「慣れの壁」と「職場環境の問題」は別です。
まずは、教育担当、管理薬剤師、エリアマネージャー、人事部など、相談できる人に状況を伝えてください。
それでも改善しない場合は、異動や転職も選択肢になります。
新人薬剤師だからといって、心身を壊すまで同じ職場で耐える必要はありません。
1年目・2年目・3年目で転職を考えてよいのか不安な方は、新人・若手薬剤師の転職ガイドで、年次別の判断基準を確認してください。

「これは新人なら誰でも通る壁なのか」「教育体制や人間関係に問題があるのか」「今の職場を続けるべきか」を一人で判断するのは難しいです。
迷ったときは、今の状態を言葉にして整理してみましょう。
今の職場を続けるべきか迷っていませんか?
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新卒薬剤師・新人薬剤師によくある質問
国家試験後の不安は、休息・準備・相談の順に整理すると行動しやすい。
最後に、国家試験後の薬学生からよく出る不安に答えておきます。
Q1. 国家試験後は遊んでもいいですか?
A. 遊んで大丈夫です。
国家試験まで走り切ったあとは、休む時間も必要です。ただし、入社直前に慌てないように、持ち物、必要書類、引越し、初任給までの生活費だけは早めに確認しておきましょう。
Q2. 入社前に薬の勉強をやり直すべきですか?
A. 国家試験の勉強を最初からやり直す必要はありません。
入社前は、調剤報酬の全体像、医薬品集の使い方、よく出る薬の調べ方など、実務につながる準備を少ししておけば十分です。
Q3. 入社前に調剤報酬はどこまで勉強すべきですか?
A. 点数を細かく暗記する必要はありません。
調剤基本料、薬学管理料、薬歴、服薬指導、在宅、かかりつけ薬剤師など、「薬局の仕事がどう評価されるのか」という全体像だけ見ておきましょう。
Q4. 医薬品集は入社前に買った方がいいですか?
A. 会社や新人研修で指定される場合があるため、まずは確認してください。
指定がない場合は、自分が調べやすい医薬品集やアプリを用意しておくと役立ちます。
Q5. 入社前にやらなくていいことはありますか?
A. 薬の知識を最初から全部復習する必要はありません。
調剤報酬の点数を細かく暗記する必要もありません。入社前は、現場に入ったときに困りやすいマナー、言葉遣い、持ち物、メモの取り方を優先しましょう。
Q6. 新人薬剤師が最初に印象を悪くしやすい行動は何ですか?
A. 挨拶をしない、返事が小さい、メモを取らない、同じ質問を何度もする、医療事務さんや先輩の助言を軽く見る行動です。
知識不足よりも、学ぶ姿勢がないことの方が現場では目立ちます。
Q7. 入社後に教えてもらえない、職場が合わないと感じたらどうすればいいですか?
A. まずは教育担当、管理薬剤師、エリアマネージャー、人事部などに相談してください。
改善がなく、眠れない、食べられない、出勤前に強い不安が出る状態なら、異動や転職も選択肢です。新人だからといって、限界まで我慢する必要はありません。
まとめ|国家試験後から入社までは、完璧より「初日に慌てない準備」が大切
国家試験後は休みながら、4月の自分が困らない最低限の準備を進める。
国家試験後から入社までにやることは、決して多くありません。
入社前の準備は、遊ぶ時間や休む時間を削ってまで詰め込むものではありません。4月の自分が少し落ち着いて初日を迎えるための準備です。

国家試験後は、休んで大丈夫です。
遊ぶ日があっても、卒業旅行に行っても問題ありません。
ただ、入社後の自分を少し楽にするために、最低限の準備だけはしておきましょう。
- 社会人マナーをざっくり確認する
- 言葉遣いを少しだけ見直す
- 調剤報酬の全体像を軽く知っておく
- 医薬品集・参考書・アプリの準備方針を決める
- 入社後に必要な道具を準備する
余裕があれば、配属店舗の採用品目や業務手順書の存在も確認しておくと、初日に薬の場所や確認先で立ち止まる回数が減ります。
でも、最初から完璧な新人薬剤師になる必要はありません。
わからないことがあって当たり前です。緊張して当たり前です。不安になるのも普通です。
大切なのは、わからないことを放置せず、メモを取り、素直に学び、困ったときに相談することです。
そして、もし入社後に「つらい」「教えてもらえない」「この職場は合わない」と感じたら、自分だけを責めないでください。
薬剤師としてのキャリアは、最初の職場だけで決まるわけではありません。
準備できることは準備する。休むときは休む。困ったら相談する。
そのくらいの気持ちで、4月から少しずつ現場に慣れていきましょう。
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