

初出勤の日が不安な薬剤師
転職が決まってもうすぐ初出勤です。
これからうまくやっていけるか心配です。
初日にやるべきことがあれば教えてください。

このような薬剤師の疑問に答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
私は、全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。
管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
私が薬剤師採用のために連絡を取っている、≫おすすめの薬剤師転職サイト
面接をした中途薬剤師は軽く20人を超えました。
私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。
ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。
このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
転職後の出勤初日にやるべきこと
第一印象をよくして、これから働きやすい環境にしていくためにも出勤初日が勝負です。
転職後の初出勤日にやることをまとめました。
転職後の出勤初日に薬剤師が絶対にやるべきこと5選
- あいさつ・自己紹介
- スタッフの名前を覚える
- 積極的に動く
- 内規・マニュアルを覚える
- キーパーソン・派閥を見抜く
あいさつ・自己紹介
朝礼等であなたの事を紹介する時間が作られると思いますので、挨拶と自己紹介をしっかり考えておきましょう。
自己紹介の例
『●●◇◇(名前)です。前職は○○病院で、□□を主にやっていました。
調剤薬局は初めてでわからないことが多く、迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いいたします。』
さらっと一言で大丈夫です。長時間のスピーチをする必要はありません。
明るく元気にハキハキと。
あなたの事は誰も知らないのですから、ここでのあいさつがあなたの第一印象となります。
スタッフの名前を覚える
一緒に働く薬剤師、事務の名前を覚えましょう。
自己紹介のあと、他のスタッフから一言自己紹介があるかもしれません。
人数が多いとその場で覚えるのは大変だと思いますが頑張りましょう。
ネームプレートや勤務表、本日の出勤者の表示を活用して覚えてください。
積極的に動く
消極的な姿勢を見せてはいけません。
薬剤師歴が長くても、転職先では新人です。
雑用なども受けていきましょう。
仕事は積極的に、自ら進んでどんどんやる。忙しくても平気な顔をしてやり切りましょう。
この人はすごいと一目置かれる存在まで自分を高めておけば後が楽です。
内規・マニュアルを覚える
- 会社のマニュアル
- 薬局の調剤内規
この2つはほぼ確実に文章化されていると思いますので、初日にもらって覚えていきましょう。
注意すべきは、薬局の独自ルールです。
いわゆる暗黙知というやつですね。
これが一番厄介です。
わたしも苦労しました。
文章化されていないことが多いうえ、なぜそうなったのかという理由がわからないものも含まれています。
今いるスタッフに聞いても、「私が入った時からこうでした」と。
最古参に聞いても、「なんでそうなったのかわかりません。前にいた人が決めたようです。」と。
自分が管理薬剤師になった時に、おかしな暗黙知はすべて廃止にしましたけど。
この薬局独自ルールは全部説明されることはほぼありません。
文章化されていませんから様子を見ながらやって行くしかありません。
調剤チェーンであれば、ある程度マニュアルができているので独自ルールが作られることはほとんどないのですが、個人薬局や合併してあまり時間が経過していない薬局だとルールの統一が進んでおらず独自ルールが残っている可能性があります。
キーパーソン・派閥を見抜く
大手調剤チェーンの場合は定期的に異動もありますから、あまり問題にはなりません。
スタッフが固定されて何年も経っていて、かつ人数が多いと派閥ができていることもあります。
派閥の有無、キーパーソンは誰なのかを初日に感じ取りましょう。
この場合、キーパーソンは管理薬剤師以外の事が多いです。薬剤師に限らず事務であることもあります。
薬剤師が転職を成功させるための正しい転職方法の手順(流れ)を知れば、あなたの転職は成功すること間違いなし。間違えると転職に失敗して大変なことに・・・
出勤初日の服装
その会社のルールに従います。
薬局見学の時に聞いておくのが理想ですが、聞いていない場合はきれい目な恰好をしていけば大丈夫です。
どうせ白衣を着ますから、動きやすい服装であれば問題ありません。
薬剤師が転職採用面接に受かるための対策をまとめました。まず最初の自己紹介・自己アピールが大切です。ここで面接官の心をグッと掴めばもう大丈夫。面接は緊張すると思いますが、準備をしっかりして対策を立てていけば問題ありません。
出勤初日の持ち物
参考までに出勤初日の持ち物をまとめておきます。
出勤初日の持ち物リスト
- サンダル(ナースシューズ)汚れが目立たない黒がベスト
- ボールペン
- メモ帳
- 電卓
- 出勤初日に持参するよう言われた書類(薬剤師免許証、保険薬剤師登録票雇用契約書、住民票の写し、給与口座振込書類、年金手帳など)
白衣や調剤済印、三文判、シャチハタ(ネーム印)は薬局から貸与されることがほとんどです。
薬剤師の必須アイテムはこちらにまとめてありますので参考にしてみてください。
調剤薬局薬剤師の必須アイテム!白衣に入れておくべき便利グッズ10選として、調剤薬局の薬剤師の白衣のポケットに入っている物を紹介します。調剤業務を少しでも楽に、効率的にできるアイテムがあります。
マイナビ薬剤師やファルマスタッフ
、アポプラス薬剤師
、薬キャリ
などの薬剤師転職サイト経由で転職をしていればないとは思いますが、転職後の出勤初日に「なんか違う」と感じたら、たぶんそれは間違っていません。
出勤初日に感じた「違和感」は近いうちに確信に変わっていくでしょう。
早めに次の手を打つべきです。
調剤薬局への転職に強い転職サイト・転職エージェント4選
- マイナビ薬剤師
|20代から40代の正社員薬剤師の転職に強い転職サイト。派遣薬剤師でなければまずはここに登録しましょう。
- ファルマスタッフ
|薬局大手の日本調剤のグループ会社。派遣やパートの求人も豊富に持っているので女性薬剤師におすすめです。
- アポプラス薬剤師
|クオール薬局グループが運営。出張面談対応だから地方在住の薬剤師でも安心して転職活動ができます。
- 薬キャリ
|エムスリーグループが運営している薬剤師転職サイト。薬剤師登録者数No.1 の転職サイトです。
※無料の転職サポートは薬剤師限定。転職後も費用はかかりません。登録しても転職を強要されることは無いので安心です。
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※オススメは2社以上への登録。転職活動がより効率的に進みます。