転職後の出勤初日に薬剤師が絶対にやるべきこと5選【最初が肝心】
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初出勤の日が不安な薬剤師

転職が決まってもうすぐ初出勤です。
これからうまくやっていけるか心配です。
初日にやるべきことがあれば教えてください。

薬剤師として新しい職場で働くことになったあなた、出勤初日を前に緊張をしているのではないでしょうか?

転職後の出勤初日は、新しい仲間や上司との第一印象を決める大切な日です。

また、職場の雰囲気やルールを把握するチャンスでもあります。

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そこで、出勤初日に薬剤師が絶対にやるべきこと5選をご紹介します。これらを意識して行動すれば、スムーズに職場に馴染むことができるでしょう。

この記事の内容は新人薬剤師の出勤初日にも使えます。

本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

自己紹介

pharma_di(ファマディー)

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全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。

管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
【私が薬剤師採用のために連絡を取っている≫おすすめの薬剤師転職サイト

面接をした中途薬剤師は軽く100人を超えました。

私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。

ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。

このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。

≫詳しい自己紹介

結論
転職後の出勤初日は緊張しますよね。受け入れる側のスタッフも緊張しているはずです。みんながあなたのことを注目していますから準備万端整えて、ガツンと好印象を与えてしまいましょう。

初日の行動で今後の働きやすさが変わるほど大事な日です。

転職後の出勤初日にやるべきこと

第一印象をよくして、これから働きやすい環境にしていくためにも出勤初日が勝負です。

転職後の出勤初日にやることをまとめました。

 転職後の出勤初日に薬剤師が絶対にやるべきこと5選

  • あいさつ・自己紹介
  • スタッフの名前を覚える
  • 積極的に動く
  • 内規・マニュアルを覚える
  • キーパーソン・派閥を見抜く

あいさつ・自己紹介

出勤初日に最も重要なことは、あいさつと自己紹介です。

あいさつは笑顔で元気よく、自己紹介は簡潔に自分の名前や前職などを伝えましょう。あいさつや自己紹介は相手に好印象を与えるだけでなく、自分の存在をアピールする機会でもあります。

朝礼等であなたの事を紹介する時間が作られると思いますので、挨拶と自己紹介をしっかり考えておきましょう。

自己紹介の例
『●●◇◇(名前)です。前職は○○病院で、□□を主にやっていました。
調剤薬局は初めてでわからないことが多く、迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いいたします。』

さらっと一言で大丈夫です。長時間のスピーチをする必要はありません。

あなたの事は誰も知らないのですから、ここでのあいさつがあなたの第一印象となります。

挨拶しない薬剤師がいる薬局は潰れる5つの理由【経営・採用面で大打撃】

スタッフの名前を覚える

新しい職場では、たくさんのスタッフと一緒に働くことになります。

その中で、誰がどんな役割を担っているか、どんな性格や趣味を持っているかなどを知ることは、円滑なコミュニケーションや仕事の効率化に役立ちます。

自己紹介のあと、他のスタッフからも自己紹介があるかもしれません。

一緒に働く薬剤師、事務の名前を覚えてしまいましょう。しかし、一度で全員の名前や顔を覚えるのは難しいかもしれません。

そんな時は、ネームプレートや勤務表、本日の出勤者の表示を活用してください。

人数が多いとその場で覚えるのは大変だと思いますが頑張りましょう。

積極的に動く

出勤初日は、新しい環境に慣れるためにも積極的に動くことが大切です。自分から仕事を探したり、手伝えることがないか周りに声をかけたりしましょう。ただし、無理をする必要はありません。

自分のペースを守りながら、できることから始めましょう。

また、仕事の進め方や疑問点などは先輩薬剤師や上司に遠慮なく相談してください。自分から学ぶ姿勢を見せることで、信頼感や協調性を高めることができます。

指示を出されるまでボーっとしているような消極的な姿勢を決して見せてはいけません。薬剤師歴が長くても、転職先では新人です。雑用なども率先して引き受けていきましょう。

仕事は積極的に、自ら進んでどんどんやる。忙しくても平気な顔をしてやり切りましょう。

初期の段階でこの人はすごいと一目置かれる存在まで自分を高めておけば後が楽です。

内規・マニュアルを覚える

新しい職場では、内規やマニュアルに従って業務を行う必要があります。今まで勤務していた薬局とは異なる部分もあると思います。

  • 会社のマニュアル
  • 薬局の調剤内規

この2つはほぼ確実に文章化されていると思いますので、初日にもらって覚えていきましょう。

また、読むだけでなく疑問点があれば早いうちに質問するなどして解消しておくことが大切です。

ここで注意すべきは、薬局の独自ルールです。

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いわゆる暗黙知というやつですね。これが一番厄介です。わたしも苦労しました。

薬局の独自ルールは文章化されていないことが多いうえ、なぜそうなったのかという理由がわからないものも多いです。

スタッフに聞いても、「私が入った時からこうでした」と。

最古参のスタッフに聞いても、「なんでそうなったのかわかりません。前にいた人が決めたようです。」と。

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自分が管理薬剤師になった時に、おかしな暗黙知はすべて廃止にしました。

この薬局独自ルールは全部説明されることはほぼありません。文章化されていませんから様子を見ながらやって行くしかありません。

大手の調剤薬局チェーンであれば、ある程度マニュアルができているので独自ルールが作られることはほとんどありません。

個人薬局や合併してあまり時間が経過していない薬局だとルールの統一が進んでおらず、こういった薬局独自のルールが残っている可能性があります。

キーパーソン・派閥を見抜く

新しい職場では人間関係も重要な要素です。

特に、キーパーソンや派閥は、職場の雰囲気や仕事の進め方に影響を与えることがあります。

キーパーソンとは、職場のリーダー的存在や情報源となる人物のことです。派閥とは、同じグループに属する人たちのことです。

キーパーソンと良好な関係を築くことで、職場の流れやノウハウを早く学ぶことができます。

大手調剤チェーンの場合は定期的に異動がありますから、あまり問題にはなりません。

しかし、長年スタッフが固定されていて、かつ人数が多いと派閥ができていることもあります。

派閥の有無、キーパーソンは誰なのかを初日に感じ取りましょう。

この場合、キーパーソンは管理薬剤師以外のことが多いです。また薬剤師ではなくて事務であることもあります。

出勤初日の服装

出勤初日の服装は会社のルールに従って選びましょう。マニュアルで服装が指定されていることがあります。

薬局見学の時に聞いておくのが理想ですが、聞いていない場合はきれい目な恰好をしていけば大丈夫です。

どうせ白衣を着ますから動きやすい服装であれば問題ありません。通勤時は男性はスーツ、女性は私服であることがほとんどです。

出勤初日の持ち物

参考までに出勤初日の持ち物をまとめておきます。

 出勤初日の持ち物リスト

  • サンダル(ナースシューズ)汚れが目立たない黒がベスト
  • ボールペン
  • メモ帳
  • 電卓
  • 出勤初日に持参するよう言われた書類(薬剤師免許証、保険薬剤師登録票雇用契約書、住民票の写し、給与口座振込書類、年金手帳など)

白衣や調剤済印、三文判、シャチハタ(ネーム印)は薬局から貸与されることがほとんどです。

薬剤師の必須アイテムはこちらにまとめてありますので参考にしてみてください。

転職初日の出勤時間

出勤初日には、遅刻しないことが最も重要です。遅刻してしまうと、最初から悪い印象を与えてしまいます。 交通機関の遅延や渋滞などのトラブルに備えて、余裕を持って出発しましょう。

勤務開始時刻ではなく、何時までに到着しておけばよいかを聞いておきましょう。

転職後の出勤初日に薬剤師が絶対にやるべきこと5選【最初が肝心】(まとめ)

出勤初日は、職場の人たちにあなたを知ってもらう大切な日です。

挨拶や服装、持ち物などに気を付けて、スタッフに好印象を与えてください。

職場の雰囲気やルールを観察し、積極的にコミュニケーションをとり、メモを取って仕事を覚えて職場に馴染んでいきましょう。

出勤初日は緊張するかもしれませんが、笑顔で堂々と出勤すれば大丈夫です。

転職後の出勤初日に「なんか違う」と感じたら、あなたの直感は正しいです。

薬剤師転職サイト経由で転職活動をすればそのようなことはないと思いますが、自力で転職活動をした薬剤師にはよくあることです。

出勤初日に「なんかこの職場は変」だと思ったらどうすればよいか。

それは転職活動を始めることです。

転職したばかりで転職活動をするなんてと思うかもしれませんが、転職出勤初日に不満や不安を感じた場合、その後に改善される可能性はほとんどありません。

あなたにストレスや不満が溜まっていくことで、自分の健康やモチベーションに影響を及ぼす可能性が高いです。

万一「違和感」を感じた時には早めに転職活動を始めましょう。

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