

夏休みが気になる薬剤師
薬剤師って夏休みは何日間取れますか?
連続で取れるのでしょうか?

このような薬剤師の疑問に答えていきます。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 薬剤師の夏休みは何日取れるのか
- 夏休みは好きな日に取れるのか
- 夏休みは連続して取れるのか

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。
転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
→詳しい自己紹介
薬局によっていろいろです。こればかりはなんとも・・・
薬剤師の夏休みは何日取れるのか
まず『薬剤師は夏休みを何日取れるのか』についてですが、これは薬局によって異なります。
だいたい2~3日です。
夏休みの日数は就業規則で定められていますので、同じ会社であればどの薬局でも同じ日数が付与されます。
ある薬局の例は、3日間付与(7月~9月末までに取得)となっていますし、2日という薬局もあります。
意外と少ないですよね。
パート薬剤師の場合は、雇用契約の日数によって変わる場合もあります。
夏休みは好きな日に取れるのか
『好きな日に夏休みを取れるのか』についても薬局によって異なります。
例えば、公立病院の近くの薬局を例にしてみます。
病院はカレンダー通りの診療体制を取ることが多く、薬局もそれに合わせて営業します。そのためお盆休みというものは基本的には存在しません。
この場合、薬剤師の夏休みはそれぞれが時期をずらして取得します。連続して取得できるかどうかは他のスタッフとの相談によります。
これに対し、開業医の近くの薬局の場合には事情が異なります。
先生が休みにすればそれに合わせて薬局も休むところが多いですから、先生が休む日=薬剤師の夏休みとなります。
(※地域支援体制加算を算定している薬局は除く)
地域体制支援加算を算定している薬局の薬剤師向けの記事です。地域体制支援加算を算定している薬局はお盆や年末年始に休んでも良いのか、平日を休みにしたいので地域体制加算を算定しないという選択肢はとれるか?、薬局でできる休みを取れるようにする対策についてまとめました。ぜひご覧ください。
例えば門前の先生が8月13日~8月17日を休みとしたならば、薬局も閉めますから薬剤師は強制的にその日が夏休みとされてしまいます。
好きな日に夏休みを取るのはほぼ無理でしょう。開業医は長めに夏休みを取る傾向にあり、付与される日数より多く薬局を閉めることも多々あります。その場合、薬剤師は他薬局に手伝いに行くか、有給休暇を使って休むことになります。
休む日を選ぶことはできないものの、連休にはなります。
まとめ
- 薬剤師の夏休みは就業規則によるが、2~3日程度
- 夏休みは門前医療機関に準ずるが、公立病院などお盆休みを取らないところは順番に夏休みを取得する
- 開業医は長めに夏休みを取る傾向にあり、門前薬局も合わせて夏休みを取得するため自由には選べない。
- 付与される日数より多く薬局を閉める場合には、他薬局に手伝いに行くか有給休暇が消費される。
結局は配属されている薬局次第ということです。
薬剤師の協力体制が整っている薬局では、有休を使って長期連休を取得可能としているところも。
これから転職先を決めるなら、こういった点もよく確認しておきましょう。