

なるべく早く帰りたい薬剤師
仕事が早く終わる薬局は何かの門前でしょうか?
小児科とか耳鼻科は混雑するイメージがありますけど。
やっぱり内科の門前が良いですかね?

このような薬剤師の疑問に答えていきますが、転職先の薬局を門前の診療科で選ぶのはもうやめましょう。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 早く帰れるのは何科の門前薬局か
- 集中率が高すぎる薬局は生き残れない
- 転職先は、門前の診療科で選ぶのではなくて薬局の機能で選ぶべき

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
転職2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師。薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。
転職に失敗する薬剤師をゼロにしたいという思いで、自らの経験を基に記事を作成しています。
→詳しい自己紹介
早く帰れるのは何科の門前薬局かは気になりますよね。
転職先の薬局を選ぶときに、門前医療機関の科を重視する薬剤師が結構います。
その考えはもう捨てましょう。
古すぎます。
早く帰れるのは何科の門前薬局か
早く帰れるのは何科の門前薬局なのか気になる薬剤師向けにまとめてみました。
あくまでも一般論です。
- クリニックの人気
- 予約制の有無
- 受付終了時間
様々な要因によって決まりますので、あくまでも参考程度でお願いします。
薬局の閉局時間が来ても、まだクリニックに患者さんがいたら薬局を開けて待っていると思います。
薬局の閉局時間に薬局を閉めることができたら高得点としています。
門前診療科別、薬局を時間通りに閉められるか
大病院 | 5.0 午前中集中型なので午後の来局者は少ない。薬歴の記入や発注などの通常業務が終了すれば、残業することなく帰れる。 |
---|---|
小病院 | 4.0 午後も診察をするが、受付終了時間は早め。通常業務による残業はほぼ無い。 |
内科 | 4.0 内科は先生の人気度に左右される。人気のある先生の場合はなかなか終わらないことも。 |
小児科 | 3.0 ドライシロップや液剤の調剤が多い。小児科は冬場特に大混雑。今までは最も診療時間が伸びてしまう科であったが、コロナ後は患者数減少により早く終わることも。 |
耳鼻科 | 3.0 小児科同様、耳鼻科も診療時間が伸びてしまう科であったが、コロナ後は患者数減少に。ドライシロップや液剤の調剤が多い。春先の花粉症シーズンまで大混雑。 |
眼科 | 4.0 調剤には時間がかからないが、患者数が多いと早く帰れない。 |
皮膚科 | 3.5 軟膏の混合の処方が多いか少ないかによって変動。約束処方のみであれば調剤に時間はかかりません。 |
精神科 | 4.0 予約制であったり、受診曜日が決められていることが多いので、患者数の予想が付きやすい。一包化や薬の量が多い患者さんへの時間はかかる。 |
整形外科・外科 | 3.5 調剤自体に時間はかからないが患者数が多いため診察が伸びることも。 |
開業医の門前薬局の閉局時間はどのように決まっているか
開業医の門前薬局の場合、薬局の開局時間は医療機関の開局時間+αに設定されていることが多いと思います。
例)開業医の診察時間が17:30まで⇒薬局は18:00まで
いわゆる門前薬局の場合、最後の患者さんが来局するまでは開けておきます。医療機関から「あと何名です」と連絡が来ることもあります。
午後の受付終了間際に混雑する医療機関の門前薬局は当然開局時間を延長して対応します。
集中率が高すぎる薬局は生き残れない
特定の科の門前薬局への転職はやめておきましょう。
集中率が高すぎる薬局はもう生き残れません。
なぜなら、集中率が高い薬局の基本料は抑えられているから。
国は門前薬局を増やすつもりはなく、高度な機能を求めています。
量より質。
その傾向は今後も変わりません。
転職先の薬局を選ぶなら、集中率が高すぎず多くの医療機関の処方せんを応需している薬局にしておくべきでしょう。
門前の診療科で選ぶのではなく、薬局の機能で選ぶべき
もう門前の診療科で転職先の薬局を選ぶのではなく、薬局が持つ機能で選ぶべき
- リフィル処方せんの導入
- オンライン診療の普及
- 在宅医療の増加
この3つを見ただけでも、患者さんが病院・クリニックに行く回数が減ることが確実です。
特定の病院・クリニックのみの処方せんしか受け付けていない薬局が生き残れないのはおわかりでしょう。
今後伸びていくのは、患者さんが住んでいる家の近くの薬局。
住宅地の真ん中にある薬局です。
そして、オンライン服薬指導、在宅医療をしっかりやっているところ。
今後転職するなら、こういう薬局を選択しましょう。
特定の診療科の薬しか置いていないような薬局は薬局としての機能が無いと言われる日はそう遠くありません。
まとめ
- 門前の診療科によって早く帰れる薬局があるのは事実だが、コロナ後で変わっている
- マンツーマン型門前薬局は今後生き残れない
- 転職先を選ぶなら、門前の診療科ではなくて薬局の機能(住宅地の真ん中、リフィル処方せん、在宅、オンライン診療)で選ぶべき
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