管理薬剤師を辞めたい・やりたくない【降格・異動・転職どれがいい?】
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管理薬剤師を辞めたいと考えている薬剤師

管理薬剤師をやりたくないです。

自分には向いていないのか大変だし、ストレスが溜まります。割に合わないですよね。

もう疲れてしまいました。

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このような薬剤師の疑問に答えていきます。

 本記事の内容
 この記事を読むと次のことがわかります。

  • 管理薬剤師を辞めたい理由
  • 管理薬剤師を辞める前におさえておきたいポイント
  • 管理薬剤師をすんなり辞める方法
自己紹介

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私は転職経験2回の大手チェーン調剤薬局の管理薬剤師です。
1回目は転職大失敗。2回目の転職活動では薬剤師転職サイトのコンサルタントの方に大変お世話になりました。そのおかげで転職に成功し、転職1年目の年収は600万円超。現在の年収は880万円です。⇒薬剤師になってからの年収推移公開

薬剤師や薬局事務の採用活動にも携わっています。自らの体験談を基にしてこの記事を書いています。

結論
管理薬剤師が一般職へ降格することも、他社へ転職をすることも全く問題ありません。管理薬剤師を辞めたい理由によってあなたが取るべき進路が決まります。

管理薬剤師を辞めたい理由

あなたはなぜ管理薬剤師を辞めたいと思ったのでしょうか。

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私も今までに管理薬剤師を辞めたいと思ったことは何度もあります。
(結局辞めてはいませんが)

管理薬剤師を辞めたいと思う理由をまとめてみました。

薬局内の人間関係が悪い

  • エリアマネージャーと合わない
  • スタッフが指示通り動いてくれない
  • スタッフ同士の中が悪い

このように薬局内の人間関係で悩む管理薬剤師は非常に多いです。


管理薬剤師のあなたが関係していることもあれば、関係のないところ(部下のスタッフ同士)で問題が勃発していて板挟みになっていることもあるでしょう。


そんなことも良くある話です。

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無視するとか嫌がらせをするとか、子供じゃないんだから勘弁してくれと思うような幼稚なことをしている部下がいると管理薬剤師を辞めたくなります。

職場内の人間関係に疲れた、部下と上司の間に挟まれて辛い、エリアマネージャー自体がストレスである。


こんな状況だったら管理薬剤師を辞めたくなって当然です。


管理薬剤師ができる、薬局内の人間関係を改善させる方法をまとめましたので参考にどうぞ。


残業が多い・休めない

管理薬剤師は仕事量が多すぎて残業ばかり。


シフトの作成ではスタッフの希望を優先しているので、自分は希望の日に休めない。有給休暇なんて取ったことが無い。


他のスタッフは定時で帰っているのに私だけいつも残業。

こういうのが積み重なると管理薬剤師を辞めたくなります。

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私も最初はそうでした。いまでは、シフトの優先順位は全員横並びの早いもの勝ちに。

管理薬剤師でなくてもできる仕事は、意図的に代行者(No.2のポジションの薬剤師)にやらせて経験させています。

自分の代行者を育成することで結果的に残業は減りましたし、代行者の育成がうまくいったと高評価を得ることもできました。

自分の管理薬剤師スキル・経験に不安がある

管理薬剤師を辞めたい・やりたくない【降格・異動・転職どれがいい?】

薬局内でうまくいかないことがあると、管理薬剤師としての自信がなくなってしまうこともあるでしょう。


管理薬剤師という責任の重さに耐えられない、プレッシャーがきつくて辞めたいと思っている方もいるでしょう。


管理薬剤師の経験が少ない方や本社・上司のサポートがほとんどない管理薬剤師はそう思いがち。


不安に押しつぶされて管理薬剤師を辞めたくなっている方もいるかもしれません。

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複数の薬局で10年以上管理薬剤師をやっていますが、いまだに自信なんてありません。

毎日不安だらけです。ただ、その不安に思っていることのほとんどは起きません。

例えば調剤過誤が起きそうで不安だなと思ったら、すぐに対策を立てています。

クレームが起きそうで不安だったら、クレームが起きそうな場面を共有してスタッフ全員で対応を考えます。

何か不安がある=あなたが薬局のリスクを見つけ出しているということ。

それは素晴らしいことですよ。

何か問題があった時には法的に管理薬剤師と開設者に責任が生じますが、よほど悪質なことをしていない限り管理薬剤師が罰せられることはありません。


当たり前のことを普通通りにやっていれば大丈夫です。

門前医療機関の医師とうまくいかない

門前医療機関の医師との関係性が悪いと管理薬剤師としては大変です。
管理薬剤師の定期的な訪問に加え、エリアマネージャーや薬局開設者にも訪問してもらいましょう。

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休みの日でもガンガン電話をしてきたり、疑義照会をすると怒られたり、服薬指導の内容にも文句を言ってきたり・・・門前医療機関の医師のくせが強いと管理薬剤師は大変です。

会社が違法なことを指示してくるので責任を問われそう

管理薬剤師を辞めたい・やりたくない【降格・異動・転職どれがいい?】

薬局開設者やエリアマネージャーからの指示が違法で、それに従わざるを得ない状況に置かれている。


すぐにその会社から離れましょう。


管理薬剤師は、薬局の業務に関する法令遵守上の問題点を把握し、薬局開設者に、必要な意見を書面により述べなければならないとされています。


また、薬局開設者は、管理薬剤師からその薬局の業務につき、意見を述べられた時には、その意見を尊重するとともに、法令遵守のために措置を講じる必要があるときは、当該措置を講じなければならないとされています。


にもかかわらず、薬局開設者が管理薬剤師の意見を聞かない(尊重しない)のは違法です。


違法な指示のせいで自分が罰せられる前に、しっかりと文書で開設者へ意見を送りつつ転職の準備を始めましょう。


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薬機法上、エリアマネージャーは管理薬剤師の上司ではありません。あくまでも薬局開設者と管理薬剤師の橋渡し役であると明記されています。

エリアマネージャーが言っていることがおかしかったら突っぱねて構いません。

むしろそうするべきです。


仕事量の割に管理薬剤師手当の額が少ない

仕事も責任も増えるポジションであるにも関わらず、それに対する手当や給料が少なく割に合わない。

管理薬剤師の多くがそのように思っています。

頑張っている割には会社から評価されないし、手当の額と仕事量を比べると割に合わないと感じることもあるでしょう。

管理薬剤師の評価は一般薬剤師とは異なり実績・結果が重視されます。


頑張っていても結果が伴わないと評価されないのが辛いところです。


会社によって管理薬剤師の評価は何を重視するかが異なりますので、頑張っている割に評価されていないと感じたら調べてみましょう。

他にも管理薬剤師にはいろいろなデメリットがあります。これらのデメリットが理由で管理薬剤師を辞めたいと思うこともあるでしょう。

管理薬剤師を辞めることは全く問題ありません。


管理薬剤師だから転職してはいけないということはありませんし、一般職に戻ってはいけないということもありません。

管理薬剤師を辞める前におさえておきたいポイント

  • 管理薬剤師を辞めた後の事を考える
  • 管理薬剤師を辞めたい理由を明確にしておく

管理薬剤師を辞めた後の事を考える

管理薬剤師を辞めたい・やりたくない【降格・異動・転職どれがいい?】

管理薬剤師を辞めたい、もうやりたくない。


そう思っていても、管理薬剤師を辞めた後の事までしっかりと考えている薬剤師は少ないようです。


管理薬剤師を辞めてたら全てが解決するでしょうか。

管理薬剤師を辞めたあとのあなたの進路は主に次の4つです。

  1. 一般薬剤師へ降格して、今の薬局で勤務する
  2. 一般薬剤師へ降格して違う薬局に異動する
  3. 一般薬剤師として別の会社の薬局に転職をする
  4. 管理薬剤師として別の会社の薬局に転職をする

あなたが管理薬剤師を辞めたい理由は何かによってあなたが取るべき進路が決まります。


そのためにも管理薬剤師を辞めたい理由を明確にしておきましょう。

管理薬剤師を辞めたい理由を明確にしておく

管理薬剤師を辞めたい・やりたくない【降格・異動・転職どれがいい?】

あなたが管理薬剤師を辞めると、あなたの悩みは解消するでしょうか。


管理薬剤師を辞めても休みが取れず残業も減らなかったら、辞めた意味がありませんね。

管理薬剤師を辞めたい理由が「薬局内の人間関係が悪い」であるなら、『一般薬剤師へ降格して、今の薬局で勤務する』以外を選択すべきでしょう。


管理薬剤師に対するサポートが手厚い会社なら、『管理薬剤師として転職をする』でも大丈夫です。

会社が違法なことを指示してくるので責任を問われそう」が管理薬剤師を辞めたい理由なら、『転職で会社自体を変えるべき』でしょう。


仕事量の割に管理薬剤師手当の額が少ない」というのが理由なら、一般職として楽になるか、『管理薬剤師として管理薬剤師手当の額が大きい他社へ転職をする』が候補となります。

管理薬剤師をすんなり辞める方法

違法な指示を受けていた管理薬剤師が辞める場合は、この一言で。


「開設者に意見したものの受け入れられなかった。このままでは私が罰せられる可能性があるので辞めさせていただきます。」

違法な指示が下りてくる調剤薬局で働く管理薬剤師ほど不利なものはありません。


法的な責任はエリアマネージャーではなく管理薬剤師にあるのです。

 違法なことはしない、コンプライアンス重視の調剤薬局への転職なら

それ以外の管理薬剤師がすんなり辞める方法は、他の薬剤師と同様です。

まとめ

  1. 管理薬剤師を辞めても全く問題ない。管理薬剤師を辞めた進路を決めるためにも、管理薬剤師を辞めたい理由を明確にしておきましょう。
  2. 違法な指示が下りてくる薬局の管理薬剤師は、文書で薬局開設者に意見を伝えた後すぐに転職活動を開始します。
  3. 管理薬剤師経験は転職で非常に有利な状況。休日がとりやすく、残業も少ない薬局の管理薬剤師への転職も可能です。

 今の薬局の上位互換の薬局で管理薬剤師をしたいなら