

履歴書の書き方で困っている薬剤師
履歴書ってどうやって書けば良いですか?
やっぱり手書きですか?テンプレートを使ってパソコンで作成してはダメでしょうか?
自己PRや資格、退職理由って何をどこまで書けば・・・。
履歴書の書き方と注意点を教えてください。
- 履歴書や職務経歴書って手書きの方がよいの?
- パソコンで作ったものはダメ?
- 職務経歴書には何を書いたら良いのだろう?
あなたもこのようなことで悩んでいませんか?
転職をする薬剤師にとって、履歴書はとても重要です。
それは履歴書を見てその薬剤師と面接をするかどうかを判断するからです。

どのような履歴書や職務経歴書なら面接までたどり着きやすいかを、薬剤師の採用も担当している私が解説します。
本記事の内容
この記事を読むと次のことがわかります。
- 【転職薬剤師向け】履歴書の書き方注意点
- 薬剤師採用の担当者(人事)は履歴書のどこを見ているか
- 薬剤師なら無料で履歴書の添削や書き方指導を受けることができる

pharma_di(ファマディー)Follow @pharma_di
私は、全国に300店舗以上運営している大手調剤薬局チェーンの大型店舗で管理薬剤師をしています。
管理薬剤師歴は15年以上。現在は転職サイトの担当者と連絡をとりつつ、中途薬剤師の採用活動にも携わっています。
私が薬剤師採用のために連絡を取っている、≫おすすめの薬剤師転職サイト
面接をした中途薬剤師は軽く20人を超えました。
私は過去2回転職をしていて、1回目は大失敗。ブラック薬局で過ごした数年間は地獄そのもの。
ブラック薬局に入らない方法、そこから脱却した方法を他の薬剤師にも役立ててほしいと思い、当サイト「薬剤師のための転職ブログ・ファマブロ」を始めました。
このサイト内の記事は『過去2回の転職経験』と、『現在の薬剤師採用業務の経験と知見』を基に全て私が1人で書いています。
履歴書や職務経歴書は手書きでもパソコンで作成しても採否に影響はありません。
相手が読みやすいように書くことが大切です。職務経歴書にはこの人と一度会ってみたいと思わせる内容を記載しましょう。
また職歴は嘘偽りなく正確に記載しましょう。
転職する薬剤師向け 履歴書の書き方注意点
ここでは、私を含めた薬局の薬剤師採用担当者が履歴書のどこの部分を重視しているのかについて書いていきたいと思います。
履歴書は手書きでもパソコン(テンプレート)でも良い
履歴書は手書きでもパソコン作成でもどちらでも構いません。
読みやすいことが一番重要です。
手書きでもパソコンでも、読みやすく誤字脱字が無いように記載すれば大丈夫です。
手書きのほうが担当者への印象が良いということはありません。
見やくて、読みやすい字をきれいに書けることをアピールしたいなら手書きで。
そうでなければパソコンで作成したほうが良いでしょう。
最近では履歴書をメールに添付して送付し、オンラインで面接を行うという流れが増えてきました。
入社が決定後に履歴書原本を郵送します。履歴書原本といってもメールで添付したものと同じですので、印刷してそこに印鑑を押すだけで済みます。
押印すら不要という薬局もありますから、やはりパソコンで履歴書を作成しておいた方が楽かもしれまんね。

手書きだから良い、パソコンだからだめという判断はしません。
履歴書の日付は当日で
持参当日もしくは、投函当日の日付を記載しましょう。
たとえば1週間前の日付だったら、他薬局での使いまわしで未訂正だなというのがバレます。
他の薬局への応募はしていませんと言ってもすぐバレますので気を付けましょう。
写真は盛らない
実際に薬局見学や面接で会った時とのギャップが無いことが理想です。写真を加工して盛る必要はありません。
電話番号は携帯を
携帯電話の番号を記載しましょう。出られる時間帯を書いておいてくれると大変助かります。

固定電話にかけたら親が出たのですが、子供の転職について聞いていなかったらしく怪しまれて電話を取り次いでもらえないことがありました。
メールアドレスは長すぎずかつ、わかりやすいもので
基本は携帯電話に連絡しますが、連絡が取れない場合や急ぎでない場合はメールで連絡をとります。
長すぎるメールアドレスは打ち間違えてしまう可能性もありますので、長すぎず、わかりやすいものが理想です。
また、メールアドレスには独特な文言や思考を入れないことが大切です。

メールアドレスにdeathやkillなどの怖い文字や宗教的な文言が入っていたら「ヒャー」っとなります。
職歴は嘘偽りなく正しく記載
転職経験が多いとマイナスになると思って嘘を書いた薬剤師がいます。
嘘はいけません。あとからすぐにバレます。
今まで転職をしたことは消せません。転職した理由がちゃんとしていれば問題ありませんので、偽りなく書きましょう。
薬剤師の転職回数は多いと不利になるのか、何回までは大丈夫で何回からはアウトなのか。そんな疑問を薬剤師採用担当の現役管理薬剤師が解説。薬剤師の転職回数は超重要です。この記事を読めば転職回数が1回でも不利になる薬剤師、5回でも大丈夫な薬剤師の違いがわかります。
退職理由の書き方
すでに前職を退職している、もしくは転職歴がある薬剤師の場合、履歴書や職務経歴書に書く退職理由は「一身上の都合により」等の一言でOKです。
詳細な退職理由を履歴書や職務経歴書に書く必要はありません。
面接では高確率で聞かれると思いますので答えられるようにしておきましょう。
面接が不安な薬剤師向けに、薬剤師の採用面接では何を聞かれるのか、面接官からの質問例、逆質問で聞くべきポイントをまとめました。逆質問は必ずしておきましょう。これを読めば転職対策は万全です。
薬剤師免許以外の資格や免許も記載
薬剤師免許および取得した資格は、取得した年月順に記載します。
薬剤師免許はもちろんですが、他に保有している資格があれば記入しましょう。
普通自動車免許は在宅業務の関係上必要となってくることが増えてきました。
また、薬剤師業務に関係がなくても日商簿記やファイナンシャルプランナー、宅地建物取引主任者、社会保険労務士などの資格を持っているならもれなく記載しておきましょう。
志望動機の書き方注意点
志望動機の書き方については、こちらのページにまとめました。
薬剤師の転職で志望動機をどのように書けばよいか悩んでいる薬剤師向けの記事です。履歴書でも面接でも志望動機は採否に影響しません。考えるのはムダです。だからといって検索で出てきた例文をコピペすると落とされますので気を付けてください。
ネット上の文章や文例をコピペしてはいけません。
パソコンで文章検索して出てきたらもうアウトですよ。
自己アピール・自己PRは相手が望んでいる薬剤師像を考えて記載
自分がどんな人なのか、どんな薬剤師なのかをアピールすることはとても大切です。
自己アピール、自己PRを書いていない薬剤師は結構多いです。みんな損をしていますね。
自己アピールが記載されていれば、面接の時にほぼ確実に質問します。聞いて欲しい内容があればここに記載をして餌をまいておきましょう。詳細は面接で語ります。
調剤薬局の採用担当者はほぼ全員が、「患者さんとのコミュニケーションがしっかりとれる薬剤師」を採用したいと考えています。
自己アピールの内容は趣味や特技、どんな仕事をしてきたか、どんなことが得意かということでも良いのですが、コミュニケーションをとるのが得意であるということを過去の経験や実績と通じて伝えることができれば好待遇での採用確率が一気に高まります。
あなたの人柄が上手に伝わるよう、ぜひ記載してください。
本人希望記入欄に本当の希望を書いてはダメ
「貴社規定に従います」や「●●薬局(実際に面接をする薬局名)を希望いたします」とさらっと書いておくだけで大丈夫です。
年収600万円を希望しますなどと書いてはいけません。希望していてもです。
給与の希望については給与交渉で。
転職で年収をアップさせたい薬剤師必見!転職時には給与などの条件交渉は必須です。上手に転職をすれば年収をアップさせることはかんたんです。この記事を読めば、転職時の年収交渉で年収をアップさせる方法がわかります。
その他に希望するところがあれば面接のときに伝えましょう。
言いづらいようなことは、事前もしくは面接時にコンサルタント・エージェント経由で伝えると安心です。
薬剤師の転職で面接同行は使うべき?疑問も持つ薬剤師向けにメリットとデメリットを解説しました。面接での安心感を得られる面接同行なら転職成功率がアップします。面接同行サービスが使えるのはマイナビ薬剤師、ファルマスタッフ、アポプラス薬剤師、お仕事ラボです。

「●●店の管理薬剤師を希望します」と本人希望記入欄に書いてきた薬剤師がいました。
ここの管理薬剤師は私なんですけど・・・
修正液や修正テープの使用はダメ
修正液や修正テープで薬歴を訂正できないのと同じで、履歴書の訂正にも修正液や修正テープは使いません。
書き損じた場合は最初から書き直しましょう。
やはり、パソコンでの作成が良いと思います。
薬剤師採用の担当者(人事)は履歴書のどこを見ているか
ずばり職歴です。
職歴から薬剤師としての能力を推察します。
志望動機はなんとでも書けますから、よほど変なことを書いたりネット上の文例をコピペしない限り気にしません。
過去にどこの会社・病院・薬局・ドラッグストアで何年間勤務して、どんな業務についていたのか。
知りたいのはとにかく職歴です。そして、自社に入ってくれた場合にどのような活躍ができるのかを考えます。
履歴書でよく見るのはほぼ職歴のみとで、後は面接と採用試験結果での判断となります。
薬剤師が転職採用面接に受かるための対策をまとめました。まず最初の自己紹介・自己アピールが大切です。ここで面接官の心をグッと掴めばもう大丈夫。面接は緊張すると思いますが、準備をしっかりして対策を立てていけば問題ありません。
薬剤師なら無料で履歴書の添削、書き方指導を受けられる
転職を考えている薬剤師であれば、無料で履歴書の添削や書き方の指導を受けることができます。
さらに、面接の対策まですべて対応してもらえます。
履歴書の書き方で困っている、悩んでいる薬剤師にとっては大変助かりますね。
薬剤師のための履歴書の書き方は、マイナビ薬剤師、薬キャリ
などの薬剤師転職サイトホームページに詳しく書かれていますので、参考にしてみてください。
例えば、マイナビ薬剤師への登録で、専任のキャリアアドバイザーが履歴書の添削を行ってくれます。
また、薬キャリAGENTでも、担当のコンサルタントが、「履歴書」「職務経歴書」の無料指導を行なっています。
転職のプロが”受かる”書類づくりのサポートをしてくれますので、転職を考えている薬剤師はぜひ活用してみてください。

でもどうせ、職歴しか見ないんですよね?

中でも職歴を良く見るということです。その履歴書を基にして面接でいろいろ質問をしますから、履歴書と面接はつながっていると言えます。履歴書の書き方と面接対策を合わせてしてくれますから安心ですね。
転職を希望する薬剤師が採用面接・試験に受からない原因は何なのか?どうすれば採用面接、採用試験に合格することができるのか。薬剤師ができる対策についてまとめました。この記事で合格率アップを目指しましょう。
履歴書の添削や書き方指導から面接対策までがすべて無料
- マイナビ薬剤師
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※オススメは2社以上への登録。転職活動がより効率的に進みます。
まとめ
履歴書は読みやすいものであれば手書きでもパソコンでも大丈夫。各項目毎の注意点に気を付けて記載していきましょう。薬剤師の転職にとって大事なのは履歴書よりも面接。履歴書がよほどひどいものでない限り書類選考で落とされることはまずありません。
万全を期すならマイナビ薬剤師に登録してしまいましょう。
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